スノボ初心者でも簡単!バインディングのスタンス幅と角度、セットバックの決め方

こんにちは、元スノーボードインストラクターの、らくスノです。

「私に最適なスタンス幅は?」

「バインディングの角度(アングル)ってどのくらいがおすすめ?」

バインディングのスタンス幅や角度を迷っている方も多いのではないでしょうか?

セットバックに至っては、「そもそも何?」って感じですよね(笑)

確かに、設置方法を間違えると上達の妨げや怪我の原因になることも…

でもご安心ください!

今回はスタンス幅や角度、セットバックの決め方について、専門用語を一切使わず日本一分かりやすく解説したいと思います。

この記事を最後まで読めば、必ず最適なスタンスが見つかるはずです!

スノーボードのスタンス幅の決め方

スタンス幅とは、両足のバインディング間の長さのこと。

なぜスタンスを調整するかというと、幅を広げたり狭めたりすることによって乗り心地が変わるんですね。

スタンス幅は以下の順で決めていきます。

  1. 最適なスタンス幅を知る
  2. バインディングのディスクだけ設置する
  3. スタイルに合わせて調整する

次項から詳しく解説していきます。

最適なスタンス幅を知る

まずはご自身に最適なスタンス幅を知ることから始めましょう。

よく「スタンスは肩幅を基準に!」なんて言われますが、そもそも自分の肩幅ってわからないですよね(笑)

ご安心ください、わざわざ肩幅を測らなくても最適なスタンスを知る方法があります。

身長×0.32を計算してみてください。

簡単に最適なスタンス幅が分かりますよ。

例)170cm×0.32=54.4cm(最適なスタンス)

バインディングのディスクだけ設置する

ご自身に最適なスタンス幅が分かったら、設置するネジ穴を決めます。

まずはバインディングのディスク部分だけを取り出し、ボードの推奨スタンス位置に乗せてみましょう。

推奨スタンス位置にバインディングを乗せることで、ボードの重心が分かります。

推奨スタンス位置とは

推奨スタンスとは、ボードブランドが適正と定めたバインディング位置です。

どのボードにも必ず推奨スタンスの印があります。

ディスクの中心部分を計測の起点として、左右の間の長さが最適なスタンスになるように調整してください。

このとき片方のバインディング位置だけずらすのは、ボードの重心が移動してしまうのでNG。

必ず左右同じビス穴ぶんだけ広げたり狭めたりしてください。

これが自身の基本となるスタンス幅です。

ちなみにディスクを横軸にすると、スタンス幅の微調整が可能です。

ターン重視なら狭く、トリック重視なら広く

さて、最後はスタンス幅の応用編。

ご自身のスタイルが決まっているなら、スタンス幅をカスタムしてみましょう。

  • スタンス幅が狭い…ターンしやすい
  • スタンス幅が広い…回しやすい

たとえばグラトリ好きならスタンス幅をビス穴1個分広く、カービング重視ならビス穴1個分狭くしたほうが乗りやすいかもしれません。

いずれにしろスタンス幅に明確な答えはないので、ぜひいろいろ試してみてくださいね!

スタンス角度(アングル)の決め方

続いては、スタンス角度(アングル)の決め方です。

大きく分けると、以下の2つになります。

  • 両足共にプラス方向へ振る→ターンしやすい(レギュラースタンス)
  • 右足をマイナス方向に振る→フェイキー(逆足)でも滑りやすい(ダックスタンス)

現在は自分の体型やクセを元に推奨スタンス、角度を教えてくれるスタンサーというサービスもありますが、基本的に答えはないと思ってください。

私もスタンス角度はしょっちゅう変えてます(笑)

これからご紹介する滑走スタイルやプロの基準を元に、自分の滑りやすい角度を見つけていただければと思います。

図解で分かりやすい!スノーボードの滑り方ってどんな種類があるの?スタイルや競技まとめてみた

志向するスタイルに合わせて角度を変えてみる

まずは、スノーボードのスタイル別推奨角度を紹介します。

こちらの基準をもとに、ご自身でいろいろカスタムしてみてください。

ちなみにバインディング向かって左がマイナス方向、右がプラス方向になりますので、間違えないように注意してくださいね。

※レギュラースタンス(左足前)の方を想定して解説してます。グーフィースタンス(右足前)の方は逆で考えてください。

■フリースタイル(グラトリ、パーク等)

左足9~18度 右足0~-15度

■カービング(ラントリ)

左足24~36度 右足9~27度

■オールラウンド

左足18~24度 右足3~-6度

■パウダーラン

左足15~36度 右足18~-6度

プロのスタンス

続いてはプロのスタンスをご紹介します。

YouTubeなどを参考に、自分の目指すスタイルに近いプロのスタンスを真似てみるのもいいかもしれませんね。

■トリノ五輪代表、現在はバックカントリーシーンで活躍 中井孝治

左足15度 右足-6度

■五輪3大会金メダリスト ショーン・ホワイト

左足12度、右足-3度

■スノーボード界の神様 テリエ・ハーコンセン

左足21度 右足-6度

■日本を代表するスノーボーダー 国母 和宏

左足15度 右足-15度

■全日本スノーボード技術選主権大会優勝4回 平間和徳

左足36度 右足27度

■日本を代表するグラトリライダー 尾川慎二

左足6度 右足-6度

※アングルはこまめに変えるものなので、常にこの角度であるとは限りません。

セットバックの決め方

最後はセットバックについてお話します。

セットバックと聞くと難しそうなイメージですが、要は板の重心を後方にずらすこと。

どんな意味があるかというと、実はスノーボードは後方に重心があったほうがコントロールしやすいんですね。

だから「グラトリ好きだけど、カービングも上手くなりたい」なんて方は、セットバックを入れてみると乗りやすいかもしれませんね。

またパウダーランでは浮力を得る効果もあります。

設定方法はとても簡単、左右のバインディングを同じビス穴ぶん後方にずらせばOK!

ただし、セットバックを入れるとフェイキーで滑りづらくなるので注意が必要です。

セットバックにも答えがありません、自分の乗りやすい位置を探してみてください。

30分でできる!スイッチスタンス(フェイキー)のコツ教えます

補足

スノーボードにはもともとセットバックの入ったディレクショナルというボードもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

スタンス幅、角度(アングル)、セットバックなんて聞くと難しそうなイメージですが、とても簡単に設定できちゃいます。

ぜひ一度見直してみてはいかがでしょうか。

一気に乗りやすくなりますよ!

なお、バインディングの設置方法やセッティング方法については関連記事を参照ください。

この記事が参考になれば幸いです。

【関連記事】

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴20年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。