日本一わかりやすい!スノーボード板の種類・形状をくわしく解説します

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こんにちは、20年以上スノーボードやっている元インストラクターの、らくスノです。

  • スノーボードの板ってどんな形状があるの?
  • ツインとディレクショナルの違いが分かりません…
  • キャンバーとかダブルキャンバーってなんのことですか?

いざボードを買おうと思って楽天・アマゾンの販売サイトを見ても、専門用語ばかりでよく意味がわかりませんよね。

種類や形状・スペックをよく理解しないまま購入してしまうと、上手く乗れなかったり、上達の妨げになることも…

今回はスノーボードの形状の違いを、初心者の方にも分かるように専門用語抜きで解説したいと思います。

この記事を最後まで読めば、プロ並みの目利きになることができますよ!

目次

スノーボード板は滑走スタイル別に5種類ある

ターントリック安定感乗りやすさ
オールラウンド
グラトリ・ジブ
カービング・ラントリ
パーク(パイプ・キッカー)
パウダーラン
※青字クリックで、それぞれの説明に移動します。

スノーボードの板は、大きく分けて5種類あります。

厳密にいえばアルペンボードやカービング向きのパウダーボードなんてのもありますが、挙げ出すときりがないので(笑)

とりあえず上記の5種さえ知っておけば大丈夫です。

カタログには「オールラウンド」「グラトリ向き」などの記載があります。

ある程度滑れるようになったら、今度はご自身の滑走スタイルに合わせたボードを選ぶとさらにスノボが楽しくなりますよ。

図解で分かりやすい!スノーボードの滑り方ってどんな種類があるの?スタイルや競技まとめてみた

オールラウンド

出典:バートン

カービング、トリック、パウダーラン…何かに特化しているわけではないですが、バランスよく楽しめるのがオールラウンドボードの特徴。

ブランドによっては、オールマウンテンやフリーライディングなんてカテゴライズされている場合もあります。

グラトリ・ジブ

出典:FNTC

軽量で柔らかいのがグラトリ・ジブボードの特徴です。

コントロールしやすく、スノボ初心者の方でも乗りやすい仕上がりになってます。

ただし、高速時の安定感が難点です。

【最新】柔らかいグラトリ板のおすすめは?乗り系から高回転もできるボード9選

カービング(ラントリ)

出典:オガサカ

板が硬く、高速時も安定したターンが可能です。

モデルによってはハンマーヘッドと呼ばれる、先端が潰れたような形状をしています。

ただし、初心者の方には扱いづらく、降雪に弱いなどのデメリットも…

ハンマーヘッドの特徴やボード選びのコツ教えます!

パーク(パイプ・キッカー)

出典:サロモン

左右が同じ長さの形状(ツインボード)で、レギュラー(左足前)でもフェイキー(右足前)でも同じ乗り心地で滑ることができます。

程よい硬さで(ミドルフレックス)、フェイキーを多用するハーフパイプやキッカー(ジャンプ台)にはもってこいです。

ただし、オールラウンドボードに比べターン時のコントロール性能は劣ります。

パウダーラン

出典:モス

パウダーゾーンでの浮力を得るため、全体的に太い形状をしています。

深雪の上では抜群の浮遊感を得ることができますよ。

ただし、太いボードは重く扱いにくいため、圧雪でのコントロール性能は劣ります。

元イントラが厳選!スタイル別おすすめの板92選

以下の記事では筆者の友人であるスノボショップ店長やライダー、イントラさんの意見を総合して、

  • グラトリにおすすめの板
  • カービングにおすすめの板
  • ラントリにおすすめの板
  • 軽量な板
  • オールラウンドに乗れる板

…等、ジャンル別のおすすめ板をまとめています。

具体的なモデルを検討したい方は以下の記事を参照ください。

元イントラが厳選!ジャンル別おすすめのスノーボード板92選!

スノーボード板の形状・スペックの違い

スノーボード板は形状・スペックによって使用用途や乗り心地が異なります。

たとえば会社への通勤で使うのに、大型トラック買わないですよね。

スノーボード板も一緒。

前項で説明した滑走スタイルや、自分のレベルに合わせたボードを選ぶ必要があります。

ではスノーボード板の形状やスペックには、どのような違いがあるのでしょうか?

まるで何かの呪文のようですが(笑)安心してください!

