こんにちは、元スノーボードインストラクターの、らくスノです。
スノーボードギアって、どこで買えば一番お得に購入できるか分からないですよね。
時には価格だけではなく、修理対応やアフターサービスを考えて購入しないと損してしまうことも…
結論からいえば、はじめて購入するならウェア・グローブなど壊れにくくサイズ感もさほど滑りに影響しないギアは値段が安いインターネット。
ボード・ビンディング・ブーツ・ゴーグルなど、サイズ選びがシビアなうえに壊れやすく、アフターメンテナンスが必要なギアはスノーボードフェアか量販店がおすすめです。
今回の記事では、5つの購入方法とメリット・デメリットをまとめてみました。
この記事を最後まで読めば、購入後に「あそこで買っておけばよかった…」と、後悔することはなくなりますよ。
目次
スノーボードギア5つの購入方法
金額 | 種類 | 修理 | アフターサービス | |
---|---|---|---|---|
量販店 | ○ | ○ | ○ | ○ |
スノボアウトレットフェア | ○ | ○ | △ | △ |
インターネット | ◎ | ◎ | △ | △ |
中古 | ○ | △ | ✖ | ✖ |
プロショップ | △ | △ | ◎ | ◎ |
スノーボードの購入方法は5つあります。
それぞれメリット・デメリットがあるので「この購入方法が絶対おすすめ!」ということはありません。
だから「初心者だし中古でいいか!」「一番安いネットで買おう!」ではなく、それぞれのメリット・デメリットを考慮したうえで購入したほうが後悔がありません。
次項から順番に解説していきます。
量販店は気軽に立ち寄れて修理も可能/専門スタッフが少ない
いわゆるビクトリアとかアルペン、スポーツデポ、スポーツオーソリティ等を量販店としてます。
何かに特化しているわけではありませんが、金額もそこそこ安いので良くも悪くもすべてにおいて平均的で無難ですね。
量販店は基本的に有名ブランドの取り扱いのみ。
また専門スタッフが少なく、しっかりしたギア説明が受けられないこともあります。
それでも初めて購入するなら、商品やメンテナンスの質問もできるし、対面で購入できる量販店はアリだと思いますよ。
ただし、購入店舗によって修理・アフターサービスの対応は異なりますので、不安な場合は問い合わせてみましょう。
スノボアウトレットフェアは1か所すべてのギア揃う/修理が面倒
「できれば1箇所でスノボギアを揃えたい」そんなニーズに応えるのがスノーボードアウトレットフェアです。
種類も豊富で、価格は量販店に引けをとりません。
インターネットと違い、直接触れたり商品の説明を受けることもできます。
ただし、修理とアフターサービスのメリットはありません。
ずっとアリーナやドームに店舗を構えているわけではないですからね。
インターネット同様、修理の際はギアを配送したり直接メーカー(代理店)に問い合わせる必要があるかもしれません。
安さ重視なら冬スポよりスノーボード天国!
スノ天 | 冬スポ | |
---|---|---|
混雑 | WIN | LOSE |
品揃え | LOSE | WIN |
価格 | WIN | LOSE |
NEWモデル | LOSE | WIN |
ちなみに2大アウトレットフェア、冬スポとスノーボード天国は販売コンセプトが異なります。
- 冬スポ…今シーズンのスノー用品の展示・即売会
- スノ天…スノーボードアウトレットバーゲン
ざっくり説明すると、最新モデルと品数が多いのは冬スポ、安いのはスノ天ということになります。
つまり、厳密にいえば冬スポはアウトレットフェアではないんですね。だから安さを求めるならスノーボード天国がおすすめ。(冬スポも集客用にめちゃくちゃ値下げしていることもありますが)
スノーボードアウトレットフェアの様子については下記の記事にまとめましたので、合わせて参照ください。
→スノーボード天国と冬スポの違いは?どちらのほうが安い?現地に行って比較してみた
インターネットは種類が豊富で価格が安い/修理が面倒
インターネットの一番のメリットは、やはり安さと種類の多さですね。
なるべく安く購入したいとか、マニアックなブランドで量販店の取り扱いが無い時などは、インターネット購入がおすすめです。
しかし、故障した時の修理は少し面倒…
購入店に送付したり、場合によってはメーカー(代理店)に直接問い合わせる必要があるかもしれません。
販売店により修理の対応は異なりますので、不安な場合は問い合わせてみましょう。
また、WAXの塗り方、バインディングの取り付け・取り外し方法など直接教えてくれません。
まぁこの辺の情報はインターネットで調べればいくらでも出てきますが、初心者の方が不安であることは確かですよね。
中古・メルカリは掘出物が見つかるかも/目利きが必要
中古・メルカリは掘り出し物が見つかる時もあるので、考え方によってはとってもお得。
ただし、中古ギアには新品には無いリスクがあります。
- 相場観がわからないと、かえって高い商品をつかまされる
- 保証書が付いてない(期限が切れている)と、故障しても修理できない可能性がある
- スノボギアとして致命的な破損があるのに出品する人がいる
もし中古を狙うなら、スノーボードギアが詳しい友人に見てもらうか、スノボ専門業者が販売している商品を購入しましょう。
→メルカリも注意!?知らなきゃ損するスノーボードギア中古購入の落とし穴とは
中古を狙うなら型落ちモデルも検討してみよう!
