こんにちは、スノーボード20年以上やっている、らくスノです。
すっかり冬の肌着の代名詞となった、ユニクロのヒートテック。
これだけ暖かいと、「スキー、スノボもこれでいけるんじゃない?」なんて思いますよね。
しかし、結論から言えばヒートテックはスキー、スノーボードに向いていません。
なぜなら、吸湿性が高いので、汗をかくとベトつきや底冷えの原因となるからです。
でも、たった一度のスノボ旅行で、わざわざ肌着を買うのももったいないですよね。
ウェアや板などレンタルできる道具以外は「家にあるもので代用したい!」と思う方は多いはず。
実は向いてないというだけで、デメリットさえ気をつければ十分スキー・スノボに使えます。
この記事を最後まで読めば、極寒のスキー場でもヒートテックを着て快適に過ごすことができます!
目次
ユニクロのヒートテックは街着に特化した肌着
冒頭では「ユニクロのヒートテックはスキー、スノーボード向きではない」とお話ししました。
なぜなら、ヒートテックは街着に特化した肌着だからです。
そもそもヒートテックはどのような素材でできているのでしょうか?
- レーヨン・・・34%
- ポリエステル・・・33%
- アクリル・・・28%
- ポリウレタン・・・5%
※販売時期により混合比率は異なります。
肌着の素材など気にしたこともないと思いますが、実はそれぞれ特徴があるのです。
運動中は汗がまとわりつき、底冷えの原因になる
■ヒートテック素材の特徴
- レーヨン…吸湿・発熱・肌触りが良い
- アクリル…保温性
- ポリエステル…速乾性
まず、ヒートテックの素材で注目したいのが、吸湿・発熱に優れた効果を発揮するレーヨン。
ユニクロの広告でも、発熱する素材を謳っていますよね。
しかし、日常生活での少ない運動量ではメリットを享受できますが、あくまでスキー、スノーボードはスポーツ。
動いているとヒートテックが想定以上に熱く感じてしまう場合があります。
またレーヨンは吸湿してしまうため、汗をかくとヒートテックがまとわりつきます。
さらにアクリルが保温してしまうため、余剰の熱が逃げにくい状態となるのです。
「まとわりつく」くらいなら我慢すれば良いですが、休憩の際、今度は汗で濡れたヒートテックが底冷えの原因となります。
これでは体調が悪くなり、とてもスキー、スノーボードを滑るどころではありません。
底冷えを防ぐにはヒートテックよりエアリズム
では底冷えを防ぐにはどうすればよいのでしょうか?
実は汗をかくような状況においては、ヒートテックよりエアリズムのほうが相性がいいです。
吸湿速乾性に優れたエアリズムなら、底冷えを防ぐことができます。
しかも、上着を着込めばまったく寒さを感じません。
もしエアリズムを持っていなければ、汗で濡れた時のために替えのヒートテックを持参しましょう。
汗をかいた段階ですぐに着替えれば、底冷えを防ぐことができます。
→スノーボードウェアの中って何着ればいいの?携帯カイロは必要?の疑問にお答えします
極暖ヒートテックも基本は同じ
ユニクロではヒートテックエクストラウォーム(極暖)という、通常のヒートテックより厚いものが販売されていますよね。
では、あらためて極暖の素材を見てみましょう。
- アクリル・・・58%
- レーヨン・・・25%
- ポリエステル・・・13%
- ポリウレタン・・・4%
※販売時期により混合比率は異なります。
ヒートテックより生地が厚いうえ、アクリルの比率が高くなっています。
保温性が増したということで、極暖のネーミングに間違いはないですが…
これもあくまで日常使いを想定してのこと。
スキー、スノーボードで使うには少々厚すぎるので、できれば普通のヒートテックかエアリズムをおすすめします。
他にもある!スキー・スノボに使えるユニクロ商品
スキー・スノボウェアに使えるのはヒートテックだけではありません。
- ドライスウェットパーカー
- ブロックテックパーカ
- ヒートテックウォームイージーパンツ
- ファンクショングローブ
…などなど、わざわざ購入しなくても、家にあるユニクロ製品で代用できるかもしれません。
詳しくは別記事にまとめていますので、気になる方は参照ください。
→ユニクロで激安スキー・スノーボード始めてみませんか?【初心者の方必見!】
ヒートテック靴下ならスノボも可能
スキー・スノボ靴下は足を保護するためにもハイソックスが望ましいです。
とはいえ年に数回行くだけのスキー・スノボで、わざわざ専用の靴下を購入したくないですよね。
ユニクロのヒートテック靴下は厚みもあり、スネまでしっかり保護してくれます。
さっそく家のタンスからヒートテック靴下を探してみましょう。
→普通の靴下とスノボ用って何が違うの?やっぱり専用のソックスを買ったほうが良い?
これから購入するならワークマンのインナーもおすすめ
本日は全身ワークマンでニセコ全山制覇してきました(笑)
…人体実験です🤣
もちろんパウダーガードなんてありませんが、インナーをパンツにインすればほとんど気になりません👌
1日中ワークマンでニセコいけたら、もはや日本全国のスキー場どこでも耐えられる気がします💪🏼 pic.twitter.com/SeFmfwXzXU
— らくスノ@スノボブログやってる人 (@rakusnowkousiki) December 29, 2021
すでにユニクロ製品をお持ちなら、そのまま代用すればいいと思います。
でも、これから購入するならシティーユースのユニクロより、アウトドアに特化したワークマンがおすすめ!
実際、全身ワークマンでニセコに行きましたが、ノートラブルで快適でした。
ワークマンのインナーに関しては、下記の記事も参照ください。
→コスパ最強!ワークマンでスキー・スノボに使えそうな小物を買ってみた!
まとめ
初スノボの方はただでさえ出費が多いので、できるだけ家にあるもので代用したいですよね。
ユニクロの「ヒートテック」やトップバリュの「極ふわっと」でも、生地の特徴を知れば快適に過ごすことができます。
底冷えに注意しながら、賢く節約しちゃいましょう!
なお、当ブログではスキー・スノボの節約記事を多数執筆しています。
ぜひ関連記事も参照ください。
【関連記事】
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