グラトリ初心者は何から始めればいい?→オーリー+3トリックを1日でマスター

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こんにちは、元スノーボードインストラクターの、らくスノです。

  • グラトリって何から始めたらいいの?
  • どんな練習をすればいいの?
  • 最短で上達するコツってありますか?

グラトリをはじめようにも、右も左も分からない事だらけですよね。

かといって、自己流で練習してもなかなか上達しません。

今回はグラトリ初心者でも簡単にマスターできる4トリックについて解説したいと思います。

この記事を最後まで読めば、半日でオーリー+3トリックをマスターできるようになりますよ!

グラトリとはアイテムを使わずにトリックすること

フロントひっかけ180の動画
【GIF】グラトリの一例

■グラトリのメリット

  • 気軽に挑戦できる
  • 怪我のリスクが少ない
  • ジャンプ台・ハーフパイプなどに応用できる
  • どんなゲレンデコンディションでも遊べる
  • スノーボード自体が上手くなる

グラトリとはグラウンドトリックの略語。

一般コースやコース脇の壁、ギャップ(落差)を使って跳んだり回ったりといったトリックをすることです。

アイテム(ジャンプ台、レール、BOX)を使用しないので、トリック初心者の方も安全に挑戦できます。

またアイテムに入る前のステップにもなるので、周りの滑走者に配慮しながら気軽に試してみてください。

グラトリはオーリーから始めてみよう!

最初に練習するグラトリはオーリー。最初は止まった状態でその場でジャンプして練習しましょう。

セオリーから言えば、まずはオーリーの練習。

後ろ足を使ったジャンプですね。

ジャンプ台でもハーフパイプでも、すべてのフリースタイルの基本はオーリーです。

とはいえ、スケートボード経験者でも無い限り、いきなりオーリーするのは難しい…

最初は「後ろ足で飛ぶ」なんてことは考えず、止まった状態から両足ジャンプしてみましょう。

目標物を飛び越えるイメージで練習する

【GIF】オーリーは目標物を飛び越えるイメージで跳んでみる
【GIF】オーリーは目標物を飛び越えるイメージで跳んでみる

ジャンプのコツをつかんだら、今度は滑りながら練習してみましょう。

もちろん最初は初心者コース、スピードも抑えてくださいね。

木の枝、雪玉など目標物を見つけて、それを飛び越えるイメージでジャンプすると跳びやすいですよ。

GIFのように腕を閉じた状態で屈み、手を広げるようにして飛ぶと、タイミングがつかみやすくなります。

いきなり高く飛ぼうとする必要もありません。

練習しているうちに自然と高さも出せるようになります。

低速でのオーリーに慣れてきたら、壁やコブ・落ち込みなどを使ってジャンプしてみてください。

もっとオーリーが楽しくなってきます!

グラトリのオーリーのコツはラジオ体操だった!

複数の技を同時に練習してみよう!

一日ゲレンデでグラトリだけやっていてもつまらないので、複数の技を同時に練習してみましょう。目指すは180!

とはいえオーリーばかり練習してもつまらないですよね。

それに同じ技ばかり練習しても、集中力が失われスランプの原因になります。

そこでおすすめなのが、複数の技を同時に練習することです。

例えば、

  1. コース序盤ではターンの練習
  2. 途中壁があったらオーリー
  3. コース終盤の緩斜面はボードスライドと180

など…

複数のトリックを同時に練習することで、メリハリが生まれ効率も良くなるんですね。

グラトリ初心者でも半日でマスターできる!おすすめの3トリック

グラトリ初心者の方でもできる技はたくさんあります。

個人的におすすめなのが、

  • プレス
  • ボードスライド
  • 180

この3トリックです。

とりあえずターンさえできる方であれば、どの技も簡単・安全に練習可能です!

プレスのコツは体を平行に保つこと

板と肩・骨盤を平行に保つことで姿勢が安定し、きれいな体勢でプレスをメイクできる

テール(ボードの後方)に重心を移動することによって、ノーズ(先頭)を浮かせる技です。

テールプレスのコツは、板と上半身を平行に保つこと。

板をしならせようとすると、どうしても肩が上がって後傾になりがち。

これではバランスを保つことができません。

肩、骨盤、板が平行になるように体重を乗せてあげることが大事です。

【GIF】骨盤を動かす練習をしてみよう!
【GIF】プレスをする前に骨盤を動かす練習をしてみよう

まずは足元でくねくねして、上半身ではなく骨盤で板を動かす練習をしてみましょう。

グラトリ初心者の方でも、簡単にメイクすることができますよ!

