絶対に濡れない最強のゴム手袋!テムレス防水防寒グローブをスキー・スノボで使った感想

こんにちは!20年以上スノーボードをやっている元インストラクターの、らくスノです。

最近、スキーやスノボの上級者の間で、作業用のゴム手袋をゲレンデでの滑走に使う人がめちゃくちゃ増えているのをご存知ですか?

特に圧倒的な人気を誇るのが「ショーワグローブのテムレス(TEMRES)」です。ガチの登山家や山岳救助隊、そしてスキー・スノボ上級者を中心に「これは神グローブだ」ともの凄く高い評価を得ている防水防寒手袋なんですよ。

実際、筆者である私も、ここ数シーズンはほとんどテムレスだけで冬のゲレンデを乗り切っています。正直、一度この快適さを知ってしまったら、もう何万円もする普通の熱いスノボグローブには戻れません(笑)。

そんなテムレス防水防寒グローブの主なメリットをパッと挙げただけでも、これだけの魅力があります。

  • 水の一滴すら通さない最高の防水性
  • 軽いうえに破れにくく耐久性が高い
  • 普通のグローブに比べて圧倒的にコスパがいい
  • 内側が裏ボア(裏起毛)になっていて驚くほど暖かい
  • 手首が詰まらないので脱着しやすい
  • 最近は黒などのおしゃれで洗練されたデザイン(TEMRESシリーズ)もある
  • スノボだけでなく、冬の洗車、掃除、バイク、釣りなどマルチに使える
  • 素材が柔らかく指先まで手が動かしやすい

今回は、このテムレス防水防寒グローブのメリット・デメリットについて、実際に使い込んでいる私のリアルなインプレッションを交えて徹底解説します!

この記事を最後まで読めば、プロのスキーヤーやスノーボーダーたちもこぞって愛用する、最強ゴム手袋のスゴさがバッチリご理解いただけると思います。

元イントラでスノーボード専門ライター。数々の有名ライダーと取材経験あり。元々スロープスタイルの選手でしたが、 引退後はカービングやバックカントリーを中心にスノーボードを楽しんでいます。

テムレスの防水防寒グローブとは→雪山に特化したゴム手袋

実は、テムレスの防水防寒グローブは、もともと冷凍倉庫などの極寒の現場で使われる作業用手袋として発売されたものでした。

それがなぜゲレンデで使われるようになったかというと、有名な登山家や山岳救助隊のみなさんが「雪山登山で使うのにこれ以上ない最強のギアだ!」と愛用し始めたことから、SNSや口コミで徐々に評判が広がっていったんです。そして、その熱い人気に応える形で、とうとう2019年に発売元のショーワグローブから、待望のアウトドア専用モデル「TEMRES(テムレス)」シリーズが正式に発売されるまでになりました。

しかも面白いのが、ゴム手袋でありながらホームセンターではなく、限定されたアウトドアショップでしか購入できないプレミアムな扱いだったこと。発売当初は人気がありすぎて、どこに行っても売り切れで入手困難になるほどだったんですよ。

作業用の枠を飛び越え、プロの雪山マニアたちに実力で認められた、まさに奇跡の防寒グローブがこのテムレスというわけなんです。

テムレス防水防寒グローブでスキー・スノボする8つのメリット

ここからは、私が実際に使って実感したテムレス防水防寒グローブの圧倒的なメリットを、改めて分かりやすくご紹介しますね!

■テムレスのメリット

  • 最高の防水性
  • 軽量で耐久性が高い
  • コスパが良い
  • 裏ボアで暖かい
  • 脱着しやすい
  • 洗練されたデザイン
  • 洗車、雪かき、掃除、釣りなどにも使える
  • 柔らかく手が動かしやすい

それでは、これだけたくさんの魅力が詰まったテムレスを、実際に私がスキー場で何シーズンも使い込んでみたリアルな感想と使用感を、ここから詳しくレポートしていきたいと思います!

最高の防水性

まず、もっとも肝心な防水性に関しては、もう一ミリも疑う余地はありません!

みなさんが普段からおうちの掃除や洗い物などで使っている、あの家庭用ゴム手袋をイメージしてみてください。それと全く同じで、外からの水を物理的にシャットアウトしてくれるので、どれだけ雪を触っても、雨に降られても、手がまったく水に濡れないんです。

特に、水分を多く含んだベチャ雪になりがちな春スキー(シャバ雪シーズン)や、人工雪で早期オープンする秋・初冬のゲレンデなど、気温が高くて雪がどんどん溶ける時期にはまさに無敵の最強グローブとして大活躍してくれますよ!

