【23-24最新版】元イントラがおすすめする!スキー・スノボ用ヘルメット11選

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こんにちは、20年以上スノーボードやっている元インストラクターの、らくスノです。

この記事にたどり着いたということは、「今まさにスキー・スノボ用ヘルメットを探している」なんて方も多いのではないでしょうか。

ジャンプ台やハーフパイプ、アルペンなど危険な競技はもちろん、一般コースでさえ時速50kmを超えることもあるスキー・スノーボードでヘルメットは必需品。

とはいえ…

  • どんなヘルメットがあるの?
  • ヘルメットの選び方のコツは?
  • おすすめのモデルは?

分からないことだらけですよね。

今回はスキー・スノボ用ヘルメット選びのコツからおすすめのモデルまで余すことなくお話したいと思います。

この記事を最後まで読めば、あなたにピッタリのヘルメットに出会えますよ!

スキー・スノーボード用ヘルメットを選ぶ6つのコツ

ヘルメットを購入する際は、6つの点を考慮して選びましょう。

  1. デザイン
  2. サイズ感
  3. フィット感
  4. 重量
  5. 通気性
  6. ゴーグルとの相性

次項から順番にお話していきます。

デザイン

出典:サンドボックスホームページ

ヘルメットは機能性第一と分かっていても、まずはデザインが気になるところ。

個人的には、危険な競技をしないのであればデザインから選んでも問題ないと思います。

それに個性的なカラー・デザインはゲレンデが混雑していても目印になるので、お子さんが見つけやすくなります。

まずは好きなデザインをいくつかピックアップしてからフィッティングするのがおすすめです。

サイズ感

デザインの次に重要なのがサイズ。

サイズが合っていないと、いざ転倒・衝突したときにヘルメットがずれて意味を成さなくなります。

お店でフィッティングするのが一番ですが、もし難しい場合は、メジャーを巻き頭部の外周のサイズを測りましょう。

あとは販売サイトの表と照らし合わせて、一番近いサイズを選んでください。

ちなみにニット帽の上から被ることもできるので、1サイズ大きくても問題ありません。

フィット感

出典:スミスホームページ

サイズが合っていても、モデルによってフィット感は異なります。

特に海外ブランドは幅が狭いことが多いです。

  • グラつかないか?
  • 隙間はできないか?
  • 頭頂部にフィットしてるか?

試着する時は上記の点を確認してください。

ニット帽を被りサイズを合わせる方もいますが、いざ頭部を強打したときヘルメットがズレて役に立たないことも…

また、ダイヤルで締めつけが可能なモデルもありますので、もし店頭での試着が難しい場合は調整機能付きヘルメットがおすすめです。

重量

当然ながらヘルメットが重いと動きづらく、疲労の原因にもなります。

最近は極端に重いヘルメットは減りましたが、お子さんや初心者の方ほど軽量なモデルがおすすめです。

通気性(ベンチレーション)

出典:スミスホームページ

春スキー・スノボはもちろん、トップシーズンでも快晴の日はヘルメット内が蒸れます。

ブランドやモデルによっては、パットの取り外しできたり通気性が高いモデルも販売されています。

暑さが気になる方は、そういったモデルを選んでみてはいかがでしょうか。

ゴーグルとの相性

最近はゴーグル・ヘルメット各社とも極端に合わないということは減りました。

しかし、ブランドによってはゴーグルとヘルメットの間に隙間ができたり干渉してしまう場合があります。

少しでも隙間ができたり干渉するのが嫌だという方は、購入前ショップに持参してチェックするか、スミスやアノンなどゴーグル・ヘルメットがセットで揃うブランドがおすすめです。

値段の違いはシェルの違い!安全面も考慮してヘルメットを選ぼう

ソフトシェル(インモールド) ハードシェル(ボムシェル) MIPS
ライナー(緩衝材)にプラスチックシートを被せて成形したヘルメット。 ライナーをABS樹脂などの硬いシェルで覆い、衝撃吸収性を高めたヘルメット。 シェルとライナーを独立させることで、衝撃を分散するヘルメット。
  • 軽くて値段も安い
  • 衝撃吸収性能は低い
  • 衝撃吸収性が高い
  • ソフトシェルよりも重い
  • 衝撃吸収性が高い
  • 衝撃を分散させる
  • 値段が高い

