【24-25】創始者尾川プロに聞いた!最強グラトリボードスプレッドの人気モデル

※本ページは広告が含まれています。

グラトリ界のレジェンド、尾川慎二プロを中心に2017年よりスタートしたブランド、スプレッドスノーボード。

当ブログは4年前より取材させていただいてますが、ブランド人気とともにモデル数も増えて「どれを選べばいいか分からない」というグラトラーも多いと思います。

今回は尾川プロにインタビューする機会をいただいたので、各シリーズの特徴や人気モデルについてうかがってきました。

スプレッドスノーボードの魅力は軽さ・反発・扱いやすさ

スプレッドのコンセプトや魅力は?

スプレッドは「広める」という意味があるのですが、スノーボードを通じて笑顔や繋がりを広めていきたいとの思いからこのブランド名にしました。

スプレッドスノーボードの魅力は、軽さ・反発・扱いやすさです。

特に軽さは、空中に飛び出すスピードや滞空時間に影響します。滞空時間が長ければ、より空中でのスタイルも出しやすくなりますよね。

また、軽量化することにより、脚力の弱い女性ボーダーにも扱いやすい板になっています。一日中グラトリしても、足への負担が少ないです。

ただ、軽量化するとどうしてもコアが薄くなって折れやすくなるので、軽さと強度のバランスにはこだわりました。

今季のラインナップはLT、X、RDの3シリーズ

スプレッドの今季のラインナップを教えてもらえますか?

今期はLTシリーズ、Xシリーズ、そしてラントリ・カービングに特化したRDシリーズの3つをラインナップしています。

LTシリーズのアウトラインはすべて同じで、キャンバーのLTA、フレックスを柔らかくしたLTA-F、可変キャンバーのLTBがあります。

Xシリーズもアウトラインはすべて同じで、キャンバーのAX、フレックスを柔らかくしたAX-F、可変キャンバーのBXがあります。

Xシリーズの人気モデルはBX、LTシリーズの人気モデルはLTB

左が柔らかいAX-F、右が張りのあるBX

Xシリーズの人気モデルを教えていただけますか?

キャンバーで柔らかいAX-Fと可変キャンバーのBXです。特にBXがよく売れてます。

LTAとほぼ同じフレックスですが、BXのほうが少し張りがある乗り心地。

アウトラインはAXと同じだけど、BXはマイルドに乗れるのがポイントですね。

BXはユーザーさんにチート板とか神板って呼ばれますよ(笑)

LTシリーズの人気モデルを教えてもらえますか?

LTシリーズで一番売れているのは可変キャンバーのLTBですね。

キャンバーのLTAとアウトラインはまったく一緒なんですが、可変キャンバーのLTBのほうがしならせる点が近いので柔らかく感じると思います。

乗り味がマイルドな分、エッジの抜き差しもしやすい板です。

ボードはスタイルで選んで欲しい

軽量で扱いやすいLTシリーズ。左から人気のLTB、LTA-F、レディースのLTY

グラトラーとしてはスプレッドのおすすめモデルが気になるところですが?

おすすめモデルというよりは、グラトリボードはスタイルによって選んで欲しいと思ってます。

よくお客さんに「1日にどういうトリックをされることが多いですか?3つ上げてください」って聞くんです。

飛び系3つだったらキャンバーをおすすめしますし、乗り系多めの方だったら可変キャンバーをおすすめします。

レングスに関しても、飛び系の方だったら短め、乗り系多めの方だったら長めをおすすめしますね。

【筆者補足】フローチャート作ってみました

初心者の方でも選びやすいようにチャート表を作ってみました。

Xシリーズの特徴はエッジグリップが強く安定性が高いこと

強いグリップと高い安定感が特徴のXシリーズ。左から人気のBX、AX-F、AX-F(CV)

あらためてXシリーズの特徴を教えてもらえますか?

Xシリーズはウエストが細くサイドカーブがきついので、雪面への捉えが早く、スピントリックでは遠心力が使いやすいです。

またLTシリーズよりコンベックスが薄いので操作感はシビアですが、その分エッジグリップが強いので足下の安定感が増します。

さらに高密度の木材を使用しているので剛性・耐久性が高い。スピードを出してもまったくバタつきません。

LTシリーズよりも有効エッジが長いですよね?

