【26-27版】元スノボイントラが厳選!カービングガチ勢におすすめのビンディング10選

こんにちは、20年以上スノーボードしている元イントラの、らくスノです。

  • まだ初心者だけど、今シーズンこそカービングが上手くなりたい!
  • プロライダーやインストラクターがカービングで使っているビンディングを知りたい!
  • 自分のレベルなら、どのビンディングを選べばいいの?

カービング用ビンディングといっても種類が多く、「結局、自分にはどれが合っているの?」と迷ってしまいますよね。

ビンディングは決して安い買い物ではありません。せっかく購入したのに自分の滑りやレベルに合っていなければ、イメージしていたカービングができず、貴重な1シーズンを無駄にしてしまうこともあります。

そこで今回は、私自身のインストラクターとしての経験に加え、友人のスノーボードショップ店長やプロライダーの意見も参考にしながら、おすすめのカービング用ビンディングを厳選しました。

初心者でも扱いやすいモデルから、キレのあるターンを目指す中・上級者向けモデルまで幅広く紹介します。

この記事を最後まで読めば、自分のレベルや滑り方にぴったりのカービング用ビンディングが見つかるはずです!

元イントラでスノーボード専門ライター。数々の有名ライダーと取材経験あり。元々スロープスタイルの選手でしたが、 引退後はカービングやバックカントリーを中心にスノーボードを楽しんでいます。

カービング用ビンディング選びのコツ

カービング用ビンディングというと、真っ先にハードフレックスを選ぶ方も多いと思います。

たしかに硬いビンディングはレスポンスが良く、カービングとの相性も抜群です。

ただし、「カービング=とにかく硬いビンディング」という考え方は間違いなんですよね。

実は、カービング用ビンディングはスタンスに合わせてフレックスを選ぶことが重要です。

基本的には、ダックスタンスなら柔らかめ、前振りのセッティングなら硬めを選ぶのがセオリー。

なぜなら、スタンスによってエッジへの力の伝わり方が変わるからです。

いくら評判の良いカービング用ビンディングでも、自分のスタンスに合っていなければ、思ったような操作感は得られません。

カービング用ビンディングの詳しい選び方については、以下の記事で解説していますので、気になる方はあわせて参照ください。

トリックなら柔らかめ、カービングは硬めはウソ!正しいスノーボードバインディングの選び方

カービング初級者におすすめのビンディング

ここからは、カービング初級者の方におすすめのビンディングをご紹介します。

この項でピックアップするのは、反応の良さと乗りやすさを両立した、バランスの良いモデルばかりです。

私の経験上、カービングを始めたばかりの段階で、いきなりガチガチのハードフレックスを選ぶのはおすすめしません。

ビンディングが硬すぎると遊びが少なく、ちょっとした体の動きにも敏感に反応してしまうため、かえって板を扱いづらく感じることがあります。

せっかくカービングを始めたのに、乗りづらさが原因でつまらなくなってしまってはもったいないですよね。

まずは適度に遊びがありながら、しっかりエッジへ力を伝えられるモデルを選んでみてください。

最初は扱いやすいビンディングで、カービングの楽しさを知ることから始めてみましょう!

