【26-27版】人気ライダーさん達に聞いた!おすすめのグラトリ板16選

こんにちは!20年以上のスノーボードキャリアを持つ、元インストラクターの「らくスノ」です。

先日、神立スノーリゾートで開催された試乗会に遊びに行ってきました!

会場には、SPREAD(スプレッド)、CROOJA(クロージャ)、GT、FNTC、011 Artistic、RICE28、WRXなど、今のグラトリ界を牽引する人気ブランドが勢揃い。

最新のグラトリボードを片っ端から試乗しただけでなく、シーンを代表するトップライダーさんたちから直接お話を聞くこともできました!

というわけで今回は、ガッツリ乗り込んできた中から「これは間違いない!」と感じた今シーズンおすすめの板を詳しくレポートしていきたいと思います。

目次
元イントラでスノーボード専門ライター。数々の有名ライダーと取材経験あり。元々スロープスタイルの選手でしたが、 引退後はカービングやバックカントリーを中心にスノーボードを楽しんでいます。

グラトリボードとは→低速トリックに特化した板

グラトリボードはセンターが柔らかく、ノーズテールに張りがあるのが特徴。またサイドカーブが鋭角でエッジを引っ掛けやすい。

そもそも「グラトリボード」とは、低速でのトリックに特化した板全般のこと。

一番のポイントは、オールラウンドボードとの「フレックス(板の硬さ)」の違いです。よく「グラトリの板=柔らかい」と思われがちですが、実は柔らかすぎるとオーリー(ジャンプ)で踏み切るときに安定しないんですよね。

そこで最新のトレンドは、センター(足元)は柔らかく、ノーズ・テール(板の先端と後尾)にはしっかり張りを持たせるスタイル!これで「乗り系の安定感」と「弾き系のパワー」をバッチリ両立させているわけです。

さらに、エッジを捉えやすくするためにサイドカーブ(板のくびれ)を鋭くしたり、プレス(板の先端を浮かせる技)をしやすくするためにノーズ・テールを平らに仕上げたり……こだわりを挙げればキリがありません!

実際、私もオールラウンドボードだと540(1回転半)しか回せませんが、グラトリボードなら720(2回転)まで一気にいけちゃいます。

つまり、グラトリ特化の板を選ぶだけで、出せる技のクオリティやメイク率がガラリと変わってくるというわけです!

現状のグラトリボードは国内ブランドが最強

結論から言うと、いまグラトリボードを選ぶなら「国内ブランド」がダントツでクオリティ最高です!

なぜ国内ブランドがそこまで最強なのか、その理由を3つにまとめてみました。

  • そもそもグラトリは「日本独自の文化」だから!
  • 日本のトップライダーは、海外へレクチャーしに行くほど実力がブッ飛んでいるから!
  • 現役ライダーの声を反映した「ライダーズブランド」がめちゃくちゃ充実しているから!

逆に欧米などの海外ブランドは、そもそもグラトリを意識してボードを作っていません(笑)。だからこそ「本気でグラトリが上手くなりたい!」と思ったら、絶対に国内ブランドを選ぶのが大正解です。

というわけで、このあと紹介するおすすめのグラトリボードも、ほぼすべて国内ブランドから厳選しました!

元イントラが教える!正しいグラトリ板の選び方

  • 身長-20cmが適正な長さですよね?
  • 柔らかい板がグラトリ向きって聞いたけど?
  • グラトリするなら軽いほうがいいですよね?

上記は全部ウソです。正しい知識を元に板を選ばないと、グラトリも上達しません。

正しいグラトリ板の選び方の手順は以下の通りです。

次項から順番に解説します。

自分の目指すスタイルを考える

グラトリの技一覧

おすすめの板を見る前に、まずは「自分がどんなグラトリスタイルを目指したいか」を一度イメージしてみましょう!

ひとくちにグラトリと言っても、実はスタイルはさまざま。それなのに「高回転(弾き系)をやりたいのに、プレス(乗り系)特化の柔らかい板を買っちゃった……」なんてことになると、いつまで経っても上達できず迷子になってしまいます。

そこでまずは、自分がよく練習している技や、これからメイクしたい憧れの技を3〜4つピックアップしてみてください!

自分のやりたい技の傾向(弾きたいのか、乗りたいのか)が分かるだけで、自分に合う板選びが驚くほどスムーズになりますよ。

スタイルを元にフレックス(柔硬)を決める

グラトリボードのフレックス別の特徴一覧
スタイルフレックス
乗り系・グラトリ初心者ソフト
跳び・回転系ミドルソフト
ラントリ系ミドル

目指すスタイルが決まったら、次は「フレックス(板の硬さ)」を選んでいきましょう!

グラトリ初心者の方には、断然「柔らかい板」がおすすめです。
なぜなら、まだオーリー(踏み切り)が上手くできなくても、板が勝手にしなって反発を返してくれるから!最初は「トランポリンでポンポン跳んでるような感覚」を体験できたほうが、グラトリは絶対に楽しいですよ!

逆に中上級者の方なら、「ミドルソフト(やや硬め)以上」のフレックスに挑戦してほしいところ。
たしかに板が硬くなると乗り系トリックは少し難しくなりますが、そこはテクニックで十分カバーできます!それよりも、ハリがある板特有の「バチンッ!」と返ってくる強い反発力を味方につけたほうが、圧倒的に高回転や高さを狙えますからね。

ちなみに、プロのグラトリライダーさんの中にはセオリーを完全無視して板を選んでいる変態的な方もいますが(笑)、自分の筋力や滑りのクセがまだ分からないうちは、セオリー通りに選ぶのが一番の近道です。

まずは迷わず、上の表の通りにチョイスしてみてくださいね!