「見た目は変わらないのに、なぜ1万円と3万円のヘルメットがあるの?」

実は外見は一緒でも、構造が異なります。

  • ソフトシェル
  • ハードシェル
  • MIPS(ミップス)

それぞれメリット・デメリットがあるので、安全性、重量、価格面を考慮してヘルメットを選びましょう。

初心者・キッズ向け!ソフトシェルヘルメット

出典:ジロホームページ

ソフトシェル(インモールド)はその名の通り衝撃吸収性は低いです。

ただ、軽量で首への負担も少ないので、「あまりスピードを出さない」とか「危険な競技をしない」キッズや初心者の方ならソフトシェルでも十分です。

高速ターンやフリースタイル志向ならハードシェルヘルメットがおすすめ

出典:ジロホームページ

高速でターンしたり、パークに入る方はハードシェル(ボムシェル)ヘルメットがおすすめ。

ソフトシェルよりも重いですが、衝撃吸収性は優れています。

※ソフトシェルとハードシェルをミックスしたヘルメットもあります。

より強い衝撃から守る!MIPSヘルメットの革新性

出典:ジロホームページ

現在ハイエンドモデルはMIPS(ミップス)ヘルメットが主流になっています。

MIPSとは簡単に説明すると、衝撃を分散して頭部のダメージを和らげるシステム

シェル(外殻)とライナー(緩衝材)を独立させることにより、衝撃が分散するというわけです。

すでに様々なメーカーから販売されています。

上級者の方、バックカントリー志向の方、少しでもリスクを低減したい方はMIPSヘルメットを検討してみてはいかがでしょうか。

安全基準マークもチェック

ヘルメットにはSG(日本)やCE(欧州)といった安全規格があります。

激安ヘルメットには安全規格を満たしてないものも存在しますので注意が必要です。

「規格を満たしてないから欠陥がある」というわけではありませんが、より安全性を担保したいなら安全規格マークをチェックしてください。

またSAJやJSBA主催の大会は、協会が認定したヘルメットでないと出場できないので、購入前にチェックしましょう。

スキー、スノーボードヘルメットおすすめモデル11選

低価格帯 中価格帯 高価格帯
OCスタイル/ポンタペス

インダストリアル

ワークマン

サンドボックス/クラシック2.0

スワンズ/H451-R

バーン/ワッツ

アノン/オメガ

オークリー/MOD3

スミス/メイズ

スミス/バンテージ

ジロ/グリッドスフェリカル

今回紹介するスキー・スノーボード用ヘルメットおすすめモデルは以下のとおりです。

  1. OCスタイル/ポンタペス
  2. サンドボックス/クラシック2.0
  3. インダストリアル
  4. スワンズ/H451-R
  5. ワークマン
  6. スミス/メイズ
  7. バーン/ワッツ
  8. アノン/オメガ
  9. スミス/バンテージ
  10. ジロ/グリッドスフェリカル
  11. オークリー/MOD3

