こんにちは、元スノーボードインストラクターの、らくスノです。
- 友達からスキー・スノボに誘われたけど、タイツだけで寒くない?
- どのくらい着込めばいいの?
- ジャージやスウェットじゃだめなの?
初めて行くスキー・スノーボードだったら、下に何を着ればいいか分かりませんよね。
今回はスキー・スノボウェアの下に着るインナー・タイツの疑問について詳しくお話したいと思います。
この記事を最後まで読めば、もうスキー場で凍える心配はありません!
目次
スキー・スノボウェアの下はタイツだけでも寒くない!
結論から言えば、スキー・スノボウェアの下はタイツだけでも寒くありません。
筆者自身、-20℃のニセコでも下はタイツだけ滑ってます。
そもそも人間が寒さを感じる場所って、ほとんど上半身なんですよ。
■上半身のほうが冷える理由
- 顔、手指、首元など、外気に触れる部分が多い
- 上半身のほうが汗をかきやすい(汗冷えする)
- 風が侵入しやすい(手首、首元、ウエスト)
それにくらべ下半身は寒さを感じづらいので、上半身ほど着込む必要はありません。
ジャージやスウェットパンツは?→OKだけどデメリットもある
「タイツのかわりにジャージやスウェットはどうですか?」
ぜんぜんOKなんですが、デメリットもあります。
- 着心地が悪い
- 汗や雪で濡れると気持ち悪い
- 濡れても乾きづらい
- もっさり感がある
- 動きにくい
- トイレがしづらい
デメリットを許容できるならOK。ただ、基本的にはタイツのほうが快適に滑れます。
タイツは履かなくても大丈夫?→初心者の方は履いたほうがいい
10・11月の早期オープンや3月以降の春スキーならタイツは不要です。
実際、白馬や蔵王でも最高気温が10℃を超えることもあり、晴れてるとめちゃくちゃ暑いですからね。
ただし、トップシーズン(12月〜2月)はタイツを履いたほうがいいです。
特に初心者の方は止まってる時間が長く、転ぶ頻度も多いので、タイツを履くことをおすすめします。
上半身は肌着+シャツ・ロンT+トレーナー・パーカー・フリースがベター
上半身のウェアの下は、肌着+シャツ・ロンT+トレーナー・パーカー・フリースがスタンダードです。これ以上着込むと、下半身同様動きづらくなります。
もし暑い時は、ロンTorスウェットの着脱で体温を調整しましょう。
インナーには役割がある
実はインナーにはそれぞれ役割があります。
まず肌に一番近い肌着(ドライレイヤー)は、なるべく吸汗・速乾性の高いものを選びましょう。なぜなら、乾きが悪いと休憩時などに濡れた肌着が体温を奪い、底冷えの原因になるからです。
肌着の上に着るベースレイヤーは、肌着が吸い込んだ汗を蒸散させる意味でも、速乾性の高いインナーがおすすめ。
そして、最後に保温着となるパーカーやトレーナーを着用します。ただし、コットン生地は乾きが悪いので、速乾性の高いフリースのほうがスキー・スノボ向きと言えます。
フェイスマスクやネックウォーマーで体温調節
「ロンTとパーカーだけでは寒さが不安です…」
そんな方は、さらにフェイスマスクやネックウォーマーを持参することをおすすめします。
顔面はスキー・スノボ中唯一外気に触れる部分ですし、首元は寒風が侵入しやすい部分。
フェイスマスクやネックウォーマーでしっかりガードすれば、体温の低下を防ぐことができます。
あらかじめポケットに入れておけば、こまめに着脱して体温調整できますね。
→スキー・スノボにおすすめのネックウォーマー・フェイスマスクブランド17選
保温性重視ならウール生地、速乾性重視ならポリエステル生地
ウール | ポリエステル | コットン |
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スキー・スノボウェアの下に着るものって、それほど難しく考える必要はないです。
スウェットやタイツは家にあるものを流用して構いません。
ただし、少しでも快適に滑りたいなら素材にもこだわるといいですよ。
保温重視ならウール生地のタイツ、肌触りや速乾性重視ならスポーツタイツ(ポリエステル生地)がおすすめです。
保温性と速乾性のバランスが良い、ウール&ポリエステルの混紡生地を選んでもいいですね。
コットン生地はスキー・スノボに不向き
ウール | ポリエステル | コットン |
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・セーター | ・フリース ・ジャージ ・スポーツインナー | ・スウェット ・トレーナー ・パーカー |
基本的に街着はコットン生地で作られていることが多いです。
でも、コットンは乾きが悪いので、雪が付着したり汗で濡れると、休憩の時に水気が体温を奪い(気化熱)、底冷えの原因になります。
できればウールかポリエステル素材を着ることをおすすめします。
ユニクロのインナーならヒートテックよりエアリズムがおすすめ!
冬のインナーといえば、世界で15億枚以上売れているというヒートテックですよね。
最近はタイツも販売されているので、上下ヒートテックで揃えることも可能です。
でも、ヒートテックは吸湿性が高いので、汗をかくとベトつきや底冷えの原因になります。
実はスキー・スノボではヒートテックより乾きやすいエアリズムのほうが相性がいいんですよ。
以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方は合わせて参照ください。
→ユニクロのヒートテックでスキー、スノボ滑れますか?→エアリズムのほうがおすすめ
靴下は家にあるものでOK!ただし厚手のハイソックス推奨
靴下も家にあるものを流用してOKです。
よく「専用靴下じゃないと力が正確に板へ伝わらない」なんて言う人がいますが、初心者の方ならまったく気にする必要はないです。
筆者自身、イントラ時代から「家にある靴下で来てください」と生徒さんに伝えてました。
ただし、できればスネ丈以上のハイソックス、厚手の靴下をおすすめします。
→スキースノボって普通の靴下じゃだめ?→家にあるソックスでOK!
これから購入するならワークマンのメリノウールがおすすめ!
これからインナーを購入する予定があるなら、ユニクロよりワークマンのメリノウールが超絶おすすめです。
長袖、ロングタイツが脅威の各1,900円、ユニクロでもこの金額では購入できませんからね。
他にも疲れを軽減するスポーツタイツ等も激安なので、ぜひお近くの店舗をチェックしてみてください。コスパ最強のワークマンインナーについては、以下の記事で特集してます。
→ネットショップより安い!?ワークマンでスキー・スノボに使えるインナー買ってみた
まとめ
基本的にパンツの下はタイツ1枚、上半身は肌着+ロンT+トレーナーで十分です。
コットンではなくウールやポリエステル生地のタイツを選ぶと、ゲレンデでより快適に過ごすことができます。
あとはスキー場の天気やコンディションに合わせて着脱で調整しましょう。