フラックス CX

最初に紹介するのは、FLUXのCXです。

全日本スノーボード技術選手権大会で5度の優勝経験を持つ人気ライダー、平間和徳プロ(通称ラマさん)が開発に携わったビンディングとしても有名ですね。

CX最大の特徴は、ハイバックのウイングと足首の可動域の広さです。

ウイングがあることで、ヒール・トゥ方向はもちろん、ノーズ・テール方向への動きに対してもクイックに反応してくれます。

実はカービングって、ヒール&トゥへの荷重だけでなく、ノーズ&テールへの荷重も重要なんですよ。

足元をガチガチに固めてしまうと、コンディションの良い圧雪バーンでは調子が良くても、荒れたバーンではフレキシブルに対応しづらくなります。

その点、CXはウイングがライダーの動きをサポートしてくれるので、カービング初心者でも扱いやすいです。

さらに、ハイバック内側が大胆に削られているため、横方向への可動域が広いのも大きな特徴。

カービングだけに特化するのではなく、ゲレンデ全体を使ってさまざまなターンを楽しみたい方におすすめのビンディングです。

サロモン ハイランダー

サロモンのビンディングといえば、なんと言っても独自構造の「SHADOW FIT(シャドウフィット)」でしょう。

最大の特徴は、柔軟性のあるヒールカップを採用することで、足首を包み込むような自然なフィット感を実現していることです。

さらに足首の可動域も広いため、荒れたバーンや不整地でも柔軟に動きやすく、コンディションを問わず踏みやすいビンディングに仕上がっています。

「でも、ヒールカップが柔らかいと反応も遅くなるんじゃないの?」

そう思う方もいるでしょう。

でも、ご安心ください。

ストラップを支えるアームとヒールカップに配置されたケブラーワイヤーが、レスポンスをしっかり確保。

柔軟性がありながら、ヒール・トゥへの荷重にはクイックに反応してくれます。

つまり、足首は動かしやすいのに、エッジへの力はしっかり伝わるということ。

このシャドウフィットならではのスムーズな乗り心地は、他社のビンディングではなかなか味わえません。

サロモンのビンディングを使ったことがない方も、ぜひ一度シャドウフィット独特のフィーリングを体感してみてください。

ドレイク スーパースポーツ

ドレイクのスーパースポーツは、カービングはもちろん、ラントリでも遊べる軽量ビンディングです。

最大の特徴は、ふくらはぎ全体をサポートするような大型ハイバックと、存在感のあるワイドなアンクルストラップ。

簡単に言えば、「接触面積を増やして、物理的にレスポンスを高めよう」という発想で設計されています。

多くのビンディングメーカーが、「レスポンスを維持しながら、できるだけスリムにする」という方向で設計しているのに対し、ドレイクは少し違います。

「接触面積を増やせば、そのぶん力もダイレクトに伝わる」という大胆な考え方なんですね。

とはいえ、足元をガチガチに固定してしまうと、左右への動きが制限され、フレキシブルな操作がしづらくなってしまいます。

そこでスーパースポーツは、アシンメトリー形状を採用することで、レスポンスを確保しながら左右方向への動きやすさも両立しています。

さらに面白いのが、アンクルストラップを上下逆に付け替えられる機能です。

ストラップの向きを変えることで、ホールド感や足首の動かしやすさを自分好みに調整できるようになっています。

まさに名前のとおり、スポーツカーのようなレスポンスと操作感を楽しめるビンディングに仕上がっています。

ナウ セレクトプロ

ハイスピードカービングにも対応するプロ仕様モデルが、NOW(ナウ)のSELECT PRO(セレクトプロ)です。

NOW最大の特徴といえば、なんと言っても独自構造の「SKATE TECH(スケートテック)」でしょう。

GIFのように、テコの原理を利用してライダーの力を効率よくエッジへ伝える仕組みになっています。

実際に乗ってみると、誇張抜きで「俺ってこんなに深くカービングできるの!?」と思うくらい滑りが変わります。

さらに、ロー・ハイ2種類のハイバックに加え、硬さの異なる3種類のブッシング(ベースプレート下のクッション)がカスタムパーツとして付属。

パーツを交換することで、生粋のカービングマニアからラントリユーザーまで、幅広い滑りに対応できるのもSELECT PROの魅力です。

たとえば、バーンコンディションの良い午前中はガッツリカービング、雪面が荒れてくる午後は地形で遊ぶなんて使い方もできます。

