ワークマンのレインウェアでスキースノボできる?ゲレンデで実験してみた!

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こんにちは、20年以上スノーボードやっている元イントラの、らくスノです。

「防水といえばレインウェア…だったらスキー・スノボもできるんじゃない?」そう考えたことのある方も多いと思います。

たしかにレインウェアだったら防水性能は最強だし値段も安い。

まず結論から言えば、防寒とサイズ感だけ注意すればレインウェアでも十分スキー・スノボできます。

でもシルエットがタイトだったり、すそがブーツに被せられなかったり、レインウェアならではの注意点もあります。

今回はワークマンのレインウェアで滑ってみた感想や、購入する際の注意点について解説したいと思います。

この記事を最後まで読めば、レインウェアで快適にスキー・スノボができますよ!

厚着すればワークマンのレインウェアでもスキー・スノボできる!

トップシーズンにワークマンのレインウェアでスノボできるか実験しましたが、機能性にまったく問題ありません

冒頭でお話した通り、レインウェアでも十分スキー・スノーボードは可能です。

上記の写真はワークマンで4,900円で買ったレインウェア。実際にトップシーズンに斑尾高原スキー場で使ってみましたが吹雪いても快適に滑ることができました。

まぁ当たり前ですがスキー・スノボウェアではないので防寒性は皆無。でも、着込めばまったく寒くないです。

見た目もかっこいいですよね!ちなみに友人のイントラさん達と滑りましたが、だれもレインウェアって気づいてなかったです(笑)

生地は薄いけど重ね着すれば問題なし

ワークマンのレインウェアは生地こそペラペラですが、重ね着すればまったく寒くありません。

たしかにレインウェアなので生地はペラペラですが、そもそも上下12万のノースフェイスのスノーウェアも重ね着前提で作られているので生地は薄いですからね。

実際ゲレンデで使用しましたが、重ね着すればまったく寒くないです。

特に雨の日のゲレンデは大活躍します!

11月の早期オープンや春のゲレンデは普通に雨が降ります。でも、普通のウェアだと生地が雨を吸って重くなっちゃうんですよ。

そんな時こそ、ワークマンのレインウェアが大活躍します。そもそも雨がっぱなので、防水性は疑うべきもないですよね。

また雨の日は気温も高かったりするのですが、中綿のスノーウェアとは違い生地が薄いので、ピーカンでも涼しく快適に滑ることができますよ。

ワークマンのレインウェアはコスパ最強!防水透湿性も高い

価格(税込)耐水圧透湿度
ワークマン4,900円20,000㎜3,000g/㎡
楽天5,800円10,000㎜10,000g/㎡
Amazon5,980円20,000㎜5,000g/㎡
カインズ5,480円10,000㎜5,000g/㎡

別にどんなブランドでもいいとは思うんですが、ワークマンのレインウェアはコスパ最強なんですよね。

実際インターネットで同等の商品を探してみましたが、Amazonや楽天よりも1,000円くらい安い。もちろん安さだけでなく、機能性も抜群です。

耐水圧20,000mm、透湿度3,000g/㎡!ゲレンデで使うには十分

耐水圧20,000mm、透湿度3,000g/㎡で一般的なウェアと比べても遜色ありません。ゲレンデで使うには十分なスペックです。

耐水圧はどれだけの雨を防ぐことができるか、透湿度は蒸れにくさの基準です。

筆者がバックカントリーで使っているノースフェイスのゴアテックスウェアは、耐水圧45,000㎜以上、透湿性25,000g/㎡以上あると言われています。(ゴアテックスとしては公式に発表していません)

しかし、ゲレンデでスキー・スノボするくらいなら、そこまでハイスペックなウェアは必要ありません。

ブランド耐水圧透湿度
ワークマン20,000㎜3,000g/㎡
バートン10,000㎜5,000g/㎡
デサント10,000㎜4,000g/㎡
ゴールドウィン20,000㎜10,000g/㎡
有名ブランドの防水透湿性。上位モデルを除く

