こんにちは、かれこれ20年以上スノーボードやっている、らくスノです。
最近スノーボード盗難に対するツイートが増えています。
残念なことですが、ゲレンデには一定数こういった輩がいるもの事実。
でも、なぜここ数年で盗難被害が増えたのでしょうか?
答えは簡単、転売しやすくなったからです。
しかも板を盗まれるとまず戻ってきません。
だから板やビンディングは自分自身でしっかり守らなければいけません。
でも大丈夫!
この記事を最後まで読めば、スキー、スノーボードの盗難被害を未然に防ぐことができます。
目次
スキー場で盗難が増えている理由は転売が容易になったから

冒頭でお話しした通り、現在は転売が容易になったことから盗難被害が増えています。
一昔前なら、盗んだあとリサイクル業者などに下取りしてもらうのが一般的でした。
しかし、ヤフオクやメルカリの登場以降個人でも簡単に転売できるうえ、中間マージンが無いので利益率が上がったのです。
実際、個人間取引だと相場より高く売れる場合もあります。
板とビンディングの組み合わせを変えれば特定は難しいので、やろうと思えば私だってすぐに実行できます。
ギア盗難は犯罪組織というよりコソ泥の小遣い稼ぎパターンが多いので、「安いモデルだから大丈夫」「古いモデルだから安心」なんて過信せずに、しっかり盗難対策したいですね。
スキー、スノーボードギアを守るための6つの対策




では、盗難されないために個人が取るべき対策とは、どんなものがあるのでしょうか。
■スキー、スノーボードギアを守るための6つの対策
- 見える位置に置く
- ワイヤーロックをする
- シールを貼る
- 製造番号を控えておく
- 盗難保険に入る
- 携行品特約に加入してないか調べる
順番に説明していきます。
見える位置に置く
基本中の基本ですが、休憩はなるべくボードが見えるような場所が望ましいですね。
また、トイレなどでちょっと目を離した隙に盗まれる可能性もあるので注意しましょう。
ワイヤーロックをする
前項でお話したとおり、コソ泥はボードの価値に関わらず盗みやすいものを持っていきます。
ケーブルロックは1,000円くらいから購入できるので、施錠する癖をつけましょう。
「切られては意味がない」という意見もありますが、
- ワイヤーを切っている時点で怪しまれる
- 盗むのに時間がかかる
コソ泥はとにかく見られるのを極端に嫌がりますから、少なくても抑止力にはなります。
実際ワイヤーロックするだけで、盗難される可能性はかなり減少しますよ。
シールを貼る
シールやデッキパッドを貼っていると、転売時に持ち主が特定されやすいため、コソ泥は嫌がります。
→絶対に剥がれない!スノーボードへ綺麗にステッカーを貼るコツを教えます
製造番号を控えておく
製造番号の記載があれば、メモやスマホ写真で控えておきましょう。
自身の持ち物だという証拠になります。
盗難保険に入る
盗難保険というよりはレジャー保険に該当するものです。
あくまで怪我や損害賠償に対する保証がメインですが、盗難特約が付帯されている保険もあります。(保険会社により条件は異なります。)
あらかじめ保険に入っていれば、盗難されても金銭的な被害を防ぐことができます。
→日本一わかりやすい!スキー、スノーボード保険のコトまるごと解説します
携行品特約に加入してないか調べる
クレジットカード、火災保険、自動車保険などには携行品特約と呼ばれる補償が付帯している場合があります。
要はメインの保険のおまけですね。
携行品特約があると、盗難被害に遭っても金銭的な補償が受けられます。
当然ながら保険会社によって対応は違いますので、気になる方は問い合わせてみましょう。
盗難現場を目撃しても自分で捕まえようとしない




もしもご自身が被害にあった場合はどうすればよいのでしょうか?
まず盗難現場を目撃したら、自分で捕まえようとせず「板間違えてませんか?」と声をかけて返してもらいましょう。
姑息な犯罪者、へたに刺激すると何をするかわかりません。
盗難被害にあったら、まずボードは戻ってこない
盗難に遭ったことがわかったら、警察に通報して被害届を提出します。
ただし、犯人が見つかることはほとんどありません。
10万円前後の盗難で、警察が本気で捜査することはないですからね。
悔しいですが、現場を抑えない限り盗難されたボードを発見するのは困難です。
メルカリから足がつき逮捕された例もありますが、それはあくまでも特殊な例。
ですので、まずは盗難に遭わないよう対策することが重要なんですね。
盗まれたボードは自分で探すしかない
警察が動かない以上、盗難されたボードは自分で探すしかありません。
メルカリ、ヤフオク、ラクマなど定期的に巡回してみましょう。
ダメ元でSNS拡散をお願いしてみるもの一つの方法ですね。
実際、盗難被害に遭われた方のツイートからボードが見つかった事例もあります。
また、スキー・スノーボード専門リサイクルショップの中には、盗品が見つかった場合、警察に通報してくれる業者さんもいます。
下記のリサイクル業者さんは被害に遭われた方の情報提供を求めているので、わずかな可能性を信じて相談してみるのも良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
メルカリやヤフオクでも盗品対策はしているようですが、しょせんいたちごっこ。
やはり日頃からご自身で、スキー、スノーボードを盗まれない対策をとることが重要です。
皆さん、自転車には必ず鍵をかけますよね。
それなのに、物によっては自転車より高額なスノーボードにロックをしないのは、不安だと思いませんか?
しっかり盗難対策をして、楽しいスノーボードライフを過ごしましょう。
この記事が参考になれば幸いです。