こんにちは、元スノーボードインストラクターの、らくスノです。
この記事にたどり着いたということは「ワークマンの防水防寒ジャケット&パンツをスキー・スノボで使えないか?」と考えている方も多いと思います。
結論からいえば、ワークマンのフィールドコアならスキー・スノボウェアで使ってもまったく問題ありません!
実際筆者は、すでに5年間使用してますが、今だに破けたりといったトラブルがありません。
最低気温-20度のニセコでも、ワークマンウェアは暖かく、しかもレンタルするより安いです。
今回はワークマンでスキー・スノボするメリットやゲレンデでの使用感、購入のコツについてお話ししようと思います。
この記事を最後まで読めば、ワークマンのウェアでお得にスキー・スノボを楽しむことができますよ!
※当コンテンツの商品はすべて自費で購入しております。メーカーから一切報酬を得ていません。評価・選定基準のガイドラインに関してはこちらを参照ください。
目次
ワークマンのフィールドコアはレンタルより安く機能性も高い!
今回はワークマンのアウトドアラインであるフィールドコアを購入してみました。
- ジャケット2,900円
- パンツ1,900円
上下セットで4,800円(税込)、コスパ良すぎませんか!
ウェア上下セットのレンタル料金 | |
---|---|
苗場スキー場 | 4,500円 |
石打丸山スキー場 | 3,500円 |
ニセコアンヌプリ | 5,500円 |
蔵王温泉スキー場 | 4,200円 |
野沢温泉スキー場 | 3,200円 |
丸沼高原スキー場 | 4,000円 |
上記は代表的なスキー場のウェアレンタルの相場ですが、単順に2日間以上、もしくは2回以上スキー・スノボに行けばワークマンのほうが安い!
しかも、スキー・スノボ専用ウェアと違い日常生活でも使えることを考えると、レンタルするより断然お得です。
よく水を弾き、しかも暖かい
でも、いくらお買い得とはいえ、安かろう悪かろうでは困りますよね。
論より証拠、このGIFを見れば機能性はご理解いただけると思います。
この水の弾き具合すごくないですか!
フィールドコアシリーズはジャケット・パンツともに耐水圧10,000mm、透湿度5000g/m2と、スキー・スノボ専用ウェアと比べても申し分ありません。
ジャケットは程よい厚さの中綿で、内側は裏起毛と着心地も抜群。
パンツはジャケットと比べると若干薄いものの、タイツを履けばまったく問題なし。
何より、伸縮性があり動きやすい。
すそもブーツに被せることができました!
デザイン・カラーも豊富
ワークマンのアウトドアラインであるフィールドコアは、他にもたくさんのラインナップがあります。
デザイン・カラーも豊富に取り揃えているので、店舗・オンラインショップで確認してみてください。
フィールドコアを5年間着用して感じたメリット・デメリット
気がついたら5年もワークマンをスノボウェアとして着てるんですが、撥水機能も落ちないし破けたりといったトラブルも無いんですよね。
— らくスノ@スノボブログやってる人 (@rakusnowkousiki) August 28, 2024
基本的に上手い人と滑る時は正装としてノースフェイス、一人で滑る時はダル着としてワークマン…という形で使い分けてます(笑) pic.twitter.com/TJsXG72Muz
5年間にわたりワークマンウェアを着て、ニセコ(北海道)、川場(群馬)、栂池高原(長野)等でスノーボードしてきました。
結果はまったく問題なし!すでに数十回着用してますが、今だに破けたりといったトラブルもありません。
筆者は滑走日数が多いので、毎回ゴアテックスウェアなんか着ようものなら、どんどん撥水能力が低下してきてしまうんですよ。
だから誰とも合わない練習日なんかは、ボロボロになってもいいワークマンを着まくって節約しているというわけです。まぁそれでも防水力は落ちないし、ぜんぜん破けないんですけどね。
しかし、気になる点もあったのでレポートさせていただきます。
12万円のノースフェイスウェアと比べてみても防水保温性は負けてない!