グラトリボード板は短ければ短いほどよい(ただし足幅注意)

身長で板を選ぶのはNG。日本人の平均身長から遠ざかるほど誤差が大きくなり適切なサイズが選べない。

よくショップのポップやネットの記事で「ボードの長さは身長マイナス15〜20cmが適正!」なんて言われますが……実はこれ、大きな罠(ウソ)なんです。

たしかに、男性なら170cm前後、女性なら158cm前後という「日本人の平均身長」くらいの方なら、この計算でもそこそこ丁度いいサイズになります。でも問題は、平均値から離れれば離れるほど、めちゃくちゃな誤差が出てしまうこと!

たとえば、高身長な185cmの人がこの計算通りに選ぶと、短く見積もっても「165cm」のボードになります。……いやいや、グラトリをやるには重すぎて絶対に振り回せないですよね(笑)。

なぜこんなズレが起きるのかというと、板がしなる固さ(フレックス)や耐荷重に大きく影響するのは、身長ではなく「体重」と「脚力」だからです。身長が高くても細身の人なら、長い板は硬すぎて使いこなせません。

では、一体どうすれば本当に自分に合った「ベストな長さの板」を見つけることができるのでしょうか?

板が短いほど、回転時に慣性モーメントが小さくなり、回転速度が速くなります。

では、一体どうすれば本当に自分に合った「ベストな長さの板」を見つけることができるのでしょうか?

まず大前提として覚えておいてほしいのが、「グラトリボードは短ければ短いほど有利!」ということです。

理由は単純で、同じモデルなら板が短いほうが圧倒的に軽くなるから!軽いほうがラクに高く跳べるし、足元の動きもめちゃくちゃ軽快になります。さらに、スイングウェイト(振り回す重さ)が軽くなるので、スピンの回転速度もグンと上がります。

「じゃあ、とことん短い板にすればいいの?」というと、そうはいきません(笑)。実際には自分の「スタンス幅(両足の間隔)」という制限があるからです。バインディングが取り付けられないほど短い板は選べないですよね。

つまり正解は、「自分のスタンス幅がしっかり確保できる限界の中で、一番短い板を選ぶ」ことになります!

元イントラの私が推奨する、この「失敗しないサイズ選び」の具体的な手順はズバリ以下の3ステップです!

ステップ1:まずは「カタログの推奨体重」をチェック!
上記の表は、その板が一番きれいにしなる「推奨体重」です。まずは自分の体重がその範囲に収まるサイズを絞り込みましょう。

ステップ2:次に「自分のスタンス幅」が入るか確認!
最初に絞り込んだサイズの中で、自分が普段滑っているバインディングの間隔(スタンス幅)が、板のインサートホール(ネジ穴)の範囲にしっかり収まるかを確認します。目安として、グラトリ特化なら推奨値より前後2〜3cm程度はみ出す(広くなる)分には許容範囲ですよ!

ステップ3:最後に「その中で一番短いもの」を選ぶ!
体重とスタンス幅の条件をクリアしたサイズが複数あれば、迷わず一番短いサイズをチョイスしてください。これでグラトリに最適な「軽さ」と「取り回しの良さ」が手に入ります!

初心者はダブキャン、中上級者は可変orキャンバーがセオリー

スタイル、フレックス、長さが決まったら、最後にチェックしたいのが「ベント(板の断面形状)」です。
(※よく『シェイプ』と混ざりやすいですが、板を横から見たときのソリ具合のことですね!)

現在、市場に出回っているグラトリボードの9割以上が、これから紹介する3つの形状のどれかに当てはまります。

基本的には、初心者は「ダブルキャンバー」、中上級者は「キャンバー」か「可変キャンバー」を選ぶのがセオリーです。

🔰 初心者にイチオシ:ダブルキャンバー(ダブキャン)

グラトリの練習で誰もが通る恐怖の道、それが「逆エッジ」での激しい転倒です(笑)。
ダブルキャンバーは構造上、この逆エッジのリスクをめちゃくちゃ減らしてくれます! さらに足元がルーズに動いて操作性も軽快なので、とにかく乗りやすくて扱いやすいのがメリット。
ただし、板全体の反発力や雪面を噛むグリップ力は少しマイルドになるため、大きな高さや滞空時間が必要なハイレベルな技には、ちょっと物足りなくなることもあります。

🔥 中上級者・高回転を狙うなら:キャンバー & 可変キャンバー

こちらはダブキャンに比べると逆エッジのリスクは高くなりますが、その代わりに圧倒的な「反発力」と「エッジのグリップ力」が手に入ります!
「540(1回転半)をきれいにロックさせたい!」「憧れの720(2回転)に挑戦したい!」という熱いグラトラーは、迷わずキャンバーか可変キャンバーを選ぶのがベストです。

もちろん、ここでもセオリーをガン無視して独自のスタイルを貫く上級者ライダーさんもたくさんいますが(笑)、まだ自分のスタイルが固まっていないうちは、この基本を基準に選ぶのが一番失敗しませんよ!

板の軽重のメリット・デメリットを知る

「スノボの板は、とにかく軽ければ軽いほど良い!」と思っている方も多いですが……実はこれも大きな勘違いなんです。

たしかに軽い板は取り回しがラクな反面、「安定感」や「強度」が落ちてしまうという弱点があります。つまり、スピードを出したときに雪面でバタつきやすかったり、無理な着地で折れやすかったりするデメリットがあるんですね。

そのため、ある程度筋力がある方や、スピードに乗ったトリックを目指す中上級者の方なら、多少の重さがあっても「安定感」と「強度」がしっかりしたタフなモデルを選ぶのがおすすめです!

