こんにちは、20年以上スノボやっている元インストラクターの、らくスノです。
リーシュコードとは板がひとりでに流れていくのを防ぐため、足とバインディングを結ぶものです。
レンタルボードには必ず付いているはずなので、バインディングを装着する前にブーツへ取り付けましょう。
でも、このリーシュコード、昔から賛否あって不要論も根強く残っています。
だからリーシュコードを付けるというよりも、スノボ板を流さない意識が大事なんですね。
今回はリーシュコードの付け方はもちろん、板を流すことがどれだけ危険なことかについてもお話したいと思います。
目次
リーシュコードとは→板の流れ止め
リーシュコードとは板がひとりでに流れていくのを防ぐため、足とバインディングを結ぶものです。
ゲレンデって平らに見えても、少し傾斜があったりするんですよ。だから雪の上に置いておくと、自然にコース下へ流れて行っちゃいます。
風に煽られて飛んでっちゃうパターンもありますね。
理由はどうあれ人に当たると危険なので、ボードが自然に流れて行ってしまうことを防ぐために取り付けるわけです。
レンタルボードには必ず付いているはずなので、バインディングを装着する前にブーツへ取り付けましょう。
リーシュコードをつけないと他人を傷つける恐れがある
リーシュコードは、多くのスキー場が着用を促しています。
なぜならボードを無人で流してしまうと、大事故に繋がりかねないからです。
こんな重いボードが時速何十キロというスピードで人に当たったら、大怪我は免れませんよね。
しかも刃物のようなエッジも付いています。
他のスキーヤー・スノーボーダーの安全を確保するためにも、リーシュコードは忘れずに取り付けてくださいね。
リーシュコードの付け方→脚に巻くかクリップをブーツのひもに付ける
巻きつけるタイプは、すねのあたりに装着しましょう。
クリップタイプはブーツのヒモに取り付けます。ブーツにしっかりついていれば、装着場所はどこでもOK。
これで、目を離したすきに板が流れていってしまうことを防いでくれます。
ちなみに「上級者は付けなくてもいい」なんて思っている方もいるかもしれませんが、正確にいうとそれは間違い。
スキー場も行動規則や看板などで着用を促してますし、本来は上手い下手に関わらず付けるべきものです。
リーシュコードはいらない?着用には賛否両論ある
各スキー場で着用を促しているリーシュコードですが、実は着用に関して賛否両論あります。
それは「付けていてもほとんど意味ないやないか~い!!」問題です。実際Xでもたまに話題になります。
だってリーシュコードを付けるのはバインディングを装着する時。逆にリーシュコードを外すときはバインディングとほぼ同時…
バインディングを外してる時に機能しないといけないのに、実際は一緒に外しちゃいますよね。
それでもリーシュコードを付けさせる意味は、これと言って有効な手段が無いからです。
大事なのは板を流さないようにする意識→ボードは常に裏返しで置く
大事なのはリーシュコードを付けることではなく、板を流さないようにする意識。
まず初心者の方は「絶対板を流してはいけない」ということを覚えて起きましょう。
そしてリーシュコードは決して完璧な道具ではありません。
「ボードを置く時は、必ず裏返しにする。」
たったこれだけのことで事故を防ぐことができます!ぜひリーシュコードの装着とともに実践していただければと思います。
おすすめのリーシュコードブランド
この項では、おすすめのリーシュコードブランドを紹介したいと思います。
エビス
筆者がおすすめのリーシュコードは筆者も使っているエビス。おしゃれな手編み風から装着しやすいコードタイプまで、とにかく品数が豊富です。
オレンジ
スノーボード小物ブランドとして有名なオレンジのリーシュもおすすめです。
ロングリーシュは肩にかけて持ち運ぶこともできるアイデア商品!
バックスポット
とにかく安さを求めるならバックスポットのリーシュコード!
1,000円以下で購入できるので、「デザインは特に気にしない」なんて方におすすめです。
盗難防止ロック併用型
まこれまた筆者が愛用しているコンパクトワイヤーロックは盗難防止にもなるので超おすすめです。
筆者って10万超えの板にも乗ってるので休憩時は必ずロックするんですが、たまに忘れちゃうんですよね(笑)
リーシュコードなら常にビンディングに付いてるから、忘れる心配もないのでおすすめ!
詳しくは以下の記事にもまとめていますので、気になる方は合わせて参照ください。
→【実験済み】切れないワイヤーロックのおすすめは?→ケーブル型
ストラップは足の甲?つま先?バインディングの装着方法とマナー
- トゥーストラップって足の甲につけるの?それともつま先側?
- 装着する時のマナーってありますか?
- 立って装着するコツを教えてください!
以下の記事では、バインディングの装着方法についての疑問をすべて解決します。
リーシュコードとともに、正しいバインディングの装着方法も学んでおきましょう。
→これだけは知っておこう!スノーボードバインディングの装着方法とマナー(未経験の方必読)
元イントラが教える!スノボが1時間で滑れるようになるコツ!
私はイントラ時代にたくさんの方を教えました。
でね、お金をいただいている以上、老若男女どんな方でもレッスン時間内に滑れるようにしないといけません。
そこで編み出したのが下記のメソッドというわけです。
■スノボを練習する順番
- 基本姿勢を覚える(5分)
- 安全な転び方を覚える(10分)
- 曲がり方を覚える(20分)
- リフトの降り方を覚える(5分)
- 横滑りを覚える(10分)
- 連続ターンをマスター(10分)
最短でスノボが滑れるようになりたい方は、下の記事を参照ください。
→元イントラが教える!スノボ初心者がたった1時間で滑れるようになるコツ
まとめ
リーシュコードの付け方とともに、板を流す危険性についてもご理解いただけたと思います。
せっかくのスノーボード旅行なのに、他人を怪我させてしまったら楽しむどころではなくなってしまいますよね。
ぜひリーシュコードの着用とともに、板を外したら裏返すクセをつけておきましょう。