こんにちは、スノーボード20年以上滑っている、らくスノです。
グラトリで360や540を練習されている方も多いと思いますが、高難度な技ほど簡単にはマスターできませんよね。
でも、難易度の高い技が必ずしもカッコいいと言えるのでしょうか?
実は低難易度な技でも、540や720以上にオシャレに見せるコツがあるんです!
しかも、この記事を読んだ瞬間から試すことができますよ。
今回は誰でも簡単にできるスタイルの出し方についてお話します。
きっとこの記事を読み終わる頃には、グラトリがワンランク上手になっています!
目次
スノーボードでいうスタイルとは個性のこと
スノーボードでいうスタイルとは個性のことです!
…って、いきなりそんなこと言われても、何のことだか分かりませんよね(笑)
でもね、そもそもスタイルって口で説明するのが難しいんですよ。
まずはスタイルの概念が理解できるように、逆立ちを例に説明させていただきます。
かわいいお子さんの逆立ちですね。
これはもはや逆立ちとか倒立の次元を超えてますが…
要はスタイルとはそういうことなんです。
同じ逆立ちでも、2枚目の写真は足先まで真っ直ぐ伸びて綺麗ですよね。
スノーボードでも同じことが言えます。
同じトリックでも、足先・指の先まで意識することによって技の見え方が大きく変わります。
つまりこれがスノーボードでいうスタイル(個性)なんです。
次項からは具体的なスタイルの出し方についてお話します。
スタイル次第でただのテールプレスが超カッコよく見える!
ここからはテールプレスを例にスタイルの出し方について説明したいと思います。
写真がテールプレス、またはテールマニュアルなんて呼ばれるトリックです。
初心者の方は、飛び跳ねない分オーリーよりも簡単に挑戦できるのではないでしょうか。
一見するとシンプルで何の面白みもないトリックですが、少しスタイルを加えるだけで驚くほど見え方が変わります。
上半身をひねってみよう!
先ほどと同じテールプレスですが、ひねりを加えるだけでこんなに変わります。
私の仲間内では「シボる」なんて言い方をしますね。(全国共通かどうかはわかりません)
これがスノーボードでいうスタイルになります。
足を伸ばしてみよう!
ある程度滑れる方は、さらにステップアップしてみましょう。
片足を伸ばし、さらに後ろ足へ体重を乗せるだけで、よりスタイリッシュに見えますね!
しつこいようですが、これも同じテールプレスという技です(笑)
さらに私の場合は、手首を「くの字」に曲げてスタイルを出しているつもりです。
ゲレンデだとこんな見え方になります。
どうです?スタイル出てるでしょ(笑)
グラトリだけでなく、ジブ(レールやボックスなど)やキッカー(ジャンプ台)でも使えるテクニック。
今回は分かりやすくテールプレスで説明しましたが、どんな技でも応用が可能です。
次項では、より上達を目指す方に向けて、スタイルの出し方応用編を解説したいと思います。
→グラトリのプレスは乗り方の意識さえ変えれば、劇的に上手くなるよ!
インディーグラブでスタイルを出してみよう!
スタイルの出し方は、さまざまなトリックで応用が可能です。
ここでは、キッカー(ジャンプ台)でのインディーグラブを例に説明していきたいと思います。
インディーグラブとは、ジャンプ中に後手でつま先側の板をつかむ技のこと。
家の中ではありません、空を飛んでいると仮定してください(笑)
片手を伸ばしてみよう!
逆の手を天に突き上げるようにひねってみます。
同じインディグラブですが、だいぶ雰囲気が変わりますね!
片足を伸ばしてみよう!
では、足を伸ばすとどうなるでしょうか?
完全に違う技に見えますね…でも、これも同じインディーグラブなんですよ!(この場合、ボーンやポークなんて言ったりしますね)
私の仲間内では「刺す」とか「ぶっ刺す」なんて言い方をします。(全国共通かどうか分かりません)
まずはできる技からひねりや腕の曲げ方を工夫してみてください。
グラトリ初級技27トリックまとめ
「もっとグラトリの技をマスターしたい!」
下の記事ではレベル別に27トリックのコツをまとめました。
180だけで7種、360は4種のバリエーションを解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。
→グラトリ初心者でも簡単にできるトリックや 最短でマスターするコツまで記事まとめ
グラトリ技一覧
一口にグラトリといっても、様々な技があります。
- 基本トリック
- スピン系トリック
- シフティー系トリック
- タップ系トリック
- レイト系トリック
- ワンフット系トリック
- 3D系トリック
- ラントリ系トリック
- その他トリック
下の記事では、カテゴリー別にyoutube動画をまとめました。
技の種類を知りたいという方は、合わせて参照ください。
→グラトリのトリックってどんな種類があるの?カテゴリー別にyoutube動画まとめてみた!
グラトリにおすすめの板、ブーツ、ビンディング
グラトリが上達するにはギア選びが重要です。
- グラトリするなら柔らかいギアが良い
- ボードは短め
- SNSの評判をもとに購入
上記の選び方はすべて誤り。
それこそギア選びに失敗すると、上達の妨げになることも…
下記の記事は、知人のインストラクターやプロショップ店長、プロライダーさんの話をもとに選び方のコツやおすすめのグラトリ専用ギアを紹介してます。
今シーズンはさらに上達したいという方、ギア選びに失敗したくない方はぜひご一読ください。
→スノーボードのプロ達に聞いた正しいグラトリ用の板選びとは?今シーズンのブランド別おすすめモデルも教えるよ
→最強のモデルはこれだ!ベテランボーダーが本気でおすすめするグラトリ用ビンディング11選
→本気で上達したいならこれ!ベテランボーダーがおすすめするグラトリ用ブーツ10選
まとめ
他のスノボハウツーは自分流のスタイルを加える手段について解説しているものがなかったので、この記事を書いてみました。
スノーボードでは「スタイル」なんて単語で言い表しますが、ファッションでも同じですよね。
白いシャツにニットを合わせるのかジャケットを着るのか、それがその人の個性(スタイル)になります。
ユーチューブでもハウツーDVDでもよ~く見てください。
上手い人はただ技をするだけでなく、必ず「スタイル」を意識しています。
でも、なかなか上達しないと嘆いている方ほど、テールプレスでもただ板を浮かせているだけの場合が多い気がします。
トリックするだけでなく、上半身のひねりや体重の乗せ方を意識するだけで、より自分のスタイル(個性)をアピールすることができるのです。
スタイルを意識できていれば、簡単な技でも「あの人今何やったの!?」とか「今の技すげぇ」となります。
初心者の方は簡単な技をよりカッコよく見せるために。
上達が止まりマンネリ気味の方には、いつもの技にアレンジを加えてよりスタイリッシュに。
ぜひゲレンデでお試しいただければと思います。
【関連記事】
→短く軽く柔らかい板がグラトリ向きとは限らない!選び方の基準はスタイルです
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→シフティのコツは上半身のひねり!?簡単な練習方法も教えます