逆に、まったり楽しむ乗り系トリックや、360(1回転)くらいの回転数をサクッとこなしたいスタイルであれば、操作性重視で軽量な板を選んでもバッチリ活躍してくれますよ。

おすすめのグラトリボード総合ランキングTOP6

ここからは、今回の試乗会で各ブランドの代表やスタッフさん、そしてトップライダーたちに直接リサーチした「本当に売れてる人気グラトリボード」をガッツリ紹介していきます!

現場の最前線にいるプロたちから生の声を聞き出してきたので、情報の正確さとガチ度は間違いありません。

正直、どの板もクオリティが高すぎて「順位をつけるなんておこがましい!」と感じるレベルの神板ばかりです(笑)。

「今シーズンこそ、究極のグラトリパフォーマンスを手に入れたい!」という方は、これから紹介するモデルを選べば絶対に失敗しませんよ!

軽量で高反発!スプレッド/BX

現役のスプレッドライダーである堀内礼くんや田中彪麻くんはもちろん、ジェジュンくん、京極翔吾くん、江端翔兵くんなど、いまグラトリシーンの最前線で活躍しているプロたちも、もともとはスプレッドライダーだった方が本当に多いんですよね。

そんな実力派ぞろいのスプレッドには魅力的なグラトリボードが豊富にラインナップされています。その中でも今回は、代表の尾川慎二さんから「一番人気でイチオシ!」と太鼓判を押された『BX(ビーエックス)』をピックアップしてご紹介します!

BXは可変キャンバーを採用していて、ブランドの全モデルの中でも、特にエッジグリップが強く、安定性がピカイチなボードに仕上がっています。

さらに、スプレッドのアイデンティティでもある「軽さ」には並々ならぬこだわりが詰まっています。ボードが軽いと、空中へ飛び出すスピードが上がって滞空時間が長くなりますし、空中でのスタイルもグッと出しやすくなりますからね。

慎二さんいわく、「とにかく軽さと剛性のバランスをとるのが難しかった」とのこと。何度もテストボードを作っては調整を繰り返し、極限のバランスを追求したと熱く語ってくれました。

24-25スプレッド取材

また、BXは有効エッジが長めに設計されているのも大きな特徴です。そのため、普段よりワンサイズ落として選んでも高い安定性をキープできます。たとえば、今152cmの板に乗っている方がBXの150cmに乗り換えても、まったく問題ありません。板を短くできるぶん、さらに取り回しが軽くなってトリックが仕掛けやすくなりますよ。

実際に乗っているユーザーさんの間では、あまりの扱いやすさから「チート板」や「神板」なんて呼ばれているそうです。

グラトリボードというと派手なデザインが多い印象ですが、BXはシンプルで高級感のあるビジュアルを意識して作られています。この洗練されたルックスなら、私のようなアダルトボーダーでも気兼ねなく選びやすいですよね。

軽さ、グリップ力、操作性。グラトリに必要な要素がすべて詰まったこのボード、もし迷っているならもう騙されたと思って一度乗ってみてください。絶対に後悔はしませんから!尾川慎二さんご本人へのインタビュー記事もぜひあわせて参照してみてくださいね。

創始者尾川慎二プロに聞いてみた!最強グラトリボードスプレッドのおすすめモデル

上級者向け高回転モデル!スプレッド/ZERO(レディースあり)

スプレッドといえば、日本を代表するグラトリライダーである堀内礼くんが使用するモデル「ZERO(ゼロ)」も外せませんよね。

こちらも直接ご本人にインタビューをさせていただいたのですが、ZEROはウエスト(板の真ん中の幅)が細く、サイドカーブがギュッとキツめに設計されているのが特徴だそうです。そのため、ターンやスピンで回転するときの遠心力を最大限に活かせるモデルに仕上がっています。

また、あえて密度の大きいしっかりとしたウッド素材を使用しているのもポイント。手に持つと少し重みを感じるかもしれませんが、そのぶん雪面をパチンと弾いたときの反発力はまさに抜群!圧倒的な高さを生み出してくれる頼もしい一本です。

インタビューを受ける堀内礼くん

ZEROの構造的な強みは、センター(板の中央)が大きくしなったとき、ノーズとテールが硬いぶんしっかり「耐えしろ」を残してくれる点にあります。この絶妙な硬さのおかげで、雪面に対して高いポジションをキープしたままトリックを仕掛けられるんですよね。

さらに、ノーズとテールにパンと張りのある硬さがあることで、トーション(板のねじれ)をコントロールしやすくなります。これが、高回転などの「跳び系トリック」で圧倒的な高さを生み出せる秘密なんです。

ぶっちゃけ乗りこなすのは少し難しい玄人向けのモデルですが、自分の脚力に自信がある方なら、絶対にZEROがおすすめですよ!

ちなみに、スプレッドのボードは1サイズ下がるごとに、フレックス(板の硬さ)も3%ずつ柔らかくなる設計になっています。「ちょっと硬そうだな…」と感じても、サイズダウンして選べば一気に取り回しが良くなって扱いやすくなりますよ。

スプレッドZEROの魅力を人気ライダー堀内礼くんにインタビュー

オールラウンドに乗れるグラトリボード!ナンバー/V(ファイブ)

数々のグラトリ大会で優勝を重ね、スタイル全開の低回転から、ロデオ、ノーリー540ロック、720といった超高難易度のトリックまでサラリと披露してしまう異次元のプロライダー、京極翔吾くん。

そんな彼が満を持して始動させた、いま話題沸騰中の最先端グラトリボードブランドが『NUMBER(ナンバー)』です。

初シーズンは、今回の神立の試乗会にはまだ一般出品されていなかったのですが、独自のコネをフル活用して(笑)、特別にテストライドさせていただきました!

