スノーボード天国と冬スポの違いは?どちらのほうが安い?現地に行って比較してみた

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こんにちは、元スノーボードインストラクターの、らくスノです。

結論から言えば「NEWモデルが欲しい、いろいろなブランドを見たい」というなら冬スポ、「ブランドはあまりこだわらないのでとにかく安いもの、混雑が嫌」ということであればスノ天がおすすめですね。

今回は実際に足を運んで二大スノーボードフェアの特徴や違いがわかったので、その体験をレポートしたいと思います。

この記事を最後まで読めば、ご自身のニーズに合ったスノーボードフェアが分かりますよ!

冬スポとスノーボード天国の違いは?

スノ天 冬スポ
混雑 WIN LOSE
品揃え LOSE WIN
価格 WIN LOSE
NEWモデル LOSE WIN

※あくまで筆者個人の感想です。

まず大前提として、冬スポとスノ天は販売コンセプトが異なります。

  • 冬スポ…今シーズンのスノー用品の展示・即売会
  • スノ天…スノーボードアウトレットバーゲン

ざっくり説明すると、最新モデルと品数が多いのは冬スポ、安いのはスノ天ということになります。

まずはそれぞれのコンセプトを理解しないと、会場で後悔することになるので注意が必要です。

それでは次項から、違いについて詳しくお話したいと思います。

冬スポ4つのメリット

長年スノーボードギアを見てきた私が感じた冬スポのメリットは以下の点です。

  • ブランド・品数が豊富
  • キッズコーナーが充実している
  • 販売員さんのレベルが高い
  • 開催地が多い

次項から詳しくお話していきます。

ブランド・品揃えが豊富

冬スポ一番のメリットが、とにかくブランド・品数が豊富ということ。

有名ブランドはほぼ網羅しているといってもいいでしょう。

それこそ神田のスポーツ用品店街なんて、何店舗も巡らないといけないですが…

一つの会場でこれだけのブランドを一気に見れるというのは、ギアを比べるうえでの効率もいいですよね。

キッズ・ジュニアの品ぞろえも豊富

キッズ・ジュニア用ギアって売れ筋じゃないので、専門店に行っても品数が少ないんですよね。

それにスノーボードショップは狭いし、子どもが走り回ったりしてゆっくり買い物できないじゃないですか(笑)

その点、広い会場にキッズスペースまである冬スポは、家族連れにはもってこいですね。

販売員さんのレベルが高い

熟練した販売員さんがかなり多かった印象です。

数年前私がスノーボードフェアに行った時は、スノボ知識ゼロのアルバイトさんが多かったですが…

近年はライダーやショップ・メーカーなどいろいろな関係者が応援に駆けつけているらしく、実際質問に対しても的確に答えてくれました。

開催地が多い

スノーボード天国は大都市圏での開催がメイン。

対して冬スポは地方都市でも開催しているので、足を運びやすいです。

冬スポ3つのデメリット

私が冬スポへ行って気になった点は以下のとおりです。

  • セッティング・レジが混雑しすぎ
  • 上位モデルが少ない
  • バートンのラインナップがほとんど無い

次項から詳しくお話していきます。

時間によってはディズニーランド並みの混雑

今回もっともいただけなかったのが、ディズニーランド並みの待ち時間ですね。

14時の時点で、

  • セッティングとワックスのサービスが90分待ち
  • レジは15~20分待ち
  • リフト券プレゼント引き換えカウンターは60分待ち
  • 激安リフト券売り場は30分待ち
  • ウェアコーナーは人が通れないほど混雑

しかも待っているだけならともかく、皆さんボードやバインディング・ブーツを抱えているわけですからね。

混雑を避けたかったら、開場時から買い物することをおすすめします。

下位モデルが中心のラインナップ

上位モデルが少ないのでその点は留意しておく必要がありますね。

安価なブランドとして有名なジョイライド・スプーン・ツマがブースのかなりの部分を占めていました。(スノーボードギアブースの1/5くらい)

その他のブースも、おおむね下位モデルが多かったです。

上位モデルが見たい方はスノーボード天国をおすすめします。

バートンのラインナップが無い

スノーボードブランド最大手であるバートンのギアはほとんどありません。

しかも、数少ないバートンも不人気モデルばかり…

バートン狙いの方はスノーボード天国がおすすめです。

スノーボード天国6つのメリット

続いてはスノ天のメリットについてお話したいと思います。

  • 全体的に値段が安い
  • お得なチラシが送られてくる
  • 会場が空いている
  • バートンの販売がある
  • 掘り出し物がある
  • 子どもが遊べるアトラクションが豊富

次項から順番に解説します。

全体的に値段が安い

スノ天の一番のメリットは、ずばり価格です!

