【グラトリ初心者必読】スノーボードで技をやってみたいけど何から始めればいいの?

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こんにちは、元スノーボードインストラクターの、らくスノです。

この記事にたどり着いたということは「グラトリでクルクル回ってみたい!」なんて思っている方も多いのではないでしょうか。

でも…

  • グラトリって何から始めたらいいの?
  • どんな練習をすればいいの?
  • 最短で上達するコツってありますか?

右も左も分からない事だらけですよね。

かといって、自己流で練習してもなかなか上達しません。

今回はグラトリ初心者の方のために、グラトリの始め方や練習方法について解説したいと思います。

この記事を最後まで読めば、半日で3トリックもマスターできるようになりますよ!

グラトリとはアイテムを使わずにトリックをすること

■グラトリのメリット

  • 気軽に挑戦できる
  • 怪我のリスクが少ない
  • ジャンプ台やレールなどに応用できる
  • どんなゲレンデコンディションでも遊べる
  • スノーボード自体が上手くなる

グラトリとはグラウンドトリックの略語。

一般コースやコース脇の壁、ギャップ(落差)を使って跳んだり回ったりといったトリックをすることです。

アイテム(ジャンプ台、レール、BOX)を使用しないので、トリック初心者の方も安全に挑戦できます。

またアイテムに入る前のステップにもなるので、周りの滑走者に配慮しながら気軽に試してみてください。

メジャートリックだけでも9カテゴリー30種類以上ある

一口にグラトリと言っても、メジャートリックだけで9カテゴリー30種類以上あります。

  1. 基本トリック
  2. スピン系トリック
  3. シフティー系トリック
  4. タップ系トリック
  5. レイト系トリック
  6. ワンフット系トリック
  7. 3D系トリック
  8. ラントリ系トリック
  9. その他トリック

また上記の技をミックスしたコンボトリックもあります。

オリジナルのコンボトリックを持っているボーダーも多く、まさにグラトリの可能性は無限大といえます。

グラトリのトリックってどんな種類があるの?カテゴリー別にyoutube動画まとめてみた!

グラトリはオーリーから始めてみよう!

では、グラトリは何から始めればいいのでしょうか?

セオリーから言えば、まずはオーリーの練習。

後ろ足を使ったジャンプですね。

ジャンプ台でもハーフパイプでも、すべてのフリースタイルの基本はオーリーです。

とはいえ、スケートボード経験者でも無い限り、いきなりオーリーするのは難しい…

最初は「後ろ足で飛ぶ」なんてことは考えず、止まった状態から両足ジャンプしてみましょう。

目標物を飛び越えるイメージで練習する

【GIF】

ジャンプのコツをつかんだら、今度は滑りながら練習してみましょう。

もちろん最初は初心者コース、スピードも抑えてくださいね。

木の枝、雪玉など目標物を見つけて、それを飛び越えるイメージでジャンプすると跳びやすいですよ。

いきなり高く飛ぼうとする必要もありません。

練習しているうちに自然と高さも出せるようになります。

低速でのオーリーに慣れてきたら、壁やコブ・落ち込みなどを使ってジャンプしてみてください。

もっとオーリーが楽しくなってきます!

グラトリのオーリーのコツはラジオ体操だった!

複数の技を同時に練習してみよう!

とはいえオーリーばかり練習してもつまらないですよね。

それに同じ技ばかり練習しても、集中力が失われスランプの原因になります。

そこでおすすめなのが、複数の技を同時に練習することです。

例えば、

  1. コース序盤ではターンの練習
  2. 途中壁があったらオーリー
  3. コース終盤の緩斜面はボードスライドと180

など…

複数のトリックを同時に練習することで、メリハリが生まれ効率も良くなるんですね。

プロスノーボーダーも実践!グラトリが加速度的に上手くなる4つの練習方法教えます

グラトリ初心者でも半日でマスターできる!おすすめの3トリック

グラトリ初心者の方でもできる技はたくさんあります。

個人的におすすめなのが、

  • プレス
  • ボードスライド
  • 180

この3トリックです。

とりあえずターンさえできる方であれば、どの技も簡単・安全に練習可能です!

