知って安心!スノーボードブーツの履き方【初心者の方必見】

こんにちは、20年以上スノーボードやっている元イントラの、らくスノです。

  • そもそもスノボのブーツってどうやって履くの?
  • 普通のブーツと何が違うんですか?
  • ダイヤル(ボア)やシューレスタイプの履き方は?

スノーボードを滑る以前に「どうやってスノボブーツ履けばいいのかわからない」なんて方も多いと思います。

履き方を聞こうにも、レンタルショップの店員さんは忙しくて教えてくれないことも…

当日慌てないためにも、あらかじめブーツの履き方は覚えておきたいですよね。

今回はスノボブーツの履き方を、初心者の方でも分かるようにていねいに解説したいと思います。

この記事を最後まで読めば、誰でもスムーズにスノボブーツを装着することができるようになりますよ。

スノーボードブーツを履く手順

まずはスノボブーツを履く手順からお話したいと思います。

■スノボブーツを履く手順

  1. ひもを緩める
  2. タンを緩めて足を入れる
  3. インナーブーツを締める
  4. 外側のひもを締める
  5. 雪止め(パウダーガード)をブーツに被せる
  6. 外側のすそを被せる

基本的にはシティーユースのブーツと一緒ですが、③のインナーブーツと⑤のパウダーガードは間違えやすいので注意が必要です。

次項から詳しくお話ししていきます。

ひもを緩める

まずブーツをレンタルしたら、ひもを緩めてください。

現在の主流はボアというダイアルを回して締めるタイプですが、昔ながらのひもやクイックレーシングと呼ばれるタイプも存在します。

ボアタイプの場合は、前方についてるダイヤルを引っ張ると、ロックが解除されヒモが緩みます。

逆にダイヤルボタンを押すとロックされます。

■クイックレーシングの場合

クイックレーシングの場合は、ブーツの横にあるロックを解除します。

ひもを横にするとロックが解除されますよ。

タンを緩めて足を入れる

【GIF】

ひもを緩めただけだと不十分なので、タン(すねが当たる部分)も緩めておきましょう。

タンを緩めることで足が入れやすくなります。

【GIF】

また、パンツのすそは最後ブーツに被せるので、あらかじめまくっておきましょう。

インナーブーツを締める

スノボブーツは二重構造になっていて、外側のアウターブーツのなかにインナーブーツが入ってます。(もしも二重構造になってなければ、相当古いブーツです…)

まず内側のインナーブーツから締めていきましょう。

インナーブーツは、ひもを引っ張るタイプや、

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マジックテープで締めるタイプなどがあります。

いずれにしろ強く締める必要はありません。

ひもタイプの場合、軽く引っ張ったら、余ったひもはブーツのタンの部分に挟んでおきます。

外側のひもを締める

【GIF】

続いて外側のアウターブーツのひもを締めます。

ボアタイプの場合は、ボタンを押すと引っ込みますので、あとはダイヤルを回すだけ。

この時、できる限りキツく締めましょう。

どんなにキツく締めても、滑っているうちに緩みますので安心してください。

■クイックレーシングの場合

クイックレーシングの場合は、左右のひもを上に引っ張ってください。

上に引っ張ると自然にロックされますので、余ったひもをクルクル巻いて…

ブーツ横についているポケットに入れます。

ひもが緩んだりほどけていると、怪我の原因になるので注意してください。

【GIF】

履いている途中にかかとをトントンすると足が奥まで入るので、つま先がブーツに当たりにくくなります。

雪止め(パウダーガード)をブーツに被せる

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続いて、雪止め(パウダーガード)をブーツのうえから被せます。

これ未経験の方が非常に勘違いしやすいんですが、雪止めをブーツにINしてはいけません。

スノーボードウェア(パンツ)はすそが二重になっており、内側のすそは雪止め(パウダーガード)と言って、雪がブーツに入らないようにするためのものです。

外側のスソを被せて完成!

【GIF】

最後に外側のスソを被せて完成です。

パンツのすそにはファスナーが付いているので、かかとで踏まない程度に調整しましょう。

意外と知らないスノーボードウェアの機能まとめてみました!