次項から順番に紹介します。

スキー・スノボ初心者におすすめのヘルメット

スキー・スノボ初心者の方にとって、気になるのが価格だと思います。

元イントラの筆者としては、多少機能面を犠牲にしても安いモデルで十分だと思います。

そもそも高速でターンしたり巨大なジャンプ台を飛ぶような状況も無いでしょうからね。

この項では、1万円以下で購入できて、機能性・安全性が高いモデルをピックアップしました。

OCスタイル/ポンタペス

「そんなにスピード出さないし安いヘルメットないの?」

そんな方におすすめなのがOCスタイルのヘルメット。

ゴーグルストッパー、ダイヤル調整、ベンチレーションなど…最低限の機能は満たしたうえで、4,980円〜購入できます。

しかも、メンズ、レディース、キッズサイズまで展開しているのはありがたいですよね。

特に危険な競技はしない初心者・初級者の方はポンタペスを検討してみてはいかがでしょうか。

楽天公式サイト→スポーツ&スノーボードのOCSTYLE

サンドボックス/クラシック2.0

サンドボックス

元祖つば付きヘルメット、サンドボックスのクラシック2.0を紹介します。

なんでもスノーボードでヘルメットを被ることが一般的ではなかった創業当時、つばをつけることでファッション的に受け入れられやすいデザインにしたとのこと。

事実カラーバリエーションは他ブランドを圧倒する数です。

たしかに機能性はハイエンドモデルに比べると劣りますが、ファッションを重視するなら要チェックでしょう。

インダストリアル

スケートボードで使っている方も多い、インダストリアルのヘルメット。

なんといってもカラー・サイズバリエーションがこれだけあって4,000円台はお得ですよね。

同価格帯のOCスタイルのヘルメットのようにゴーグルストッパーやダイヤル調整機能はありませんが、ファッション性は高いです。

「ヘルメットでも個性をアピールしたい!」なんて方におすすめです。

スワンズ/H451-R

スワンズ

信頼のジャパンブランド、スワンズから入門用ヘルメットのH451-Rを紹介します。

ジャパンブランドなので日本人の骨格に合わせて成型されており、とにかくフィット感が抜群。

逆に海外ブランドは欧米人向けに作られているので、人によっては合わなかったりするんですよね。

少なくともスワンズなら購入後に「頭に合わなかった…」なんてリスクはありません。

有名ブランドが6,000円台で買えるものメリットです。

ワークマン

ワークマンから1,900円という、とんでもないヘルメットが発売されました。

さっそく購入してみましたが、デザインもかっこいいしフィット感も抜群。

■ワークマンヘルメットのメリット

  • とにかく激安(税込1,900円)
  • 軽量で動きやすい
  • フリーサイズなので女性や子どもでも着用できる
  • 気軽にフィッティングできる
  • ゴーグルとの相性も抜群
  • スキー・スノボ以外でも使える

もちろん削られている機能もありますが、この価格なんでケチのつけようがないです。

詳しくは別記事にしたので、気になる方は参照ください。

ネットより安い!スキー・スノボ用にワークマンの激安ヘルメット買ってみた

中級者におすすめのヘルメット

続いては中級者の方におすすめのヘルメットをご紹介します。

高速ターンやパークを攻める中級者の方は、よりフィット感の高いモデルをおすすめします。

私自身、現役時代は朝からナイターまで滑っていましたが、ヘルメットが合ってないとストレスでした…

それに転倒時にズレて、頭がしっかり保護できないかもしれません。

どこで購入するかは別として、できれば店頭で色々なモデルをフィッティングしてみましょう。

スミス/メイズ

高価なヘルメットが多いスミスの中にあって、メイズはシンプルなデザインと購入しやすい価格帯でおすすめです。

インモールドタイプのヘルメットで、スミスのラインナップの中でも軽量モデルに位置します。

さらにカラーバリエーションやアジアンフィットのラインナップも豊富なので、初心者〜中級者くらいまでは十分満足できるでしょう。

アルーラというレディースモデルも展開ているので、女性にもおすすめです。

バーン/ワッツ

バーン

「安全性も大事だけど、おしゃれなヘルメットがいい!」

そんな方におすすめなのが、バーンのワッツ。

バーン自体は、2004年アメリカはボストンで誕生したヘルメットブランド。

どちらかと言えばパークやグラトリなどをメインとする、ストリート系の方に人気のブランドですね。

なんといっても一番の魅力は安いこと。

型落ちなら1万円以内で購入できます。

もちろん衝撃吸収性能や通気性は前述のスミスなどには劣りますが、

  • とにかくファッション性を重視したい!
  • そこまでガチ勢じゃないので、最低限の安全が担保されるなら十分!

そんな方には全力でおすすめします。

カラーバリエーションは10種類以上、ジャパンフィットもあるので使用感も抜群です。

アノン/オメガ

アノン

バートン傘下のブランド。バートン所属のトップライダーが愛用していることで有名です。

オメガはMIPS・BOA搭載はもちろん、片手で扱えるマグネットバックルやオーディオ対応など安全設計の中にも遊び心が垣間見れます。

しかも型落ち品なら1万円台で購入できる価格帯も魅力的!