このボードの何が最高って、まずは「まだまだ乗っている人が少ないレアボード」という点が挙げられます。実際、今回の試乗会でもゲレンデでこの板を転がしていたのは私だけ。ボードを小脇に抱えて歩いているだけで、周りの目の肥えたグラトラーたちからの「おい、あれ何だ!?」「まさかNUMBERか!?」というガン見の視線をめちゃくちゃ痛いほど感じて、心の中でニヤニヤが止まりませんでした(笑)。

京極プロのバストアップ写真

NUMBERの一番の特徴は、ノーズのキック(板の先端の反り上がり)を通常よりも2cm長めに設計しているところ。実際に私もゲレンデでグラトリを試してみたのですが、このノーズの長さのおかげで、サシ(プレス系)やコンパス系、さらにはノーリー系の技がとにかく引っかからずに驚くほどやりやすかったですね。

京極プロは、「いまの若い世代のライダーって、ゲレンデではグラトリしかしないという子が多いんですよね。だからこそNUMBERは、あえてグラトリだけに縛られず、山全体を縦横無尽に遊び尽くせるように設計しているんです」と熱く語ってくれました。

その言葉通り、グラトリをメインでゴリゴリに攻められるポテンシャルを持ちながら、キレのあるカービング、ふわふわのパウダー、そしてパークのキッカーやアイテムまで、これ1本で何でもこなせる極上のオールマウンテン・グラトリボードに仕上がっています。

実は当ブログでは、そんな京極プロへの独占取材を敢行させていただきました!まだまだネット上にも全然情報が出回っていない、NUMBERの隠された秘密や詳細なスペックについてもっと深く知りたい方は、ぜひこちらの詳細記事もあわせてチェックしてみてくださいね。

オールラウンドに乗れるグラトリボード!NUMBERの秘密を京極プロに聞いてみた

こきっすんさんもイチオシ!GT/BUFF(バフ)

こきっすんさんが手掛ける『GT(ジーティー)』のブースも、当日は行列ができるほどの大人気スポットになっていました!事前にアポイントを取っていたわけではないので、今回は立ち話程度しかお話しできなかったのですが、そんな忙しい中でも板の特徴をものすごく端的に、わかりやすく教えてくれました。

「基本、GTのボードはどれを選んでも間違いないよ!」とのことだったのですが、その中でも特に一番人気を誇るフラッグシップモデル『BUFF(バフ)』を教えてもらったのでご紹介します。

このBUFFの最大の特徴は、GTのラインナップの中で「唯一のダブルキャンバー(ダブキャン)ボード」であるという点です。

一般的なダブルキャンバーの板って、トリックを仕掛けて雪面をパチンと弾いたときに、板が返りすぎて体が後ろに「まくられて(捲られて)」転びやすいという弱点があるんですよね。ですが、BUFFはその弱点を見事に克服しています。板がグッと大きくしなったその先に、あえて張りの強い(硬めの)ノーズとテールを設計しているため、限界の手前でしっかりと耐えてくれるんです。

筆者にBUFFの特徴を教えてくれるこきっすんさん

また、こきっすんさんも「かなり軽量化を意識して作った」と仰っていた通り、実際に手で持ってみたら驚くほどめちゃくちゃ軽かったです。

さらにGTというブランド自体が、板の縦の硬さ(フレックス)だけでなく、横のねじれ(トーション)のコントロールしやすさをものすごく重要視して開発されています。このこだわりの設計が、ユーザーの間での「とにかく取り回しが良くて扱いやすい!」という高い評価に繋がっているんですよね。

動きの自由度が圧倒的に高いので、たとえばプレス系の技をひとつ繰り出すだけでも、「いま自分はしっかり板の芯に乗れているな」という感覚がダイレクトに伝わってきます。そのため、これからスタイルを磨きたいグラトリ初中級者の方にも自信を持っておすすめできる最高のグラトリボードです!

高回転から乗り系までこなせる!クロージャ/WORM(レディースあり)

今回の試乗会イベントで、ひときわ熱い視線を集めていたのがCROOJA(クロージャ)のブース!出店ブランドの中でもトップクラスの人気を誇っていて、スタッフの皆さんは試乗用のビンディングの付け替え作業に追われて、息をつく暇もないほどめちゃくちゃ大変そうでした。

そんな大注目ブランドCROOJAのラインナップの中で、不動のベストセラーとして君臨しているのが、YouTubeのグラトリ動画でもお馴染みの中川智貴プロも愛用するフラッグシップモデル『WORM(ワーム)』です。実際、私もいろいろなスキー場へ行きますが、ゲレンデを見渡せば「必ず1人はWORMに乗っている人を見かけるな」って思うほど、圧倒的なシェアを誇っていますよね。

グラトリ動画の解説やメーカー情報でも話題になっていますが、今シーズンのWORMは「センターフレックス(板の中央部分の硬さ)を少し固め」に設定して、全体の安定感をグッと底上げしてきたそうです。

たしかに、プレスなどの乗り系トリックの真骨頂といえば「ダブルキャンバー(ダブキャン)」構造の板ですが、従来の柔らかすぎるダブキャンって、板にしならせて乗った後に柔らかすぎて体勢をキープできずに潰れてしまったり、耐えきれずに後ろにまくられて転んじゃったりする弱点があるんですよね。

でも、今期のWORMはその弱点を見事に克服しています!実際に試乗して感じた新しいWORMの強みは、ノーズやテールを軽い力でグッと持ち上げられる高い操作性で足が引き上げやすいこと。そして、センターが程よく踏ん張ってくれるから、プレスの限界点で板がピタッと止まって、驚くほど体勢を保ちやすいピークでカチッと止まる板に仕上がっていました。

この適度なハリがあるおかげで、高回転系のトリックに勢いよく飛び込めるのはもちろん、私みたいにじっくり板に乗り続ける「点乗り(一点集中でのプレス)」が大好物なライダーにこそ、これ以上ないほど刺さる仕上がりになっています!動きの自由度が高くて、板の芯に乗れている感覚がダイレクトに伝わってくるので、これから技のクオリティを磨いていきたいグラトリ初中級者のステップアップボードとしても自信を持っておすすめできる最高の1本です!