もちろんすべてのギアを比較したわけではありませんが、アウトレットを謳っているだけあってかなりお買い得。

インターネットの最安値と比べても、遜色ないくらいのお値段です。

ただし、激安ブランドの三点セット価格は、スノ天・冬スポ共に大差ありませんでした。

お得なチラシが送られてくる

スノーボード天国は事前に申し込むと、お買得情報が記載されたチラシが送られてきます。

これは冬スポにはないシステムですね。

応募者特典なので公開は差し控えたいと思いますが、中身はお買得情報満載のチラシとリフト割引券が封入されていました。

数量限定ではあるものの、確かにチラシ掲載品は安いです。

特別な理由が無ければ、事前に申し込んでも良いかと思います。(応募しなくても入場は可能です。)

ただし、私が行った時点でチラシ掲載品はあまり残っていませんでした。

各会場の在庫は小出しにしているとは思いますが、やはり限定品・お買得品目当てなら開場時間から行くべきですね。

会場が空いている

条件を揃えるためにあえて冬スポと同じ時刻(14時)に入場しましたが、ウェア試着室、セッティング、レジ等…どのブースもスムーズに案内されます。

たとえばワックスとバインディング取り付けサービスの待ち時間は20分程度だったので、冬スポの90分と比べると違いが顕著ですね。

バートンの販売がある

スノーボード界では一番大きなブランド、バートンの取り扱いがありました。

冬スポではほとんどバートンの販売がなかったので、これは大きな違いですね。

バートン狙いの方はスノーボード天国一択になるでしょう。

ただし、アウトレットという特性上サイズ・在庫が限られるので、欲しい商品があれば早めに行くべきですね。

掘り出し物がある

スノーボード天国も冬スポと同じく下位モデルの販売が中心ですが、会場内を歩いていると、たまに掘り出し物が見つかります。

たとえばバートンの最上位ブーツ、アイオン(昨年モデル)が激安で販売されてました。

チラシに掲載されているわけでもなく、スミの方にぽつんと置かれたお宝に思わず大興奮です(笑)

子どもが遊べるアトラクションが豊富

冬スポでもキッズエリアはありましたが、スノーボード天国のほうが子ども向けアトラクションが充実しています。

カーリング体験、ストライダー体験、スケートボード体験等…単純にアトラクション目当てで行っても楽しいですね。

私も7歳の娘がいるのでよくわかりますが、やっぱり子どもってじっとしていられないんですよ。

以前、娘と2人で神田のスポーツ店街に行ったとき、店内で走り回ったりウェアでかくれんぼしたり、とてもギア見るどころではなかったんです(笑)

小さいお子さんのいるファミリーにとっては、広い場所でスノーボードが購入できるのはとてもありがたいことですよね。

スノーボード天国3つのデメリット

冬スポと比べた時のスノーボード天国のデメリットは以下のとおりです。

  • NEWモデルが少ない
  • 取り扱いブランドが少ない
  • 開催地にかたよりがある

次項から順番に説明します。

NEWモデルが少ない

基本的に昨年モデルの売れ残りなのでNEWモデルが少ないです。

またサイズ・モデルの在庫にもバラツキがあります。

取り扱いブランドが少ない

ブランド数や取り扱い商品は冬スポの方が多いです。

K2、ライド、ヘッド、サロモンなど大手ブランドは抑えていますが、中堅メーカーのギアのラインナップは少ないですね。

開催地にかたよりがある

開催会場が大都市圏にかたよっているので、住んでいる地域によっては行きづらいかもしれません。

スノーボードフェアは修理が面倒

金額 種類 修理 アフターサービス
スノボフェア
インターネット
量販店
中古
プロショップ

冬スポもスノ天も、いろいろなブランドのギアをその場で見ることができるのはとてもいいですよね。

しかし、初期不良や修理する場合は、店舗で購入するより手間がかかります。

あらかじめスノーボードフェアで購入するメリット・デメリットを理解しておくと、購入後に後悔することがなくなります。

詳しくは下記の記事にまとめてますので、気になる方はチェックしてみてください。

スノーボードの道具ってどこで買えばお得なの?購入方法とメリット・デメリットまとめてみたよ

まとめ

総評として、「NEWモデルが欲しい、いろいろなブランドを見たい」というなら冬スポ、「ブランドはあまりこだわらないのでとにかく安いもの、混雑が嫌」ということであればスノ天がおすすめですね。

それにしても、売場係員に素人が多かった数年前のフェアと比べても、良い意味で様変わりしていますね。

冬スポもスノ天も、ある程度スノーボードギアに対する知識がある販売員さんが多いのが印象的でした。

お子さんが小さいファミリーの方や、いろいろな場所を巡って道具を揃えるのが面倒な方は、一度スノーボードフェアに行かれてみてはいかがでしょうか。

スノーボード天国ホームページ

冬スポホームページ

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。