こんにちは、20年以上スノーボードやっている、らくスノです。
「なかなかグラトリでF360の壁を突破できない」なんてお悩みの方も多いのではないでしょうか。
実際180まではオーリーが不十分でも回せますが、360以上になるとそうもいきませんよね。
ここでグラトリを挫折する方も多いはず。
でもね、最初から完璧に360度回す必要はありません。
たとえば160度くらいずらしてから回っても360なんですよ。
それが「なんちゃって360」というわけです。
今回は簡単にフロントサイド360をマスターできる練習方法についてお話したいと思います。
この記事を最後まで読むだけで、すぐに360を回すことができるようになりますよ!
目次
なんちゃって360とは踏み切りをずらすこと
【GIF】
![](https://rakusnow.com/wp-content/uploads/2017/12/ダウン323492349ロード.gif)
ちょっと一瞬なのでわかりづらいと思いますが、よ~く見ると踏み切りが怪しい…
![](https://rakusnow.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_1342394923493624-600x371.jpg)
そう、120度くらいスライドさせてからオーリーして回ってます。
これを360と言ってしまうとちょっと微妙かもしれません…
だからなんちゃって360なんです(笑)
なんちゃって360なら回転不足による逆エッジを防ぐことができる
そもそも360ができない理由は360度回しきれないことなんです。
たとえば回転不足で着地した場合どうなるでしょうか?
そう、逆エッジになってコケます。
でも「なんちゃって360」なら逆エッジのリスクを回避しながら練習することができるのです。
360はタメが重要
![](https://rakusnow.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_16223423492394296-600x379.jpg)
まずはF360の基本の動きをおさらいしてみましょう。
かかと側にターンしている時に、ひざを落とし腕を振りかぶります。
いわゆる”タメ”ってやつですね。
180より回転数が増える360では、このタメが重要になります。
youtubeなんかを見るとわかりますが、上級者ほどタメからのオーリーがうまいです。
![](https://rakusnow.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_1342394923493624-600x371.jpg)
そして腕を一気に斜め上へ、ものを放り投げるイメージでタメたエネルギーを放出します。
このとき、ボードではなく先に上半身が動きます。
そのあとにオーリーで足が付いてくる感じですね。
オーリー後は上半身の回転を止める
![](https://rakusnow.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_1632423423927-600x346.jpg)
さて、360の後半ですが、オーリーしたら上半身の回転は止めます。
なぜなら、上半身まで回してしまうとバランスを崩す原因になってしまうからです。
実際、写真でも板は360回ってますが、身体は後ろを向いてますね。
![](https://rakusnow.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_16232342042329-600x351.jpg)
そして、着地はもちろんかかとのエッジ(ヒール)。
![](https://rakusnow.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_132423042340639-600x326.jpg)
最後に身体がついてきます。
まずは160度くらいずらしてからオーリーしてみる
ここまで説明してきてなんですが、最初は「360のコツ」を意識しなくてOK(笑)
だって、意識してもできないですから…
まずは「なんちゃって360」だけに集中してください。
160度くらいずらしてから跳んでみましょう。
意外とあっさり360回せたはず。
こうやって練習していくうちに、逆エッジへの恐怖心がなくなりオーリーの精度も上がってきます。
徐々に130度、90度、50度とずらす角度を減らしていきます。
すると、いつの間にかビタ着のF360が完成しているというわけです!
グラトリ初級技27トリックまとめ
![](https://rakusnow.com/wp-content/uploads/2020/09/234324824823482384-1.jpg)
「もっとグラトリの技をマスターしたい!」
下の記事ではレベル別に27トリックのコツをまとめました。
180だけで7種、360は4種のバリエーションを解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。
→グラトリ初心者でも簡単にできるトリックや 最短でマスターするコツまで記事まとめ
グラトリ技一覧
一口にグラトリといっても、様々な技があります。
- 基本トリック
- スピン系トリック
- シフティー系トリック
- タップ系トリック
- レイト系トリック
- ワンフット系トリック
- 3D系トリック
- ラントリ系トリック
- その他トリック
下の記事では、カテゴリー別にyoutube動画をまとめました。
技の種類を知りたいという方は、合わせて参照ください。
→グラトリのトリックってどんな種類があるの?カテゴリー別にyoutube動画まとめてみた!
グラトリにおすすめの板、ブーツ、ビンディング
![](https://rakusnow.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_7344.jpg)
グラトリが上達するにはギア選びが重要です。
- グラトリするなら柔らかいギアが良い
- ボードは短め
- SNSの評判をもとに購入
上記の選び方はすべて誤り。
それこそギア選びに失敗すると、上達の妨げになることも…
下記の記事は、知人のインストラクターやプロショップ店長、プロライダーさんの話をもとに選び方のコツやおすすめのグラトリ専用ギアを紹介してます。
今シーズンはさらに上達したいという方、ギア選びに失敗したくない方はぜひご一読ください。
→スノーボードのプロ達に聞いた正しいグラトリ用の板選びとは?今シーズンのブランド別おすすめモデルも教えるよ
→最強のモデルはこれだ!ベテランボーダーが本気でおすすめするグラトリ用ビンディング11選
→本気で上達したいならこれ!ベテランボーダーがおすすめするグラトリ用ブーツ10選
まとめ
たかが180から半回転増えただけで一気に難しくなりますよね。
最終的にビタ着でメイク(成功)できるようになるにはそれなりに練習が必要ですが、「なんちゃって360」なら簡単に感覚をつかむことができます。
ぜひゲレンデで試してみてくださいね!
【GIF】
![](https://rakusnow.com/wp-content/uploads/2017/12/ダウンロー2342342349249239ド.gif)
もし「なんちゃって360」でもつまずくようなら、ジャンプしなくてもオーリーのタイミングがつかめるフロントサイドピボット360から練習してみましょう。
→憧れの360が簡単にできる!?ピボットスピン360のコツ教えます
また他のグラトリハウツーに関しては関連記事も参照ください。
【関連記事】
→【グラトリ初心者必読】スノーボードで技をやってみたいけど何から始めればいいの?
→これができれば脱初級者!?ソバット(アンディ)360のコツは勢いにあり