点乗り特化のグラトリボード!ライス28/GT2(レディースあり)

GT2を一言で表すと、まさに「究極の点乗りボード」です!

そもそもブランド側が「点乗り特化」と言い切っちゃっているところがすごく斬新ですし、へたに「何でもできる万能な板だよ」なんて説明されるよりも、よほど尖っていて信用できますよね。

実は筆者も実際に試乗してみたのですが、ダブルキャンバー構造と柔らかめのセンターフレックスが見事に効いていて、めちゃくちゃプレスがしやすいんですよ。

さらにトーション(ねじれ)もかなり柔らかく作られているので、サシ540みたいな技も引っかからずに超絶回しやすい仕上がりになっています!

さらにノーズとテールにはしっかりとした芯(ハリ)があるので、点で乗ったときにめちゃくちゃ安定します。

だから、力任せにぶん回すよりも、あえてスロー回転の渋いスタイルにした方が見た目も圧倒的にカッコいいですし、この板の真価を一番発揮できますね。

「じゃあ、そこまで乗り系に特化してたら弾きはどうなの?」と思うかもしれませんが、そこはさすがの設計で、足元にしっかりグラトリ用のプレートが仕込まれているんですよ。なので、板の反発をしっかり使える上手い方なら、余裕で720まで回せちゃいます!

超軽量で扱いやすいグラトリボード5選

続いては、超軽量で扱いやすいグラトリボードを紹介します!

スノーボードって、ただ「軽ければ良い」という単純なものではないんですよね。でも、やっぱり脚力にあまり自信のない方や、疲れずに1日中遊び尽くしたい方にとって、ボードの軽さは大きなメリットになります。

これから紹介するモデルは、すべて私が実際に現地で手で触って、その軽さを体感してきた板ばかりです。軽さと扱いやすさには間違いなく太鼓判を押せるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

究極の軽さ!011アーティスティック/X FLY SPIN(レディースあり)

インタースタイルという展示会でもお会いした代表の相内会長は、日本のグラトリシーンの黎明期を支えたまさに伝説的なスノーボーダーです!

そんな相内会長が立ち上げた「元祖グラトリ特化ブランド」である011(ゼロワンワン)のラインナップにおいて、今一番の人気を誇っているのが『X FLY SPIN(エックスフライスピン)』です。

なんといっても、このFLYシリーズは驚くほどクソ軽いんですよ!サーフボードの芯材としても使われている「フォームコア」を採用しているので、手にした瞬間からその軽さに驚きますし、ゲレンデでもとにかく扱いやすいのが大きな魅力です。

また、X FLY SPINは011のラインナップの中でも比較的しっかりとした張り(反発)があるモデルなので、トリックを仕掛けて雪面を弾いたときに、圧倒的な高さを出すことができます。

形状はダブルキャンバー(ダブキャン)になっているので、雪面を滑らかに滑らせるサシ系やコンパス系のトリックもめちゃくちゃやりやすいんですよね。

「ダブキャンだとルーズすぎて高回転の着地でズレそう」と思うかもしれませんが、そこは計算し尽くされています。一般的なロッカーボードのように常に片足が浮いているような極端な構造ではなく、アーチをあえて浅めに設計しているため、ノーリー720などのシビアな高回転トリックを決めたときでも、ブレずにビタ止めできちゃいます!

グラトリ板の名機!011アーティスティック/DOUBLE FLY(レディースあり)

グラトリボードの中でも、もっとも長い歴史を誇る名機といえば、やっぱりこの『DOUBLE(ダブル)』です!

一般的に「柔らかい板」って、トリックを仕掛けたときにオーリーの反応が遅かったり、反発が弱かったりしがちですよね……。

でも、このダブルはただ柔らかいだけの板とはワケが違います!オーリーで雪面を弾くポジションにはしっかりとした強い張りを残しつつ、プレスでグッと体を出してしならせたい部分だけが柔軟に曲がるように、絶妙なバランスで作られているんです。

だから、テンポの早いクイックな弾き系トリックを仕掛けたときには「パンッ!」と強く反発してくれますし、じっくり魅せるスローな乗り系トリックのときには、驚くほど簡単に板がしなって曲がってくれるんですよね。

さらに、ダブルにはソール(裏面)が船の底のように丸くなっている「コンベックスソール」が採用されているので、回転が少し足りないときの着地でも、あの恐怖の逆エッジをしっかりと防いでくれます。

たとえばソネ系の技なんかは、最後にヒールエッジ側に返すときの逆エッジがめちゃくちゃ怖いと思うのですが、板の引っかかりが一切ないので、意外とすんなりメイクできちゃいました!

形状自体はキャンバーベースなのですが、あえて足元にフラットな部分を設けているため、まだ板をパチンと弾く感覚を掴みきれていないグラトリ初中級者の方でも、簡単に高さを出しやすいおすすめのボードです!

まったく新しいコンセプトのグラトリボード!スプレッド/RD

なんと、まったく新しいコンセプトのグラトリボードを、ライダーの菅谷プロが作ってしまいました!

