【23-24最新版】スキー・スノーボードバックカントリーにおすすめのバックパック9選

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こんにちは、20年以上スノーボードやっている元イントラの、らくスノです。

バックカントリースキー・スノーボードの必須アイテムと言えば、バックパックですよね。

板、シャベル、水筒、保温着、ツエルト…雪山に持っていくアイテムはたくさんあります。

でも、バックパックがなければ、安全にバックカントリーへ出かけることができません。

とはいえ、

  • どんな機能があるの?
  • バックパック選びのコツは?
  • どこのモデルがおすすめ?

疑問だらけですよね。

今回はバックカントリースキー・スノーボードにおすすめのモデルはもちろん、選び方のコツまで詳しくお話したいと思います。

この記事を最後まで読めば、きっとあなたにピッタリのバックパックに出会えるはずです。

バックカントリースキー・スノボのバックパック選びのコツ

いきなりおすすめモデルを紹介されても分からないと思うので、まずはバックパック選びのコツについてお話します。

■バックカントリー用バックパック選びのコツ(デイハイク)

  • 容量選びの基準は歩行距離と荷物
  • 容量が20㍑未満ならデザインで選んでOK
  • 板が取り付けできるボードキャリーは必須
  • シャベル、プローブ用ポケットをチェック
  • ゴーグルポケットがあると便利
  • 背面や側面から物がとれると出し入れが楽
  • ヘルメット用アタッチメントがあると外付けできる

他にもバックパックの機能はありますが、とりあえず上記さえ抑えておけば問題ありません。

バックパックの容量選びの基準は歩行距離と荷物

〜40㍑、またはそれ以上(上級者向け) 〜30㍑(中級者向け) 〜20㍑(初級者向け)
  • ハーネス・ロープなどレスキューギアも持参したい。
  • チームリーダーなので、同行者の予備用にゴーグルや補修セットも持っていく。
  • 長い距離をハイクするので、より多くの食料・水を携行する。
  • 予備のグローブやアイゼンも持参したい。
  • 自分のギアだけを持参。
  • 1〜2時間しかハイクしない。

まずは容量選び。デイハイクなら40㍑までを基準としてください。

バックカントリーに必要なギアは基本20㍑前後あれば十分です。

念のため食料や水を多く持っていきたい。

もしくは予備のグローブやアイゼン、ハーネス・ロープなどレスキューギアも持参したいということであれば、上図のように30㍑または40㍑を目安にすると良いでしょう。

ただし、荷物が多くなればなるほどハイクや滑走時に負担がかかるので注意してください。

容量が20㍑未満ならデザインで選んでもOK!

容量が20㍑未満ならデザインで選んでもOK!

