日本一わかりやすい!スノーボード板の形状や各スペックの特徴を詳しく解説します

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こんにちは、らくスノです。

本格的にシーズンが始まる前にギア記事を連投しているわけですが、先日こんな質問をいただきました。

「キャンバーとかディレクショナルとかよくわからないんです…」

当ブログでもちょくちょくは解説記事は書いてたんですが、中途半端に説明しているだけでした。

やっぱり言葉だけで「Wロッカーは乗りやすいよ!」なんて言われても説得力ないですよね。

というわけで、今回はスノーボードの形状やスペックの違いを、初心者の方にも分かるように専門用語抜きで詳しく解説したいと思います。

ディレクショナルとツインの違い

さっそく聞きなれない言葉が出てきましたね、ディレクショナルとツイン。

これは、ビンディングを付けるビス穴から板のノーズ(先端)、テール(後方)の長さの違いによって、乗り心地が異なるということなんです。

下記の写真のように、一番最後のビス穴からノーズ・テールまでの長さが一緒だったらツインボード、ノーズの方が長ければディレクショナルボードとなります。

で、なぜわざわざディレクショナルとツインという2つのボードが存在するかというと、ディレクショナルボードの方が操作しやすいんですね。

■ディレクショナルの場合

ディレクショナルボードを横からみると下記のイラストのような形状をしていますが、スノーボードはその構造上、後方に重心があったほうがコントロールしやすいです。

初心者・初級者の方やアルペンやテクニカル競技志向の方はこちらのボードを好む傾向にあります。

図解で分かりやすい!スノーボードの滑り方ってどんな種類があるの?スタイルや競技まとめてみた

■ツインボードの場合

ツインボードは重心が板の中心になるので、操作性はディレクショナルボードより劣りますが左右どちらの足を先頭にしても同じ乗り心地で滑ることができます。

ハーフパイプやキッカー(ジャンプ台)、グラトリ・ジブなどフリースタイル志向の方はスイッチスタンスで滑る場合が多いので、こちらの板をチョイスすることが多いです。

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これが、スノーボードのディレクショナルとツインの形状の違いです。また、ディレクショナルとツインを合わせた「ディレクショナルツイン」というボードもあります。(ツインよりも若干後ろ足に重心を移している)

メーカーのホームページや楽天・アマゾンの販売サイトにはだいたい記載があるので、ご自身のレベルや競技志向に合わせて選んでみてくださいね。

ノーズ、テール、ヒール、トゥって何?

ノーズ(鼻)は板の先頭、テール(尻尾)は後方です。ヒールエッジはかかと側、トゥエッジはつま先側をそれぞれ指します。スノーボーダーは平気で使ってますが、初心者の方にはわかりづらい用語ですね。

キャンバー、フラット、ロッカー、ハイブリッドの違い

さて、次はキャンバー、フラット、ロッカー、ハイブリッドの違いについてです。

前項ですでにお腹いっぱいかもしれませんが(笑)この形状の違いも乗り心地を左右する重要な要素なので、ぜひ覚えておいてくださいね。

キャンバーやロッカーというのは、下記の写真のように板を真横から見た時の形状の違いです。

各メーカー呼び名の違いはあるものの、概ね下記のキャンバー、ロッカー、フラット、ハイブリッド(Wキャンバー、Wロッカー)に大別されます。

まずは、それぞれの特徴を表にしてみました。

ターン オーリー 逆エッジ レベル
キャンバー 中~上級
ロッカー 初級
フラット 初~中級
Wキャンバー 初~中級
Wロッカー 初~中級

◎…バッチリ!

○…まあまあ

△…う~ん

✖…ダメ

※レベルはあくまで目安ですので、競技志向によっても変わってきます。

では、順番に乗り心地の違いについて解説したいと思います。

キャンバー

黎明期から存在する形状です。私がスノーボードを始めた頃はこの形状しか存在しませんでした。

キャンバーボードの特徴は、グリップの良さと高い反発力です。

下記の図のように、雪面に対して2箇所しか接していないので、自身の体重がすべて2点に集中します。それによって、雪面をしっかり捉えることができ、高速時や荒れたバーンでも安定して滑ることができるのです。(実際はたわみますので、2点だけしか接してないというのはイメージです。)

また、オーリーは後ろ足を残したまま前足を上げ板のしなりを利用してジャンプするのですが、キャンバーは板が深くそり返っているのでバネの原理でより高く飛ぶことができます。

しかし、メリットばかりではありません。2点で支えているので、どちらかの点が雪面に引っかかるとあっという間に逆エッジでコケてしまします。また、板がそり返っている分、ある程度技術がないとオーリーすらできないです。

かなり技術を要求される形状ですので、キャンバーは中上級者向けの板と言えるでしょう。

ローキャンバー、マイクロキャンバーとは

要はキャンバーの反りが少なくなったものを指します。後述するフラットに近い乗り心地になるので、純粋なキャンバーよりもデメリットは減ります。(メリットも減りますが…)

ロッカー

ロッカーは、サーフボードと同じ板の中心が軸になった形状をしています。リブテックのバナナやバートンのフライングVが有名ですね。

ロッカーボードの特徴は、逆エッジしづらく浮力があるということです。

通常、ビンディングをつけている足下が一番雪面に引っかかり逆エッジになりやすい箇所です。しかし、ロッカーボードは図のように中心が軸となり両足が浮いているので逆エッジしづらくなるのです。(足が浮いているというのはあくまでイメージです。)

