こんにちは、20年以上スノーボードやっている、らくスノです。
「バックカントリー用にビブパンツを検討しています!」
「11月のシーズンイン時や春スノボ用にサブでビブパンツが1枚欲しい!」
そんな方も多いのではないでしょうか。
ビブパンツ自体は古くからあったものの、近年海外の有名プロライダーなどの影響から、日本でもおしゃれアイテムとしてブームに火がつきました。
とはいえ「ビブパンツのメリットがイマイチよく分からない」なんて方も多いと思います。
ご安心ください!
今回の記事ではビブパンツのメリット・デメリットやおしゃれな着こなし方、後半ではおすすめのブランドを紹介したいと思います。
この記事を最後まで読めば、必ずお気に入りのビブパンツに出会えるはず!
目次
スノーボード用ビブパンツ4つのメリット

別名オーバーオールなんて言い方もしますね。
ビブパンツには4つのメリットがあります。
■雪が侵入しづらい
通常のパンツだと、どうしても転倒したとき腰回りから雪が侵入してしまいます。
ビブパンツならパウダーゾーンはもちろん、春のシャバ雪でも侵入を気にすることなく滑走できます。
■春スノボなど暑い日にビブパンだけで滑ることができる
11月のシーズン始めや3月になると、晴天時はとても暑いです。
そんなときジャケットを脱げば、ビブパンツだけで快適に滑ることができます。
■目立つ、おしゃれに見える
ブームとはいえ、スキー場で着ているボーダーはまだまだ少ないです。
ゲレンデはもちろん、レストランなんかでジャケットを脱いだときに、ビブパンツだとかなり目立ちますね。
■上級者に見える
完全に主観ですが(笑)
もともとスノーボード界隈ではベテランやバックカントリーを主戦場にするボーダーに愛用者が多かったので、ビブパンツで滑っていると上級者オーラが出ます。
ビブパンツのデメリットはトイレが面倒

出典:バートン
ビブパンツの唯一にして最大のデメリットはトイレが面倒だということ。
いちいちジャケットを脱がないといけませんからね。
最近はこのあと紹介するアンファッジのように簡単に着脱できるモデルもありますので、気になる方はその点も考慮してビブパンツを選んでみてはいかがでしょうか。
ちなみに一昔前までは高価なイメージでしたが、今は安くて高品質なブランドもあります。
後ほどおすすめブランドの項で紹介させていただきますね。
スキー場でのビブパンツ着こなしのコツ
ジャケパンスタイルはもちろん、単品で購入しても使えるのがビブパンツのいいところ。
この項では、ビブパンツの3つの着こなしパターンについてお話したいと思います。
■セットアップ
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トップシーズンはジャケットとのセットアップがマストですね。
■ビブパンツ✕パーカー・トレーナー・フリース
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シーズン始めや春スノボの晴天時は、ビブ✕パーカーなど薄着でも快適に滑ることができます。
■ビブパンツ✕シャツ・ロンT
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パークのハイクアップなどでは、パーカーでも暑い時がありますよね。
ロンTやシャツと組み合わせれば、汗ばむ陽気でも涼しく練習できます。
■ビブパン✕着崩し
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ビブパンの肩掛けを垂らしてストリート風に見せるのも、こなれ感が出てかっこいいですね!
スノボ用ビブパンツおすすめブランド
ここからは20年以上スノーボードやっている筆者がおすすめする、ビブパンツブランドを紹介したいと思います。
- バートン
- ボルコム
- アンファッジ
- rew
- エアブラスター
- クイックシルバー&ロキシー
- ビラボン
- 686
- ハイマスマニア
- OCスタイル
次項から順番に説明させていただきます。
バートン

→バートン
ご存知、スノーボードの最高峰ブランド。
バートンのビブパンツは防水透湿性の高いゴアテックスを採用しており(ゴアテックスではないモデルもあります)、トップシーズンから春スノボまで快適に滑ることができます。
また着脱が容易なサスペンダーやパンツの内側でウエストサイズを調整できたりと、バートンならではの機能も盛りだくさん。
昨シーズンモデルなら1万円台から購入できるコスパも魅力的!
ボルコム

→ボルコム
ブライアン・イグチ、ジェイミー・リンを始め、レジェンド級のライダーが愛用するブランドとして有名なボルコム。
今でこそサーフやスケートのイメージが強いですが、創業のルーツはスノーボードです。
軽量なゴアテックスシェルを採用しており、防水透湿性はもちろん動きやすさも抜群。
ジャケットとジッパーでジョイントできるジップテックは、特にバックカントリーボーダーからの評価が高いです。
アンファッジ

