本気で上達したいならこれ!スノボ歴19年のベテランがおすすめするグラトリ用ブーツ10選

こんにちは、らくスノです。

よく読者の方から、「なんでそんなにギアに詳しいのですか?」なんて聞かれるんですが、ショップとかライダーさんと多少のつながりがあるので、自然と詳しくなっちゃうんですね。

でも、正体を明かすといろんなしがらみから批評しづらくなっちゃうので、あくまでこのブログは匿名で運営してます。

ですので、ライダーさんが賞賛してようが、ショップ店長に勧められようが、自分が良いと思ったものだけをご紹介してます(笑)

というわけで、今回はグラトリにおすすめのブーツを10モデル厳選してご紹介したいと思います。

必ず試着してください!

おすすめモデルを紹介する前に、これだけは言わせていただきたい。

スノーボードブーツは必ず試着してから購入してください!

こういうブログやっているので、本来は「おすすめだから、今すぐ買わなきゃ損!」とか煽らなきゃいけないんですがwそんな無責任なことはできません。

今回のおすすめモデルは、あくまでブーツが足にフィットしている前提で紹介してます。

ですから、試着もせずに「らくスノさんが勧めてたから買ったのに、ぜんぜん良くなかった…あいつの言ってることは嘘だ!」っていう評価はやめてください(笑)

同じ靴サイズの友達もそのブランドのブーツ履いてるし…

いやいや、たとえ同じサイズでも、人によって甲高だったり扁平だったりしますよね。特に海外ブランドは甲高に作られているので、人によってはまったく合わないこともあります。

だから、最終的にその人に合っているかどうかは、履いてみるしかないのです。

いいですか。ボードやビンディングと違い、評判の良いブーツがベストではないんです。あなたに合うブーツが、すなわちベストなブーツ。

特にグラトリやるんだったら、ブーツが合ってないのは致命的です。どこで購入するにしても、失敗したくなかったら必ずお店で試着してくださいね。

バインとブーツの相性に注意

ビンディングとブーツには少なからず相性があります。

最近はブランド違いでまったく合わないということは減りましたが、それでも中にはヒールカップに隙間ができたり、かかと・つま先が大きくはみ出してしまうことも…

相性が気になるなら、やはりご自身が使っているビンディングを直接お店に持って行って、その場で合わせてもらうと安心ですね。

フレックスにも相性がある

ご自身が持っているボード・ビンディングとブーツのフレックス(硬さ)にも相性があるのをご存知でしょうか。

【ボード・ビンディングとブーツの相性】

硬いブーツ 柔らかいブーツ
硬いボード・バイン
柔らかいボード・バイン

一般的には硬いボード・ビンディングと柔らかいブーツの組み合わせはNGです。それこそ、スポーツカーに軽自動車のエンジン載せるようなもの。

普通に滑るだけというならともかく、グラトリをメインとするならフレックスの相性にも注意しましょう。

ブーツの硬さは目指すスタイルで決める

トリックを習得するうえで大事なのがブーツの硬さ(フィール・フレックス)ですが、グラトリ用は通常のブーツ選びと勝手が異なります。

一般的には、初心者は柔らかいブーツ、上級者は硬いブーツというのが定番です。しかし、グラトリ用ブーツの場合、自分が目指すスタイルで硬さを決めるのです。

【ブーツの硬さとスタイル】

ソフトブーツ 低回転、プレス、低速グラトリなど
ミドルブーツ 540まで、万能に遊びたい
ハードブーツ 540以上の高回転、高速グラトリなど

たとえば、ハードフレックスのブーツだと、高回転はよいけど、体をひねったり曲げたりといったスタイルの出し方は不得手です。だから、上級者だけど低回転でスタイルを出したいという方はソフトブーツのほうがいいですね。

まぁソフトブーツで720やっちゃう猛者もいますが(笑)あくまで一般論としては、上記の基準でブーツの硬さを選ぶことをおすすめします。

ブーツの重さは気にするな!

グラトリをするにあたって、とにかくなんでも軽量なギアを揃えたくなるのは分かります。

しかし、ボードやビンディングはともかく、ブーツだけは重量を基準にしてはいけません。

しつこいようですが、一番大事なのはフィット感。トゥ(つま先)に荷重した時にかかとが浮かないか、足の甲はしっかり固定されるか?