本来ならフィッティングしてから購入するのがベストです。

ただ、20㍑未満ならそれほど重い荷物にはならないので、あまりフィッティングにこだわらなくでも良いでしょう。

好きなデザイン、カラーからバックパックを選んでみてください。

板が取り付けできるボードキャリーは必須

バックカントリー用バックパックのメイン機能と言っても良いでしょう。

スキー・スノボはもちろん、スノーシューを取り付けるのにも必要です。

逆にボードキャリーがないバックパックは絶対に選ばないでください。

スキーやスプリットボードの方でも、状況により板を脱いで歩くシーンはありますからね。

シャベル、プローブ用ポケットをチェック

プローブやシャベルポケットがあるかチェックしてみましょう。

「別にポケットがなくても困らないのでは?」

たしかにポケットなしでも収納可能ですが、アバランチギア(雪崩救助道具)はすぐ取り出せないと意味を成しません。

バックパック内のポケットでアバランチギアが整理整頓されていれば、いざという時もすぐ取り出すことができますね。

ゴーグルポケットがあると便利

よほど吹雪いてなければ、降雪時もサングラスを着用してハイクすることが多いです。

なぜならゴーグルだとハイクアップによる発汗で曇るから。

ゴーグルポケットがあれば、滑走時に素早くゴーグルに付け替えることが可能になります。

背面や側面から物がとれると出し入れが楽

背面や側面から内部にアプローチできるバックパックがおすすめです。

単純にスノーシューやボードを装着しているときに、上部のジッパーだけだと出し入れしづらいんですよ。

それに、あまり使わない保温着やレスキューキットは底にパッキングする方が多いと思います。

でも、いざ必要になったとき、いちいち最下部から取り出すのは面倒ですよね。

背面や側面から取り出せれば、タイムロスなく使用できます。

ヘルメット用アタッチメントがあると外付けできる

出典:アークテリクス

ヘルメットをカラビナで留めている方も多いと思いますが、ふらふら揺れるのが気になりますよね。

ヘルメット用のアタッチメントがあれば、揺れや落下の心配がありません。

スキー・スノボバックカントリーにおすすめのバックパック9選

スキー・スノーボードバックカントリーにおすすめのバックパックは以下のとおりです。

どれも一般スキーヤー・スノーボーダーはもちろん、山岳ガイドやプロライダーも愛用するモデルばかりです。

次項から順番に解説していきます。

ノースフェイス/チュガッチ

人気ナンバーワン、誰もが憧れるバックパックがノースフェイスのチュガッチです。

  • フリーズ素材でできたゴーグルポケット
  • 上部と背面からアクセスできる
  • 磨耗に強い生地

…等々、ライダーのフィードバックを元に作られているので、とにかく使いやすい機能が満載。

特質すべきが、磨耗に強いナイロン生地を使っていることですね。

特に背面部分はエッジやスノーシューの刃で痛みやすいんですよ。

でもチュガッチなら磨耗することなく、何年も愛用することができます。

18㍑、28㍑、35㍑、45㍑の4サイズ展開。スキルや用途に合わせて容量を選べるのもうれしいですね。

パタゴニア/スノードリフター

パタゴニアのスノードリフターは、ネームバリューの割に安い。

同じ容量なら、チュガッチより実勢価格で1万円以上お安く購入できます。

構造がシンプルなのも価格が安い要因かとは思いますが、逆に使いやすくてGOODなんですよ。

わけの分からないひもがごちゃごちゃしてると、かえって使いづらいですからね。

とはいえバックカントリーに必要な最低限の機能は備えています。

20㍑、30㍑展開。大容量が必要ない初中級者の方におすすめのバックパックです。

アークテリクス/ラッシュSK

アークテリクスのラッシュはすべてが斬新。

もっとも特徴的なのが、開口部がロールトップだということです。

開口部が広いので物が入れやすい。容量以上に物がはいるというおまけ付き。

「でも、ロールトップだと物が取り出しにくいでしょ?」

いえいえ、サイドファスナーからもアプローチできるので、雪山でも使い勝手がよい。

さらにさらに、横並びに2気室という構造になっているので、パッキングもしやすいです。

バックパネルは中央にアルミの支柱が入っており、滑走中もバランスよく背負うことができます。

ぜひアークテリクスの革新的バックパックを体感してみてください。

レインオアシャイン/SCパック

今バックカントリー界隈で人気急上昇のジャパンブランドがレインオアシャインです。

2017年に始まったまだ歴史の浅いブランドですが、「気軽に旅やアウトドアを楽しんで欲しい」というコンセプトでバックパックを発表しています。

SCはその名の通り、サイドカントリーを意識して作られています。

容量は13㍑と必要最低限のギアしか入りませんが、そもそもサイドカントリーならそこまで荷物は必要ないですからね。

デザイン・シルエットもかっこいいので、ゲレンデ用と併用もできる。

「まずは気軽にサイドカントリーから始めたい」なんて初心者の方におすすめのバックパックです。

ak/ディスパッチャー

ボーダーにぜひともおすすめしたいバックパックがバートンakのディスパッチャーです。

ディスパッチャーは、とにかくボードが背負いやすい。

たとえばスキー併用のバックパックだと、そもそも「板を背負う」ってことに重点が置かれてないので、スノーボードを取り付けるとバランスが悪いときがあるんですね。

ディスパッチャーはBOXに近いシルエットで、ハイク時もスノーボードが安定するんですよ。

さらに背面のシェルが分厚いので、ボードを背負っても型くずれしない。

18㍑、25㍑、35㍑の3サイズ展開。とにかくakはバックパックの完成度が高いので、ボーダーの方はぜひチェックしてください。

ボルコム/イグチスラックベスト

レジェンドライダー、ブライアン・イグチのスラックベスト…というかバックパックではありません(笑)