ハイスピードカービングだけでなく、その日のコンディションに合わせてさまざまなスタイルを楽しみたい方におすすめのビンディングです。

カービング中級者におすすめのビンディング

ここからは、バッジテスト1級を目指すカービング中級者の方におすすめのビンディングをご紹介します。

このレベルになると、すでにカービングの基本動作は身についている方が多いでしょう。

そこからさらにターンの精度を高めるために重要になってくるのが、ボードのトーションを意識した細かな操作です。

ただ硬くてレスポンスが良いだけではなく、ライダーの繊細な動きに対して、ビンディングがどれだけ正確についてきてくれるかも重要になってきます。

これから紹介するのは、最初こそ少しシビアに感じるかもしれませんが、練度が上がるほど自分の手足のように動いてくれるモデルばかりです。

バッジテスト1級はもちろん、その先のカービングを目指すためにも、ワンランク上のビンディングを選んでみてください。

フラックス XF

XFは、ハードフレックスのXVよりも柔軟性が高く、扱いやすいモデルです。

XVは良い意味でも悪い意味でもレスポンスが良すぎるので、カービング中級者だとシビアに感じることがあるんですよね。

また、上級者でも「多少遊びがあったほうが動きやすい」という理由から、あえてXFを選んでいる方も多いです。

そして、24-25シーズンからはフルモデルチェンジ。

調整用のビス穴が増えたほか、フットベッドが湾曲したことで、より自然に踏み込みやすい構造へ進化しました。

さらにブッシングも追加され、ヒールサイドの踏みやすさが向上するとともに、ボードへの負担も軽減されています。

何より、XFは現在私自身がメインで愛用しているビンディングなので、機能性には太鼓判を押します。

カービングを本気で上達したい方はもちろん、ラントリも楽しみたい方にもおすすめできる万能モデルです。

ユニオン ストラータ

ストラータはまさに、カービングボーダーを育ててくれるビンディングと言っても過言ではありません。

カービングで難しいのが、「ボードにしっかり荷重して、板をしならせる」という動作なんですよね。

その点、ストラータはユニオン独自のミニディスクを採用しています。

通常のディスクよりボードとの接触面積が小さいため、板本来のフレックスを邪魔しづらく、少ない力でもボードをしならせやすいのが特徴です。

低速でも板がしなる感覚をつかみやすいので、「自分でボードを踏んで曲げる」というカービングの基本を覚えるのにも最適

板がしなる感覚をつかめるようになると、カービングが一気に楽しくなりますよ。

さらに、大きく肉抜きされたアンクルストラップによって足首を内側へ動かしやすく、滑走姿勢も作りやすいです。

適度な自由度を残しながら、必要なところではしっかり反応してくれるので、ボードとビンディングの一体感を楽しめるモデルに仕上がっています。

これからカービングの精度を高めたい中級者はもちろん、板をしならせる感覚を身につけたい方にもおすすめのビンディングです。

バートン ジェネシス

プロライダーからトップアマまで、幅広い層から高い評価を得ているビンディングがBURTONのジェネシスです。

最大の特徴は、抜群のフィット感と繊細なコントロール性能でしょう。

まず、パッと見て目に入るのが二重構造になったハイバックですよね。

「キックバックハンモック」と呼ばれるハイバックは、ブーツを包み込むようにフィットして、ライダーの細かな動きにも柔軟に追従してくれます。

強い荷重にはしっかり反応しつつ、弱い力にもフレキシブルに対応してくれるので、繊細なエッジコントロールがしやすいのもジェネシスの魅力です。

フィット感という意味では、アンクル&トゥストラップのホールド力も秀逸。

アンクルのハンモックストラップは、強い荷重に対してクイックに反応してくれます。

それでいて、前後左右への可動域が広いため、荒れたバーンや地形変化にも柔軟に対応できます。

さらに、ブーツを包み込むような形状のトゥストラップが、ブーツの位置をしっかりキープしながら高いグリップ力を発揮

実際にジェネシスに乗ってみると、特にヒールサイドの踏みやすさを感じますね。

荒れたバーンでバランスを崩したときのリカバリーもしやすく、カービングの精度をワンランク上げたい方におすすめできる、信頼性の高いビンディングです。

カービング上級者におすすめのビンディング

ここからは、カービング上級者の方におすすめのビンディングをご紹介します。

とはいえ、カービング上級者の方に私がとやかく言うことはありません(笑)

