テムレス防水防寒グローブをスキー・スノボで使った感想!ワークマンのゴム手袋との違いも解説

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こんにちは、20年以上スノーボードやっている元イントラの、らくスノです。

テムレスはガチ登山家や山岳救助隊、スキー・スノボ上級者を中心に高い評価を得ているゴム手袋

実際、筆者もほとんどテムレスでシーズンを乗り切ってます。一度使ったら普通のグローブには戻れません。

■テムレス防水防寒グローブメリット

  1. 最高の防水性
  2. 軽量で耐久性が高い
  3. コスパがいい
  4. 裏ボアで暖かい
  5. 脱着しやすい
  6. 洗練されたデザイン
  7. 洗車、掃除、バイク、釣りなどにも使える
  8. 柔らかく手が動かしやすい

今回はテムレス防水防寒グローブのメリット・デメリットや、ワークマンとの違いについて解説します。

この記事を最後まで読めば、プロのスキーヤー・スノーボーダーも愛用する、最強ゴム手袋のスゴさがご理解いただけると思います。

※当コンテンツの商品はすべて自費で購入しております。メーカーから一切報酬を得ていません。評価・選定基準のガイドラインに関してはこちらを参照ください。

テムレスの防水防寒グローブとは→雪山に特化したゴム手袋

テムレスの防水防寒グローブは、元々冷凍倉庫などの作業用として発売されたものでした。

しかし、有名登山家や山岳救助隊が雪山で愛用したことから徐々に評判が広まり、とうとう2019年発売元のショーワからアウトドア用ゴム袋(テムレス)が発売されるまでに。

しかもゴム手袋なのにアウトドアショップでしか購入できず、発売当初は入手困難になるほど人気になりました。

そんな奇跡のグローブがテムレスというわけです。

テムレス防水防寒グローブでスキー・スノボする8つのメリット

■テムレスのメリット

  • 最高の防水性
  • 軽量で耐久性が高い
  • コスパが良い
  • 裏ボアで暖かい
  • 脱着しやすい
  • 洗練されたデザイン
  • 洗車、雪かき、掃除、釣りなどにも使える
  • 柔らかく手が動かしやすい

次項から実際にスキー場で使ってみた感想をレポートしたいと思います。

最高の防水性

もう防水性に関しては疑いようがありません。

皆さんがいつも使っているゴム手袋と同じイメージ、まったく水に濡れません。

特に春スキーや早期オープンのゲレンデなど、気温が高く雪が溶ける時期は最強です!

軽量で耐久性が高い

ゴム手袋ってずっしり重いイメージありますよね。

しかし、テムレスはゴムではなくポリウレタン素材なので、量なうえに耐久性も高い!

私の友人にテムレス(旧型モデル)を4年間使っているボーダーもいますが、お手つきカービングを繰り返しても、いまだに破けたりといったトラブルはないそうです。

コスパがいい

テムレスは2,000円前後〜購入可能です。

これなら1シーズンで使い捨てになっても許せるレベルのお値段。

防水透湿素材で有名なゴアテックスのグローブは10,000円前後が相場ですからね。

それを考えると、十分お買い得と言えるのではないでしょうか。

裏ボアで暖かい

防寒テムレスは裏側がボアになっており、思いのほか暖かいです。

しかも、ポリウレタン素材は熱伝導率が低く、冷たい雪を触っても肌まで温度が伝わることはありません。

脱着しやすい

5本指グローブの宿命として、手が濡れると脱着しづらいんですよね。

しかし、テムレス防水防寒グローブは手がスッと入るうえ、滑走中外れることもありませんでした。

洗練されたデザイン

なんとテムレスはグッドデザイン賞まで受賞してます。

旧型はブルーのみの展開でゴム手袋感がすごいうえ、ロゴもカタカナでダサかった(笑)

