こんにちは、元スノーボードインストラクターの、らくスノです。
- レンタルウェアの着方がわからない…
- ウェア買ったけど、このひもは何に使うの?
- パウダーガードってパンツにインする?それとも被せる?
スノボウェアって何に使うか分からない機能ありますよね。
またこれから購入される方はあらかじめウェアの機能を知っておかないと、後から「この機能があればよかった」なんて後悔することも…
今回の記事ではスキー・スノーボードウェアについてる機能をまとめてみました。
実はスキー・スノーボードウェアには、ゲレンデで快適に過ごせる機能が満載なんですよ。
この記事を最後までご覧いただければ、ウェアの機能に関するすべての疑問がすべて解決します。
目次
ジャケットの機能
まずはジャケットの機能について解説したいと思います。
- パウダーガード
- そでのアジャスターとハンドゲイター
- ダブルファスナー
- すそのアジャスター
- 内ポケット
- フードアジャスター
- ベンチレーション
- パスケース
- ファスナーのひも
- ICリフト券用ファスナーポケット
- 止水ファスナー
- ウェアの内側へ直接アクセスできるファスナー
実はこんなに機能があるんです。
次項から順番に説明していきます。
パウダーガード
パウダーガードとは、ウェア内部に雪が入らないようにする「雪止め」のこと。
スキー・スノーボードウェアはすそが二重になってます。
内側のすそがゴムで伸縮するため、パンツのウエストへ被せることによって雪の侵入を防ぎます。
※よくウエストにインしちゃう方がいますが、必ず被せてくださいね。
またウェアを上下同じブランドでそろえると、パンツとジョイントできるモデルもあります。
パウダーガードは必須ではない
本日は全身ワークマンでニセコ全山制覇してきました(笑)
…人体実験です🤣
もちろんパウダーガードなんてありませんが、インナーをパンツにインすればほとんど気になりません👌
1日中ワークマンでニセコいけたら、もはや日本全国のスキー場どこでも耐えられる気がします💪🏼 pic.twitter.com/SeFmfwXzXU
— らくスノ@スノボブログやってる人 (@rakusnowkousiki) December 29, 2021
スキー・スノボウェアの代名詞のような機能ですが、実はパウダーガードは必須ではありません。
実際パウダーガードがついてないモデルも存在します。
また、最近はワークマンなどのジャケットを代用して滑る方が増えているので、パウダーガードがなくても特に問題ないです。
→レンタルより安い!?ワークマンはスキー・スノボウェアになるかゲレンデで検証してみた!
そでのアジャスターとハンドゲイター
そでアジャスターは、手首周りの長さを調整します。
アジャスターを絞ると、コケた時にそでから雪が入りにくくなります。
忍者のようなハンドゲイターは、保温や雪の侵入防止に役立ちますね。
ハンドゲイターをしたうえから手袋を着用します。
ちなみに手袋はそでにインしても被せてもどちらでもOK。
お好みで装着してください。
ダブルファスナー
シルエットを調整したり、暑いときにウェア内の風通しを良くするのがダブルファスナーの役割です。
すそのアジャスター
ゴムひもで調整するアジャスターです。
暑い時は緩め、寒い時には締めて使用します。
またウェアのシルエットを調整したい時にも便利ですね。
内ポケット
内側のポケットがなぜかメッシュになっていることがありますよね。
実はこれゴーグルを入れるためのポケットなんです。
おでこにゴーグルをのせていると曇りやすくなるので、使用しないときは内ポケットに入れましょう。
→ニット帽、ゴーグルを着ける本当の意味とは?明日使えるマメ知識も教えちゃいます!
