こんにちは!20年以上スノーボードをやっている元イントラの、らくスノです。
スキーウェアやスノボウェアって、定期的に洗うことで撥水機能が復活するんですよ。だから、こまめに洗ったほうがいいのは間違いありません。
でも、ぶっちゃけ毎回洗うのってめちゃくちゃ面倒じゃないですか?(笑)
気になったので実際にX(旧Twitter)でアンケートを取ってみたところ、215人中「全く洗わない」という人が22%、「シーズン終わりに1回だけ洗う」という人が50%という結果になりました。実に7割以上の人が毎回は洗っていないんです。
元イントラの目線から言っても、毎回洗う必要はありません。最低限、以下のタイミングで洗えば十分長持ちしますよ。
- 撥水機能が目に見えて落ちてきたとき
- 泥や油などの汚れが目立ってきたとき
- シーズンが終わって長期保管するとき
今回は、スキー・スノボウェアの適切な洗濯頻度や、おうちでできる正しい洗い方について分かりやすくお話しします。
この記事を最後まで読めば、スキー・スノボウェアの洗濯に関する疑問や悩みはすべてスッキリ解決しますよ!
スキー・スノボウェアはなぜ洗濯が必要なの?→撥水能力が落ちるから

「見た感じ汚れてなさそうなのに、それでもスノーウェアって洗わないといけないの?」
その気持ち、めちゃくちゃよく分かります。基本は雪の上を滑っているだけですし、冬だから大して汗もかかないし、洗わなくても平気な気がしますよね。
でも結論から言うと、たとえ見た目がキレイでもスノーウェアは洗濯するべきなんです。
なぜなら、ウェアを着て滑っているうちに生地の繊維が寝てしまい、撥水能力がどんどん落ちていくからです。
そもそもスノーウェアが水を弾くのは、生地の表面にある目に見えない極小の「繊維」がピンと立っているからなんですね。この繊維が空気の層を作って、水をコロコロと弾いています。
ところが、何度も滑って擦れたり、一見キレイに見えても空気中のチリや目に見えないリフトの油汚れなどが付着すると、この繊維がペタッと寝てしまいます。これが、ウェアが濡れる原因(撥水低下)になるわけです。
だからこそ、定期的に洗濯して汚れを落とし、熱を加えることで寝てしまった繊維を再び立ち上がらせる必要があります。これが「洗うと撥水が復活する」という仕組みの正体なんです。
スキー、スノボウェアを洗う頻度→約半数がシーズン終わりに1回だけ
スキー・スノボウェアを洗う頻度は?
— らくスノ@スノボブログやってる人 (@rakusnowkousiki) March 14, 2024
毎度ご協力いただきありがとうございます。
今回もブログ記事の参考にさせていただきますので、ご協力お願いします。
では、具体的にどのくらいの頻度でスノーウェアを洗えばいいのか、目安をお話ししますね。
冒頭でもお伝えした私のXでのアンケート結果をもう一度見てみると、215人中「全く洗わない」が22%、「シーズン終わりに1回だけ」が50%でした。
実は私のフォロワーさんは、スキー・スノボのインストラクターや年中滑っているガチ勢(ベテラン)がとても多いです。つまり、雪山のプロやベテラン勢であっても、滑るたびに毎回洗っている人はほぼいないというリアルな実態が分かります。
たしかにメーカーの正論を言えば「こまめに洗濯すべき」なのでしょうけど、ぶっちゃけ滑りに行くたびに毎回洗うのなんて面倒くさすぎますよね(笑)。
20年以上滑ってきた私の結論として、スノーウェアの洗濯頻度は以下の3つの基準だけで十分です。
- ウェアの撥水機能が目に見えて落ちてきたとき(水を弾かずに染み込む)
- 泥、油、リフトのサビなどの汚れが目立ってきたとき
- シーズンが終わってウェアを長期保管するとき
これ以外の普段の滑走後は、しっかり乾燥させておくだけでOK。この3つのタイミングさえ逃さなければ、お気に入りのウェアを何年も長持ちさせることができますよ。
洗濯機で洗う人が約37%、クリーニングに出す人が約28%
スキー・スノボウェアはどうやって洗ってますか?
— らくスノ@スノボブログやってる人 (@rakusnowkousiki) August 14, 2024
いつもアンケートご協力いただきありがとうございます。
今記事を書いているのでご協力いただければ幸いです🙏
では、他のスキーヤーやスノーボーダーの皆さんは、具体的にどうやってウェアを洗っているのでしょうか?
これについても気になったのでXでアンケートを取ってみたところ、85人中「洗濯機で洗う」が約37%、「クリーニングに出す」が約28%という結果になりました。やっぱり、おうちで手軽に洗える洗濯機派が一番多いみたいですね。
アンケートのコメントを見てみると、「シーズン中は自宅の洗濯機でサッと洗って、シーズンが終わったらクリーニングに出してそのまま保管してもらう」という、賢い使い分けをしている方も一定数いらっしゃいました。
クリーニングはお金がかかりますが、自宅の洗濯機ならコストを抑えていつでもキレイにできます。
そこで次からは、アンケートでも一番人気だった「失敗しない!洗濯機を使ったスノーウェアの正しい洗い方」について、元イントラの視点から分かりやすく解説していきますね!
洗濯機でスノーウェアを洗う5つの手順

