スキーやスノボで滑走しながら音楽を聴くのにおすすめのイヤホン!注意点も解説

■この記事で分かること

  • スキー・スノボにおすすめのイヤホン
  • 音楽聴きながらゲレンデを安全に滑る方法
  • ゲレンデでワイヤレスイヤホンを使う時の注意点

こんにちは、20年以上スノーボードやっている元イントラの、らくスノです。

結論からいうと、音楽を聴きながら滑りたいなら、外の音が聞こえるイヤーカフか骨伝導イヤホンがおすすめです。

今回はイヤーカフや骨伝導イヤホンをおすすめする理由や、ゲレンデでワイヤレスイヤホンを使ってみた感想についてお話したいと思います。

この記事を最後まで読めば、友達と会話しながら楽しく滑ったり、音楽を聴きながら安全にスキー・スノボすることができます!

※当コンテンツの評価・選定基準のガイドラインに関してはこちらを参照ください。

スキー・スノボ中にイヤホンで音楽を楽しむメリット

筆者はリフト乗車中にアマゾンオーディブルでビジネス書などを聞き流ししてます。

たとえば公園でランニングしたり、ジムでトレーニングするとき、イヤホンで音楽を楽しんでいる方も多いと思います。

やっぱり「お気に入りの曲を聞きながらスポーツをする」ってテンションが上りますよね。

実際音楽を聞きながら運動をすると、モチベーションの向上や疲労軽減、集中力がUPするなどの効果が報告されています。

また筆者は1人で滑りに行くことも多いので、リフト乗車にアマゾンオーディブルでビジネス書を聴き流ししてます。

リフト乗車中のスキマ時間に勉強できるのもスキー・スノボでイヤホンを使うメリットですね。

スキー・スノボで使うイヤホンの種類と特徴

スキー・スノーボードで使うイヤホンの比較表
※スキー・スノボでの使用を想定した評価です。

スキー・スノボで使用するイヤホンは3種ありますが、基本的にはイヤーカフがおすすめです。

  • イヤーカフ
  • 骨伝導イヤホン
  • インナーイヤー

次項から特徴について順番に解説します。

イヤーカフとは→耳たぶに取り付けて使用する

イヤーカフタイプはピアスのように耳たぶに吊り下げて使用します。抜群の開放感と着けてることを忘れるくらいの軽さが特徴です。

イヤーカフタイプはピアスのように耳たぶに吊り下げて使用します。抜群の開放感と着けてることを忘れるくらいの軽さが特徴です。

バッテリーも骨伝導タイプには劣るものの、スキー場の営業時間内は十分持ちます。

ただし、音質は中高音こそクリアなものの、低音が弱い傾向にあります。

骨伝導イヤホンとは→内耳に直接振動を与えることで音が伝わる

骨伝導は空気ではなく内耳へ振動を伝えることで音が伝わるイヤホン。バッテリー持ちが良く、耳穴を塞がない開放感もあります。

骨伝導は空気ではなく、内耳へ振動を伝えることで音が伝わるイヤホンのことです。

バッテリーの持ちが良く、耳穴を塞がないので開放感もあります

ただし、空気振動のイヤーカフやインナーイヤホンに比べ全体的な音質は劣る…というか、骨伝導という性質上ボリュームが小さいんですよね。また、耳掛けタイプが主流なので、フェイスマスクやメガネを着用した時に少し煩わしさがあります。