もう一方の内ポケットは財布やスマホ、車のキーを入れるのに便利です。
貴重品を外側のポケットに入れておくと水濡れや破損・紛失の原因になるので、内側のポケットが重宝します。
→携帯、財布、鍵などをゲレンデで失くさないためにできる4つの工夫とは
フードアジャスター
降雪や風が強いときにフードを被ると思いますが、フードアジャスターを絞ることで急な突風でも外れにくくなります。
フードが取り外し可能なウェアもあります。
好天時や洗濯のときに便利ですね。
→スキー、スノーボードウェアの洗い方は?毎回洗濯しないといけないの?の疑問に答えます
ベンチレーション
脇下ファスナーの開閉で体温を調整する機能。
暑い時、寒い時に開閉して使います。
ゲレンデで快適に過ごすためにもベンチレーションを活用してくださいね。
パスケース
リフト券を入れます。
たまにお金や車のキーを入れる方もいますが、パスケースは濡れるうえに紛失の可能性もあるので、前述の内ポケットをおすすめします。
ファスナーのひも
実はこれ、手袋をはめたままでも簡単にポケットの開閉できるように付いているひもなんです。
手袋を脱いでポケットを開閉していた方は、装着したままファスナーのひもを引いてみてください。
簡単に開閉できますよ。
ICリフト券用ファスナーポケット
腕にファスナー付きポケットがついているウェアがあります。
これはタッチ式改札で使用する、ICリフト券用のポケットです。
止水ファスナー
左右のファスナーを比べるとわかりますが、右側はチャックが見えません。
これは止水ファスナーと言って、文字通り水濡れを防止するための加工です。
スマホや財布など、絶対に濡らしたくない物を入れておくのに便利ですね。
ウェアの内側へ直接アクセスできるファスナー
直接ウェアの内側にアクセスできる胸ファスナーがあります。
ビブパンツやフリースのポケットの物を取るときに、いちいちジャケットを脱がなくていいので便利です。
パンツの機能
続いては、パンツの機能をご紹介します。
- パウダーガード(腰)
- パウダーガード(足)
- パウダーガードのすそフック
- ベンチレーション
- そでファスナー
次項から順番に説明させていただきます。
パウダーガード(腰)
ジャケットと同じく、雪の侵入を防ぐための機能がウエスト部分のパウダーガード。
パンツによっては付属してないモデルもあります。
パウダーガードは単品でも販売されていますので、後付けでの装着も可能です。
パウダーガード(足)
スキー・スノーボード用パンツには、すそにパウダーガードがついてます。
よくブーツにインしちゃう方がいますが、必ずブーツの上から被せてください。
また、最近はスキニーパンツを履かれる方も多いですが、ブーツが大きいとすそを被せることができないのでサイズには注意しましょう。
スノーボードショップならサンプルブーツが用意されているはずなので、パンツと合わせて試着することをおすすめします。
モデルによってはパウダーガードに穴が空いている場合があります。
これはボアブーツ(ダイヤルを回してヒモを締めるブーツ)を使用時、パウダーガードを被せたままでも調整が可能なように空いているものです。
パウダーガードのすそフック
すそフックは、パウダーガードが外れないようにブーツのひもなどに引っ掛けて使用します。
ベンチレーション
ジャケットと同じく、暑い時、寒い時に開閉して使用します。
そでファスナー
そでのファスナーは、絞ることによって雪の侵入を防ぐほか、ブーツの着脱やシルエットを調整するときに役立ちます。
高級ウェアと激安ウェアで機能の違いは無い
高級ウェア(上位モデル)と激安ウェアの値段の差が気になる方も多いと思います。
私はザ・ノース・フェイス(定価63,800円)の高級ジャケットと、OCスタイル(定価9,990円)の激安ジャケットを持ってますが、実は機能性に大きな違いはありません。
実は値段の差は、ほとんどが生地と縫製なんです。
スキー・スノボウェアはデザインで選べばOK
実際ノースフェイスは防水透湿性の高いゴアテックスを使用、水が染み込まないよう丁寧に縫製されています。
でもね、汗をかくほど激しく動き長時間練習する上級者ならともかく、普通に滑るだけなら完全にオーバースペック。
値段が高いから多くの機能が備わっているというわけではないので、スキー・スノボウェアはデザインのみで選べばOKです。
今シーズン流行のウェアブランド
- 今シーズンの流行が知りたい!
- 人気のブランドを教えて欲しい!
- そもそもウェアの選び方が分からない…
初心者の方はスノボウェアを購入する以前に、選び方が分かりませんよね。
また、今シーズンどんなウェアが流行しているか気になっている方も多いと思います。
下記の記事ではメンズ、レディース、キッズ、高級ウェア、激安ウェア等々…80を超えるスノボウェアブランドの紹介はもちろん、流行のデザインや購入のコツについてもお話してます。
気になる方は合わせて参照ください。
→今シーズンの流行は?最新スノーボードウェア人気85ブランド紹介します
→ベテランスノーボーダーの筆者がおすすめ!おしゃれなスノボウェアブランド16選
まとめ
意外と知らない機能もあったのではないでしょうか。
どれもゲレンデで快適に過ごすことができる機能ばかりなので、ぜひ覚えておいてくださいね。
私は購入したウェアにパスケースがついてなくて、後悔した経験があります(笑)
これからスノボウェアを購入予定の方は、「最低限これだけは必要!」という機能を、あらかじめ考えておきましょう。
機能を理解すれば、ウェア選びで失敗するリスクも減りますよ。
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