スキー・スノボ中スマホや貴重品はどうする?→ウェアの内ポケットなら落とさない

こんにちは!元スノーボードインストラクターのらくスノです。

スキーやスノボを滑っている時、スマホや貴重品はウェアのどこにしまっておくのが正解なんだろう…?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、スマホや貴重品は、ジャケットの「内ポケット」に入れておくのが一番安全でおすすめです!

なぜなら、うっかり外側のポケットのファスナーを閉め忘れて滑ってしまっても、内ポケットなら物理的に外へ落下しづらいですし、万が一ポケットから飛び出してしまっても、ウェアのパウダーガード(雪止め)に引っかかって紛失を防げるパターンがあるからです。

実際に私自身も、滑走中にポケットから出かかったスマホがパウダーガードに引っかかってくれて、ゲレンデへの落下をギリギリで回避できたことが何度もあります!

さらに、スマホをジャケットの内ポケットに収納することには、落としにくさ以外にも以下のようなたくさんのメリットがあるんです。

  • 体温でスマホをしっかり保温できる(極寒によるバッテリー落ちを防ぐ)
  • 外の雪や雨にさらされないため、本体が濡れにくい
  • 転倒した際、雪面に直接ぶつかりにくいためスマホ破損の可能性が減る

今回は、元インストラクターの経験をもとに、大切なスマホや貴重品をスキー場で絶対に落とさない(紛失しない)ためにできる具体的な工夫や便利グッズについて分かりやすくお話しします。

この記事を最後までご覧いただければ、もうスマホや貴重品をスキー場で紛失する心配やストレスは一切なくなりますよ!

元イントラでスノーボード専門ライター。数々の有名ライダーと取材経験あり。元々スロープスタイルの選手でしたが、 引退後はカービングやバックカントリーを中心にスノーボードを楽しんでいます。

スキー場ではスマホが必需品

現代のスキー場では、すべてのサービスやアクティビティがスマホと深く連動しています。

  • WEBで購入したQRコードをかざして自動発券機でリフト券を発行する
  • ゲレンデのレストランや売店で、財布を出さずにキャッシュレス(電子マネー)決済をする
  • スキー・スノボ専用の滑走アプリを使って、速度や滑走距離のログ(記録)をとる
  • 仲間と一緒に、ゲレンデでおしゃれな滑走動画や写真を撮影する
  • 広いコース内でうっかりはぐれてしまった友人とすぐに連絡をとり合う

もはや「スマホなしでは、スキー・スノボを100%楽しむことはできない」と言っても決して過言ではないでしょう。

しかし、スマホが便利になってゲレンデで取り出す回数が増えた結果、スキー場でのスマホ紛失トラブルが急増しています。 実際、私もスキー場のスタッフとして働いていた経験がありますが、パトロール所やインフォメーションセンターに「スマホを落としてしまった…」と青い顔をして相談に来る方は本当に数多くいらっしゃいました。

特に雪がシンシンと降っている日は、落としたスマホがわずか数分で新雪に埋もれてしまうため、滑走中に落下させてしまうと自力で見つけるのはほぼ不可能になってしまいます。

スキー・スノボ中のスマホや貴重品→ウェアの内ポケットなら紛失しづらい

冒頭でもお話しした通り、スキー・スノボを滑っている時のスマホや貴重品の収納場所は、ジャケットの「内ポケット」が一番安全です。

たとえば、リフトの上で友達との会話に夢中になっていたり、手袋(グローブ)をはめたままスマホを操作したりしていると、うっかりポケットのファスナーを閉め忘れてしまうことってありますよね。

もし外側のポケットを開けっぱなしにしたままスピードを出して滑ってしまったら、当然ながらスマホが遠くに吹っ飛んで落下し、そのまま紛失してしまうリスクは一気に高まります。

ですが、内ポケットであれば構造上、万が一ファスナーを閉じ忘れて滑り出してしまっても物理的に外へ落ちづらいです。さらに、お腹のあたりからずるりと滑り落ちたとしても、最終防衛ラインであるウェアのパウダーガード(雪止め)がしっかりキャッチして引っかかってくれます。

「うっかり閉め忘れた!」という人間のミスをウェアの構造がカバーしてくれるため、ゲレンデで大切なものを落下・紛失するリスクを極限まで低減できるというわけです。

落下防止だけじゃない!内ポケットへ入れると3つの良いことがある

内ポケットのメリットは、ただの落下防止だけではありません。

スマホや貴重品をジャケットの内ポケットへ入れると、ゲレンデでさらに「3つの良いこと」があるんです!

