こんにちは、元スノーボードインストラクターの、らくスノです。
「スキー・スノボウェアの着方がわからない…」なんて方も多いと思います。でも、実は超絶簡単なんですよ。
結論からいえば、パウダーガード(雪止め)の着用方法さえ間違えなければ、もう完璧です。
実はスキー・スノボウェアはジャケットのすそ・そで口、パンツのウエスト・すその4箇所が二重(内側がパウダーガード、雪止め)になっています。
パウダーガードは雪の侵入を防ぐものなので、インせずに被せて使用しましょう。
今回はスキー・スノボウェアの着方についてお話したいと思います。
この記事を最後までご覧いただければ、もうスキー・スノボウェアの着方で迷うことはありませんよ。
目次
パウダーガードとは→雪の侵入を防ぐための機能
パウダーガードとは、その名の通り雪の侵入を防ぐための機能です。この機能が無いと、ジャケットやパンツのすそから雪が侵入してきます。
雪がウェア内に入ると、インナーが濡れて着心地が悪くなる。さらに底冷えしてしまうので、とてもスキー・スノボを滑るどころではなくなります。
パウダーガードはゴムでフィットするようにできており、転倒しても雪がウェア内に入らなくなります。
パウダーガードはジャケットのすそ・そで口、パンツのウエスト・すその4箇所にあります。
この4箇所の着用だけ間違えなければ、正しくスノーウェアを着用することができます。(ウェアによってはパウダーガードが付いてない箇所もあります。)
スキー・スノボウェアのパンツの着方→ウエストとすそのパウダーガードは上から被せる
まずはウェアのパンツから着用しましょう。
ウエストが二重になっている場合は、ウエストのファスナーやボタンを閉じたら、しっかり内側のパウダーガードも締めましょう。
ちなみにパーカー・トレーナーなどの上着は、ウエストのパウダーガードにインしたほうが雪が侵入しづらいです。
パンツのすそパウダーガードの着方→ブーツの上から被せる
すそのパウダーガードが一番間違いやすいんですよね。
筆者がイントラ時代、初心者レッスンの際に受講者さんのすそをチェックしてみると、インしちゃってる方が多かったです。
ブーツにインしてしまうとパウダーガードの意味がないので、必ずブーツの上から被せてくださいね。
上のGIFのようにあらかじめパンツのすそをまくっておくと、足が入れやすくなりますよ。
すそフックは、パウダーガードが外れないようにブーツのひもなどに引っ掛けて使用します。
スノボブーツの履き方については、以下の記事で詳しく書いています。合わせて参照ください。
ジャケットのすそパウダーガードの着方
パンツを着用したら、ジャケットを着てみましょう。
ジャケットを羽織ったら、ウエストのパウダーガードのファスナー・ボタンを閉じてください。
ここ重要ポイントです!
パンツのウエストの上から、ジャケットのパウダーガードを被せましょう。
よくウエストにインしちゃう方がいますが、必ず上から被せてくださいね。
最後にジャケットの外側のファスナーを閉じて着用完了です。
そでのパウダーガード(ハンドゲイター)の着方
そでのパウダーガード(ハンドゲイター)は、保温や雪の侵入防止に役立ちますね。
そでのパウダーガードをした上から手袋を着用します。
ちなみに手袋はそでにインしても被せてもどちらでもOKです。
スノボウェアの下に着るインナー→ユニクロとか家にあるものでOK!
肌着 | 中間着 | 保温着 |
---|---|---|
・ヒートテック ・エアリズム ・スポーツインナー | ・ロンT ・シャツ | ・パーカー ・スウェット ・フリース |
ウェアの下に着るインナーを迷っている方も多いと思います。
結論から言えば、家にあるユニクロ・ワークマンなどを流用してぜんぜんOKです!そもそもスキー・スノボ用にインナーを買うなんてもったいないですからね。
ただし、インナーは雪や汗でけっこう濡れます。乾きにくいコットンではなく、できればポリエステルやウールなど乾きやすい素材がおすすめですね。
- フェイスマスクやネックウォーマーは必要?
- パンツの下ってジャージやスウェットでもいい?
- そもそもどれくらい着込めばいいの?
以下の記事では、ウェアの下に着るインナーの疑問についてお答えしてます。これから修学旅行などでスキー・スノボへ行かれる方は合わせて参照ください。
→スキースノボウェアの下はタイツだけで寒くない?→問題ないです
ユニクロのインナーならヒートテックよりエアリズムがおすすめ!
冬のインナーといえば、世界で15億枚以上売れているというヒートテックですよね。
でも、ヒートテックは吸湿性が高いので、汗をかく状況ではベトつきや底冷えの原因になります。
実はスキー・スノボではヒートテックより乾きやすいエアリズムのほうが相性がいいんですよ。
両方お持ちの方は、ヒートテックよりエアリズムを持参。ヒートテックしかなければ替えを持参するといいですよ。
以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方は合わせて参照ください。
→ユニクロのヒートテックでスキー、スノボ滑れますか?→エアリズムのほうがおすすめ
スキー・スノボへ行くときの服装は?→過度に着込む必要なし
はじめて行くスキー・スノボ旅行だと、どんな服装で行けばいいか悩みますよね。
実はそこまで過度に着込む必要なないんです。
なぜなら、スキー場やホテル・旅館は暖房設備がしっかりしているので、屋内はめちゃくちゃ暖かい。過度に着込むと、屋内に入った瞬間脱ぐのが大変です。
-20℃のニセコでも、みんなダウンの下はロンTとかシャツとか薄着です。そもそもほとんど車移動ですし、外に長時間いることなんてまず無いですから。
むしろ体温を奪う原因は「風」なので、マフラーや手袋をうまく利用して風の侵入をガードしましょう。
以下の記事では、
- スキー場ってどのくらい寒いの?
- どのくらい着込めばいいの?
- スニーカーでも大丈夫?
など、スキー・スノボ旅行の服装について詳しく解説してます。気になる方は合わせて参照ください。
→スキー場行き帰りの服装は?→過度に着込むより防風対策が重要!
まとめ
パウダーガードはその名の通り雪の侵入を止める機能です。
よくインしちゃう方が多いのですが、必ず外側に出すクセをつけておきましょう。
とりあえず「パウダーガードは上から被せる!」と覚えてもらったらOKです!