しかし、アウトドアモデルとしてブラックが発売されて以降、デザインも洗練されました。

ロゴもアルファベットに変える念の入れよう。これならゲレンデで着用しても違和感がありません。

洗車、雪かき、掃除、釣りなどにも使える

さすがにスキー・スノボ用グローブで洗車など水作業できませんよね。しかし、テムレスなら様々な用途に転用可能です。

チェーンを装着するときや車の雪下ろしにも重宝します。

柔らかく手が動かしやすい

寒冷地ではゴムが固くなりますが、テムレスは-60度まで柔軟性を保つことができるそうです。

しかも手指が動かしやすいので、細かい作業がしやすい。

実際、動きを阻害するような感触はいっさいありません。

  • ストックが持ちやすい
  • ビンディングが締めやすい
  • グローブをつけたままポケットの中身を取り出しやすい

ゲレンデでも様々なメリットを享受できます。

テムレス防水防寒グローブの惜しい点

そんな最強の防水防寒グローブであるテムレスですが完璧でないのも事実。

■テムレスの惜しい点

  • 暑い日は蒸れる
  • トップシーズンはさすがに寒い時がある
  • ゴム臭が気になる方は注意
  • かゆみ・かぶれ・発疹等に注意
  • 落としやすい
  • 洗いづらい

この項では筆者がゲレンデで感じた惜しい点についてお話します。

暑い日は蒸れる

出典:ショーワグローブ

一応透湿性に優れたコーティングはされているみたいですが、そもそもゴムなので一般的なグローブよりは蒸れますね。

トップシーズンはそうでもないのですが、早期オープンや春スキーなどの汗をかくような場面だと蒸れます。

後述するインナーグローブを併用したりリフトでこまめに外しておくと、蒸れはかなり改善されます。

トップシーズンはさすがに寒い時がある

裏ボアもついてますが、さすがにトップシーズンはテムレスだけだと寒いときがあります。

筆者はほとんどテムレスでシーズンを乗り切りますが、-20℃だったニセコはさすがに耐えきれなかったので、ノースフェイスの防寒グローブを使いました。

とはいえ-20℃になること自体まれですからね。

後述するダブルグローブにすれば、シーズンの9割はテムレスのみで過ごせると思います。

ゴム臭が気になる方は注意

前述の通り素材はポリウレタンですが、多少ゴムの匂いがします。

とはいえ顔を近づけて初めて分かるレベルなので、手に匂いが移るとか、ゲレンデで臭うなんてことはありません。

それに開封時こそ匂いがきついものの、徐々に抜けていき無臭になります。

しかし、それでもゴム臭が気になる方は注意してください。

かゆみ・かぶれ・発疹等に注意

私は問題なく使ってますが、ゴムでかぶれたことのある方は注意してください。

落としやすい

出典:ショーワグローブ

グローブに厚さがないうえに落下防止用のコードもついてないので、リフトなどで落とす可能性があります。

紛失が心配な方は、1,000円ほど高いですがバックルやドローコードを備えたモデルがおすすめ。(おすすめモデルは後述)

洗いづらい

これはテムレスに限らず5本指グローブの宿命なんですが、特に手指が洗いづらい。とはいえ洗わないと、だんだん臭くなってきますからね…

改善策については次項からお話します。

テムレスにはインナーグローブ併用がおすすめ

特にトップシーズンはインナーグローブの使用をおすすめします。

■インナーグローブのメリット

  • 暖かい
  • 濡れてもインナーだけ交換できる
  • スマホの操作ができる
  • 洗いやすい
  • 乾きやすい

特にインナーグローブをつけると温かさが段違いです。

また、インナーグローブが汗を吸ってくれるので、テムレス自体を洗わなくても清潔さを保つことができます。

ダブルグローブにする場合は、1サイズ大きいものを購入しましょう。

インナーグローブはポリプロペングローブがおすすめ

インナーグローブは疎水性に優れ、熱伝導率の低いポリプロペン素材がおすすめです。

実際、登山家やスキーヤー・スノーボーダーの間で話題のミレーのドライナミック(通称あみあみ)は、ポリプロペン素材をベースにできています。

ちなみにポリプロペン素材のグローブは、ワークマンなら500円くらいから購入できます。筆者もワークマンのインナーグローブを使ってます。

気になる方は、ワークマンのお店でチェックしてみてください。

テムレスのグローブは5種類→分かりやすいように比較表作ったよ

裏起毛すそ絞り実勢価格特徴
01ウィンター1,700円前後裏起毛で一番価格が安い
02ウィンター3,600円前後暖かく雪が侵入しづらい
03アドバンス2,500円前後裏起毛なし、暖かい日におすすめ
04アドバンス1,400円前後裏起毛なし、暖かい日におすすめ
05オーバーシェル3,500円前後ビッグサイズ、厚手インナーに対応

現在テムレスは5種類のアウトドア用ゴム手袋を販売しています。でも、これが圧倒的に分かりづらい(笑)