次項から専門用語抜きでわかりやすく説明させていただきます。

キャンバー、可変キャンバー、フラット、ロッカー、ダブルキャンバーの違い

キャンバーやロッカーというのは、写真のように板を真横から見た時の形状の違いです。

各メーカー呼び名の違いはあるものの、おおむね6種に大別されます。

まずは、それぞれの特徴を表にしてみました。

ターンオーリー逆エッジ乗りやすさ
キャンバー
ダブルキャンバー
可変キャンバー
ロッカー
ダブルロッカー
フラット
※青字クリックで、それぞれの説明に移動します。

実際は板の硬さ・長さ等で乗り心地は変わるのであくまでイメージですが、なんとなく想像できたかと思います。

次項から形状別の乗り心地の違いについて解説させていただきます。

反発&グリップ力が高い!キャンバー

キャンバーボードの特徴は、グリップの良さと高い反発力です。

図のように、雪面に対して2箇所しか接していないので、自身の体重がすべて2点に集中します。(実際はたわみますので、2点だけしか接してないというのはイメージです。)

野球やサッカーのスパイクをイメージすると分かりやすいですね。

雪面をしっかり捉え、高速時や荒れたコースでも安定して滑ることができます。

【GIF】

またキャンバー形状はオーリー・ノーリーでより高く飛ぶことができるのです。

GIFを見れば一目瞭然、中心のアーチがバネの役割を果たします。

しかし、メリットばかりではありません。

点で支えているうえに板がたわんでも接雪長(雪に接している面積)が広いので、他の形状に比べ逆エッジのリスクが格段に高いです。

※接雪長が広いと、グリップ力が増す反面、逆エッジのリスクは高まります。

また、アーチ部分のバネを使ってジャンプするには、ある程度練習が必要。

かなり技術を要求される形状ですので、キャンバーは中上級者向けの板と言えるでしょう。

ローキャンバーとは

キャンバーの反りを小さくすることで、より乗りやすくしたキャンバー形状のことです。

後述するフラットやWキャンバーに近い乗り心地になるので、純粋なキャンバーよりもデメリットは減ります。(メリットも減りますが…)