そこで今回は、私の知り合いのプロライダーやインストラクターが実際によく使っているモデルを中心にピックアップしてみました。

どれもレスポンスや操作性に優れたハイエンドモデルばかり。

大会で入賞するようなトッププロも愛用しているビンディングなので、性能に関しては間違いありません。

これからさらにカービングを極めたい方はもちろん、インストラクターやライダー、大会出場を目指している方も、ぜひチェックしてみてください。

フラックス XV

FLUXの最上位モデル、XVをご紹介します。

なんといっても最大の特徴は、カーボンをブレンドしたハイバック&ベースプレートでしょう。

ベースとなる構造自体はXFと共通していますが、カーボン素材を使用することで、軽量化と圧倒的なレスポンスの高さを両立しています。

実際に持ち比べてみると、計量するまでもなく違いが分かるほど軽いです。

当然ながら、ビンディングが軽くなればボードの取り回しも良くなり、ライダーの動きに対する反応もよりクイックになります。

さらに、「W-Props」と呼ばれるハイバックの2本のロッドが、クイックなレスポンスを確保

ヒール&トゥへの荷重はもちろん、ボードの特性や雪面状況に合わせて、前足荷重・後ろ足荷重を細かく使い分けるカービングにも対応できます。

ただ硬いだけではなく、ライダーの細かな入力までしっかりボードへ伝えてくれるので、技術があるほど性能を引き出せる上級者向けビンディングといえるでしょう。

カービングをとことん極めたい方には、ぜひ一度使ってほしい逸品です。

ユニオン アトラスプロ

ユニオンが日本のカービングシーンを牽引するトッププロと共同開発したモデル、ATLAS PRO(アトラスプロ)をご紹介します。

アトラスプロ最大の特徴は、とにかくベースの安定感が抜群なことです。

ベースは7層構造になっており、それぞれのパーツがライダーの動きに対して効率よく反応。パワーロスを抑えながら、スムーズにボードへ荷重できるよう設計されています。

しかも、ベース部分にまでカーボンを採用するという徹底ぶり。

また、ユニオンといえばミニディスクが有名ですが、アトラスプロではあえてレギュラーディスクを採用することで、足元の安定感とレスポンスを高めています。

さらに24-25シーズンからは、アンクルストラップも大幅にアップデート。

二層構造のアンクルストラップによって、高いホールド感と繊細なコントロール性能を両立しています。

さらに内側と外側でスリットの数を変えることで、膝を内側へ入れる動きを邪魔しにくく、カービング中の姿勢も作りやすいです。

個人的には、ホールド感を重視するならFLUX、可動域を活かしてスタイルを作りやすいのがUNIONとイメージすると、違いが分かりやすいと思います。

高速域での安定感を求めつつ、自分らしいカービングスタイルも追求したい上級者におすすめのビンディングです。

SPバインディング エスラブワン

SP BINDINGSのハイスペックモデル、sLAB.ONE(エスラブワン)は個人的にも激推しのビンディングです!

エスラブワン最大の特徴は、一般的なビンディングにあるヒールカップが存在しないこと。

SPはリアエントリー構造なので、そもそも一般的なヒールカップを必要としません。

その結果、ヒール側のパーツが雪面にドラグしづらい形状になっているんです。

私の友人なんて、通常のカービングどころか「ヒールビッテリーでも雪面に接触しない」と豪語していました(笑)

とはいえ、ヒールカップがないとなると、気になるのがレスポンスですよね。

そこでエスラブワンは、ベースにアルミニウムを採用することで高い剛性とレスポンスを確保しています。

当然ながら金属製なので、クイックなレスポンス、ハイスピードでの安定感、ハードバーンに負けない剛性など、カービングに求められる性能を高いレベルで備えています。

カービング用ビンディングというとFLUXやUNIONに目が行きがちですが、実はSPもライダーから高く評価されているブランドなんですよ。

リアエントリーならではの素早い着脱もできて、カービング性能も抜群。

「絶対に損はしない」と言いたくなるくらい、個人的におすすめしたいカービングマシンです!

リアエントリーバインのメリット・デメリットとおすすめモデル

スノーボードバインディングといえば、リアエントリーがありますよね。

ずばり、リアエントリーがおすすめのボーダーは以下のとおりです。

  • ヒトリスト
  • オフトレ施設、室内ゲレンデによく行く方
  • オープン直後のスキー場で滑る方
  • ストラップタイプだと足が痛くなる方
  • カービング・ラントリメインで滑る方

リアエントリーのメリット・デメリットは以下の記事で解説してますので、当てはまった方は参考にしてみてください。

リアエントリーバインディングのメリット・デメリットとおすすめモデル

まとめ

どうしてもモデル数が多いFLUXやUNIONが中心になってしまいますが、実はSP BINDINGSやDRAKEにも素晴らしいカービング向けビンディングがあるんですよね。

個人的には、総合力の高さで選ぶならFLUXやUNION、自分の理想とするライディングをさらに追求したいなら、他ブランドまで選択肢を広げるのがおすすめです。

レスポンスやホールド感、足首の可動域、ボードのしならせやすさなど、ブランドによって乗り味は大きく異なります。

だからこそ、単純に人気や知名度だけで選ぶのではなく、自分のスタンスや滑り方、目指しているカービングに合ったビンディングを選ぶことが大切です。

ビンディングひとつで、いつものボードが驚くほど乗りやすくなることもあります。

ぜひ今シーズンは、「これだ!」と思える運命のビンディングと出会ってください!

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ABOUT US
らくスノさん
スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。