スノボ板にダリングしないと?→転びやすくなる…5分で終わるからやってみよう

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こんにちは、スノーボード20年以上やっている元イントラの、らくスノです。

ダリングとはターンやトリックするときに使用しない、余分なエッジを削ること

なぜダリングするかというと他人の板を傷つけたり、雪面のちょっとした凹凸に引っかかり転倒してしまうからなんです。

でも、実際どうやったらいいか分かりませんよね。

今回はチューンナップショップへ持って行かなくても、セルフで簡単にできるダリングの方法についてお話したいと思います。

この記事を最後まで読んで実践すれば、ゲレンデで転倒するリスクが激減しますよ!

ダリングとはターンやトリック時に使用しないエッジを削ること

ダリングとは、有効エッジ以外の不要なエッジを削って引っかかりを低減するチューンナップのことです。

ターンやトリックの時に使用するエッジを「有効エッジ」といいます。(図の赤い部分)

逆にいえば、有効エッジ以外は不要ということになります。(図の青い部分)

不要なエッジが残っていると、雪面のちょっとした凹凸に引っかかって転んだり、リフト待ちなどで他人の板を傷つける恐れがあります

実際、筆者もグラトリ時にエッジが引っかかり、ノーガードで顔面を強打。大量の鼻血が出て医務室に運ばれた経験があります。

つまり有効エッジ以外の不要なエッジは「百害あって一利なし」なわけです。特にグラトラーやジバーは、絶対にダリングすべきですね。

初心者でも5分でできる!超簡単ダリングのやり方

では、実際にダリングしてみましょう。ダリングのやり方は以下のとおりです。

  • 100円均一でヤスリとサンドペーパーを購入
  • 板を立てて床に置いた時、接地している部分までが有効エッジ
  • 有効エッジの起点から1cm外側をダリング
  • 不要なエッジを100円均一のヤスリで削る
  • サンドペーパーで仕上げ磨き

次項から詳しく解説します。

100円均一でヤスリとサンドペーパーを購入

まず、100円均一で金属用のヤスリとサンドペーパーを購入してください。もちろん、家にあるならわざわざ買う必要はありません。

私はダイソーで買いましたが、ある程度大きい店舗ならどこの100均でも購入できます。

ちなみにヤスリは金属用を購入してください。木工用もあるので注意です。

板を立てて床へ置いた時、接地している部分までが有効エッジ

100円均一でヤスリとサンドペーパーを購入したら、滑走で使用しない不要なエッジを削ってみましょう。とはいえ「どこまでが有効エッジか分からない」なんて方も多いと思います。

まずはボードを床に置いてみましょう。そして接地している部分が有効エッジの起点になります。

つまりノーズ(先頭)の接地している部分からテール(後方)の接地している部分までが有効エッジです。

有効エッジの起点から1cm外側をダリング

前述の通り、床に設置している部分が有効エッジの起点となります。当然、起点の外側をダリングしていくわけですが…

あまりギリギリまで削ると、有効エッジまでダリングしてしまう危険があります。

ですので、必ず有効エッジの起点から1cm程度開けて削るようにしましょう。

有効エッジの起点はマスキングテープなどで目印をつけておくと、余計な部分までダリングしてしまうことを防げます。

不要なエッジを100円均一のヤスリで削る

【GIF】

削る部分を決めたら、100円均一で買ったヤスリでエッジを落としていきます。

最初は恐る恐るだと思いますが、どちらにしても使わない部分なので大胆に削っても大丈夫です。

イメージとしては、図のように尖ったエッジを丸くする感じ。ノーズ(先頭)とテール(後方)それぞれダリングしたら完了です。

ちなみに金属の削りカスが散乱するので、できれば屋外でダリングすることをおすすめします。

サンドペーパーで仕上げ磨き

ヤスリで削ったエッジは目が荒いので、そのままだと錆びやすくなってしまいます。

最後に細目のサンドペーパーで仕上げ磨きしてあげると、錆びにくくなりますよ。

もちろんサンドペーパーも100均で購入可能です!

セルフダリングの比較画像です。こんなにエッジが丸まりました!

ダリングのチューンナップ料金は2,000円前後+送料

ダリングをチューンナップショップに出すと、2,000円前後の料金がかかります。

しかも配達すると送料もかかるので、ダリングだけお願いするのはあまり現実的ではありませんね。

わざわざダリングだけしてもらうなら、もはやフルチューンで依頼しちゃったほうがいいと思います。

新品を購入するとダリングをサービスしてくれるショップもありますが、店舗によって対応は異なりますので確認してみましょう。

そのやり方間違っているかも?正しいワックスのやり方教えます

  • スノボへ行く毎にワックスをしてます
  • ホットワックスは面倒なのでスプレーで済ませてます
  • ワックスのベース作りは硬いのから柔らかいのを入れてます

上記のワックスのやり方は、間違いとまではいいませんが、かなり効率が悪いです。

スノボワックスって都市伝説みたいなもので(笑)昔からいろいろなやり方があるんですが、間違いであることも多いんですよね。

実は軽くみられがちなんですが、ワックスよりブラッシングとスクレーピングのほうが重要なんですよ。ストップ雪とかも、ワックスにこだわるよりブラッシング&スクレーピングしたほうが簡単で効果が高いです。

以下の記事では、日本代表などの板をチューンしているショップの店長に、正しいワックスのやり方を聞いてみました。

正しいワックスのやり方が知りたい方は、合わせて参照ください。

チューンのプロに聞いた!ホットワックスと簡易ワックスの効果的な塗り方

まとめ

そもそも「ダリングを知らない」とか、「難しそう」なんて思っていませんでしたか?

たった100円でエッジの引っ掛かりがなくなるなら安いもんですよね。私もエッジがレールに引っ掛かって大転倒したことがあります。

事故を防止する観点からも、必ずダリングしましょう!

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。