その名も『RD』。この板、なんと形状が「セミハンマー」になっているのですが、センター部分がすごく柔らかく作られているんです。まさに、カービングボードの圧倒的なエッジグリップ力と、グラトリボードの自由自在に扱えるしなやかさを合わせ持った、今までにない革新的なスペックに仕上がっています!

25-26RDのボードを持つスプレッドライダー菅谷くん

「ガチガチのグラトラーも、ハンマーヘッドっていう先入観を持たずに一回乗ってみてほしい!」と熱く語る菅谷プロ。

正直、「セミハンマー形状」って聞いた時点で、「板が硬そう、重そう、グラトリはやりにくそう……」って構えちゃうグラトラーも多いと思うんですよね。でも、このRDなら全然そんな心配は要らなくて、720(セブントゥエンティ)などの高回転系からプレスなどの乗り系トリックまで、めちゃくちゃスムーズにこなせちゃいますよ!

これだけカービングとグラトリを高次元で融合させた最新の機能を持っていながら、定価がなんと10万円以内に抑えられているのも本当に驚きです。カービングを織り交ぜるラントリユーザーはもちろんのこと、技のキレや新しさを追求するガチのグラトラーにも自信を持っておすすめできる、新時代のグラトリボードです!

ちなみに、こちらのRDについても現地で独占インタビューをさせていただきました!ボードの細かい設計や菅谷プロのこだわりをさらに詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね!

新次元のグラトリボード!スプレッドRDの魅力を菅谷プロにインタビュー

軽量&高反発!TORQREX/ディアブロ(レディースあり)

トルクレックス(TORQREX)の特徴といえば、何といっても特許を取得しているガラス心材(芯材)ですよね!

トランポリンのスプリングなんかを想像してもらうと分かりやすいと思うのですが、この特殊なガラス心材を使用することによって、板の反発力がとんでもなく増大するんです。さらに、スピードを出した高速滑走時でも、板がバタバタと暴れるのをしっかりと抑えてくれる効果もあります。

実際に乗ってみると、オーリーを仕掛けて後ろ足にグッと荷重する瞬間までは、実は他のボードとそこまで変わらない感覚なんですよね。ところが、その次の瞬間、信じられないくらいの強い反発が「ポンッ!」と足元に返ってくるんです!

また、釣り竿などにも使われている超高強度ポリエチレン素材が、ボードの対角線上にエックス状に配置されているのもポイント。これがあるおかげで、持ったときは驚くほど軽い中にも、滑り出すとしっかりとした芯が一本通っているような、ものすごく頼もしいボードに仕上がっています。

しかも、このモデルはトルクレックスの全ラインナップの中でも「最軽量」を誇るモデルなので、脚力や筋力に自信のない方でも思い通りにコントロールしやすくて、とにかく扱いやすいのが大きな魅力です!

オールカーボンで最強の弾きを実現!ヨネックス/アクセ(レディースあり)

ヨネックス(YONEX)の『ACHSE(アクセ)』は、日本を代表するグラトリライダーの一人である藤田あまねくんも使用している大注目モデルです!

そして、私が今さら言うまでもないかもしれませんが、ヨネックスといえばやっぱり世界に誇る「オールカーボンボード」ですよね。カーボン製の板はとにかく軽くて、動いたときの反応やハネ返る反発力がめちゃくちゃ良いので、グラトリボーダーの間でも本当に愛用者が多いブランドなんです。

そんなACHSEの最大の特徴が、足元に仕込まれた「カーボンリボン」の存在。板の先端(チップ部分)にエックス字(X)に配置されたカーボンが、乗り手の細かな動きに対してよりクイックに反応してくれるので、自分のパワーを一切ロスすることなく、ダイレクトに強い反発として得ることができるんですよね。

グラトリって、実はこのチップ部分の横のねじれ(トーション)や縦のしなり(フレックス)がものすごく大事になってきます。特にプレスなどの乗り系の技は、チップ部分が自分の動きに合わせてクイックに反応してくれるだけで、めちゃくちゃやりやすさが変わってくるんですよ。

さらに嬉しいことに、24-25シーズンからはこのチップ部分の面積がさらに広く設計変更されました!そのおかげで、板の本当にギリギリの先端部分にめちゃくちゃ乗りやすくなっています。

なんといっても、モデル名になっている「ACHSE(アクセ)」はドイツ語で「軸」という意味がある通り、軸をカチッと決めて回るサシ系のトリックで圧倒的な真価を発揮してくれますよ!

ベースはしっかり高さを出せるキャンバー形状ですが、ノーズとテールの先端部分があえてフラット(平ら)になっているので、引っかかりがなくて板をパチンと弾きやすいのも扱いやすさの秘密です。

これまでヨネックスの板にはさんざんお世話になってきた私が、初心者から上級者まで自信を持っておすすめできる至高の1枚に仕上がっています!

安価だけど高機能!コスパ最強のグラトリボード5選

学生さんやグラトリ初心者の方にとって、9万円や10万円といった金額は、なかなかすぐに出せるお値段ではないですよね……。

そこでこのパートでは、お財布に優しい「安価」でありながら、上位モデルに負けない「高機能」を詰め込んだコスパ最強のグラトリボードをご紹介します!

シーズン終わりの型落ちモデルなどをうまく狙えば、ここからさらに驚くほどお安く購入することも可能なので、予算を抑えて最高の相棒を見つけたい方は必見ですよ!

日本で一番売れてるグラトリ板!FNTC/TNT R、C、L(レディースあり)

今回FNTCブースには残念ながら代表のタッキーさんはいませんでしたが、スタッフさんがとても丁寧に板の解説をしてくださいました!

