アイロン不要!初心者でも簡単に本格的なワックスができる方法【スキー、スノボ】

こんにちは、20年以上スノーボードやっている元インストラクターの、らくスノです。

  • あまりスピード出さないし、ワックスは塗らなくていいですよね?
  • ワックスは手間がかかりますよね?
  • アイロンやワックス台を買わないといけないの?

そんな疑問をお持ちの方も多いと思います。

まず結論から言えば、ワックスは塗ったほうがいいです。

なぜならスキー・スノーボードのワックスには以下の効果があるからです。

  • 滑りをよくする
  • 汚れを落とす(ケバを取る)
  • 滑走面(雪に接する面)の保護

だから初心者だから不要、スピードを出さないから不要…ということではありません。

とはいえホットワックスは手間もかかるし、専用のアイロンとワックス台だけで15,000円前後もします。

年に数回のスノボで、そんなにお金をかけられないですよね。

実はワックス代以外ほとんどお金がかからず、初心者でも簡単にワックスできる方法があるんです!

しかもワックス効果も抜群で長持ち!

この記事を最後まで読めば、専用の道具がなくても手軽にワックスできるようになりますよ。

ワックスする頻度は?→スノーボードに行く毎がベスト

冒頭でお話したとおり、ワックスはスノボに行く毎に塗ったほうがいいです。

なぜならワックスには、

  • 滑りをよくする
  • 汚れを落とす(ケバを取る)
  • 滑走面(雪に接する面)の保護

上記の効果があるからです。

汚れ落としや滑走面を劣化から防ぐ効果もあるので、できればスノボ旅行からの帰宅後すぐに塗布できるとベストですね。

ワックスは3種類ある

ワックスは主に3種類あります。

ホットワックスは固形のワックスをアイロンで溶かし、滑走面(雪と接する面)に塗っていく方法です。

ペーストワックスやスプレーワックスは、その名の通りペースト状になったワックスを塗布したり、スプレーで吹きかけたりします。

ホットワックスは面倒、スプレーは効果が薄い…だからペーストがおすすめ!

ワックスの種類 ホットワックス ペーストワックス スプレーワックス
効果
塗りやすさ

このうちホットワックスの効果がもっとも高いとされていますが、そもそも専用のアイロンセットを購入しないといけません。(ネットショップで7,000円前後)

それにワックス剥がす手間もあるので、初心者の方は手が出しにくいですよね。

かと言って、吹きかけるだけのスプレーワックスでは、ほとんど効果は期待できません

そこでオススメなのが、ペーストワックスというわけです。

とはいえ普通に塗っただけではホットワックスのような効果は期待できません。

そこで次項からは、簡単なペーストワックスで最大限の効果を引き出す方法についてお話したいと思います。

ペーストワックスを使ってお金をかけずに本格ワックス!

それでは、ペーストワックスを使ってお安く・簡単に本格ワックスする方法を紹介しましょう。

まず、道具を用意してください。

とは言っても、ワックス以外ほとんど家にあるもので流用できます。

  • ガムテープ
  • 新聞紙
  • キッチンペーパー
  • 古い雑誌
  • ブラシ
  • 滑り止めマット
  • ペーストワックス

私の家にはブラシと滑り止めマットが無かったので、100円ショップで購入しました。

ちなみにブラシは持ち手側が平らなほうがいいです。

理由は後ほど説明しますね。

ペーストワックスを塗布する

まずはペーストワックスを塗布しますが、その前にひと工夫。

あらかじめドライヤーでボード全体を温めておくと、ワックスが溶けボードの奥までしっかり浸透します。

ここで登場、ペーストワックス!

ペーストを適量つけて…

塗布してムラなく伸ばすだけ!本当に簡単です。

ここで一旦冷えるまで待ちます。

ワックス剥がしは不要!ブラッシングして仕上げ磨き

本来ならペーストワックスは塗るだけで良いのですが、より効果を高めるためにブラッシングしましょう。

余計なワックスカスや塗布したときに浮き出た汚れが残っていると、かえって滑りが悪くなります。

ワックスカスや汚れを取り除くために、ブラッシングをするわけです。

ブラッシングが終わったら、表面に残ったワックスカスをキッチンペーパーで拭き取ります。

最後はブラシの背の部分に…

キッチンペーパーを巻きつけ…

滑走面を磨きます。

表面が驚くほどピッカピカになりますよ~ここまでできたら気持ちいい!

できればブラシの持ち手が平らなものを購入したほうが良いですね。

これで、簡単・お手軽ワックスの完成です!

ペーストワックスはインターネットで1,000円前後で購入できます。

※手が汚れない生塗りタイプもあります。

 

家にあるもので簡単に制作できる!ワックス台作り

ワックス台があったほうが、より効率よく塗布できます。

とはいえ普通に買えば7,000円前後します…そこまでお金をかけていられないですよね。

だったらご自身でワックス台を作ってみましょう!

まず、古雑誌をガムテープでとめます。

重いほうが安定するので、できれば重量のある雑誌をおすすめします。

続いて、滑り止めマットを巻きます。(貼ってもOK!)

これで完成、簡単でしょ?

ノーズ(先頭)とテール(後方)用に2個作りましょう。

新聞紙を敷いて場所作り

ペーストワックス塗布やブラッシング時に多少なりとも床が汚れます。

もしオールインワンのボードケースがあれば入れたままワックスしても良いです。

ボードケースが無い方は新聞紙を敷き詰めて作業すると部屋が汚れませんよ。

新聞紙を周りに敷き詰め、先ほど作ったスタンドを設置するだけでOKです!

汚れ落とし不要!帰宅したらそのままワックスを塗布してOK

ワックスには劣化を防いだり汚れを取り除く効果もあるので、ゲレンデから帰ってきたらすぐに塗布できるとベストです。

「リムーバー(汚れ落とし)は使わないの?」

リムーバー(汚れ落とし)はボードに浸透したワックスまで除去してしまうので、多用するのはおすすめしません。

それにワックスには汚れ落としの効果もあります。

まずはワックスを塗布して、ブラシで汚れを掻き出してみましょう。

どうしても汚れが落ちない時のみ、キッチンペーパーなどにリムーバーを適量付けて擦り落とします。

 

まとめ

SNSなどでは「ホットワックスしなきゃだめ」なんて意見が多かったので記事にしてみました。

たしかに効果でいえばホットワックスが一番です。

でも、すべての方がスノーボードにそこまでの情熱があるわけではないですからね。

とはいえ汚れの除去や劣化防止のためにもワックスは必須。

せっかく買った板ですし少しでも長持ちさせるために、ぜひお手軽ペーストワックスに挑戦してみてはいかがでしょうか?

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2 件のコメント

    • コメントいただきありがとうございます。
      毛羽立ちというのは、簡単に言うと表面が汚れた状態のことを指します。
      WAXには汚れを落とす効果もあるので、しっかりブラシで磨けばある程度は取れます。
      ただ汚れ具合にもよるので、何年もまったくメンテナンスしてないようであれば難しいかもしれませんね。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。