「洗濯機でスノーウェアを洗うのって難しそう…」と思うかもしれませんが、実は超簡単です!基本的には、普段の服を洗濯するのとまったく同じ感覚で洗えちゃいます。
もちろん、お店で買うような特別な道具を用意する必要もありません。
まずは全体の流れをイメージしやすいように、洗濯機で洗うときの手順を5つのステップにまとめました。
- ステップ1:洗濯機で洗えるか「洗濯表示タグ」を確認する
- ステップ2:ファスナーやボタンをすべて閉じて「洗濯ネット」に入れる
- ステップ3:洗剤は家にある「液体洗剤」を使う(粉末はNG!)
- ステップ4:洗濯機の「弱水流コース」で洗い、脱水は「短め」にする
- ステップ5:しっかり乾燥させたあと、ハンガーに掛けて保管する
この5ステップを意識するだけで、ウェアの機能を落とさずに自宅でカンタンに丸洗いできます。
それでは次のパートから、失敗しないための具体的なポイントを1つずつ詳しくお話ししていきますね!
洗濯機洗い可能かスノーウェアのタグの表示を確認

まずはスノーウェアの裏側にある「洗濯表示タグ」を必ず確認してください。タグに「洗濯機洗いOK」や「手洗い」のマークがついていれば、自宅の洗濯機を使って大丈夫です。
「本当に大丈夫?」と不安になるかもしれませんが、市販されている大体のスノーウェアは洗濯機で洗えます。高機能でデリケートなイメージがあるゴアテックス(GORE-TEX)のウェアも、実は基本的には洗濯機NGではありません。むしろ公式が洗濯を推奨しているくらいです。
ただし、万が一「洗濯機不可(水洗い不可)」のマークが書いてある場合だけは要注意。この場合は無理に家で洗うとウェアが傷んでしまうので、おとなしくクリーニングに出すのが唯一の選択肢になります。
大切なウェアを長く愛用するためにも、まずはこのタグチェックから始めてみてくださいね!
ファスナーやボタンを閉じて洗濯ネットに入れる

スノーウェアを洗濯機に入れる前に、すべてのファスナーやマジックテープ、ボタンをきれいに閉じましょう。
もしこれらを開けたまま洗濯機を回してしまうと、金具や尖ったパーツが大切なウェアの生地を傷つけたり、最悪の場合は破いてしまうリスクがあります。ちょっとした手間でウェアの寿命が伸びるので、ここはサボらずにチェックしてくださいね。
ボタン類をすべて閉じたら、スノーウェアをかるくキレイに畳んでから洗濯機に入れます。クシャクシャのまま乱雑に放り込んでしまうと、洗濯中に強いシワがついて取れなくなってしまうので注意が必要です。
ちなみに私は、洗濯機の中でウェア同士や壁面が擦れて生地が痛むのを防ぐために、必ず大きめの洗濯ネットに入れています。ネットに入れるだけで摩擦による生地の劣化をかなり防げるので、ぜひ皆さんもネットを活用してくださいね!
スキー、スノボウェア洗濯洗剤おすすめは?→エマールなど家にある洗剤でOK

「専用の高価な洗剤を買わなきゃダメなの?」と思うかもしれませんが、結論から言うと家にある市販の洗剤でまったく問題ありません。
私自身、これまでにニクワックス(NIKWAX)やグランジャーズ、モンベルといった様々なスノーウェア専用洗剤を試してきました。でも正直なところ、仕上がりや撥水力に市販の洗剤との大きな違いは感じられなかったんですよね。
そもそもウェア専用洗剤といっても、特殊な魔法の原料を使っているわけではありません。あのゴアテックス(GORE-TEX)社も「専用の洗剤を使わなければいけない」とは一言も言っていないんです。
以下の条件さえ満たしていれば、わざわざ高い専用洗剤を買わなくても、エマールやナノックス、アタックといったおうちにあるお馴染みの洗剤で十分代用できます。
- 粉末ではなく「液体洗剤」であること
- 「中性」または「弱アルカリ性」であること
- 柔軟成分、漂白成分、蛍光成分が入っていないこと
市販の洗剤を使うときの最大のコツは、「溶けやすい液体洗剤を、いつもより少なめの量で使う」ことです。なぜなら、脱水したあとにウェアの繊維に洗剤の成分が残っていると、生地を傷めたり撥水力を落としたりする原因になるからです。
また、同じ理由から「柔軟剤」「漂白剤」のトッピング使用は絶対にNG。これらは撥水機能を低下させてしまうので、必ず「洗剤のみ」で洗うようにしてくださいね!
弱水流で洗い脱水時間は短め

