こんにちは、スノーボード20年以上やっている、らくスノです。
この記事にたどり着いたということは、ご自身で「ダリングに挑戦してみたい」なんて方も多いのではないでしょうか。
ダリングとは滑るときに使用しない余分なエッジを削ること。
なぜダリングするかというと他人の板を傷つけたり、雪面のちょっとした凹凸に引っかかり転倒してしまうからなんです。
でも、実際どうやったらいいか分かりませんよね。
ご安心ください!
今回はたった100円でできるダリングの方法をお教えしたいと思います。
この記事を最後まで読めば、初心者でもお手軽・簡単にダリングすることができますよ!
ダリングとは有効エッジ以外の部分を削ること

滑る時に使用するエッジを「有効エッジ」といいます。
逆にいえば、有効エッジ以外は不要ということになります。
本来の滑走で使用しないエッジを削ぎ落とすためにダリングするわけです。
ダリングしないと転倒しやすくなる
では、使用しないエッジをそのままにしておくと、どんなデメリットがあるのでしょうか?
■エッジが雪面に引っ掛かる
普通に滑っているだけでも、雪面のちょっとした凹凸を拾ってしまい、逆エッジを喰らった時のような状態になります。
■リフト乗車中に他人の板を傷つけてしまう
気をつけていても、リフト待ちやリフト乗車中に他人の板にぶつかってしまうことはあると思います。
でも、ダリングしてないと、ぶつかった時に他人の板を傷つける可能性があります。
■ジブ・プレス系トリックで引っ掛かる
ジビング(レール、BOXなど)やグラトリのプレス系トリックで、エッジが引っ掛かりやすくなります。
私自身も経験がありますが、ダリングをしてないと急ブレーキをかけたような状態で転倒するので、とても危険です。
100円でできる簡単ダリングの方法とは

では、実際にダリングしてみましょう。
まず、100円均一で金属用のヤスリを購入してください。※木工用もあるので注意!
私はダイソーで買いましたが、ある程度大きい店舗ならどこの100均でも購入できます。
実際に削る部分を測ってみよう

100円均一でヤスリを購入したら、滑走で使用しない不要なエッジを削ってみましょう。
前述の通り、板のノーズ(先頭)・テール(後方)部分が不要なエッジとなります。

床に置いたとき、反り上がりから指一本分外側が削り始めの目安となります。

ロッカーボードは、床に置いた時点で浮き上がっていると思います。
その場合は、しっかり床に押さえつけてから反り上がりの目安を測りましょう。
→日本一わかりやすい!スノーボード板の形状や各スペックの特徴を詳しく解説します

削る部分を測ったら、マスキングテープなどで目印をつけます。
ヤスリで削ってみよう!
【GIF】

削る部分を決めたら、100円均一で買ったヤスリでエッジを落としていきます。
最初は恐る恐るだと思いますが、どちらにしても使わない部分なので大胆に削っても大丈夫です。

イメージとしては、図のようにとがったエッジを丸くする感じ。
ただし、反り上がり付近のエッジだけは削り過ぎに注意してくださいね。
ノーズ(先頭)とテール(後方)それぞれダリングしたら完了です。
ちなみに金属の削りカスが散乱するので、できれば屋外でダリングすることをおすすめします。
仕上げ磨きをしよう!

余裕がある方は仕上げ磨きをしてみましょう。
ヤスリで削ったエッジは目が荒いので、そのままだと錆びやすくなってしまいます。
でも、最後に細目のサンドペーパーなどで仕上げ磨きしてあげると、錆びにくくなりますよ。
もちろんサンドペーパーも100均で購入可能です!
まとめ

いかがでしたでしょうか。
そもそもダリングを知らないとか、難しそうなんて思っていませんでしたか?
たった100円でエッジの引っ掛かりがなくなるなら安いもんですよね。
私もエッジがレールに引っ掛かって大転倒したことがあります。
事故を防止する観点からも、必ずダリングしましょう!
この記事が参考になれば幸いです。
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