骨伝導という性質上、若干の締めつけ感があるのも気になります。

インナーイヤーは音が聞こえないのでNG

インナーイヤータイプは音質も良いし、音漏れも少ない。ただし、周りの音が聞き取りづらいので滑走使用にはおすすめしません。

イヤホンでは一般的なインナーイヤータイプ。はっきり言って普通に家や電車の中で使うならインナーイヤーのほうがいいです。

イヤーカフや骨伝導とは比べ物にならないくらい音質も良いし、音漏れも少ないですからね。

ただし、致命的なのは周りの音が聞き取りづらいということなんですよ。スキー・スノボで周りの音が聞こえないのは、とても危ないです。

他の滑走者の滑走音や警告の声も聞こえないということですからね。

また、フックが無いので落下のリスクも高いです。元イントラの立場として、インナーイヤーはおすすめできません。

スキー・スノボイヤホンの選び方ポイント

スキー・スノボで使うイヤホン選びのポイントは以下のとおりです。

  • 防水性能はマスト
  • ゲレンデでの取り扱いやすさ
  • フィット感を求めるならイヤーカフ
  • 音質を求めるなら1万円前後がおすすめ

次項から順番に解説します。

防水性能はマスト

当然ながら汗や雪で濡れることが想定されるので防水機能はマストです。

ただし、ほとんどのイヤーカフや骨伝導イヤホンはスポーツでの使用を想定して作られているので、防水機能は備わっていることが多いです。

取り扱いやすさとフィット感は重要

使ってみると分かるんですが、ボタンセンサーとタッチセンサーでものすごく扱いやすさが変わります。

個人的にはボタンセンサーがおすすめ。グローブを着けた状態でも再生/停止や曲送りの操作ができますからね。

タッチセンサーはいちいちグローブを外さないといけないので、地味に煩わしいんですよ。

フィット感を求めるならイヤーカフ

あとフィット感も重要ですね。インナーイヤーはそもそもズレやすいのでおすすめしません。骨伝導は耳掛けなので、ゴーグルやフェイスマスク、バラクラバに干渉しやすいのが難点ですね。

やはりイヤーカフが一番フィット感が高いと言えるでしょう。筆者自身愛用してますが、激しくクラッシュしても取れることはありませんでした。

音質を求めるなら1万円前後がおすすめ

当然ながら「値段が高い=音質が良い」というのが結論です。ただし、3万円を超えるような最新型イヤホンは製品代に開発費なども乗ってくるので、決してコスパが良いとはいえません

それに家で使うならともかく、雑音が多いスキー場でそこまで高音質にこだわる理由があるかといえば微妙なところ…

だからそこそこ満足のいく音質を求めるなら、1万円くらいのイヤホンがおすすめです。

おすすめのスキー・スノボイヤホン3選

筆者自身ゲレンデで様々なイヤホンを使ってきましたが、特に使い勝手が良かったイヤホンを3つ紹介したいと思います。

  • ambie(アンビー)イヤーカフ型イヤホン
  • Shokz(ショックス)OpenRun骨伝導イヤホン
  • BONX(ボンクス)GRIP

次項から順番に解説します。

ambie(アンビー)イヤーカフ型イヤホン

定価17,000円(税込)
バッテリー連続6時間
重さ8.8g
その他の機能防水、マイク

Sony発のスタートアップで、日本のイヤーカフの草分け的ブランドです。

スノーボーダーの友人に勧められて使ってみましたが、今まで使ったどのイヤホンよりも良かったです。

  • マイク付きでゲレンデでの通話も可能
  • ピアスを着けているようなおしゃれなデザイン
  • 耳たぶに引っ掛けるだけなのでフェイスマスクに干渉しない
  • スキー場のオープンからクローズまでバッテリーが持つ
  • イヤーカフタイプでは最高品質の音
  • カラバリが豊富なうえに、ソックスで色を変えられる
  • Bluetoothで簡単接続

何を購入すればよいのかわからないという方には、全力でambieをおすすめします。

フィット感が抜群に良くて装着しているストレスが一切ない

耳たぶ辺りに引っ掛けて使用するので、バラクラバやゴーグル、ヘルメットに干渉しません。

ambieは装着感がめちゃくちゃいいんですよ。着用しているのを忘れてしまうくらい自然に馴染みます。また、バラクラバやゴーグル・ヘルメットに干渉しないものGOODですね。

また、ゴーグルが外れるくらい激しくクラッシュしても落下しませんでした笑

試しにゲレンデのオープンからクローズまで着用してましたが、耳が痛くなることも一切なかったです。

耳たぶに引っ掛けてるだけなので、大きさや形状に左右されることもありません。試しに小学生の娘に着用してもらいましたが、ぴったりフィットしてました。

ボタンセンサーだからグローブを着用しながら操作できる

耳裏に位置するボタンを押すと、再生や早送り、通話ができるようになります。ボタンセンサーなのでグローブしたままでOK!