だから間違えて買ってしまう方も多いんです。

そこで、比較しやすいように表を作ってみました。次項から順番に説明しますね。

01ウィンター

一番スタンダードなドローコード(すそ絞り)がない01ウィンター。

値段が一番安いので、とりあえず試してみたいという方におすすめです。

02ウィンター

ドローコード(すそ絞りあり)の02ウィンター。

01ウィンターよりも保温性が高く、雪も侵入しづらいです。

03アドバンス

基本は02ウィンターと同じですが、裏ボアがない仕様です。

インナーグローブ使用が前提で、裏ボアが必要ない方におすすめ。

スキー場のオープン直後や春スキー、バックカントリーのハイクアップにも使えます。

04アドバンス

ウィンター03のすそ絞りがないバージョンが04になります。

05オーバーシェル

基本的には03と同じ仕様ですが、大きめサイズ。

より厚いインナーグローブに対応できるようになっています。

サイズ選びに迷ったら1サイズ大きいものを購入

テムレスホームページ

グローブは店舗で試着するのがベストです。

ただ、インターネットで購入する方も多いですよね。

テムレスのホームページには基準となるサイズ表があると思うので、手の周囲や全長を測って決めてください。

迷ったら1つ大きいサイズを購入しても問題ありません。

多少大きくてもインナーグローブの厚さで調整できますからね。

ワークマンの雪山用ゴム手袋は耐久性がイマイチでした

実はワークマンでも雪山用ゴム手袋を販売していたので、試しに使ってみました。

でも1シーズンで指の間が割れてきちゃったんですよね…友人のワークマンゴム手袋も同じように1シーズンで割れたので、使い方の問題ではなさそう。

テムレスはかれこれ5年くらい使ってますが、今までノートラブルです。

たしかに値段だけでいうとワークマンのゴム手袋はテムレスの半額くらいですが、1シーズンで使えなくなるのはコスパ悪すぎ。

ワークマンの防寒グローブはスキー・スノボ用として本当におすすめなんですが、ゴム手袋に関してはテムレスのほうがコスパがいいです。

2年間ワークマンの防寒グローブを使って分かった6つのメリット

テムレスはワークマンでも買える

ちなみにテムレスの防水防寒グローブはワークマンでも売ってます。もしワークマンで購入するなら、普通にテムレスをおすすめします。

仕様は01ウインターと同じですが、値段は少しお安い1,700円

ただし、ワークマンだと「ブルー」「オリーブグリーン」の 2色しか販売してません。(ブラックはアウトドア専門店でしか買えない)

スキー・スノボウェアに合わせるには微妙な色なので、ブラックが欲しい方はネットかアウトドアショップで購入しましょう。

業界のプロたちに聞いた!スノボにおすすめのグローブ18選

順位ブランド総合得点人気機能性デザインコスパ
1エビス★4.505454
2ヘストラ★4.505553
3OCスタイル★4.254445
4ボリューム★4.255543
5バートン★4.255453
6ボルコム★4.003553
7スワニー★3.753543
8レベルグローブ★3.753.553.53
9ヒマラク★3.502543
10ダカイン★3.503443
11アシュラム★3.503443
12クラブグラブ★3.5032.553.5
13サーモンアームズ★3.5032.553.5
14ハウル★3.2523.54.53
15タオテック★3.253334
16テムレス★3.252515
17ハイマスマニア★3.253244
18ワークマン★3.254225

ショップ店長、ライダー、イントラ等…業界のプロたちの評判や実際に自分で使ったブランドの中からランキング化。もっともおすすめのグローブをまとめました。

総合ランキング、コスパ、デザイン、機能性の各カテゴリーでTOP5をまとめています。

最新のトレンドやジャンル別でスノーグローブを検討したい方は、以下の記事を参照ください。

元イントラが厳選!スノボグローブのおすすめ18ブランド

まとめ

最後に防水防寒テムレスの魅力をまとめてみたいと思います。

■テムレス防水防寒グローブメリット

  1. 最高の防水性
  2. 軽量で耐久性が高い
  3. コスパがいい
  4. 裏ボアで暖かい
  5. 脱着しやすい
  6. 洗練されたデザイン
  7. 洗車、掃除、バイク、釣りなどにも使える
  8. 柔らかく手が動かしやすい

特にピーカンや春雪はゴアテックスでもびしょびしょになりますからね。

プロのスキーヤー・スノーボーダーも愛用するゴム手袋、気になる方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。