また、中心が軸となってコマのように回るので、スピントリックも容易にできます。

さらに、板の先頭が浮いているので雪に埋まりにくく、深雪でも浮遊感のある滑りが楽しめます。(パウダーボード)

しかし、ロッカーボードも良いことばかりではありません。両足が浮いているということはグリップが圧倒的に弱く、スピードを上げた時にふらついたりターンが安定しません。また、足を上げた状態に反っているので、オーリーをしても反発が少なく高さを出すことは難しいです。

逆エッジしづらくターンのきっかけをつかみやすいので、初心者・初級者の方におすすめの形状です。

フラット

フラットは、その名の通り横から見た時に反りがない形状のボードのことを指します。

フラットボードは、飛び抜けた特徴はないものの全てにおいて万能です。

ロッカーのように浮いているわけではなく雪面を面でとらえるので、そこそこグリップがあります。

また、キャンバーのように雪面に点で接してるわけではないので、逆エッジのリスクもかなり軽減されます。(どこかのエッジが引っかかっても、面でカバーできる。)

しかし、上級者からは「グリップが中途半端」、初心者・初級者からは「ロッカーよりも逆エッジしやすい」なんて言われる傾向のあるので、中途半端な滑り心地であることは否めません。

「ロッカー形状じゃグリップが物足りないけど、キャンバーは難しい…」なんて、初級者~中級者におすすめのボードと言えるでしょう。

Wキャンバー(ダブルキャンバー)

Wキャンバーボードは、1枚のボードに2つのキャンバーがあるボードを指します。

乗り心地は前述のフラットボードに近いですが、全てにおいて平均的な性能を有するボードです。

図のように雪面を3点で支えるので、キャンバーボードよりも逆エッジのリスクは少なく、なおかつターンにおいて高いグリップ力を発揮します。

フラットボードと同じく中途半端と言われればそれまでですが、初級~中級者までは満足のできる滑りが実現できる形状と言えるでしょう。

Wロッカー(ダブルロッカー)

最後は、Wロッカーのご紹介です。一見するとキャンバーボードに似ていますが、雪面との接点部分がなだらかなカーブを描いており、キャンバーほど一点に重量が集中することはありません。

ですので、ロッカーボードのように引っかかりづらく、キャンバーボードのようにある程度雪面にグリップしてくれます。

しかし、雪面を捉える力が分散しているので高速時に安定感がありません。また、オーリーした時の反発力も弱いですね。

フレックスの違い

さらに、乗り心地を左右する要素がフレックスというスペックです。フレックスとは「板の硬さ」のことで、ハード、ミドル、ソフトに大別されます。

■ハード

高速時の安定感は抜群で、オーリー時の反発力も高いです。しかし、「硬い」ということは相当の筋力が必要なので、上級者向きのフレックスと言えるでしょう。

ハーフパイプやキッカー(ジャンプ台)、アルペンなどの競技志向の方は例外なくこのフレックスのボードを使用しています。

■ミドル

ハードとソフトの中間にあたるフレックスです。ハードほどではないものの、高速時の安定性や反発力はそこそこありますので、中~上級者向けのボードですね。

■ソフト

安定感や反発力は低いものの、ターンのきっかけがつかみやすく、オーリー時も板を簡単にしならせる事ができます。初~中級者向きの板と言えるでしょう。

その他の違い

形状とフレックスがスノーボードの乗り心地の左右する重要な要素になりますが、実は他にもブランドホームページや販売サイトにはスペックの記載があります。

この項では、それぞれのスペックの意味について解説したいと思います。

■レングス

単純に板の長さのことです。購入する際は身長ー15~ー20cmを目安にしてください。

■有効エッジ

ボードをぐるっと囲むように「エッジ」と呼ばれる金属が付いていますが、実際ターンするときにすべてのエッジを使用するわけではありません。

ターンする時に使用されるエッジ部分を有効エッジと呼びますが、一般的にはこの数字が大きいほうが良いとされています。(1135mm等長さの記載があります。)

■ウエスト

そのまんまですが、板の一番くびれた部分を指します。太いほうが浮力があり、細いほうがターンしやすい傾向にあります。

■コア、ベース

コアは、ボードを形成する芯材のこと。ベースはソール(ボードの裏側)の滑走面の素材のことを指します。

出典:バートンホームページ

…で、ここまで解説してきてなんですが、上級者でなければレングス以外のスペックは気にする必要はありません(笑)

また、時々重量の違いを気にされる方がいますが、ボードは軽ければ良いというものでもありません。軽量なボードは取り回しは良いものの、安定感が失われるからです。

実際、重量を記載しているブランドは皆無だと思いますが、滑りが圧倒的に変わるほど重要な要素ではないんですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

形状の違いについてはいろいろなサイトに記載がありますが、「なぜオーリーしやすいのか?」「なぜ逆エッジしにくいのか?」など、理論的にまとめたものがなかったので記事にしてみました。

そもそもスノーボードって専門用語が多すぎるんですよね。せっかくボードを購入しようとしている初心者の方に不親切すぎる!

というわけで、専門用語には必ず補足をつけていますが、もし不明点などあったら遠慮なくお問い合わせください。新しいネタになるので助かります(笑)

この記事が参考になれば幸いです。


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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴18年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。