なんでもできる万能形状!ダブルキャンバー

ダブルキャンバーボードは、1枚のボードに2つのキャンバー(アーチ)があるボードを指します。

飛び抜けた特徴こそないものの、全てにおいて平均的な性能を有するボードです。

キャンバーボードよりも逆エッジのリスクは少なく、なおかつ3つの接雪点がターンにおいて高いグリップ力を発揮します。

また2つのアーチがバネの役割を果たすので、キャンバーボードほどでないにしろ、かなり高さのあるオーリーができます。

グラトリ、カービング、パーク等…色々なスタイルを楽しみたい方にピッタリの形状ですね。

ただし、飛び抜けた特徴がないので「カービングだけしか滑らない」「低速グラトリしかやらない」など、すでにスタイルが確立されている方には別の形状をおすすめします。

ダブルキャンバーは2種類ある

ロッカー項で紹介した通りダブルキャンバーには2種類あるので、購入時には注意してください。

アーチが浅いダブルキャンバーボードは、乗りやすい反面グリップ力や反発力が弱い。

アーチが深いダブルキャンバーは、乗りこなすのが難しいけどグリップ力・反発力が高い。

中低速グラトリやルーズに乗りたい方は浅いアーチ、ラントリやカービングもやりたい方は深いアーチのダブルキャンバーを選ぶようにしましょう。

軽快でマイルドに乗れる!可変キャンバー

近年トレンドになっているのが可変キャンバー形状です。

ブランドによって、ハイブリットキャンバー、フラットキャンバー、バリアブルキャンバーなど様々な呼び名がありますね。

可変キャンバーはその名の通り、通常はキャンバー形状ですが、踏み込んで板がたわむとノーズ(先頭)・テール(後方)がせり上がり可変します。

この可変する形状により、キャンバーのようなグリップ・反発力を保ちつつ、操作性が格段に向上しました。

ターンのしやすさから、入門〜上級者モデルまで多くの板に採用されている形状です。

【最新版】元イントラが厳選!おすすめのハイブリッドキャンバーボード11選

逆エッジのリスクが少ない!ロッカー

ロッカーとは板がV字の形状をしているボードのことを指します。

ロッカーボードの特徴は、逆エッジしづらく浮力があるということ。

また左右どちらかに荷重すると片足が浮きプレストリックなども簡単にできるので、初心者・初級者の方におすすめの形状です。

しかし、ロッカーボードも良いことばかりではありません。

雪面へのグリップ力が圧倒的に弱く、高速時にふらついたりターンが安定しません。

またキャンバー形状のようなアーチがないので反発が弱く、オーリーしても高さを出すことは難しいです。

近年はグリップ力・反発力が弱いことから純粋なロッカーボードは少なくなり、浅いアーチのダブルキャンバー形状が主流となっています。

※ダブルキャンバーについては後述します。

パウダーロッカー形状とは

深雪に特化した、船底のようにノーズ(先頭)が長いパウダーロッカーという形状もあります。

中低速では抜群のコントロール性能!ダブルロッカー

ロッカーボードの弱点であるグリップ力・反発力を高めたのがダブルロッカー形状です。

逆アーチを2つ設けることでグリップ力・反発力がUP。

さらに踏み込んだ時に接雪長が短くなるので、ターン導入がしやすく逆エッジのリスクも低減されます。

とはいえ、キャンバーやダブルキャンバーに比べると、安定感に欠けるのはたしかです。

中低速域でのグラトリやジブにおすすめの形状と言えるでしょう。

プレス・ジブトリックがしやすい!フラット

フラットはその名の通り、横から見た時に反りがない形状のボードを指します。

フラットボードは飛び抜けた特徴はないものの、全てにおいて万能です。

特にプレスやジブアイテムでのトリックを得意とします。

しかし、ロッカーボードと同じくアーチがないため、オーリー時に高さを出すことが難しいです。

また滑走スピードが早くなるほど安定感が失われていきます。

「ロッカー形状じゃグリップが物足りないけど、キャンバーは難しい…」なんて、初級者~中級者におすすめのボードと言えるでしょう。

形状別おすすめのボード30選

以下の記事ではダブルキャンバー、可変キャンバー、ハイキャンバー形状の中から、評判の良いモデルのみを厳選してチョイスしました。

形状別のおすすめモデルが知りたい方は合わせて参照ください。

ダブキャンから可変、フルキャンバーまで!形状別おすすめのボード30選

スノーボードの長さの違い

 長い板短い板
メリット
  • 荒れたバーンに強い
  • パウダーで浮く
  • 高速でも安定する
  • 軽快な操作感
  • 回しやすい
  • ボードが軽い
デメリット
  • ボードが重い
  • 動きが鈍重
  • 回しにくい
  • 荒れたバーンに弱い
  • 浮力がない
  • 高速で安定しない

長い板、短い板のメリット・デメリットは表の通りです。

「よくわからない」という方は、トリックしたいなら短め、ターンだけなら長めをチョイスすればOKです。

身長−15〜−20cmで選ぶのはウソ!

「スノーボードの長さを選ぶ基準は?」

よく身長「スノボ板は身長-15〜-20cmの長さを選んでください」なんて説明を聞くことがあると思いますが、あれウソですからね。

私の知人のイントラもプロライダーも、身長で選んでいる人なんていません。

船をイメージしてもらうと分かりやすいと思います。

体重が重いボーダーが短いボードに乗ると、ターンの時、板(有効エッジ)が重さに耐えきれず転倒してしまいます。

ボードの適正サイズは体重✕0.8+100という計算式で簡単に求めることができます。

例)65kg✕0.8+100=152cmが適正サイズ

さらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参照ください。

スノボ板を身長−15〜−20cmで選ぶのはウソ!→適正な板の長さは体重基準です

ディレクショナルとツインの違い

さっそく聞きなれない言葉が出てきましたね、ディレクショナルとツイン。

図のように、ボードの中心から左右対称ならツインボード、ノーズ(先頭)が長いならディレクショナルボードとなります。

ではなぜ、ディレクショナルとツインという2種のボードが存在するのでしょうか?

それは、操作性や使用用途が異なるからです。

ディレクショナルボード

ディレクショナルボードを横からみると、イラストのような状態になっています。

実はスノーボードはその構造上、重心が後方にあったほうがコントロールしやすいのです。

だから初心者やカービング志向の方はディレクショナルボードを好む傾向にあります。

ツインボード

ツインボードは重心が板の中心になります。

操作性こそディレクショナルボードに劣るものの、左右どちらの足を先頭にしても同じ乗り心地で滑ることができます。

ハーフパイプやキッカー(ジャンプ台)、グラトリ・ジブなどフリースタイル志向の方は、スイッチスタンス(逆足)で滑る場合が多いので、ツインボードをチョイスすることが多いです。

ディレクショナルツイン

ディレクショナルとツインを合わせた「ディレクショナルツイン」というボードも存在します。

重心が少し後方になった板です。

ツインボードとディレクショナルボードの良いとこ取りなので、フリースタイルを楽しみつつターンもばっちり決めたいボーダーさんにピッタリ!