軽量で耐久性が高い

ゴム手袋と聞くと、なんとなく「ずっしり重くて硬そう……」というイメージがありますよね。

しかし、テムレスは普通のゴムではなく特殊なポリウレタン素材で作られているため、驚くほど軽いうえに、引き裂きや摩耗に強い圧倒的な耐久性の高さを誇るんです!

実際、私のスノボ仲間には旧型モデルのテムレスをなんと4年間も現役で使い続けているスノーボーダーがいます。グラトリや、雪面に手を思いきりつく「お手つきカービングターン」をガンガン繰り返すような滑り方をしていても、いまだに破れたり水が染みてきたりといったトラブルは一切ないそうですよ。数万円する布製のブランドグローブだとエッジで一瞬で切れてしまうこともあるので、このタフさは本当にありがたいですよね。

コスパがいい

驚くべきことに、この高性能なテムレスの防寒防水グローブは、およそ2,000円前後から購入が可能なんです!

これだけお財布に優しいお値段なら、万が一スノーボードの激しい滑りで酷使して「1シーズンで使い捨て」になってしまったとしても、十分に元が取れて許せるレベルの安さですよね。

スノボ界で定番の、防水透湿素材で有名なゴアテックス(GORE-TEX)を搭載したブランドグローブだと、安くても10,000円前後が相場ですからね。

機能性がプロお墨付きで、しかもゴアテックスの約5分の1の価格で手に入ると考えると、スキーヤー・スノーボーダーにとっては文句なしで抜群にお買い得と言えるのではないでしょうか。

裏ボアで暖かい

作業用っぽい見た目とは裏腹に、防寒テムレスは内側(裏側)が全面ふかふかのボア仕様になっていて、思いのほかめちゃくちゃ暖かいんです!

さらに、メインの素材であるポリウレタンは熱伝導率が非常に低いという特性を持っています。これがどういうことかと言うと、冷たい雪や氷に直接ずっと触れていても、その冷たさが外側から肌まで伝わってこないということなんですね。

これなら、気温が氷点下になるような厳冬期の雪山や、リフトの上で冷たい風にさらされるときでも、指先が凍えることなく高い防寒性と保温性をキープして快適に滑り続けることができますよ。

脱着しやすい

スノーボードで使う5本指グローブの宿命として、汗や雪で手が少しでも濡れると、摩擦のせいでとにかく脱着しづらいんですよね。レストハウスで休憩するときや、スマートフォンを操作したいときに、なかなか手が抜けなくてイライラした経験はありませんか?

しかし、テムレスの防水防寒グローブは、内側のボアの滑りが良いので濡れた手でも驚くほどスッと入るんです。カフ(袖口)の設計も絶妙なので、手を入れるときのストレスが全くありません。

しかも、これだけ脱ぎ着がスムーズなのに、実際にゲレンデを滑走している最中にグローブがズレたり手から外れたりすることは一切ありませんでした。手のひらや指先にかけてしっかりフィットしてくれるので、バインディングの脱着やリフトの乗り降りも安全に行えますよ。

洗練されたデザイン

そして驚くべきことに、このテムレスは過去に「グッドデザイン賞」まで受賞している実力派なんです!

正直にお話しすると、ひと昔前の旧型モデルは「いかにも作業用」という感じの鮮やかなブルー(青色)しか展開がありませんでした。そのため、ゲレンデで使うにはどうしてもゴム手袋感が強すぎて、おまけにロゴもカタカナで『防寒テムレス』と大きく書かれていたので、はっきり言ってかなりダサかったんですよね(笑)。

しかし、スノーボーダーや登山家の熱い声に応えてアウトドア特化モデルとして待望の「ブラック(黒)」や「カーキ」が発売されて以降、デザイン性は劇的に洗練されました

メーカーのショーワグローブさんもかなり本気で、ロゴをスタイリッシュなアルファベットの『TEMRES』表記に変更するほどの念の入れようです。ここまで格好よく進化してくれたおかげで、今のモデルならゲレンデでおしゃれなスノボウェアと合わせても全く違和感がありません。見た目のダサさを気にして一歩踏み出せなかった方も、これなら大満足で着用できますよ!

洗車、雪かき、掃除、釣りなどにも使える

さすがに、何万円もするお気に入りのスキー・スノボ用ブランドグローブをはめて、冬の冷たい水で車の洗車をしたり、ドロドロの掃除をしたりするのは気が引けますし、そもそも布製だと水が染みてきて無理ですよね。

しかし、完全防水のテムレスなら、ゲレンデで滑るだけでなく日常のさまざまな用途にそのまま転用できちゃうのが本当に素晴らしいところなんです!