そして、自分のスタイルに合ったフレックスをチョイスする。

そもそも、最近のモデルには極端に重いものは存在しませんし、今回紹介しているブーツもすべて軽量です。ですので、ブーツの重量は特に気にしなくても問題ありません。

グラトリにおすすめのブーツ10ブランドをご紹介します

今回ご紹介するブランドは、私が以前使っていた、もしくは展示会やショップで実際に履いたものだけを厳選してます。

気になるモデルがあったら、ぜひチェックしてみてくださいね。

バートン ION

フレックス:ハード

レベル:中級者~上級者

王道中の王道、バートンION(アイオン)のご紹介です。

バートンの最上級モデルにして、多くのプロライダーも愛用するベストセラー。グラトリに限らず、キッカー・カービング等様々なシーンで活躍してくれるブーツです。

バートンIONは、とにかく軽量でフィット感も抜群。グラトリの大敵である”かかと浮き”も一切感じさせません。

また、足裏のフィーリングが良く、それでいてクッション性も優れています。足が踏み込みやすいオートカントもバートン独自のシステム。

正直、私はクイックレースはあまり好みではなかったのですが、17-18シーズンからはBOAも登場したので、様々なユーザーのニーズに対応できるようになりました。

固めのフィールなので中上級者向きですが、540や720を目指すには最適のブーツと言えるでしょう。

バートン RULER

フレックス:ミドル

レベル:初級者~中級者

同じくバートンのルーラーをご紹介します。こちらも、グラトリで使っているボーダーが大変多く、人気のあるモデルです。

ルーラーは、IONのフィット感やクッション性を継承しつつ、ミドルフレックスなのでグラトリ初級者の方でも扱いやすいブーツに仕上がっています。

なんといっても、IONより実勢価格で1万円も安いのは魅力的ですよね。

また、硬いブーツは体をひねったり曲げたりのスタイルが出しづらいので、あえてルーラーを履いているグラトリ上級者もいるくらいです。

IONと同じくBOAタイプもラインナップされているので、360や540を目指すボーダーにおすすめですね。

ディーラックス ID

フレックス:ソフト

レベル:初級者~上級者

続いては、ディーラックスIDをご紹介します。こちらも、グラトリユーザー御用達のモデルとなっております。

このIDは、とにかく軽量で柔らかいため、スタイルが出しやすい!

映像を見てもらっても分かる通り、プレスってただ足を上げるだけじゃなくて、体重の乗せ方でも見た目が変わってきます。

でも、IONのようにブーツが硬いと、反応が良い反面スタイルが出しづらいのです。その点、IDはソフトフレックスなのでスタイルを出しやすく、それでいてレスポンスも優れています。

足裏も非常に柔らかいので、より細かいボードコントロールが可能になります。高回転というより、地形を使った180やスタイル出まくりのグラブトリックで真価を発揮するモデルですね。

ちなみに、スタイルの出し方については下記の記事で詳しく語ってますので、合わせてご参照ください。

グラトリ誰でも読むだけで上手くなるコツ、そっと教えます!

ライド FUSE

フレックス:ミドル~ハード

レベル:中級者~上級者

ライドから、フラッグシップモデルであるフューズのご紹介。

フューズの特徴は、BOAとシューレス(ひも)を融合した独特の締め心地です。

たしかに、シューレスは細かい締め分けができるので愛用者が多いですが、時間がかかるうえ結構な力が必要。正直シューレスって聞いた瞬間、ほとんどのボーダーは辞めちゃうと思うんです(笑)

しかし、フューズの場合、一番力が必要な足首部分をBOAが締めてくれるので装着も簡単。

出典:ライド

さらには、BOA一つでシューレスの弱点であるひもの緩みも防いでくれます。

それでいて、高速グラトリならキツめ、初心者コースを流すなら緩めという具合に締め分けることも可能ですので、まさに万能型のブーツと言えるでしょう。

フィールは若干硬めなので、中上級者におすすめしたい逸品です。

K2 DARKO

フレックス:ミドル

レベル:初級者~中級者

私が現役を引退してからメインで使っていたのがK2、とりわけダルコには長いあいだお世話になりました。

ダルコはK2のミドルクラスのモデルですが、程よい硬さのフィールとフィット感が特徴です。

とりわけ、コンダと呼ばれる、外側からインナーブーツの足首を締めるシステム。これが本当に最高なんです!

いくらアウターブーツをキツく締めたところで、インナーが緩いとかかと浮きの原因になります。当然のことながら、かかとが浮くとビンディング・板に力が上手く伝わらず上達の妨げになります。

その点、コンダシステムなら、外側からインナーの足首を簡単に締めることができるのでかかと浮きとは無縁。

ダルコはミドルフレックスなので、高回転からスタイル出しまくりのプレストリックまで万能に使えますよ。

サロモン HI-FI

フレックス:ミドル

レベル:初級者~上級者

サロモンのフリースタイルブーツHI-FIのご紹介です。

HI-Fiの特徴は、なんといってもヘタらないタフな強度を持っていること。

ブーツの背骨に当たる部分に搭載されたTPU SpringBackと呼ばれる素材がフレックスを支えています。

「何年か履いてるうち、ブーツに張りがなくなってきた…」なんてことがあると思いますが、このTPUがブーツの張りを保ってくれるのです。

また、このTPU SpringBackを中心にブーツを設計しているので、反応が抜群にいい!第二のハイバックと言っても過言ではありません。

サロモンブーツはつま先に若干遊びがあるので、偏平足の友人は10年以上愛用してます。

ミドルフレックスで、初級者から上級者まで対応可能。幅広の足型の方には是非ともおすすめしたいブーツです。

ナイデッカー TALON

フレックス:ハード

レベル:中級者~上級者

続いては、ナイデッカーのタロンをご紹介します。

ナイデッカーといえばもともとスイスのブランドでしたが、リアエントリーで有名なFLOWを買収しました。

正直、日本ではFLOWのほうが圧倒的に支持を得てましたし、個人的には複雑な心境でしたが(笑)ブランド名こそ無くなったものの、FLOWのものづくりは生きています。(FLOWブランドはビンディングで残ってます。)

ナイデッカーのタロンは、細身の形状でつま先部分に余計な装飾・縫製がありません。

なぜだか分かりますか?