有名ブランドのスキー・スノボウェアでも耐水圧10,000mm、透湿度5,000g/㎡くらいなので、同程度のスペックがあれば十分です。

そう考えると4,900円で買えるワークマンのレインウェアってすごくないですか。

【GIF】ワークマンのレインウェアは濡らしても水が生地に染み込まない
【GIF】濡らしても水が生地に染み込まない

論より証拠。この水の弾き具合を見ればワークマンのレインウェアの凄さがご理解いただけると思います。

シームレステープ加工で水が染みてこない

ワークマンのレインウェアは縫い目から水が染みなように、シームレステープ加工が施されています。作りが丁寧です。

たしかに探せばもっと安いレインウェアはあります。でも、やっぱり安かろう悪かろうなんですよ。

価格差がもっとも顕著に現れる部分は裏面のシームレステープ加工です。シームレステープ加工とは縫い目を隠す加工のこと。

結局どれだけ防水透湿性が高くても縫い目から水が染みてくるんですよ。だから、シームレステープで縫い目を隠すことで防水性を高めてるんですね。

逆に安いレインウェアだとシームレステープ加工されてないので、長時間の滑走には向きません。

ファスナーがつかみやすい

グローブを着用していてもファスナーが掴みやすい。さらに止水加工で水が染みない。アウトドアジャケット並のクオリティーです。

ジャケットはつかみやすいファスナーなので、グローブをつけたまま開閉可能です。また、水が染みにくい止水加工なので、ファスナーから浸水することもありません。

袋付きでコンパクトに折りたたむことができる

収納袋が付いており、コンパクトに畳むことができます。スキー場が雨予報の時に、予備として持参する方も多いです。

コンパクトに折りたたみ、袋に収納できるので持ち運びにも便利です。雨が降りやすい春スキーなどでは、予備で車に積んでおく人も多いですよ。

スキー・スノボで使えるレインウェア選びのコツ

ワークマンのお店に行くと、たくさんのレインウェアが並んでます。スキー・スノボで使うなら、いったいどんなレインウェアを選べばいいのでしょうか。

  • 撥水ではなく防水素材を選ぶ
  • 重ね着する前提で大きめサイズをチョイス
  • パンツのすそはゴムor間口が広いもの
  • レインコート・ポンチョはめくれ上がるのでNG

次項から順番に説明します。

撥水ではなく防水素材を選ぶ

防水素材と撥水素材の違い

まず、レインウェアは大きく分けて撥水素材と防水素材に分かれます。(有名なゴアテックスも防水素材です。)

撥水加工は生地そのものを被膜でコーティングしてしまうため、透湿性が悪いんですよ。

対して防水加工は生地そのものが水を弾くため、通気性を保ちながら雨を防いでくれます

スキー・スノボで使うなら、防水素材がおすすめです。

重ね着する前提で大きめサイズをチョイス

前述の通り、レインウェアなので生地はペラペラ。とてもじゃないですが、1枚じゃ寒くて滑れません。

レインウェア自体タイトな作りなので、重ね着前提で大きめをチョイスしましょう。

パンツのすそはゴムor間口が広いもの

購入前にパンツのすそを確認!ブーツに被せる必要があるので、マジックテープ等で外周が調整できるレインウェアがおすすめ。

パンツのすそはブーツに被せる必要があるので、できればゴムかマジックテープなどで間口を調整できるタイプのレインウェアがおすすめです。

ゲートルを持っている方は併用しても良いと思います。

レインウェアとスキー・スノボウェアの機能性の違い

スノボウェアの機能ベンチレーション、チケットホルダー、パウダーガード

ただのレインウェアなので、専用ウェアと比較してついてない機能があります。

  • パウダーガード
  • パスケース
  • ベンチレーション

次項から順番に解説します。

パウダーガード(雪止め)

パウダーガード(雪止め)の有無が、専用ウェアとの一番の違いですね。

中上級者ならパウダーガードがなくても問題ないとは思いますが、転びやすい初心者の方はレインウェアで滑らないほうがいいです。

ちなみに私の場合はインナーをパンツにINしてたので、ウエスト周りから雪が侵入することはありませんでした。

パスケース

当然ながらパスケースもついてません。ただし、パスケースに関しては後付けできるので、デメリットというほどではないですかね。

そもそもノースフェイスのスノーウェアなんか、上下12万円もするのにパスケースはついてないですし(笑)