スノボ帰りのドロドロになった車を洗うときはもちろん、ゲレンデ周辺でタイヤチェーンを脱着するときや、車の上にどっさり積もった雪を下ろす(雪かき)ときにもめちゃくちゃ重宝します。水や汚れを完全に弾いてガシガシ使えるタフさがあるからこそ、冬のアウトドアから日常の作業までマルチに大活躍してくれますよ。

柔らかく手が動かしやすい

指先が自由に動かせるので、細かい作業がめちゃくちゃしやすいのが特徴です。

実際に使ってみても、手の動きを邪魔するようなゴワゴワした感触は一切ありません。

おかげで、ゲレンデでも以下のようなたくさんのメリットを実感できます。

  • スキーのストックがギュッと握りやすい
  • ビンディング(バインディング)の脱着や調整がスムーズに締められる
  • グローブをつけたままウェアのポケットから小物をサッと取り出しやすい

このように、防寒テムレスは滑っているときだけでなく、ゲレンデでのあらゆる行動を快適にサポートしてくれます。

テムレス防水防寒グローブの惜しい点

最強の防水防寒グローブとしてスノボ界で大人気の防寒テムレスですが、完璧ではなく惜しい点があるのも事実です。

ここでは、筆者が実際にゲレンデで使って感じたテムレスのデメリットを本音でまとめました。

■暑い日は蒸れる

まず、暑い日はどうしても蒸れること。透湿性コーティングはされていますが、樹脂製なので一般的なスノボグローブより湿気がこもりやすいです。特に春スキーなどの汗をかく場面は苦手ですが、インナーグローブを重ねたり、リフトでこまめに外すだけでかなり快適になります。

■トップシーズンはさすがに寒い時がある

次に、トップシーズンの極寒日はさすがに寒いときがある点。裏ボア付きですが、マイナス20℃になるような極寒のニセコでは、単体だと耐えられない寒さでした。とはいえ、そこまで激寒になる日はまれです。薄手のインナーを合わせる「ダブルグローブ」にすれば、シーズンの9割はテムレスだけで乗り切れます。

■ゴム臭が気になる方は注意

また、ゴム特有のニオイが気になる方は注意が必要です。素材はポリウレタンですが、開封時は少しニオイがします。使っていくうちに無臭になりますし、手にニオイが移るレベルではありませんが、敏感な方は頭に入れておいてください。

■かゆみ・かぶれ・発疹等に注意

肌が弱い方は、かゆみ・かぶれ・発疹にも気をつけてください。筆者は問題ありませんが、過去にゴム製品などで肌が荒れた経験がある方は、様子を見ながら使うのが安心です。

■ドローコードがないので落としやすい

ゲレンデでヒヤッとするのが、リフトから落としやすい点。テムレスは薄手で扱いやすい反面、落下防止用の手首コードが付いていません。紛失が心配な方は、少し価格は上がりますが、バックルやドローコードが付いた上位モデルを選ぶのがおすすめです。

■洗いづらい

最後に、5本指グローブ共通の宿命ですが内側が洗いづらい点。特に指先は洗いにくく乾きにくいです。とはいえ、洗わないと汗や皮脂で臭くなる原因になってしまいます。

これらを踏まえた具体的な解決策や、おすすめモデルの選び方はここから詳しく解説していきますね。

テムレスにはインナーグローブ併用がおすすめ

先ほどお伝えしたデメリット、特にトップシーズンの寒さや洗いにくさを解決するために、インナーグローブの使用(ダブルグローブ)を強くおすすめします。

インナーグローブを1枚挟むだけで、スノボが驚くほど快適になる5つのメリットがこちらです。

まず、最大のメリットは温かさが段違いになること。防寒性が格段にアップするので、ハイシーズンのゲレンデでも指先が冷えません。

次に、もし汗をかいてしまっても、濡れたインナーだけをサッと交換できるので常にドライな状態をキープできます。

さらに、スマホ対応のインナーを選んでおけば、リフトの上でテムレスを外したときも指を冷やさずにスマホ操作ができるので非常に便利です。

メンテナンス面でも大活躍します。薄手のインナーはとにかく洗いやすく乾きやすいのが特徴です。インナーが汗をしっかり吸い取ってくれるおかげで、本体のテムレス自体を毎回洗わなくても清潔さを保てるようになりますよ。