ボタンセンサーだから、グローブを着けたまま再生/停止や通話・早送りができるのもポイントが高いですね。それこそ降雪中にグローブ取って操作なんてしたくないじゃないですか。

実はイヤーカフタイプでボタンセンサーって少ないんですよ。ほとんどがタッチセンサーなんですよね。

実際、友達とはぐれた時に電話がかかってきたんですが、グローブしたまま通話状態にして、そのままハンズフリーで会話できました

惜しい点はインナーイヤー型に比べ音質が劣ること

イヤーカフ型として音質は最高クラスに良い!ただ、インナーイヤーやヘッドホンの音を求めているとがっかりすることになる。

ambie自体、イヤーカフ型としては音質は最高クラスに良いです。特に中高音はとてもクリアに聞こえます。

問題は低音なんですよね。どうしてもシャカシャカ音になってしまう。だから、同ランクのインナーイヤー型イヤホンやヘッドホンに音質は劣ります。

ただし、イヤーカフ型や骨伝導型の低音が抜けるのは構造上仕方のないことで、ambieだけ低音が弱いってことではないです。

だからインナーイヤーやヘッドホンの音質を期待しないように注意してくださいね。

Shokz(ショックス)OpenRun骨伝導イヤホン

定価17,880円(税込)
バッテリー連続8時間
重さ26g
その他の機能防水、マイク、急速充電

骨伝導イヤホンでは一番有名なブランド、ShokzのOpenRunを紹介します。

  • ノイズキャンセリング機能が付いている
  • 急速充電(約10分)
  • 防水機能
  • ボタンセンサーなのでグロープを着けたまま使用できる
  • マイク付きでフリーハンド通話可能
  • 骨伝導特有の嫌なブルブル感が低減している
  • 骨伝導イヤホンでは最高峰の音質
  • Bluetoothで簡単接続

特に連続使用時間が長いのは、大きなメリットですね。

たしかにスキー場での使い勝手としてはイヤーカフ型には劣りますが、私のようにジムやランニングなどでマルチに使いたいという方はShokzのOpenRunがおすすめです。

