メガネだけでスキー・スノボは滑れる?注意点やリスク回避の方法を解説します!

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こんにちは、20年以上スノーボードやっている元インストラクターの、らくスノです。

まずこの記事の結論からお話します。

  • メガネだけで滑ると怪我や雪目(目の日焼け)のリスクがある
  • 基本的にはゴーグル+コンタクトレンズがオススメ
  • メガネで滑る場合は眼鏡用ゴーグル、バンド、ヘルメットが有効

今回はメガネでスキー、スノーボードをする方法や注意点、リスクを減らすための解決策についてお話したいと思います。

この記事を最後まで読めば、メガネでも安全にスキー・スノボを楽しむことができますよ。

ゴーグルを着用せずにメガネだけでスキー・スノボをするのは危険

ゴーグルを着用せずに、メガネだけでスキー・スノボをするのは危険です。

■メガネだけでスキー・スノボする4つのリスク

  • 転倒時に怪我する可能性がある
  • 紫外線で目を痛める(雪目)
  • 視界が確保できない
  • ゲレンデでメガネを落とすと探し出すのが困難

次項から順番に説明します。

転倒時に怪我する可能性がある

ゴーグルは軟質素材でできており、視界の確保以外に顔面を保護する役割もあります。

私は現役時代にジャンプ台の練習をしていた時、着地に失敗して顔面を強打したことがあります。

幸いゴーグルは変形したものの、骨折などの大事には至りませんでした。

ゴーグルを着用せずにメガネだけで滑走すると、転倒時にフレームや鼻あてが顔面に刺さるリスクがあります。

上級者でも不意な転倒は起きますからね。まして初心者の方が眼鏡のフレーム丸出しで滑るのは危険ですよ。

紫外線で目を痛める(雪目)

冬の紫外線を甘く見てはいけません。

  • 雪面からの照り返し
  • 眼球の乾燥
  • ゲレンデは遮るものが無い

確かに夏よりも紫外線は弱まるものの、ゴーグルを着用せずに長時間滑っていると、「雪目」と呼ばれる角膜の表面が傷つく病気になってしまいます。

雪目になると、目が充血し涙が止まらなくなるなどの症状が出るので注意が必要です。

視界が確保できない

曇り止めコーティングがされているゴーグルにくらべ、メガネは圧倒的に曇りやすいです。

さらに風の影響を直接受けるので、ちょっと吹雪いただけで目を開けていられないこともあります。

ちなみに現在主流のスキー・スノボゴーグルは、ハイコントラストレンズを使用していることが多いです。

ハイコントラストレンズは雪面の凹凸が見やすくなり、転倒のリスクが低減します。

ゲレンデでメガネを落とすと探し出すのが困難

もしも真っ白なパウダースノーにメガネを落としたら、探し出すのは困難だと思いませんか?

筆者自身、裸眼だと視力は0.1未満。

元スノボイントラですが、裸眼でゲレンデに放り出されたら、センターハウスに戻る自信がありません。

ましてや初心者の方が、ゲレンデでメガネを紛失したら大変なのは、容易に想像がつくと思います。

メガネでスキー・スノボを滑るなら眼鏡対応ゴーグルを着用しよう!

基本的にはゴーグル+コンタクトレンズの着用をおすすめします。

とはいえ、様々な理由でコンタクトレンズをつけられないという方も多いでしょう。

  • 日頃使い慣れたメガネが良い
  • コンタクトレンズはなんとなく怖い
  • 眼の病気で付けられない
  • 子どもなのでコンタクトが難しい

実はメガネ対応のゴーグルが販売されています。

眼鏡対応のゴーグルをすれば、視界の確保はもちろん、顔面の保護や雪目予防もできますね。

ちなみに海外ブランドのゴーグルにはOTGと記載している場合があります。

OTG(Over The Grass)とは、眼鏡の上からでも着用できるゴーグルのことです。

ちょっと表記が分かりづらいので、あらかじめ覚えておくといいですよ。

元イントラが厳選!おすすめの眼鏡対応(OTG)ゴーグル

総合順位モデル名眼鏡対応定価総合評価
1ドラゴンPXV29,700円(税込)★4.5
2スミス4Dマグ58,300円(税込)★4.25
3OCスタイルICEG-913H3,990円(税込)★4.25
4ダイスBANK30,800円(税込)★4.0
5オークリーFlight Deck33,000円(税込)★4.0
6リボルトSUPER LIGHT FRAME29,700円(税込)★3.75
7スミスTHE NORTH FACE35,000円(税込)★3.75
8ボルコムFOOTPRINTS20,900円(税込)★3.75
9OCスタイルIBP-7842,860円(税込)★3.75
10ハイマスマニア4,980円(税込)★3.50
11カーバスGENDERLESS6,380円(税込)★3.50

知人のショップ店長やイントラさんに聞いた中で、特におすすめのスノーゴーグルを特集してみました。

最新機能を搭載したモデルからハイクオリティーの激安ブランドまで、人気ゴーグルばかりです。

気になる方は以下の記事を参照ください。

業界のプロ達に聞いた!おすすめのスノボゴーグル11選

メガネバンドやヘルメットを装着して、より安全に滑走しよう!

とはいえゴーグルを着用しても完璧ではありません。

特に転倒でメガネが外れたり、フレームが刺さることは充分考えられますからね。

メガネバンドやヘルメットを着用すると、さらに怪我のリスクが低減されますよ。

初心者の方におすすめのヘルメットに関しては以下の記事で特集してます。気になる方は合わせて参照ください。

元イントラがおすすめする!スキー・スノボ用ヘルメット11選

ゴーグルにインナークリップを付けて安全性アップ

現状、度付きのゴーグルはありません。

だからゴーグルとメガネフレームの干渉が気になる方は、インナークリップがおすすめです。

要はクリップ付きのレンズを、ゴーグルの内側に取り付けるイメージですね。

インナークリップはインターネットはもちろん、スキー・スノボショップなどでも購入可能です。

あとはインナークリップをメガネショップに持参すれば、レンズを取り付けてくれます。

レンズ取り付けサービスはJINSや眼鏡市場など大手販売店でも実施してますので、気になる方は問い合わせてみましょう。

まとめ

最後に今回の記事をまとめてみたいと思います。

  • メガネだけで滑ると怪我や雪目(目の日焼け)のリスクがある
  • 基本的にはゴーグル+コンタクトレンズがオススメ
  • メガネで滑る場合はゴーグル、バンド、ヘルメットが有効

またスキー、スノーボードどちらを滑るかによってもリスクが変わってきます。

スキーよりスノーボードのほうが逆エッジなどで頭部を打つ可能性が高いので、特に初心者の方のメガネ着用は怪我のリスクが高いです。

これからお子さんがスキー、スノボ教室などに行かれるご家庭は、あらかじめ眼鏡着用のリスクについて引率の先生に相談してみましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。