  • スマホを体温で保温できる(バッテリーが減りづらくなる)
  • 外の雪や雨から守られ、スマホ・お札・車のキーが濡れにくい
  • 転倒した時の衝撃を受けにくく、スマホ破損のリスクが減る

「せっかくの楽しいスノボなのに、スマホが使えなくなって困った…」という最悪の事態を防ぐためにも、どれも外せない重要なメリットばかりです。

なぜ内ポケットに入れるだけでこれらの効果があるのか、その理由についてここから順番に詳しく説明していきますね!

スマホを保温できる→バッテリーが減りづらくなる

ご存知の方も多いと思いますが、スマートフォンに使われているリチウムイオンバッテリーは、気温が低くなると急激に電力を消耗しやすくなる(あるいは突然シャットダウンしてしまう)という特性があります。

何も対策をせずに外の寒気にさらされる外ポケットに入れていると、あっという間に充電がゼロになってしまいますが、ウェアの内ポケットに入れておけば、常に自分の体温(人肌)で適度に保温することができるため、バッテリーの急激な減少をしっかり防ぐことができます。

ちなみに、ゲレンデで「スマホの冷えを防ぐために、使い捨てカイロと一緒にポケットに入れている」という方をたまに見かけますが、これは絶対におすすめしません! カイロで急激に温めると、スマホの内部に「結露(水滴)」が発生して水没故障を誘発する原因になりますし、そもそもスマホメーカーも推奨していません。

スマホは人肌以上の高温になると、基板が熱暴走して故障するリスクが一気に高まってしまいます。 余計な熱を加えるのではなく、内ポケットの「優しい人肌のぬくもり」で自然に保温してあげるのが一番安全ですよ。

スキー場ではスマホのバッテリーが減りやすい!カイロはNGなので人肌で保温しよう

スマホやお札・車のキーが濡れにくい

内ポケットは外側のポケットに比べて、雨や雪で中身が水に濡れてしまうリスクを圧倒的に減らすことができます。

外ポケットだと、滑っている間に隙間から雪が入り込んで溶けてしまい、中のものがびしょびしょになってしまうことがよくあります。たとえば、1万円札や千円札などのお札が濡れてふやけてしまうと、ゲレンデの自動販売機に破れて通らなくなりますし、レストランのレジで出す時もちょっと気まずくて嫌な顔をされてしまうかもしれません…(笑)。

さらに、車のスマートキーも実は「完全防水」ではないため、隙間から水が侵入すると最悪の場合は電子基板がショートして、車の鍵が開かなくなったりエンジンがかからなくなったりする大トラブルに発展しかねません。

また、いくら最近のスマートフォンが防水機能を備えているとはいえ、画面や本体が濡れた状態のままで操作するのはタッチパネルが誤作動しますし、何より使っていて気持ちが良いものではないですよね。 大切な電子機器や紙幣は、一番濡れにくい内ポケットでしっかりガードしてあげましょう。

スマホが壊れるリスクが減る

スマホをパンツ(ズボン)のポケットに入れている方も多いと思いますが、激しく転んだ時に雪面や硬いアイスバーンにスマホを強くぶつけてしまい、画面がバキバキに破損する可能性があります。

それだけでなく、硬いスマホがご自身の太ももや骨盤にダイレクトにめり込む形になり、大怪我をしてしまうリスクまで潜んでいるのです。こうした予期せぬトラブルやリスクを総合的に考えると、上半身に守られていて最も安全な収納場所が「ジャケットの内ポケット」になります。

さらにここで1つ裏ワザとして、100円均一ショップ(100均)で買えるスマホ用の「クッションケース(ポーチ)」に入れてから内ポケットに収納しておくのがおすすめです! これだけで、万が一の転倒時の衝撃からスマホを優しく保護できるだけでなく、ケースが空気の層を作ってくれるため、バッテリーを守るための「保温」と「スマホの保護」が一石二鳥で叶いますよ。

(※100均で手軽に買える、ゲレンデに最適なスマホの紛失・落下防止便利グッズについては、この記事の後半で詳しくご紹介しますね!)