ここで一つ、購入時の大事な注意点です。インナーを重ねるダブルグローブスタイルにする場合は、普段より1サイズ大きいテムレスを購入するようにしてください。ジャストサイズだと中がキツくなり、逆に血行が悪くなって指先が冷える原因になってしまいます。

テムレスの冬用グローブは2種類

現在、テムレスからは5種類のアウトドア用ゴム手袋が販売されています。ただ、ラインナップが似ていてどれを選べばいいか圧倒的に分かりづらいんですよね(笑)。

そのせいで間違えてスノボに向かないモデルを買ってしまう方も多いんです。見分ける最大のポイントとして、スノボで使う冬用テムレスには必ず「WINTER」と書いてあるので目印にしてください。

この冬用テムレスには、2つのモデルがあります。

一つ目は、一番スタンダードな「01ウィンター」です。手首のドローコード(すそ絞り)がないシンプルな形が特徴となっています。値段が一番安いので、まずはコスパ良くテムレスの性能を試してみたいという方に最適です。

二つ目は、手首にドローコードがついた「02ウィンター」です。カフ(袖口)が長めに作られているため、01よりもさらに保温性が高く、転んだときも雪が侵入しづらい安心設計になっています。リフトからの落下防止や、よりハイクオリティーで快適な防寒テムレスを使いたい方にはこちらが間違いなくおすすめです。

テムレスはワークマンでも買える

ちなみに、この防寒テムレスはワークマンでも購入することができます。もしお店で見かけたら、迷わず手にとって損はありませんよ。

ワークマンで売られているものは先ほど紹介した「01ウィンター」と全く同じ仕様ですが、お値段が1,700円前後と少し安く買えるのが大きなメリットです。

ただし、安いのには理由があって、ワークマンでは基本的に「ブルー」と「オリーブグリーン」の2色しか販売されていません。スノボ界で一番人気のスタイリッシュな「ブラック」は、アウトドア専門店やネット通販限定のカラーとなっています。

ブルーやオリーブは、おしゃれなスキー・スノボウェアに合わせるには少し色の主張が強めなんですよね。ウェアとのコーディネートを考えて、どうしてもブラックが欲しいという方は、ネット通販や近くのアウトドアショップで購入するのがおすすめです。

業界のプロたちに聞いた!スノボにおすすめのグローブ18選

以下の記事では、スノーボードショップの店長さんやプロのライダー、インストラクターなど、業界のプロたちのリアルな評判や、筆者が本当に良かったと思うブランドを厳選してランキング化しました。

失敗しないおすすめのグローブを、「総合ランキング」「コスパ」「デザイン」「機能性」の各カテゴリー別で、それぞれTOP5にまとめて紹介しています。

最新のトレンドを取り入れたグローブや、自分の滑りのジャンルに合ったスノーグローブをじっくり比較して検討したい方は、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。

元イントラが厳選!スノボグローブのおすすめ18ブランド

まとめ

最後に、改めて防水防寒テムレスがこれほど支持される驚異のメリットと魅力をギュッとまとめておきますね。

まず、他の追随を許さないのが圧倒的に最高な防水性です。特に天気が良いピーカンの日や、水分を多く含んだ春のシャバ雪(ザラメ雪)のゲレンデでは、どれほど高級なゴアテックスのグローブでもびしょびしょに濡れてしまうことがあります。そんな状況でも、テムレスなら水分を完全にシャットアウトしてくれます。

さらに、薄くて軽量なのに耐久性が高く、めちゃくちゃ柔らかくて手が動かしやすいのも特徴です。指先が自由に動くので、ビンディングの着脱や荷物の出し入れもストレスがありません。

内側にはしっかり暖かい裏ボアが付いていて保温性もバッチリなうえ、手を入れる口が広めなのでサッと脱着しやすいのも嬉しいポイントです。昔の青いイメージを覆す洗練されたブラックのデザインが登場したことで、スノボウェアにもばっちり馴染むようになりました。

これだけのクオリティでありながら、とにかくコスパが良いのも人気の秘密です。万が一破れてもすぐに買い替えられる価格帯ですし、スノボだけでなく洗車、冬の掃除、バイク、釣りなど、日常のあらゆる防寒・防水作業に使い回せる万能さを持っています。

今やプロのスキーヤーやスノーボーダー、雪山の登山家までもがこぞって愛用する最強の防寒ゴム手袋。ゲレンデでの手の冷たさや濡れに悩んでいる方は、ぜひ一度その実力を試してみてはいかがでしょうか。

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ABOUT US
らくスノさん
スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。