メーカーホームページや楽天・アマゾンの販売サイトに記載があるので、ご自身のレベルや趣味嗜好に合わせて選んでみてください。

なお、ツインボードでもセットバックという調整をすれば、ディレクショナルボードのような乗り心地にすることが可能です。

詳しく知りたい方は、下記の記事を参照ください。

スノボ初心者でも簡単!バインディングのスタンス幅と角度、セットバックの決め方

板の先端(ノーズ・テール)の形状5つの意味

普通スノーボードの先端といったら半円型(ラウンド形状)ですよね。

でも、中には尖っていたり角ばっていたり、様々な形状のボードがあることに気づきます。

実はあえて先端を変形にしている理由は5つあるのです。

  • 軽量化
  • 浮力を得るため
  • 有効エッジを長くするため
  • ターンを円滑にするため
  • ただのお遊び

事項から順番に説明します。

軽量化

ノーズ(先頭)とテール(後方)を削り軽量化することで、ボードの取り回しがよくなります。(スイングウエイトの軽減)

スクエア型と呼ばれており、フリースタイルボードに採用されることが多い形状です。

浮力を得る

いわゆるパウダーボードの形状ですね。

板の先端の形を変えることで、

  • 深雪で浮力を得やすくなる
  • 操作感が変わる
  • スピードレンジが上がる

などの効果があります。

パウダーボードの先端について詳しく話すととんでもない文字数になるので、気になる方は以下の記事も参照ください。

メジャーから玄人向けまで!おすすめのパウダーボード30ブランド

有効エッジを長くするため

カービングボードとしておなじみのハンマーヘッドは、先端を潰れたような形状になってます。

カービング時のグリップ力を得るために、少しでも有効エッジを長くしたいのですが、ラウンドトップだと動きが鈍重になってしまいます。(単純に板が重くなってしまう)

ハンマーヘッドはノーズ・テールを短くすることで、有効エッジの最大化と軽量化を実現してるんですね。

ハンマーヘッドの特徴やボード選びのコツ教えます!

ターンを円滑にするため

アシンメトリー形状は、ヒール・トゥの間隔を変えることでターンを円滑にする効果があります。

ただのお遊び

実はただのお遊びで変形させているボードも珍しくありません(笑)

多少ノーズやテールの形状を変化させても、ほとんど滑走には影響ありませんからね。

スノボ板のノーズ・テールの見分け方→デザイン、形状、先端からビス穴までの長さ

スノボ板の先頭と後方の見分け方は3つあります。

  • スノボ板のデザインでノーズ・テールを見分ける
  • スノボ板の形状でノーズ・テールを見分ける
  • スノボ板の先端からビス穴までの長さでノーズ・テールを見分ける

次項から順番に説明します。

スノボ板のデザインでノーズ・テールを見分ける

出典:ヨネックス

もっとも簡単に見分ける方法はスノーボード板のデザインです。

単純にイラストの向きだったり、文字が読める方向で先頭が分かります。

スノボ板の形状でノーズ・テールを見分ける

特にパウダーボードはノーズが尖っていたり(ペンシルノーズ)テールが割れているので(スワローテール)、先頭・後尾の見分けがしやすいです。

スノボ板の先端からビス穴までの長さでノーズ・テールを見分ける

板の先端から最初のビス穴までの長さを測ってみてください。

長いほうがノーズになります。

ツインボードにはノーズ・テールの概念がない

先端からビス穴までの長さがノーズ・テールで同じボードが存在します。

シンメトリー(左右対称)なので、どちらが先頭でも構いません。(ツインボードと言います)

まとめ

形状の違いについてはいろいろなサイトに記載がありますが、

「なぜオーリーしやすいのか?」

「なぜ逆エッジしにくいのか?」

…など、理論的にまとめたものがなかったので記事にしてみました。

ぜひご自身のスタイルを元に、形状にとことんこだわってボードを探してみてください。

きっとあなたにピッタリの板に出会えるはず!

4 件のコメント

  • いつも拝見させてもらってます。

    質問なのですが、去年からスノボ復帰してターンができ始めたレベルの初心者で今ライドのクルック(5年くらい型落ち)からアジェンダを買うか迷っているのですが、ハイブリッドロッカーは扱いにくいですか?

    • メンマ様

      コメントいただきありがとうございます。
      結論から言えば、アジェンダでぜんぜんOK、というかむしろおすすめです。
      もともとアジェンダ自体初心者の方向けに作られていますが、
      柔らかく適度に遊びがありながらもしっかりターンからグラトリまでできる板に仕上がってます。

      扱いにくいというより、むしろ扱いやすいです。
      ただし、ハイブリッドはバランス型。良くも悪くも特化したスペックがないのでその点は理解しておいたほうがいいかもですね(^^)

      • 返信ありがとうございます。感激です笑

        買うか迷ってましたが、背中を押してもらえました♪今から買ってきます!

        これからも更新を楽しみにしてます(^^)ありがとうございました!

        • こちらこそ、いつも応援していただきありがとうございます!
          お互い良いシーズンになると良いですね!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。