初心者でも簡単!イントラみせりさんが教えるグラトリテール&ノーズプレスのコツ

ボードスライドはできるだけ体を絞る

【GIF】ボードスライドはできるだけ上体を絞る
【GIF】ボードスライドはできるだけ上体を絞る

バックサイドボードスライドは後足を90度前に出すだけの技なので、止まることができれば誰でもできます!

腕を前に出して上半身を絞るだけでも、スタイルが出てグラトリやっている感があります。

とはいえ、普通に後足を前に出してもトリックには見えません。

そこで体をできる限りひねってみましょう。スノーボードの世界では「絞る」なんて言い方をします。

たったこれだけのことで、簡単な技もよりかっこよく魅せることができますよ。

超簡単にできて、いろいろ応用できるグラトリ技ボードスライド教えます!

フロントサイド180

【GIF】はじめてのグラトリ挑戦で180に成功した筆者の生徒さん
【GIF】はじめての180でいきなり成功した筆者の生徒さん

その名のとおり、ジャンプして180度回転する技のこと。

回転技もコツさえ覚えておけば、すぐにマスターできます。

180を30分でマスターするポイントは4点。

  • ひざを落とし上半身をひねる
  • かかとジャンプ、かかと着地
  • 最初から完璧に180度回そうとしない
  • フェイキーはまっすぐ滑れるだけでOK

話すと長くなるので別記事にしました、気になる方は合わせて参照ください。

誰でもゲレンデに着いて30分でできる!グラトリ180のコツ教えます

たった3つトリックを覚えるだけでスノボの世界が一気に広がる!

【GIF】効率よく練習すれば初日から壁を使って遊べるようになる!
【GIF】効率よく練習すれば初日から壁を使って遊べるようになる!

実際、私がセリさんという女性に教えた時は、半日で3つすべての技をマスターしました。

トリックを3つも覚えれば、組み合わせしだいで一気に技のレパートリーが増えます。

さらに今まで障害物でしかなかった雪玉や壁がスノボアイテムに大変身です。

ここまでくれば、スノーボードが一気に楽しくなりますね。

10カテゴリー48種グラトリ技ハウツー動画まとめ

グラトリの技一覧

当ブログでは気軽に挑戦できる「グラトリ」を1つの柱として情報発信しているわけですが、一口にグラトリと言ってもたくさん種類がありますよね。

以下の記事では、図の通り10カテゴリー48種のグラトリ技のハウツー動画をまとめてみました。

読むだけで、世の中にあるほぼすべてのグラトリ技を知ることができますよ。

【永久保存版】10カテゴリー48種!グラトリ技のハウツーyoutube動画まとめ

初心者でもできる!グラトリ初級技ハウツーまとめ

当ブログのグラトリハウツー25種類

「もっとトリックが知りたい!」

下の記事ではレベル別に25トリックのコツをまとめました。

180だけで7つのバリエーションを解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

グラトリ初心者でも簡単にできるトリックや 最短でマスターするコツまで記事まとめ

業界のプロ達に聞いた!グラトリにおすすめのボード、バイン、ブーツ

筆者にはスノーボードショップ店長やプロライダー、イントラの友人・知人がたくさんおります。

以下の記事では、そんなプロ達の情報やアンケートを元に、グラトリにおすすめのボードやビンディング、ブーツを特集してます。

グラトリは3種のギアが揃ってこそ実力が発揮できますからね。

気になる方は、以下の記事も参照ください。

人気ライダーさん達に聞いた!おすすめのグラトリ板16選

グラトリにおすすめのビンディング→329人に聞いたらフラックス、バートン、ユニオンでした

【最新版】プロライダーやショップ店長に聞いた!グラトリにおすすめのブーツ10選

まとめ

「グラトリ初心者=オーリー」ではなく、複数の技を同時に練習することで、結果的に練習効率も上がります。

なにより複数のトリックを練習したほうが楽しいですしね!

そして複数の技をマスターするととんでもないことが起きます。

コンボトリックが発動できるんです!

点と点が線になるイメージでしょうか。

たとえば、オーリーしたあとボードスライドとか、ボードスライドして180とか…組み合わせは無限大。

ご自身でオリジナルのコンボを考えてみましょう!

「初心者だからやってはいけない」なんてことはないので、今回ご紹介したトリック以外にもいろいろ試してみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。