FNTC(エフエヌティーシー)も本当に素晴らしいグラトリボードがたくさんラインナップされているので、どれを取り上げるかすごく迷ったのですが……やっぱり圧倒的な知名度を誇る『TNT(ティーエヌティー)』を紹介しないわけにはいかないでしょう!

なんといっても、「日本で一番売れているグラトリボード」ですからね。ゲレンデでも見かけない日はないくらい、圧倒的な人気と実績を誇る超王道モデルです!

でも、なぜTNTがそれほど人気なのでしょうか。その理由は、徹底的にユーザー目線で作られているからなんです。

実はTNTって、プロライダーのためではなく、「初心者がとにかく乗りやすい板」という明確なコンセプトを掲げて開発されているんですよね。

さらにブランドとしての姿勢も素晴らしくて、商品説明がとにかく丁寧なので、購入した後に「思っていたのと違った……」なんて後悔することがありません。それどころか、良いところだけでなく「TNTのデメリット」もしっかりと伝えているので、乗る側も納得して選ぶことができる、すごく誠実なブランドなんです。

これだけ高い機能性を持っていながら、価格がものすごくリーズナブルに抑えられているのも人気の秘密です。

ボード自体は「ものすごく軽量」ってわけではないのですが、プレスの効いた乗り系から、鋭く回す回転系まで、中難易度くらいの技までならこれ1枚で難なくこなしてくれます。

ちなみに、TNTには『R』『C』『L』の3種類のモデルが用意されています。

  • 低速でのグラトリをメインに楽しみたいなら『R(アール)』
  • カービングやラントリにも挑戦したいなら『C(シー)』
  • その両方を欲張りに楽しみたいなら『L(エル)』がそれぞれおすすめです。

今年こそは360(スリーシックスティ)や540(ファイブフォーティ)を絶対にメイクしたい!という、ステップアップを狙うグラトリ初中級者の方にイチオシの1本ですね。TNTの各モデルの細かい違いなど、さらに詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事も合わせて参照してみてください!

ファナティックとFNTCの違い→FNTCはグラトリ・ラントリに特化したブランド

こきっすんさんプロデュースのエントリーモデル!GT/ゲイン

ご存知、YouTuberとしても有名なこきっすんさんが立ち上げたブランド「GT」から登場した、待望の廉価版モデル『GAIN(ゲイン)』です!

「高校生や大学生の若い子でも、バイト代でしっかり買える金額のボードを出したかった」と熱く語るこきっすんさん、本当にスノーボーダー思いで男気がありますよね。実際、私も試乗会でこの目で見て触ってきましたが、とても6万円台で買える板とは思えないほどのクオリティに仕上がっています。

最新の解説動画でも大きくフィーチャーされていますが、このGAINはただ安いだけでなく、エントリー層やグラトリ入門者に向けた「可変キャンバー(G-CAMBER)」が採用されているのが最大の特徴です。形状はベースがキャンバーでありながら、足元を踏み込むとしなやかに形を変えてくれる特殊な設計になっています。

実際にゲレンデで乗ってみると、これがめちゃくちゃコントロールしやすいんですよ!板のセンター(中央部分)が初心者でもしっかりと踏み込みやすい絶妙な硬さに調整されているので、オーリーで弾くときはもちろん、プレス系の技でも、さらにはカービングターン中であっても、自分が今どうやって板に荷重しているかの感覚をしっかり足の裏でダイレクトに感じることができます。

さらに、ソールに採用されているコンベックス(船底状の3D形状)のおかげで、ルーズな操作でもエッジが余計に引っかかる恐怖感がありません。だから、低速でのドライブスピンや引っかかりやすいトリックも、驚くほど安全にイージーに練習できちゃいます。

このGAINのようなモデルに乗ると、ボードをオーリーでパチンと弾く感覚や、ターンでグッと踏み込む感覚そのものがとにかく楽しくて、ますますグラトリの沼にハマっちゃうこと間違いなしです!

上位モデルのようなピーキーさがなく、自分のやりたい動きを素直にサポートしてくれるので、GTのGAINならまさにオートマチックにカービングやトリックが上達していきますよ!

超有名なエントリーモデル!K2/ジオメトリック(レディースサイズあり)

K2(ケーツー)が誇る伝説的な名作グラトリボード『WWW(ワールドワイドウェポン)』のDNAを正統に受け継いだ、大注目の後継機がこの『GEOMETRIC(ジオメトリック)』です!

そもそも、グラトリの入門・エントリーモデルという位置づけでありながら、これほどまでに世界中で名前が知られていて有名なボードというのも、本当に珍しいですよね。

この板の最大の特徴は、初心者でも扱いやすい柔らかめのフレックス(硬さ)に設計されているにもかかわらず、「コンビネーションキャンバー」と呼ばれる独自の形状を採用している点です。この絶妙なキャンバー構造のおかげで、ルーズになりすぎず、ターンやトリックを仕掛けたときには雪面にエッジがしっかり食いついて頼もしくサポートしてくれます。

さらにボード自体がものすごく軽量に作られているので、脚力に自信がない方でも軽い力で高いオーリー(ジャンプ)を出すことができますし、ターンのコントロールも驚くほど軽快です。特にグラトリで一番よく使う中低速域のスピードでは、これ以上ないほどの最高の乗り心地とコントロール性能を提供してくれます。

そして、なんといってもお財布に優しい価格帯がめちゃくちゃ魅力的ですよね!シーズン終わりの型落ちモデルなどをうまく狙えば、定価のほぼ半額という驚きのコスパで購入できてしまうことも珍しくありません。

程よいフレックスのおかげで、板をグッと持ち上げるプレス系の技も簡単に形にできますし、板の反発をタイミングよく上手く弾くことができれば、グラトリで720(セブントゥエンティ)まで余裕で回せるだけの高いポテンシャルを秘めています。

「これからグラトリを本格的に始めてみたい!」「まずは基本の技をしっかりマスターしたい!」という方は、まずはこのGEOMETRICを手に入れて、中低速でのグラトリ練習から一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?