プレスのコツは体を平行に保つこと

テール(ボードの後方)に重心を移動することによって、ノーズ(先頭)を浮かせる技です。

テールプレスのコツは、板と上半身を平行に保つこと。

板をしならせようとすると、どうしても肩が上がって後傾になりがち。

これではバランスを保つことができません。

肩、骨盤、板が平行になるように体重を乗せてあげることが大事です。

まずは足元でくねくねして、上半身ではなく骨盤で板を動かす練習をしてみましょう。

グラトリ初心者の方でも、簡単にメイクすることができますよ!

初心者でも簡単!イントラみせりさんが教えるグラトリテール&ノーズプレスのコツ

ボードスライドはできるだけ体を絞る

【GIF】

バックサイドボードスライドは後足を90度前に出すだけの技なので、止まることができれば誰でもできます!

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とはいえ、普通に後足を前に出してもトリックには見えません。

そこで体をできるかぎり曲げてみましょう。

スノーボードの世界では「絞る」なんて言い方をします。

たったこれだけのことで、簡単な技もよりかっこよく魅せることができますよ。

超簡単にできて、いろいろ応用できるグラトリ技ボードスライド教えます!

フロントサイド180

【GIF】

その名のとおり、ジャンプして180度回転する技のこと。

回転技もコツさえ覚えておけば、すぐにマスターできます。

180を30分でマスターするポイントは4点。

  • ひざを落とし上半身をひねる
  • かかとジャンプ、かかと着地
  • 最初から完璧に180度回そうとしない
  • フェイキーはまっすぐ滑れるだけでOK

話すと長くなるので別記事にしました、気になる方は合わせて参照ください。

誰でもゲレンデに着いて30分でできる!グラトリ180のコツ教えます

たった3つトリックを覚えるだけでスノボの世界が一気に広がる!

【GIF】

実際、私がセリさんという女性に教えた時は、半日で3つすべての技をマスターしました。

トリックを3つも覚えれば、組み合わせしだいで一気に技のレパートリーが増えます。

さらに今まで障害物でしかなかった雪玉や壁がスノボアイテムに大変身です。

ここまでくれば、スノーボードが一気に楽しくなりますね。

グラトリするときは周りの滑走者に配慮する

一般コースと分かれているパークとは違い、グラトリは他の滑走者と接触するリスクが高いです。

  • 他のスキーヤー・ボーダーが密集している場所で回転する
  • 集団でコースを塞いでグラトリしてる
  • 周りを確認せずにトリックを発動する

こういったボーダーは、どれだけグラトリが上手くてもダサいと感じます。

常に周りの滑走者に配慮しながら練習しましょう。

グラトリ初級技27トリックまとめ

「もっとグラトリの技をマスターしたい!」

下の記事ではレベル別に27トリックのコツをまとめました。

180だけで7種、360は4種のバリエーションを解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

グラトリ初心者でも簡単にできるトリックや 最短でマスターするコツまで記事まとめ

グラトリ初心者におすすめの板、ブーツ、ビンディング

「グラトリ用にギアを買いたいけど、そもそも選び方がわからない…」なんて方も多いのではないでしょうか。

  • やっぱり最初は柔らかいほうがいいの?
  • グラトリするならボードは短め?
  • 板、ブーツ、ビンディングの相性はどうやって調べるの?

とにかく疑問だらけですよね。

それこそギア選びに失敗すると、上達の妨げになることも…

下記の記事は、知人のインストラクターやプロショップ店長、プロライダーさんの話をもとに選び方のコツやおすすめのグラトリ専用ギアを紹介してます。

ギア選びに失敗したくない方は、ぜひご一読ください。

スノーボードのプロ達に聞いた正しいグラトリ用の板選びとは?今シーズンのブランド別おすすめモデルも教えるよ

最強のモデルはこれだ!ベテランボーダーが本気でおすすめするグラトリ用ビンディング11選

本気で上達したいならこれ!ベテランボーダーがおすすめするグラトリ用ブーツ10選

まとめ

「グラトリ初心者=オーリー」ではなく、複数の技を同時に練習することで、結果的に練習効率も上がります。

なにより複数のトリックを練習したほうが楽しいですしね!

そして複数の技をマスターするととんでもないことが起きます。

コンボトリックが発動できるんです!

点と点が線になるイメージでしょうか。

たとえば、オーリーしたあとボードスライドとか、ボードスライドして180とか…組み合わせは無限大。

ご自身でオリジナルのコンボを考えてみましょう!

「初心者だからやってはいけない」なんてことはないので、今回ご紹介したトリック以外にもいろいろ試してみてください。

他のトリックについては関連記事もチェックしてね!

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。