Xシリーズは有効エッジを長めにしているので、たとえば152を乗ってる方がXシリーズの150に乗り換えても問題ないと思います。

サイズが上がる毎に3%づつフレックスを強くしているので、硬く感じる方はサイズダウンしてもいいですね。

LTシリーズより操作は難しいですが、向上心のある方なら最初からXに乗ってもいいと思います。

LTシリーズの特徴は軽量で操作性しやすいこと

人気のLTB。高級感漂う洗練されたデザイン

LTシリーズの特徴を教えてもらえますか?

LTシリーズはコアに桐とヒノキを使っているので、軽量なボードに仕上がっています。

またXシリーズよりもウエストが太く、プレスの安定感が抜群です。

ウエストが太いと気持ちセンターが硬く感じるかもしれませんが、しならせたあとの反発が爆発的に返ってきます。

コンベックス(船底形状)も強めに設定しているので、取り回しが良いです。

コンベックスとは

ソールに丸みをつけることにより、逆エッジしづらくなる加工のこと。

エッジが引っかかりにくいので、スムーズに次のトリックへつなげていけます。

コンベックスの強い板とかダブキャンに乗られている方は、LTシリーズのほうが違和感なく乗れると思います。

レディースモデルは柔らかいLTVが人気

LTVは女性の脚力でも扱いやすいフレックスに仕上がっている

レディースモデルはLTVとLTYをラインナップしてますよね?

はい、LTVとLTYは同じアウトラインですが、Vのほうが全体的に柔らかい。レディースはしならせやすいLTVが人気ですね。

LTYは全体的に硬いですが、センターフレックスを柔らかく設定しているので、ダブキャンのようなしならせ方ができます。

レディーズモデルもバージョンアップしたそうですね?

昨シーズンモデルに比べ、ウエストを5mm程度太くしてます。細身がトレンドになっていく中で、あえて他ブランドと差別化しました。

両モデルとも太いので、ターン時にバタつかない。

ボードが太いと硬い印象を持たれるんですが、フレックスは年々柔らかくしているので、とても乗りやすくなっていると思います。

スプレッドはキャンバーのみのラインナップ

スプレッドは創業時からキャンバーと可変キャンバーのラインナップしかありませんよね?

たしかにダブキャンは売れるんですが(笑)僕としてはターンにこだわったうえでトリックをしてほしいという願いがあります。

実際、大会もターンが8割ですからね。

それにダブキャンだと着地がずれやすくなるし、アイスバーンだとエッジが抜けやすく怪我のもとでもありますからね。

特に初心者の方だと、乗り系トリックしか上達しないので。

ある程度スタイルが完成されたボーダーがダブキャンに乗るのはアリだと思いますが、初心者の方にこそキャンバーで板のしならせ方を覚えて欲しいと思います。

RDはラントリ・カービング特化のセミハンマーボード

今季新しくラインナップに加わったRDは、ラントリ・カービングに特化したボードです。

Rセミハンマー形状だけどセンターが柔らかくて、テクニカルボードとグラトリボードの特徴を合わせ持った今までにないスペックになってます。

RDに関しては監修者の菅谷佑之介プロに詳しく伺ってきました。

気になる方は以下の記事も合わせて参照ください。

新次元のグラトリボード!スプレッドRDの魅力を菅谷プロにインタビュー

人気ライダーに聞いた!おすすめのグラトリボード16選

先日神立で行われた試乗会に行ってまいりました。

人気のスプレッドはもちろん、GT、クロージャ、FNTCなど…人気ライダーさんに聞いたおすすめのグラトリボードを取材したので、気になる方は合わせて参照ください。

人気ライダーさん達に聞いた!おすすめのグラトリ板16選

まとめ

「スプレッドは憧れのブランドであり続けたい」と語る尾川慎二プロ。

実際、ブランド価値が毀損しないよう流通量をセーブしているそうです。

グラトリジャンルでは売れ筋である「ダブルキャンバー」や初心者向けの「柔らかすぎる板」を販売しないことにも、ブランドのこだわりを感じます。

たしかに中上級者はともかく、グラトリ初心者には敷居が高いブランドです。

でも、難しいからこそ、いったんコツを覚えたら爆発的に上達する板に仕上がってます。

筆者自身、初心者の頃からいきなり上級者の板を購入しました。

向上心のある初心者の方なら、いきなりBXやLTBを購入しても良いと思います。

「今シーズンはさらにグラトリが上達したい」というボーダーは、ぜひスプレッドをチェックしてください。

スプレッドスノーボードの取り扱い店に関しては、ホームページを参照ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

※日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。