他にもある!スマホ・貴重品を紛失しないための工夫

実はスキーやスノボの滑走中は、風の音や板が雪を削るスピード音(滑走音)で周囲の音が完全にかき消されてしまいます。さらに、ふわふわの雪の上だとスマホを落としても「カツン」といった落下音が一切しないため、落としたその瞬間に気づかないことが本当に多いのです。

だからこそ、あらかじめ紛失を防ぐための予防策をしっかりと取っておくことが大切になります。

■スマホ・貴重品を紛失しないための工夫

  1. 外付けのケースには入れない
  2. 追跡アプリを設定しておく
  3. 必要最低限の貴重品しか持ち歩かない

上記を参考に、スキー場でスマホ・貴重品を紛失しないよう工夫しましょう。

外付けのケースにスマホ・貴重品を入れない

外付けのケースやポーチは、激しく転んだ時の凄まじい衝撃や、リフトの乗り降りの際にパーツが引っかかることで、チェーンやカラビナが簡単にちぎれて外れてしまう可能性があるので本当に注意が必要です。

実はかく言う私も、かつてベルトにぶら下げるタイプの小物ケースに現金とコインロッカーの鍵を入れて滑っていたことがあります。そしたら、転倒した拍子にいつの間にかチェーンが根本から引きちぎれてしまい、ケースごと丸ごと紛失するという大失敗を経験したことがあります…。

それ以来、ゲレンデでは怖くて外付けのケースは一切使わなくなりましたね。

楽しいスノボの最中に私と同じような悲しい思いをしないためにも、スマホや大事な貴重品は、外側にぶら下げるのではなく、必ずジャケットの「内ポケット」へと収納するように徹底しましょう!

追跡アプリを設定しておく

あらかじめ一緒に滑る家族や友達同士で「追跡アプリ(位置情報共有機能)」を設定しておくのも、非常に有効な紛失対策です。 事前にGPS追跡をONにしておけば、万が一ゲレンデでスマホを落としてしまっても、仲間のスマホからかなり正確な落下位置を特定することができます。

基本的に、iPhone(探す機能)でもAndroid(デバイスを探す機能)でも、追加料金なしの完全無料で簡単に設定が可能です。特に、お子さんにスマホを持たせて滑らせる時は、このGPSアプリを必ず設定しておくことで、スマホの紛失対策だけでなく迷子防止にもなるので圧倒的に安心ですよ。

具体的な設定方法についてここで説明すると少し長くなってしまうため、詳しくは以下の各公式サイトの解説ページをご覧ください。

iPhoneの「探す」で友達を探す(アップル公式)

紛失した Android デバイスの位置の特定、保護、データ消去を行う(グーグル公式)

必要最低限の貴重品しか持ち歩かない

私の友人の中にもたまにいるんですよ……「そんなパンパンの普段使いのお財布を、わざわざゲレンデに丸ごと持って行ってどうするの?」と思ってしまうような人が(笑)。

そもそも雪山の上で銀行のキャッシュカードやお店のポイントカードなんて使う機会は絶対にありませんし、現金だって数千円もあれば1日の飲食代やお土産代としては十分に事足ります。

さらに最近では、多くのスキー場でPayPayや電子マネーといったキャッシュレス決済ができるようになっているため、スマホさえあれば、もはやお財布自体を持ち歩く必要すらなくなってきています。

ちなみに私の場合は、車のスマートキーともしもの時のための最低限の現金だけを「ジップロック」にひとまとめにして、ジャケットの内ポケットに入れています。 それ以外の不要な貴重品はすべてホテルの部屋やコインロッカー、車のダッシュボード等に預けてしまい、ゲレンデには絶対に持ち歩きません。

防水ケース、リールホルダーなど…100均で買える紛失防止グッズ

100円均一ショップ(100均)には、この記事の中でご紹介した「リールホルダー」「防水ケース」「クッションケース」など、大切な道具を守るための紛失防止グッズが本当にたくさん揃っています!