そう、傘下であるFLOWのリアエントリーに対応するために、あえて足を入れやすい形状にしているのです。

出典:ナイデッカー

リアエントリーって、ブーツが合わないと足が入れづらかったり、すぐに生地が傷んでしまうのです。

その点、ナイデッカーのタロンはFLOWのブーツをベースに設計されているので、リアエントリービンディングとも相性抜群!グラトリでも最強のポテンシャルを発揮してくれます。

リアエントリーを意識したブーツを作っているのはナイデッカーくらいですからね。FLOWやSPユーザーは要チェックです。

ハードフレックスなので、シャッフル系やスピン系のトリックを得意とするボーダーにおすすめです。

リアエントリータイプのビンディングってなに?メリット・デメリットは?

ノースウェイブ EDGE

フレックス:ソフト

レベル:初心者~中級者

つづいては、ノースウェイブのエッジを紹介したいと思います。

なんといっても、グラトリ界で有名なFNTCのタッキーこと瀧澤憲一さんが使用するモデルとして有名です。

エッジの特徴はスノーボードブーツとは思えない軽さ。そして、CAB5と呼ばれるヒールのホールド感に特化したノースウェイブ独自のシステムでかかと浮きを防ぎます。

しつこいようですが、グラトリでかかとが浮くのは致命的ですからね…

出典:ノースウェイブ

なんといっても、実勢価格2万円からと本格的なブーツの割に値段がお安いので、初心者の方にもおすすめ。

まぁ初級者向きとはいえ、タッキーさんは普通に720回してますからね(笑)相当なポテンシャルを秘めたブーツです。

ヘッド ONEBOA

フレックス:ソフト

レベル:初心者~初級者

ヘッドからは、エントリーモデルのワンボアを紹介したいと思います。

その名のとおり、1つのBOAで締めるタイプのブーツ。実はこれ、スノーボード天国、冬スポ両方のフェアで大量に出品されていたんです。

で、そんなに大量に売ってるワンボアってどんなもんかと試着しました。

スノーボード天国と冬スポの違いは?どちらのほうが安い?現地に行って比較してみた

まぁしょせん初心者モデルだからなんて舐めていたら…めちゃめちゃしっかり締まる!かかと浮きもありません。

実は、ブーツのベロ部分が傾斜になっているのがわかると思いますが、ボードを踏みやすいように設計されたデザインなんですね。

このシステムによって、初心者の方でもしっかりエッジングができるようになります。

出典:ヘッド

軽量なのに安価、エントリーモデルの枠に収まりきらないくらい完成度の高いブーツ。

「去年はだいぶ滑れるようになってきた。今年はグラトリも上手くなりたい!」なんて向上心のあるボーダーさんにピッタリですね!

バートン MOTO


フレックス:ソフト

レベル:初心者~初級者

すみません、最後も面白みがないのですがバートン(笑)

だって、バートンのブーツは間違いないですもん!モトは、バートンのエントリーモデルとして、長年親しまれているモデル。

冒頭では、必ず試着したほうがいいよと言いましたが、「自分にはどんなブーツが合うか分からない…」なんて方もいるでしょう。

そんなときは、とりあえずバートンMOTOを選んでおけば間違いありません。

バートンのブーツって、アジアンフィットなんかもラインナップされているし、極端に合わないって人あんまりいないんですよ。

軽量で柔らかいから、履いたその日に馴染んで、1日中グラトリを練習しても足が痛くなりにくい。安価なのに万能ブーツに仕上がっています。

僕も毎年試着するんですが、最上位モデルのIONとほとんどフィット感は変わりません。実は、私も以前グラトリ・ジブ用に一足持っていたくらいです。

ちょっとバートン信者っぽくなってしまうんですが(笑)とりあえず、どんなブーツが良いか分からないって方はバートンMOTOを全力でおすすめします!

迷ったらバートンスノーボード買っとけ!7つの「すごい」まとめてみた

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ブーツは、スノーボードギア選びの中でも一番大事な部分です。特に、グラトリをはじめとしたフリースタイルでブーツが合わないというのは致命的。

たとえ、超絶テクニックを持ったプロでも、ブーツが合ってないと力を十分に発揮できないでしょう。

私なんか、1日かけてブーツを何足も試着します。そうやって何足も試着してるうちに、自分に合うブーツがわかってくるのです。

今シーズンこそは絶対上手くなりたいという方。面倒なんて思わず、ぜひご自身が納得するまでブーツを探していただければと思います。

この記事が参考になれば幸いです。


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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴19年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。