【スノボ】スタンス幅の決め方→身長×0.32が基準値になるよ

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こんにちは、元スノーボードインストラクターの、らくスノです。

まず結論から言えば、スタンス幅は以下の順で決めていきます。

  1. 身長✕0.32でスタンス幅の基準値を知る
  2. バインのディスクだけ取り出して設置するネジ穴を決める
  3. ターン重視なら狭く、トリック重視なら広くしてみる
  4. カービング・パウダーランメインならセットバックを入れてみる

本文では各項の詳細をお話します。

この記事を最後まで読めば、必ず最適なスタンスが見つかるはずです!

スノーボードのスタンス幅を決める4つの手順

スタンス幅とは、両足のビンディング間の長さのこと。

なぜスタンスを調整するかというと、幅を広げたり狭めたりすることによって乗り心地が変わるんですね。

スタンス幅は以下の順で決めていきます。

  1. 身長✕0.32でスタンス幅の基準値を知る
  2. バインのディスクだけ取り出して設置するネジ穴を決める
  3. ターン重視なら狭く、トリック重視なら広くしてみる
  4. カービング・パウダーランメインならセットバックを入れてみる

次項から詳しく解説していきます。

スタンス幅の基準値は身長✕0.32で算出できる

まずはご自身のスタンス幅の基準値を知ることから始めましょう。

よく「スタンスは肩幅を基準に!」なんて言われますが、計測位置で誤差が出やすいですし、一人だと測ることができませんよね。

ご安心ください、わざわざ肩幅を測らなくても基準値を知る方法があります。

身長×0.32を計算してみてください。

簡単にスタンス幅の基準値が分かりますよ。

例)170cm×0.32=54.4cm(最適なスタンス)

私の身長は170cmなので、54cm前後がスタンス幅の基準値になります。

ちなみに他のサイトを見ると身長✕0.3と書いている場合もありますが、完全に間違いですので注意してくださいね。

バインのディスクだけ取り出して設置するネジ穴を決める

ご自身のスタンス幅の基準値が分かったら、設置するネジ穴を決めます。

まずはビンディングのディスク部分だけを取り出し、ボードの推奨スタンス位置に乗せてみましょう。

推奨スタンス位置にビンディングを乗せることで、ボードの重心が分かります。

推奨スタンスとはボードブランドが適正と定めたビンディング位置

だいたいのボードには推奨スタンスの印があります。

わからない場合は、左右ともに一番内側のネジ穴を基準位置にしましょう。

ディスクの中心部分を計測の起点として、左右の間の長さがご自身の基準値(私の場合54cm)になるように調整してください。

このとき片方のビンディング位置だけずらすと、ボードの重心が移動してしまうのでNG。

必ず左右同じビス穴ぶんだけ広げたり狭めたりしてください。

私はスタンス幅の基準値が54cm。

だから54cmになるまで、左右のディスクを広げたり狭めたりして調整します。

ちなみにディスクを横軸にすると、スタンス幅の微調整が可能です。

フラックスの場合0.5〜2cmの間で調整できます。

ターン重視なら狭く、トリック重視なら広く

ご自身のスタイルが決まっているなら、スタンス幅をカスタムしてみましょう。

  • スタンス幅が狭い…ターンしやすい
  • スタンス幅が広い…回しやすい

たとえばパーク・グラトリ好きならスタンス幅を基準値よりビス穴1個分広く、カービング重視ならビス穴1個分狭くしたほうが乗りやすいと言われています。

いずれにしろスタンス幅に明確な答えはないので、ぜひいろいろ試してみてくださいね!

カービング・パウダーランメインならセットバックを入れてみる

セットバックとは重心を後方にずらすことで、浮力やコントロール性能をアップさせるセッティングのこと。

調整方法はとても簡単、左右のビンディングを同じビス穴ぶん後方にずらせばOK!

ただし、セットバックを入れるとフェイキーで滑りづらくなるので注意が必要です。

セットバックにも答えがありません、自分の乗りやすい位置を探してみてください。

スノボのセットバックって何?→重心を後ろへずらすことで浮力やコントロール性能がアップ

板からブーツがはみ出ても大丈夫?ドラグを防ぐ6つの方法

「推奨スタンス幅を元に設置したのはいいけど、板から足がはみ出るんですが…?」

ボードからはみ出したブーツが雪面に当たることをドラグと言います。

ただし、通常はヒール・トゥ(かかととつま先)それぞれ2cmくらいはみ出しても問題ありません。

では前後2cm以上はみ出している方、バリバリカービングする方はどうすればドラグを防ぐことができるのでしょうか?

■ドラグを防ぐ6つの方法

  • ビンディングの前後とアングル(角度)を調整する
  • プレートでビンディングの高さを底上げする
  • 太い板に買い換える
  • サイズダウンせずに軽量な板を選ぶ
  • ヒールカップの高いモデルを選ぶ
  • セットバックを入れる

紹介すると長くなるので、別記事にしました。

足のサイズが大きい方は、合わせて参照ください。

スノーボード板のワイド(横幅)からブーツがはみ出ても良いの?ドラグの疑問にお答えします!

まとめ

スタンス幅なんて聞くと難しそうなイメージですが、とても簡単に設定できちゃいます。

ぜひ一度見直してみてはいかがでしょうか。

一気に乗りやすくなりますよ!

なお、ビンディングの設置方法やセッティング方法については関連記事を参照ください。

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。