たとえば車のスマートキーなどは、100均のリールホルダー(伸縮するワイヤー付きのキーホルダー)を付けてウェアのループと繋いでおくだけで、うっかり手から滑り落ちたとしてもゲレンデへの落下を完璧に防ぐことができます。

また、ここで1つ意外と盲点な大注目ポイントとして、普段「白色(ホワイト)」のスマホケースを使っている方は、冬のゲレンデでは絶対に要注意です! もし白色のケースに入ったスマホを雪の上に落としてしまうと、雪の色と同化してしまって本当に見つからなくなります。

そんな時は、スキー場に行く時だけ100均で買えるカラフルで目立つネオンカラー(蛍光色)や赤色・青色などのスマホケースに入れ替えておくだけで、万が一落とした時の見つけやすさが格段にアップし、紛失リスクを大幅に減らすことができますよ。

今の100円均一は、工夫次第で大活躍してくれる便利なスキー・スノボグッズの宝庫です! シーズンインする前やスキー場へ出発する前に、ぜひ一度お近くの100均(ダイソーやセリアなど)へ立ち寄って、便利グッズを探してみてはいかがでしょうか。

100均で買えるスキー・スノボグッズに関しては以下の記事にまとめています。気になる方は合わせて参照ください。

100均で買える!ゲレンデに持っていくと便利なグッズ18選

【補足】そもそもスキー場って電波あるの?→あるけど条件によっては不安定

そもそも山の上にあるスキー場って、スマホの電波はちゃんと届くの?」なんて素朴な疑問を持つ方も多いですよね。

ゲレンデではぐれた友達と連絡を取り合ったり、レストランで電子マネー決済を使ったり、絶景をバックにSNSへリアルタイムで投稿したりするためには、電波が繋がっているかどうかが死活問題になります。

結論からお伝えすると、現在のスキー場は基本的にどこも電波が届くように対策されていますが、気象条件や周囲の地形、混雑状況によっては通信が不安定になることがあります。

たとえば、リフトの陰に入ってしまったり、吹雪の強い日だったり、お昼時の大混雑しているレストランの中などでは、一時的にスマホが圏外になったりパケ詰まり(アンテナは立っているのに繋がらない現象)が起きたりしやすいです。

もし「電波が通じにくいな…」と感じた場合は、少しだけ場所を移動してみたり、開けた見晴らしの良い場所に移動して使ってみると、驚くほどあっさり繋がることが多いですよ!

全国の主要なスキー場の詳しい電波状況や、万が一繋がらなくなった時の対処法については、別記事に分かりやすくまとめています。気になる方はぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。

スキー場の電波状況は?→SNS・通話は可能!でも降雪中や山の陰では通じにくい

まとめ

偉そうに色々とアドバイスをお話ししている筆者自身、実は過去に何度もスキー場でスマホや車のスマートキーを雪の上に落として冷や汗をかいた経験があります(笑)。

しかし、持ち歩くものを最小限にして、すべての貴重品をジャケットの「内ポケット」へと一括で収納するようになってからは、ゲレンデで大切なものを落とすトラブルはいっさいゼロになりました!

「たったそれだけのこと?」と思われるかもしれませんが、人間のうっかりミスをウェアの構造が完璧にカバーしてくれるため、その紛失防止効果は本当に絶大です。

「ゲレンデでスマホをなくしたくない!」「安心して滑りに集中したい!」という方は、ぜひ騙されたと思って一度試してみてくださいね!

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ABOUT US
らくスノさん
スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。