最近SNSやスノボ系You Tube界隈でも話題になっているレジェンドスノーボーダー、太田宜孝さんが手掛けるアンファッジをご紹介します。
ストリートからバックカントリーまで対応できるウェアがコンセプト。
トイレが不便というビブのデメリットを解消したスーパースムースシットシステム、スマホなどを入れる電子機器専用ポケットなど…太田プロのこだわりを上げたらキリがありません。
ウェアはそれなりの価格帯。
でも流行に左右されず長く着られるのでコストパフォーマンスは高いです。
rew

有名スノーボード系You Tuberであるいぐっちゃんもメインで着用するブランド。
「雪でも雨でも吹雪でも晴れでもあたたかくても…」をコンセプトに、軽量で動きやすいウェアを制作しています。
特質すべきは、パウダー・パークでハイクアップがしやすいように設計されていることです。
調整幅の広いサスペンダーや裾を踏まないようにストラップが付いているのも、歩きやすさを第一に考えたからこそ。
とにかく軽くて引っ張られる感じがないので、長時間歩いてもストレスを感じにくい。
流行り廃りの無い普遍的なデザインなので、長く着れるビブパンツです。
エアブラスター

人気You Tubeチャンネル「WOW」のドギーこと、笠原啓二郎プロも着用するブランド。
エアブラスターのビブはとにかくおしゃれ!
おおよそスノボウェアには無いカンガルーポケットやクラシックボタンを付けるなど遊び心満載です。
カラーも豊富なので、いつでもビブパン一枚で滑りたくなる。
型落ちなら1万円台〜、お手軽に購入できるのもメリットです。
クイックシルバー&ロキシー

兄妹ブランド、クイックシルバーとロキシーを紹介します。
高い防水透湿性、アジャスターによる調整機構、ジャケットとの連結ループ、シームレス加工など…
クイックシルバー&ロキシーは基本的な機能を有しながら、2〜3万円で購入できる価格帯が魅力的ですね。
アンファッジやrew、ボルコムは普通に5万円超えてきますから。
コアユーザーならともかく、サンデーボーダーがそこまでの金額を出すのは難しいと思います。
でもクイックシルバーやロキシーなら、高機能なのに手に入りやすい価格。
なにより現役時代、メインウェアの1つとしてクイックシルバーを着用していた私が太鼓判を押します!
ビラボン

→ビラボン
クイックシルバーと双璧を成すサーフブランド、ビラボン。
クイックシルバーとは対照的に、若干ルーズなシルエットで個性的なデザインが光りますね。
肝心の機能性ですが、国内外のレジェンド級ライダーが多数所属しているので、雪山からのフィードバックは完璧。
また、値段も型落ちなら1万円台〜とリーズナブルなので、初めてビブパンツを購入するなんて方にもオススメです!
686

→686
アメリカはロサンゼルス発のブランド686。欧米では超メジャーブランドで人気も高いですね。
バックカントリーを主戦場とするライダーからストリートメインのライダーまで幅広くサポートしているので、高機能なモデルやカジュアルテイストまで多数ラインナップしています。
シルエットからポケット、ジッパーの位置までライダーのフィードバックを元に作られているので、とにかく使いやすい!
サイズはどちらかといえばアメリカンなゆったりサイズ。
とにかく動きやすいので、特にパーク・グラトリをメインにするボーダーにおすすめです。
ハイマスマニア(Peace)

スノーボードウェアに価格破壊をもたらしたブランドとして大人気のハイマスマニア!
なんと言っても6,000円台から購入できる価格帯は脅威です。
さらに時期によってはセールもやってますからね。
もちろんフロントポケットやサイドジッパーなど基本的な機能は有しています。
この価格帯なら春スノボ用のサブに1枚なんてこともできますね。
→スノボウェア激安ブランドって機能はどうなの?ハイマスマニア買ってみた!
ネームレスエイジ(OCスタイル)

ハイマスマニアと並び、最近大注目の激安ウェアブランドがネームレスエイジ。
高品質なビブパンツが9,000円〜購入できます。
たしかにハイマスマニアと比べれば若干高いものの、耐水圧15,000mm透湿3,000gと前項で紹介した有名ブランドと比べても遜色ありません。
防水透湿性やウエストベルト、すそのアジャスターなど、機能性に関してもハイマスマニアより高いです。
カラー、サイズも豊富なので、あなたにピッタリの1枚がみつかるはず!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「これからバックカントリーを始めたい!」
「シーズン始めや春スノボ用のサブとして1枚欲しい!」
こんな方はビブパンツを1枚持っていてもいいんじゃないかと思います。
個人的にはバックカントリー用ならハイスペックなモデルを、パーク・グラトリ用なら安価なモデルがおすすめです。
ぜひおすすめブランドも参考に、あなたにぴったりのビブパンツを見つけていただければと思います。
この記事が参考になれば幸いです。
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