外れにくいひもの結び方(ダブル蝶結び)

なんとなく想像できると思いますが、スノーボードってひもが外れると危ないんですよ。

それにブーツがしっかり締まっていないと、上達の妨げにもなります。

ひもブーツの場合、普通の蝶結びだとほどけやすい…

そこでおすすめなのが、ダブル蝶結び!

まず、ひもを締め上げる際は、横ではなく上に引っ張るようにします。

こうすることによって、よりキツく締め上げることができるのです。

ひもを締め上げたら、左右のひもを交差させます。ここまでは普通の蝶結びといっしょ。

ここでさらに、二回交差させて結ぶと、よりほつれにくくなります。

さぁここからダブル蝶結び発動です。

ひもを一回りさせるまでは、普通の蝶結びといっしょ。

通常だとここで真ん中の輪にひもを通すと思いますが…

ダブル蝶結びは、さらにもう一回りさせます。

あとは、普通の蝶結びと同じ、二つの輪の中にひもを通すだけ。

キツく締め上げたら、ダブル蝶結びの完成です!

ちなみに、外す時も蝶結びと一緒、ひもを引っ張れば簡単に外れます。

私は現役時代この結び方でジャンプ台などやってましたが、どれだけ激しく動いても外れたことはありません。

余ったひもはどうするの?

ひもが余る場合は、足首部分に一周巻きつけたり…

さらにもう一回結んだり…

ひもが交差した部分に挟んだりして調整します。

その上からパウダーガードをかぶせれば完璧です!

レンタルブーツの注意点

レンタルショップに着いたら、まずはブーツのサイズを申告します。

店員さんがブーツを出してくれると思いますので、一度その場で試着してください。

シティーユースのスニーカーとはサイズ感が異なります。

大きすぎたり、何もしていない状態でつま先が当たるようなら交換しましょう。

スノーボードはサイズが合ってないと、足が痛くなって滑るどころではなくなりますからね。

レンタルの流れは別記事にしているので、合わせてご参照ください。

スノーボードはどうやって借りるの?スキー場でウェアやボードをレンタルする手順を解説します!

ビンディングの装着方法

「ブーツは履けたけど、ビンディングの装着方法がわからない…」

スノーボードはブーツをビンディングという金具に取り付けることで滑走できるようになります。

でも、このビンディングという器具がややこしい…

「ハイバックを起こし足をベースプレートに置く。ヒールカップに隙間ができないよう気をつけながら、ストラップをラチェットに通して締め上げる。」

そんな説明されても分かりませんよね。

ご安心ください!

下記の記事では、お子さんでも装着方法が分かるよう日本一わかりやすく解説しています。

ブーツの履き方とともに覚えておきましょう。

これだけは知っておこう!スノーボードバインディングの装着方法とマナー

スノーボードの持ち歩き方

ブーツの履き方は分かったけど…

「スノボの板はどうやって持ち歩けばいいの?」

「休憩中はどこに置いておくの?」

なんて疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

間違った取り扱いをすると、他のスキーヤー・スノーボーダーの迷惑になることも…

スノーボードの持ち歩き方は4パターン。

  • 片手持ち
  • 後ろ持ち
  • 前持ち
  • 引きずり持ち

状況に応じて使い分けると、他人の迷惑にならず持ち運びも楽ですよ。

詳しく知りたい方は下記の記事も参照ください。

スノボの板の正しい持ち方は?休憩中はどこに置いておくの?

まとめ

マンツーマンで教えてくれる人がいればいいんですが、未経験の方が複数いたら教えるほうも大変です。

また、初めてのスノーボードはアウェーな気持ちになるので、事前に履き方を知っておくだけでも少し気が楽になりますよ。

■スノボブーツを履く手順

  1. ひもを緩める
  2. タンを緩めて足を入れる
  3. インナーブーツを締める
  4. 外側のひもを締める
  5. 雪止め(パウダーガード)をブーツに被せる
  6. 外側のすそを被せる

なんとなくでもいいので、上記の履き方の手順を覚えておきましょう。

ちなみにスノボの準備から最短でターンする方法まで下記の記事にまとめていますので、合わせて参照ください。

【初心者必見】はじめてのスノボ!準備から滑り方まで専門用語抜きで教えます

この記事が参考になれば幸いです。

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。