ちなみに時期によっては、楽天・アマゾン・ヤフーショッピングより公式サイトのほうが安いことがあります。

気になる方は公式サイトもチェックしてみましょう。

上級者におすすめのヘルメット

バックカントリーや競技としてのスキー・スノーボードをされる方におすすめのヘルメットをピックアップしました。

当然値段は高いですが、

  • フィット感
  • 通気性
  • 快適性
  • 安全性
  • 軽量化

どれも一級品のモデルばかりです。

私自身バックカントリーで木に激突したことがありますが、ヘルメットに救われました。

究極の安全性を求めるなら、ぜひ以下のモデルをチェックしてみてください。

スミス/バンテージ

スミスホームページ

スミスのハイエンドモデル、バンテージをを紹介します。

特質すべきは、超衝撃吸収素材であるコロイドを使用していることです。

現在のヘルメットの主流になっているのはEPS素材、いわば発泡スチロールのようなもの。

しかし、コロイドはEPS素材より48%以上も衝撃を吸収することが証明されています。

さらに

  • MIPS搭載
  • 高い通気性
  • 洗練されたデザイン
  • Boa FS360システム採用で、360度の包み込むようなサイズ調整が可能
  • ゴーグルの曇りの原因になる湿った空気を外に排出するベンチレーション

などなど…、まさにスノーヘルメット界最強のモデルと言えるでしょう。

ジロ/グリッドスフェリカル

ジロホームページ

スミスと並ぶ高級ヘルメットブランド、ジロ。

ハイエンドモデルであるスフェリカルの最大の特徴は軽さでしょう。

通常ヘルメットは

  • 軽量だけどダメージに弱い
  • ダメージに強いけど重い

どちらかに別れます。

しかし、スフェリカルは超軽量でありながら、高い衝撃吸収性能を持ち合わせています。

MIPSと組み、GIROが独自開発したスフェリカルテクノロジーは、二層の衝撃吸収材が頭部を保護。

さらにヘルメットに直接緩衝材を流し込んで成形するインモールド構造なので、とにかく軽い。

通気性も高いので、長時間使用しても蒸れません。

オークリー/MOD3

オークリー

オークリーは五輪選手をはじめ、トッププレイヤーが愛用していることでも有名なブランドです。

MOD3の特徴は、MIPSやBOA搭載なのにリーズナブルな価格でしょう。

前述のスミスやジロは型落ちでも3万円以上しますからね。

MOD3は型落ちなら1万円台で購入できます。

さらに他のブランドと一線を画すデザインやカラーバリエーションの豊富さも魅力です。

もちろんオークリーゴーグルとの相性も抜群!

ヘルメットは逆さまに置かない

購入したヘルメットは逆さまに置かないようにしましょう。

なぜなら落下する恐れがあるからです。

ヘルメットは中の緩衝材が潰れる事によって頭部への衝撃を吸収します。

でも、落下して緩衝材が凹んでしまうと、いざ転倒・衝突したときに衝撃を吸収できません。

休憩時などヘルメットを置く時は注意してくださいね!

まとめ

低価格帯 中価格帯 高価格帯
OCスタイル/ポンタペス

インダストリアル

ワークマン

サンドボックス/クラシック2.0

スワンズ/H451-R

バーン/ワッツ

アノン/オメガ

オークリー/MOD3

スミス/メイズ

スミス/バンテージ

ジロ/グリッドスフェリカル

まだまだ「ヘルメットは初心者や子どもが被るもの」という認識の方が多いんですよね。

オリンピック選手でも転倒する時はあります。

だから上級者の方ほど怪我をしたくないので必ずヘルメットを被るんですよ。

そもそもバイクにノーヘルメットで乗ったら危険です。

それなのに人によっては100km以上のスピードで滑走するスキー・スノーボードで、ヘルメットを着用しないのはおかしいですよね。

むしろ、ヘルメットを被っているほうが「この人は安全に対する意識が高いな!」と好感が持てます。

毎シーズン、スキー場ではたくさんの衝突・転倒による事故が発生してます。

そう、だれも怪我をしない保証は無いのです。

スキー・スノボを楽しめるのは健康であればこそ。

ぜひ老若男女・滑走レベル問わずヘルメットを装着いただければと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。