上位モデルの機能を詰め込んだ!TORQREX/スナップマジック

京極恭平くんや仲田大朗くんなど、今まさに日本のグラトリシーンを盛り上げているアップカマーなライダーたちも多数所属するトルクレックス(TORQREX)!そんな大注目ブランドが放つ、大注目のエントリーモデルがこの『SNAP MAGIC(スナップマジック)』です。

今回の試乗会には残念ながら不参加だったのですが、以前別の展示会で実際にテストしたとき、あまりにも感触が良くて感動したので「これは絶対に読者の皆さんに伝えなきゃ!」と思って紹介させていただきますね。

このSNAP MAGICの何がすごいかって、トルクレックスが誇るグラトリ特化の上位機種『FENRIR(フェンリル)』や『DIABLO(ディアブロ)』の最先端の機能を、手の届きやすい価格帯にこれでもかと落とし込んでいるところなんです。

もちろん、お値段を抑えるために使われている芯材(ウッドコア)などの違いはあるのですが、サイドカーブ(板のくびれ)の設計や全体の形状など、上位モデルで培われた独自のノウハウをそのまま受け継いでいるので、とにかく扱いやすいボードに仕上がっています。

そして、この板の設計で特に面白いのが「キック部分(板の両端の反り上がり)」の構造。なんとフラット仕様の2段式キックになっていて、これがあるおかげで、プレスなどの乗り系トリックを仕掛けたときに「いまどれくらいの角度で板が立っているか」を微調整しやすいんですよね。

さらに、全体の形状は可変キャンバーとダブルキャンバーを絶妙にミックスしたような特殊なハイブリッド構造になっています。そのため、中低速で軽く踏み込んであげれば、エッジの引っかかりがなくプレスの形がピタッと決まりますし、逆に高回転トリックやカービングを狙うときにグッと強く踏み込めば、キャンバーの強みが出てエッジがガチッと雪面に噛んでくれます。

価格を抑えつつも、上位モデル顔負けのライディング性能を体感できる「コスパ最強」の1本。グラトリの引き出しをどんどん増やしていきたい初中級者に超おすすめです!

誰でも乗りやすいを手頃な価格で!アンガード/ライラック(レディースあり)

24-25シーズンから鮮烈なスタートを切った、グラトリ大会で数多くの華々しいリザルトを残しているこのみさんプロデュースの最新大注目ブランドです!

このみさんが「誰でもとにかく乗りやすくて、そして誰でも手が出しやすいリーズナブルな価格帯」という部分を強く意識して、こだわり抜いて開発されたそうですよ。

一般的なダブルキャンバー(ダブキャン)の板って、滑っているときにどうしても足元がバタつきやすいのが大きな難点なんですよね……。でも、このボードはキャンバーのアーチ(反り上がり)をあえて低めに抑えることによって、初心者でも扱いやすいソフトフレックス(柔らかめの硬さ)でありながら、高速でもブレない驚くほどの安定感のある滑りを実現しています!

さらに、アーチを抑えたことで板を弾いたときの反発力もグッと高まっているので、ダブルキャンバーでありながら、まるでシングルキャンバー(通常のキャンバー)の板に乗っているかのような強烈な弾きが足元にしっかり返ってきます。

プロデューサーが女性のこのみさんなので「もしかして女性向けのレディースブランドなのかな?」と思われるかもしれませんが、全然そんなことはありません!実はグラトリ界の超有名トップライダーであるジェジュンさんもチームに加入していることからも、その性能の高さと本気度が伝わってきますよね。

とにかく価格が安くてコスパが最強なので、これからグラトリを本格的に始めたい方が初めて購入するマイボード(ファーストボード)としても文句なしに超おすすめです!

ちなみに、執筆時点の情報だと、このボードはインターネット通販では大手のムラサキスポーツでしか購入することができませんでした。かなり人気で売り切れも予想されるので、気になった方はぜひお早めにムラスポの公式販売ページをチェックしてみてくださいね!

業界のプロ達に聞いた!グラトリにおすすめのブーツ&ビンディング

冒頭でもお話した通り、筆者にはショップ店長やプロライダー、イントラの友人・知人がたくさんおります。

以下の記事では、そんなプロ達の情報やアンケートを元に、グラトリにおすすめのビンディングやブーツを特集してます。

グラトリは3種のギアが揃ってこそ実力が発揮できますからね。

気になる方は、以下の記事も参照ください。

グラトリにおすすめのビンディング→329人に聞いたらフラックス、バートン、ユニオンでした

プロライダーやショップ店長に聞いた!グラトリにおすすめのブーツ10選

まとめ

神立で開催される試乗会は毎回本当に大規模で、今回も現在のグラトリシーンを代表するトップライダーの方々がズラリと勢揃いしていました。

ただ板を見るだけでなく、メーカーの代表やプロライダーの皆さんから「カタログには載っていない開発の裏話やリアルな乗り味」を直接じっくり教えてもらえるので、やっぱりわざわざ足を運んだ甲斐がありましたね。

グラトリのトレンドの先端を走り続けるスプレッドのボード。ぜひ今回のインタビューや解説を参考に、あなたにぴったりの最高の相棒をGETして、これからのシーズンを思いっきり楽しんでください!

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ABOUT US
らくスノさん
スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。