でも、このベスト本当にすごいんですよ。

プローブ、シャベルなどアバランチギアはすべて収納できる。もちろんボードキャリーもあります。

しかも体に密着しているからハイクも楽だし、滑っている時もバランスが取りやすい。

もちろん容量からいって使えるルートは限られますが、短いアプローチで気軽に滑りたい方におすすめです。

ダカイン/ヘリプロ

ダカインのヘリプロはとにかく頑丈で壊れない。

ここ数年、登山ギア界隈ではウルトラライトギアが流行ってるじゃないですか。

たしかにハイクで一番負担になるのは重量です。

でも、「重量は減るけど強度が落ちる」じゃダメだと思うんですね。

ダカインはとにかく堅牢。私が説明するまでもなく、実物見れば丈夫なのがわかると思います。

またデザインの豊富さも魅力です。

他のブランドが2〜3色展開に対し、ヘリプロは7種類もある!

サイズは20㍑と24㍑。デイハイクにピッタリのバックパックです。

マムート/ニルバーナ

マムートのニルバーナは「これでもか!」とギミックが詰め込まれたバックパック。

実際ニルバーナを使っている友人がいますが、いまだに何に使うか分からないひもがあるみたいです(笑)

私も何を紹介すれば良いのか迷ってたんですが、ちょうどマムート公式がギミックを説明した動画を作ってたので貼っておきます。

その他にも、内側に忘れものチェック用の印字がされていたり、素晴らしいアイデアが満載。

サイズは18㍑、25㍑、30㍑、35㍑。多機能バックパックを求めるなら、マムートで決まりですね。

オスプレー/ソールデン

オスプレーの大人気バックパック。ソールデンは男性用、女性用はソフリスという名称になります。

ソールデンの一番の特徴は、とにかく軽いこと。

以前のモデルからかなりの機能が削られて賛否はありましたが、とはいえ軽量というのはとてつもないメリットですからね。

それにオスプレーは洗練されたデザインが最高にかっこいい!

容量は22㍑、32㍑、42㍑の3種。バックカントリー初心者から山岳ガイドまで使えるモデルです。

メジャーから玄人向けまで!おすすめのパウダーボードブランド

一般的なオールラウンドボードと異なり、パウダーボードはローカルブランドも数多く存在します。

以下の記事ではメジャーからローカルブランドまで、思いつく限りピックアップしてみました。

さらにパウダーボードの選び方のコツも解説しているので、気になる方は合わせて参照ください。

メジャーから玄人向けまで!おすすめのパウダーボード30ブランド

バックカントリーにおすすめのスノーシュー7選

一口にスノーシューと言っても、数多くのモデルが販売されています。

それこそバックカントリーに向かないモデルを買ってしまうと、歩きづらいばかりかトラブルに巻き込まれることも…

下の記事ではスノーシューのおすすめモデルはもちろん、選び方のコツについても詳しく解説してます。

バックパックと合わせて検討してみてはいかがでしょうか。

スノーボードバックカントリー向けスノーシューおすすめモデル7選

雪山でのハイクアップにおすすめな高品質ウェアブランド

バックカントリースキー・スノーボードというと聞こえは良いですが、実態は冬山登山。

ときには雪崩、滑落、気象遭難等…トラブルに巻き込まれることも。

だからこそ、ウェアは最高品質のものを選ばなければなりません。

下の記事では山岳ガイドやプロライダーも愛用する、バックカントリーにおすすめのウェアを紹介しています。

より安全にスキー・スノーボードを楽しみたい方はご一読ください。

【最新版】スキー・スノーボードバックカントリーにおすすめのウェアブランド

まとめ

今回はバックカントリー界隈で人気のバックパックをまとめてみました。

各ブランド基本的な機能は満たしつつ、個性的なギミックが興味をそそりますよね。

ぜひご自身が実際にハイクする姿を想像しながら、バックパックを選んでいただければと思います。

他のバックカントリーギアは関連記事も参照ください。

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。