洗濯機のコースは、大切な生地を傷めないように「手洗いコース」や「弱水流コース」に設定してください。優しい水流でじっくり洗うのがポイントです。
そして、ここがかなり重要なのですが、「すすぎ」は最低でも2回以上おこなってください。先ほどもお話しした通り、ウェアの繊維に洗剤の成分が残ってしまうと撥水力が落ちてしまいます。しっかり2回すすいで、洗剤残りを完全にゼロにしましょう。
また、「脱水」もウェアの生地を痛めやすい工程なので、短時間で軽めに済ませるのが鉄則です。強い遠心力で絞りすぎると、ウェアの防水コーティングが剥がれる原因にもなります。私はいつも「3分」に設定して、サッと水気を飛ばすくらいにしています。
洗濯が終わったら、いよいよ乾燥です。
基本はハンガーに掛けて「陰干し」をします。直射日光(紫外線)に当ててしまうと生地が痛んで色あせの原因になるので、必ず風通しの良い日陰を選んで干してくださいね。
もし自宅の洗濯機に乾燥機能がついているなら、ヒーターを「弱設定」にして、軽く乾燥機にかけるのもおすすめです。熱を加えることで、寝ていた繊維がピンと立ち上がり、撥水機能がグッと復活します。
ちなみに私はいつも、お風呂場の「浴室乾燥」を使って乾かしています。天気を気にせず、デリケートなウェアに優しく熱を加えられるのでめちゃくちゃおすすめですよ!
ハンガーにかけて保管!オフシーズンもたたんで保管はNG

スノーウェアがしっかり乾いたら、必ずハンガーに掛けて保管しましょう。
「オフシーズンはクローゼットにかさばるから、畳んでしまいたい…」と思うかもしれませんが、畳んで保管するのは絶対にNGです!折り目の部分の生地がヨレてしまい、そこから撥水機能がガクッと低下する原因になってしまいます。
特に、ゴアテックス(GORE-TEX)など奮発して高品質なウェアを購入された方は、掛けるハンガーにもこだわるのがおすすめです。せっかく丁寧に洗っても、細くて華奢なハンガーだと、重みで型崩れしたりシワがついたりしてしまいます。

そこで20年以上滑ってきた私が個人的に激推ししたいのが、「ウェットスーツ用のハンガー」です。
これまで色々な種類のハンガーを試してきましたが、ウェットスーツ用が最強である理由は以下の通りです。
- 肩の部分がめちゃくちゃ広い(型崩れやシワを完全に防ぐ)
- 穴が空いている構造なので通気性がよく乾きやすい
- 分厚いウェアを支えるのに軽量で扱いやすい
ネット通販などで、安いものなら1,500円くらいから手に入るので、大切なウェアを守るためにもぜひ試してみてください。
そして最後に、裏ワザ的な仕上げのコツをひとつ。
完全に乾いたあと、ウェアの表面に低温で軽く「アイロン」をかけると、さらに撥水効果が爆発的にアップします!熱を加えることで、寝ていた防水繊維が完全にピンと立ち上がるからです(※必ずあて布をしてくださいね)。
ひと手間かけるだけで、次のシーズンも新品並みの水弾きで快適にスノーボードを楽しめますよ!
ウェアの撥水機能が十分であれば防水スプレーは必要なし

大前提として知っておいてほしいのが、防水スプレーはあくまでウェアの「撥水機能」を補うためのものだということです。もしウェア自体がしっかり水を弾いてくれている状態なら、わざわざスプレーを吹きかける必要はありません。
じゃあ、どんなタイミングで使うべきかというと、ズバリ以下の2つのシチュエーションです。
- あきらかにウェアの撥水性が落ちてきて、水が染み込みそうなとき
- 春のベチャベチャした雪で、泥や油汚れがつきそうなとき
このようなときは、滑りに行く前にしっかりと防水スプレーを吹きかけておきましょう。汚れ防止にも絶大な効果があります。
スノーウェアに使う防水スプレーは、必ず「フッ素タイプ」のものをチョイスしてください(シリコンタイプは生地の通気性を損なうのでNGです)。
効果をしっかり長持ちさせるなら、シーズン中は「2週間」を目安に定期的にスプレーするのがベストですよ。
なお、防水スプレーの効果をさらに倍増させる正しい使い方やムラのない引き方については、別のテキストでも詳しくまとめているのでぜひ参考にしてくださいね!
→スキー・スノボウェアには防水スプレーしたほうがいい?効果的に散布する方法は?
まとめ

スノーウェアは、正しい方法で洗濯することで驚くほど撥水機能が復活します。とはいえ、スキー場に行くたびに毎回洗うのはやっぱり大変ですし、そこまでしなくても大丈夫です!
- 撥水機能が目に見えて低下してきたとき
- 泥や油などの汚れが目立ってきたとき
- シーズンが終わって長期保管するとき
まずはこの3つのタイミングを基準にして、愛用のウェアを洗濯してみてくださいね。
おうちで優しく洗ってしっかり熱を加えてあげれば、お気に入りのウェアの寿命が伸びて、来シーズン以降もずっとキレイで快適に着続けることができますよ!






























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