中古を狙う方の目的は、ずばり価格メリットだと思います。しかし、前述のように中古ギアはデメリットも多い…
そんなときは型落ちモデルも検討してみましょう。
型落ち品なら現行品とほとんど変わらない性能のモデルが割引価格で購入できます。
スノボギアなんて数年で劇的に進化するものでもないですからね。
しかも中古品と違いメーカー保証がついているので、故障・破損したときも安心。
ちなみに型落ちモデルを探すなら、グーグルショッピングが便利!
たとえば「ブランド モデル 年式(昨年がベター)」と検索すると、様々なショッピングサイトのギアが表示されます。
例)バートン カスタム 2023
形状や価格でも絞り込みができるので、自身のレベル・スタイルに合ったギアがお得に買えちゃいます。
プロショップはアフターフォローが充実/値段が高い
ちょっと一般の方には馴染みがないかもしれませんが、スノーボードにはプロショップが存在します。
私も現役時代は、あるプロショップのお世話になってました。
プロショップのメリットは、やはり修理とアフターサービスでしょう。
その店で購入すればWAXの塗り方やセッティング方法、果ては練習方法・滑り方まで教えてくれます。
また、プロショップ主催のスノーボード教室があったり、上達すればチームやスポンサーを紹介してくれることもあります。
しかし、インターネットや量販店と比べると扱っているブランド・モデル数は少なく、値段も高い傾向にあります。
まぁギアの値段は「修理やアフターサービスの対価」という考え方もあります。
本気で上手くなりたいとか、スノーボード仲間が欲しいという方にはぴったりですね。
ショップ店長やプロライダーに聞いた!おすすめのスノーボード板
以下の記事では、筆者がプロライダーや友人のイントラの評価を元におすすめモデルをピックアップしてみました。
- グラトリにおすすめの板
- カービングにおすすめの板
- ラントリにおすすめの板
- 軽量な板
- オールラウンドに乗れる板
…等、ジャンル別のおすすめ板をまとめています。
→元イントラが厳選!ジャンル別おすすめのスノーボード板92選!
人気のスプレッドはもちろん、GT、クロージャ、FNTCなど…人気ライダーさんに聞いたおすすめのグラトリボードを取材したので、気になる方は合わせて参照ください。
元イントラが厳選!今シーズンおすすめのウェアブランド40選
ショップ店長、ライダー、イントラ等…業界のプロたちの評判や展示会で触れた100ブランドの中からランキング化。もっともおすすめのスノーボードウェアブランドをまとめました。
メンズ、レディース、クオリティー、コスパの各カテゴリーでまとめています。
最新のトレンドやジャンル別でスノーウェアを検討したい方は、以下の記事を参照ください。
→元イントラがおすすめ!おしゃれなスノボウェアブランド40選
スノボギア一式の値段の相場は?
レンタル | 激安モデル | スタンダード | 上級モデル | |
---|---|---|---|---|
板・ブーツ・バインの相場 | 4,000円〜 | 30,000円〜 | 90,000円〜 | 180,000円〜 |
ウェア(上下)の相場 | 3,000円〜 | 10,000円〜 | 30,000円〜 | 70,000円〜 |
ゴーグルの相場 | 500円〜 | 3,000円〜 | 10,000円〜 | 20,000円〜 |
グローブの相場 | 500円〜 | 3,000円〜 | 5,000円〜 | 15,000円〜 |
合計の値段 | 8,000円 | 46,000円 | 135,000円 | 285,000円〜 |
ところでスノボギアを一式購入するといくらになるんでしょうか?
もちろん購入条件によっても変わりますが、だいたい上記の金額が相場の目安です。
ただし、すべて同じグレードで揃える必要はなく、筆者のように「ウェアは激安モデル」「ゴーグルは上級モデル」のように使い分けているボーダーも多いです。
以下の記事ではグレード別の値段の相場や安く購入する方法について解説してます。
→スノボ一式の値段の相場は?→激安4万円、スタンダード13万、ハイエンド28万〜
まとめ
金額 | 種類 | 修理 | アフターサービス | |
---|---|---|---|---|
量販店 | ○ | ○ | ○ | ○ |
スノボアウトレットフェア | ○ | ○ | △ | △ |
インターネット | ◎ | ◎ | △ | △ |
中古 | ○ | △ | ✖ | ✖ |
プロショップ | △ | △ | ◎ | ◎ |
しっかり各購入方法の特長を理解した上で買えば、失敗も少ないと思います。
高価なものですし、なにより道具選びに失敗すれば上達が遅れ、スノーボード自体嫌いになってしまうかもしれません。
値段だけでなく、修理対応やアフターサービスも考慮してくださいね。