グランヒラフで上下12万のノースフェイスと上下5000円のワークマンウェア比べてみました(笑)
— らくスノ@スノボブログやってる人 (@rakusnowkousiki) January 9, 2024
結論はゲレンデ滑るだけならワークマンで十分快適、あとはファッションの問題だけ。
ノースは正直インナーも含めて良いやつ買わないと意味ないっすね。結局汗ばむ。ゴア買ったらインナーも金かける覚悟で🥹 pic.twitter.com/yVz5nM8uUs
「どれだけ変わるのかなぁ」と思って、ニセコグラン・ヒラフで12万円のノースフェイスと比べてみました。
こんなこと言ったらノースフェイスの人に怒られちゃうかもしれませんが(笑)正直ほとんど違いは感じませんでした。
ワークマンウェアで何度も転けたんですが、インナーが濡れることはありません。生地に引っ張られるような感じもなく、とても動きやすいです。
ニセコなんて−20℃にまでなりましたが、まったく寒さを感じることもありませんでした。ノースフェイスの1/24の値段でこのクオリティーは驚愕ですよ。
もちろんニセコ以外のスキー場でも、快適に過ごすことができましたよ。
非圧雪・パウダーも問題なし
圧雪コースはともかく、「パウダーガードがついてない状態で深雪はどうかな?」なんて心配しましたが、案外いけることが判明しました。
すそを絞ったり、インナーをパンツにインすることで、かなり雪の侵入を防ぐことができます。
※スキー場管轄内の非圧雪コースに限った感想です。
グローブしたままファスナーが使えない
ファスナーが小さく、グローブしたままだと掴めません。(通常のウェアだと掴みやすいようなファスナーになっている)今度ファスナーにひもをつけようと思います。
ポケットにファスナーがない
これは盲点でした。ジャケットの外ポケットにファスナーがないので転ぶと雪が入ってしまうのです。
できれば、ファスナー付きかポケットの無いモデルがおすすめです。
ベンチレーション(ウェアの空調システム)がない
スキー・スノボ専用ウェアには脇の下にベンチレーションがあり、ファスナーの開閉で内部の蒸れを調整することができます。
しかし、ワークマンは専用ウェアではないので空調システムがありません。
寒い時は問題ないですが、暑い日はインナーの脱着(レイヤリング)で体温を調整する必要があります。
ワークマンでスキー・スノボウェアを購入するコツ
スキー・スノボ専用のウェアではないので、購入時はいくつか注意点があります。
- ダウンは購入しない
- フード付きジャケットがマスト
- 防水ウェアを選ぶ
- 1~2サイズ大きいものを選ぶ
- パンツのすそは間口を調整できるタイプがおすすめ
次項から順番に解説していきます。
ダウンは購入しない
スキー・スノーボードはスポーツです。
ダウンウェアを購入してしまうと、暑い時に脱ぐことができません。
あくまでアウターは水を弾くことがメインですので、寒さが心配ならインナーを厚着して調整しましょう。
→ネットショップより安い!?ワークマンでスキー・スノボに使えるインナー買ってみた
フード付きジャケットがマスト
降雪時はフードが傘代わりになります。できればフード付きのジャケットを選びましょう。
防水ウェアを選ぶ
スキー・スノボウェア専門店ではないので、防水加工されていないジャケットも存在します。
必ずタグを確認してください。
1~2サイズ大きいものを選ぶ
ウェアやパンツの中にパーカーやタイツを着込むことを考えると、ジャストサイズはおすすめしません。
普段着より1~2サイズ大きいものをチョイスしましょう。
その場では大きく見えるかもしれませんが、ゲレンデではちょっとダボっとするくらいのほうが動きやすいです。
パンツのすそは間口を調整できるタイプがおすすめ
パンツのすそはブーツに被せる必要があるので、できればマジックテープなどで間口を調整できるタイプのものがおすすめです。
24-25シーズンのワークマンスノーウェアが9月から発売開始
2019年から始まったワークマンのスノーウェア、今シーズンも2024年9月から販売が開始されました。
23-24シーズンモデルとカラー以外の仕様はほとんど変わりません。(裏地にキルト加工が入ったくらい)
特徴は以下のとおりです。
- 上下セットが4,900円という脅威の価格設定
- 2日間以上、もしくは2回以上スキー・スノボへ行けばレンタルより安い
- 保温力が高く防水透湿性は有名ブランドウェア並み
- 男女兼用で5サイズ展開
- 基本的なスキー・スノーボードウェアの機能は備えている
- スマホや財布をいれるのに止水ポケットが便利
- 立体裁断で動きやすい
次項から順番に解説します。
上下セットが4,900円という脅威の価格設定
上下セットが税込4,900円という驚異の価格。
インターネットの格安ブランドでも上下セット10,000円くらいするので、ワークマンのスノーウェアはコスパ最強ですね。
2日間以上、もしくは2回以上スキー・スノボへ行けばレンタルより安い
ウェア上下 | |
---|---|
苗場スキー場 | 4,500円 |
石打丸山スキー場 | 3,500円 |
ニセコアンヌプリ | 5,500円 |
蔵王温泉スキー場 | 4,200円 |
野沢温泉スキー場 | 3,200円 |
丸沼高原スキー場 | 4,000円 |
たとえば苗場スキー場だと、ウェア上下の1日レンタルで4,500円。
だから単順に2日間以上、もしくは2回以上スキー・スノボへ行けばレンタルより安い!