ベンチレーション

ベンチレーションは脇の下などを開閉してウェア内の蒸れを防ぐシステム。

レインウェアは快晴時に暑くなり過ぎてしまうので、胸のファスナーを開けたり、インナーの着脱で体温を調整する必要がありますね。

ワークマンのレインウェアのデメリットは熱が逃げにくいこと

ワークマンのレインウェアはベンチレーションがないので、春先の気温が高い時期は晴れるとめちゃくちゃ暑いです(笑)

そもそもスノーウェアじゃないですし、4,900円という値段を考えると特に不満はないのですが…

あえて言うなら、春先のどピーカンの日は暑すぎるということですね。

前述の通りベンチレーションがないので、ウェア内の熱気が逃げないんですよ。いくら透湿性が高くても限界はありますからね。

トップシーズンや雨の日は快適なんですがね、春先の快晴の日の使用はおすすめしません。

ワークマンのイージス防寒ジャケットなら快適にスキー・スノボできる

https://twitter.com/rakusnowkousiki/status/1744587979895734434?ref_src=twsrc%5Etfw

ワークマンはアウトドア用防水防寒ジャケットが税込2,900円、パンツが税込1,900円など…もはや価格破壊。

レンタルウェアの相場は1日4,000円前後ですからね。

単順に2日間以上、もしくは2回以上スキー・スノボに行けばレンタルより安い!

しかもスキー・スノボ専用ウェアと違い、日常生活でも使えることを考えると、レンタルするより断然お得です。

ワークマンの機能性や5年間使った感想については以下の記事にまとめています。

レンタルより安い!?5年間ワークマンウェアをスキー・スノボで着まくった感想

防寒グローブ・インナー…スキー・スノボで使えるワークマン小物

ワークマンの防寒グローブはユニセックスで、基本M〜LLまでの3サイズ展開。モデルによってはSサイズもあります。

ワークマンは小物類もコスパ最強なんですよね。

実際780円で買った防寒グローブは2年間ガッツリ使ってもノートラブル。いっさい破けたりしてません。

スポーツインナー、裏ボアインナー、メリノウールインナー等…

インナーも種類が豊富なうえに、ユニクロの半額くらいで買えますからね。

ワークマンで使えるスキー・スノボ小物については以下の記事にまとめました。合わせて参照ください。

コスパ最強!ワークマンでスキー・スノボに使えそうな小物を買ってみた!

ワークマンでゴーグルは販売してない→Amazonの激安ゴーグルがおすすめ

3万円超えの高級ゴーグルなど複数個を保持する筆者がおすすめするアマゾンの激安ゴーグル。低価格なのに十分すぎる機能性です。

今は感染症対策の一環として、ゴーグルレンタルを中止しているショップも多くなってます。

とはいえ、さすがのワークマンでもゴーグルは販売してません。サングラスでの代用も可能ですが、初心者の方は転倒時に怪我する恐れも…

だからあらかじめインターネットで激安ゴーグルを購入しておきましょう。

とはいえ、普通に買うと10,000円くらいします。

筆者が激推ししているAmazonの激安ゴーグルは、

  • Wレンズ
  • 曇り止め加工
  • 3層スポンジ
  • ベンチレーション
  • ジャパンフィット
  • ヘルメット対応
  • 収納ケース
  • 100%UVカット
  • ジュニア/男女兼用
  • メガネ対応

これだけの機能がついて1,980円と超低価格!Amazon評価4.5で、元イントラも太鼓判を押すゴーグルです。

Amazonのスキー・スノボゴーグルOMATA/ジュニア/男女兼用/税込1,980円

【あまりに良いのでレビュー記事書きました!】

高機能なのに1,980円!アマゾンでスキー・スノボ用激安ゴーグル買ったら最高でした

まとめ

多少の快適性を犠牲にすれば、レインウェア(雨がっぱ)は最安のスキー・スノボウェアと言えるのではないでしょうか。

春スキーなんかは雨も降るので、降雨用のウェアにしてもいいですね。

しかも今回実験してみて分かりましたが、意外とレインウェアだってバレないですよ(笑)

「スキー・スノーボードウェアを少しでも節約したい」なんて方は、ぜひお試し頂ければと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。