こんにちは、元スノーボードインストラクターのらくスノです。
「何度やってもリフトでコケてしまう…」
「片足で滑るとバランスが上手く取れない…」
スノーボードを滑る以前にリフトの降車ってすごく難しいですよね。
でも、降りる毎にコケるのは恥ずかしい…
そもそもスノーボードを片足でコントロールするのは上級者でも難しいんですよ。
だから絶対に片足で板をコントロールしようとしてはいけません。
では、どうやってリフトから降車するのか。
実はソファーから立ち上がる動作とまったく一緒なんです。
この記事を最後まで読めば、もうリフトでコケることはなくなりますよ!
目次
リフトから降りるときのコツは普通に立つだけ
【GIF】

リフトからスムーズに降りることができるたった一つのコツ、それは…普通にまっすぐ立つだけです!
釣られたと思ってページは閉じないでくださいね(笑)
話はこれからです。
リフト降り場は緩斜面なので、何もしなくても自然に滑っていきます。
ですので、降車位置に合わせてスっと立ってみてください。
ソファーから立ち上がる動作と一緒
「普通に立てないからコケるんだよ~!」
いえいえ。
実はリフトから降りる時の動作は、ソファーから立ち上がる動作とまったく一緒なんです。

実際に自宅のソファーで練習してみましょう。
スノーボードを装着している時のように下半身は横向き、両手は写真のように添えて構えます。

あとは、そのままスッと立ち上がるだけ。
誰でもできますね。
このようにまっすぐ立ち上がるのが、バランスを崩さずにリフトから降りる唯一の方法です。
実際のリフトから降りる際も、ソファーから立ち上がるイメージでチャレンジしてみてください。
きっと上手くいくはずです!
リフトから降りる際の注意点は?

リフトから降りるときのコツはお分かりいただけたと思います。
実はもうひと工夫するだけで、転倒する可能性がさらに減少するのです。
- 定員MAXでリフトに乗らない
- 片足で板をコントロールしようとしない
- 人につかまらない
- リフトの柱や背もたれにつかまらない、押さない
- 無理に板をつけて乗る必要はない
次項から詳しく解説させていただきます。
定員MAXでリフトに乗らない

4人乗りリフトなら2~3人で乗車することをおすすめします。(混雑時を除く)
なぜなら、リフトの定員MAXで乗ってしまうと、人との距離が近いので降りるのが難しくなってしまうからです。
逆に相手との距離が空けば、降車時に自分の思った方向へ進まなくても、人とぶつかってコケる可能性は減ります。
片足で板をコントロールしようとしない

そもそも板を片足で操るには相当なテクニックが必要です。
初心者の方は、降車時に思った方向へ進まなくても、無理にコントロールする必要はありません。
無理矢理コントロールしようとすると、かえってバランスを崩しコケてしまいます。
もし隣の人とぶつかりそうになったら「わ~ぶつかる~!」と声をかけ警告してください。
そして相手の背中などに手を添えるようにします。
くれぐれもつかまったり押したりしてはダメですよ。
人につかまらない

ラブラブカップルによく見かけます(笑)
彼氏が初心者の彼女の手を取って、一緒に降りるみたいな…
でも、この降り方は間違い。
というか、上級者でもこの降り方は難しいです。
なぜなら、手や腰を握っている時点で両者のバランスが崩れているから。
冒頭でもお話しした通り、人の手を借りず、ソファーから立ち上がるように降車してください。
…別にうらやましくて注意しているわけじゃないよ(笑)
リフトの柱や背もたれにつかまらない、押さない
降りるときに柱や背もたれにつかまっている方、けっこう多いのではないでしょうか。
前項と同じく、柱につかまっている時点でバランスが崩れているんですよ。
また、降車時に推進力を得るため柱やシート押してないですか?
これも一気にバランス崩す原因です。
推進力をつけなくても、降車場所は緩斜面になっているので自然に板が走り出します。
しつこいようですが、リフトの降車は立つだけ!
無理に板をつけて乗る必要はない

「それを言っちゃおしまいよ」ですが(笑)
装着しなくても乗れるリフトなら、あえて板を付ける必要もないと思いますよ。
「板をつけないと初心者丸出しだから…」なんて思ってませんか?(実際よく聞かれました。)
私なんて現役時代はオープンからクローズまで滑っていたので、バインディングつけっぱなしだと足が痛いんです。
だから外して乗れるリフトは、極力ボードを持って乗車してました。
少なくても「装着せずにリフト乗っているから初心者丸出し」なんてことはないので、安心してください。

落下防止用のバーにバインディングを引っ掛けると、長いリフトでも腕が疲れることはありません。
ただし、揺れなどで落下する可能性もあるので、両手は離さないで下さいね。
コケてもあせらない

リフト降車場所でコケても焦ってはいけません。
すぐに頭を上げてしまうと、リフトで頭を打つ可能性があります。
危険があれば係員の方がリフトを止めてくれます。
コケてしまったら、頭を上げずにリフトから離れましょう。
大丈夫、コケても恥ずかしいことなんてありません!
というか、いちいち誰がコケたなんて、友人以外のボーダーは気にしませんので安心してください。
リフト乗車中にスマホを見る時などは、グローブをお尻に挟んでおきましょう。
揺れでグローブが落下することを防ぎます。
まとめ
【GIF】

いかがでしたでしょうか。
以前運動が苦手だという女性にスノボを教えたことがありますが、GIFの通り、最初からコケずに降車できました。
リフトから降りること自体は何も難しいことはありません。
普通に立ち上がるだけ。
「初心者だけど、なんか降りられる気がしてきた!」
その通りです!誰でもできます。
ぜひ、家のソファーや公園のベンチで試していただければと思います。
この記事がお役に立てば幸いです。
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