保温力が高く防水透湿性は有名ブランドウェア並み
さらに耐水圧10,000mm、透湿度20,000mg/㎡と防水透湿性も文句なし。
■有名ブランドウェアの防水透湿性(上位モデルを除く)
- バートン…耐水圧10,000mm、透湿度5,000mg/㎡
- デサント…耐水圧10,000mm、透湿度4,000mg/㎡
- ゴールドウィン…耐水圧20,000mm、透湿度10,000mg/㎡
いかにワークマンのスノーウェアが優れているかご理解いただけると思います。
また、程よい中綿があり保温力も抜群です。
男女兼用で5サイズ展開
サイズはS・M・L・LL・3Lの5サイズ展開。
男女兼用なので、女性はS・M、男性はL以上が目安です。
ちなみに私は170cmでLがジャストでした。
基本的なスキー・スノーボードウェアの機能は備えている
- パウダーガード(すその雪止め)
- 手袋を着用しながら開閉できるファスナーのひも
- ハンドゲイター(そでの雪止め)
- 風が強いときフードを絞れるアジャスター
- ゴーグル用ポケット
スキー・スノボウェアとしての基本的な機能は満たしています。
スマホや財布を入れるのに止水ポケットが便利
胸ポケットは止水ファスナー付きなので、スマホや車のキーなど貴重品を入れるのに重宝します。
立体裁断で動きやすい
脇の下など立体的に裁断されているので、手を上げても引っ張られる感じがありません。
私が持っている定価10万円超えのウェアとくらべても、ワークマンのスノーウェアは動きやすいと感じました。
24-25シーズンのワークマンスノーウェア7つのデメリット
残念に思った点も忖度(そんたく)なく話します。
個人的に一番デメリットに感じたのが、とにかくゲレンデで被りまくるということです。なにしろ1カラーだけですし、これだけ人気になったら被るのも仕方がない気がしますが…
ただ「ゲレンデで被るのは恥ずかしい」という方は、後述するインターネットの激安ウェアをおすすめします。
その他のデメリットは以下のとおりです。
- パスケースがない
- マルチカラー1色のみの展開
- 上下セットの販売(単品で売ってない)
- パンツの前開きがマジックテープ
- ウエスト調整用のマジックテープがない
- ロゴがダサい
- ベンチレーションがない(空調システム)
まぁ滑りに支障があるわけではないですし、値段を考えればある程度機能を削るのは仕方がないと思います。
あとは読者のみなさんがどこまで許容できるかですね。
例年オンラインストアでは販売がない!お店で買ったほうが早いです
例年公式オンラインサイトでのワークマンウェアの販売はありません。
購入を検討している方は、直接お店に行かれることをおすすめします。試着もできますしね。
ただし、シーズン近くなると人気サイズから売り切れます。無駄足を防ぎたい方は、お店に電話して在庫を確認してみましょう。
子どもの雪遊び用にキッズウェアも買ってみました!
子どもはすぐに大きくなって着れなくなるし、キッズウェアこそ節約したいですよね。
ご安心ください、ワークマンならキッズウェアも上下セットが2,880円〜と激安で購入できます。
ただし、今のところ120・130・140・150サイズしかラインナップがありません。
だから平均身長でいうと小学生〜くらいが着用できる基準になってくると思います。
詳しくは別記事で解説してますので、気になる方はチェックしてください。
→ワークマンの激安キッズ服はスキー・スノボウェアに使えるか検証してみた!
他にもある!スキー・スノボで使えるワークマンギア
実際にワークマンの店舗に行ってみると、他にもスキー・スノボで使えそうなアイテムが多数販売されています。
- グローブ(780円)
- バラクラバ(499円)
- ハイソックス(780円)
- 裏ボアインナー上下(上780円、下1,280円)
- フード付きネックウォーマー(980円)
- ニット帽(299円)
- ヘルメット(1,900円)
- スノーブーツ(2,900円)
- 撥水ベルト(1,527円)
- 防水トートバッグ(1,500円)
- 小物ケース(998円)
…など「もうこれスキー・スノボウェア専門店でしょ!」って思うくらい(笑)
ワークマンギアに関しては以下の記事で特集してますので、合わせて参照ください。
→コスパ最強!ワークマンでスキー・スノボに使えそうな小物を買ってみた!
→ネットショップより安い!?ワークマンでスキー・スノボに使えるインナー買ってみた
賢く節約!スキー、スノボ専用じゃなくても代用できるウェア・小物
筆者はワークマン以外にも
- ワークマンのレインウェアで滑ったり
- タオルをプロテクター代わりに使ったり
- ユニクロのヒートテックで滑ったり
してます。
スキー・スノボで節約する方法については、以下の記事にまとめています。
気になる方は合わせて参照ください。
→賢く節約しよう!スキー、スノボ専用じゃなくても代用できるウェア・小物
元イントラが厳選!今シーズンおすすめのウェアブランド40選
ショップ店長、ライダー、イントラ等…業界のプロたちの評判や展示会で触れた100ブランドの中からランキング化。もっともおすすめのスノーボードウェアブランドをまとめました。
メンズ、レディース、クオリティー、コスパの各カテゴリーでまとめています。
最新のトレンドやジャンル別でスノーウェアを検討したい方は、以下の記事を参照ください。
→元イントラがおすすめ!おしゃれなスノボウェアブランド40選
まとめ
当ブログでは何度も言及してますが、スキー・スノボってとにかくお金がかかるスポーツなんですよ。
だから、少しでも敷居が低くなればと思い、こういった節約記事を書いているしだいです。
そもそもスキー・スノボウェアではないので、普段着としても使えることを考えるとコスパ良すぎますね。
文中でお話したとおり、オンラインストアでは販売していません。
気になる方は、ぜひお近くのお店やワークマンをチェックしてみてはいかがでしょうか。