OpenRunの惜しい点は装着感が悪い

耳に引っ掛けるタイプなので、やはりヘルメットやバラクラバ、メガネを装着していると少し干渉が気になりますよね。

まったく装着できないということではないですが、首を上下左右に振った時少し引っ張られる感じがあります。

また、ambie同様中高音はクリアに聞こえるものの低音が軽くなります。インナーイヤーと同じ音質を求めるのはちょっと厳しいと思います。

スキー・スノボで滑走しながら通話したいならBONXがおすすめ

BONX GRIPのAmazon販売サイト※執筆時点で楽天での販売はありませんでした

定価13,870円(税込)
バッテリー最大7時間連続通話
重さ15g
その他の機能防水

スキー・スノボ滑走中に通話を楽しみたいなら、雪山での通話用に開発されたBONX GRIPがおすすめです。

なぜなら途中で電波が途切れても、自動で再接続してくれるからです。

正直通話だけなら、Airpodsでも2,000円台で買える激安イヤホンでもできます。

でも、ゲレンデの不安定な電波状況だと、途中で通話が切れてしまうんですよ。そうなると、スマホを取り出して再度通話を開始する必要があります。

その点BONXなら、電波が途切れても自動で再接続。さらに音声で電波が途切れたことや再接続されたことを教えてくれるので、いちいちスマホを取り出す必要もありません。

BONXの惜しいところは環境によっては電波が弱いことがある

Xでつぶやいたところ「環境によっては電波が弱いことがある」というレビューを複数いただきました。

  • 周りに人が多いと通じづらい
  • そもそも電波が弱いスキー場がある
  • 山陰や頂上は通じづらい

私自身「まったく通じなかった」という経験はありませんが、混雑時や山奥のスキー場では通話しづらいかもしれません。

まぁ電波状況に影響されやすいのはBONX以外の通話機器にも言えることですが、その点はあらかじめ留意しておきましょう。

音飛びもなし!複数で会話しながら滑走するとめちゃくちゃ楽しい

もう私が説明するまでもありませんが、単純に会話しながら滑るのはめちゃくちゃ楽しいです(笑)

また、チャットルームを作れば複数人でも会話ができます。

たとえばコースの分岐で「どちらに行く?」ってなった時、一旦止まるじゃないですか。でもBONXを使えば滑走中に相談しながらどちらに行くか決められます。

電波さえあれば、音飛びもしないし、使用距離に制限もありません

スキー・スノボレッスンで使ったり、動画撮影のタイミング合わせで使ったり、使用方法は無限大です。

スキー・スノボ中にイヤホンを使う際の注意点

耳穴を塞がないイヤーカフや骨伝導は、危険回避の意味でもとても安全に使えるイヤホンです。しかし、音量には注意したいですね。

正直イヤーカフも骨伝導も低音に弱いんですよ。だからどうしてもボリュームを大きくしがち…

でも、いくら耳穴を塞がないと言っても、ボリュームが大き過ぎると周りの滑走音や他の滑走者の警告が聞こえづらくなります。くれぐれもボリュームには注意しましょう。

また、落下しづらいとはいえ、絶対に落ちないとはいえません。あらかじめフェイスマスクやバラクラバで耳元を覆っておくと、万が一落下しても紛失のリスクを抑えられます。

ゲレンデでイヤホン通話はできる?→電波があればどこでもOK!

大手3社の場合(ドコモ、au、ソフトバンク)、有名なスキー場であればセンターハウスはもちろん山頂でもワイヤレスイヤホンでの通話は可能です。

たとえば山頂に基地局を設置できない場合は麓から電波を飛ばすなど、大手3社とも様々な工夫をしています。

個人的な感覚でも、数年内に行ったスキー場で電波が無かったことはありませんでした。

ちなみに筆者は格安SIM使ってますが、頂上でも普通に会話できますね。もちろんLINE通話も可能です。

とはいえ、場所や天候によっては繋がりにくい場合もあるので、その点はあらかじめ留意しておきましょう。

スキー場の電波状況ってどうなの?スマホで通話やSNSはできる?の疑問にお答えします

スマホはウェアの内ポケットに入れておこう

ゲレンデでスキー・スノーボードをしながら通話・音楽を楽しんでいて、ふとスマホをみると「そんなに使ってないのに充電が残り10%になってた!」なんてことありますよね。

実はスマホのバッテリーって寒さに弱いんですよ。

だからウェアの外ポケットに入れると、外気にさらされバッテリーの減りが早くなります。

おすすめは人肌に近いウェアの内ポケット。体温でスマホを保温してくれます。

ちなみに携帯カイロで温めるのは結露を誘発するのでNGです。

詳しい対処法は以下の記事にまとめてますので、合わせて参照ください。

スキー場でスマホのバッテリーが急激に減った時の対処法→人肌で温めて充電

まとめ

ゲレンデでイヤホンを使ってみてとても調子が良かったので、勢いで記事にしてみました。

音楽を聞きながら滑走すると、さらにスキー・スノボが楽しくなります。

周りの安全に配慮しながら、ぜひ試してみてくださいね!

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。