元イントラが教える!スノボ初心者がたった1時間で滑れるようになるコツ

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こんにちは、20年以上スノーボードやっている元イントラの、らくスノです。

初めてスノボに行く方は「運動神経悪いし、滑れなかったらどうしよう?」なんて不安がありますよね。

たしかに丸一日スキー場にいて滑ることができなかったら、ただ寒い思いをしただけになってしまいます…

でも安心してください!

今回の記事では、誰でも1時間でスノーボードが滑れるようになるコツについてお話したいと思います。

この記事を最後まで読めば、1日で連続ターンもばっちり、きっと楽しいスノボ旅行になるはずです!

スノーボード初心者に必要な道具→忘れ物チェックリストが便利

スキー・スノーボード持ち物一覧

まずはスノーボードを始めるにあたって、必要な道具を揃えないといけないですよね。

基本的には滑走用具・ウェアはレンタル、インナーは家にあるもので構いません。ただし、最近は感染症対策でゴーグルやグローブレンタルを中止しているショップが多いです。

激安商品で構いませんので、あらかじめインターネットで購入しておきましょう。ゴーグルは2,000円、防寒グローブは700円程度で購入できます。

また、レンタルのときは身分証が必要になる場合もあるので、忘れずに持参しましょう。

以下の記事で、スノーボードの持ち物の詳細や忘れ物チェックリストの作り方について解説してます。気になる方は、合わせて参照ください。

スキースノボの持ち物→スマホにコピペできるチェックリスト作ったよ

これだけ覚えていれば大丈夫!3つのゲレンデマナーを知っておこう

3つのゲレンデマナー

ゲレンデには少なからずマナーがあります。だからマナーを知らないと、恥をかくどころか他の滑走者を怪我させてしまうことも…

でも、ご安心ください。最低限以下の3つのマナーさえ守れば、少なくても白い目で見られることはありません。なんとなくでいいので、覚えておいてくださいね。

■前方を滑っている人が優先

基本的に前方を滑っている方が優先になります。だから、前方が詰まっている時は、間隔を開けて滑べるようにしましょう。

■リフト降車口付近で座らない

リフト降車口付近で座っていると他の滑走者と接触する危険があります。なるべく降車口から離れた場所でビンディングを装着しましょう。

■コースの真ん中で座らない

長いコースだと途中で休憩するのは仕方がないと思いますが、コース中央で座っていると他の滑走者と接触する可能性があります。必ずコースの隅に寄って休憩しましょう。

1時間でスノーボードが滑れるようになる6ステップ

GIF】コツさえ知っていれば、誰でも1時間でこのくらい滑れるようになる
【GIF】コツさえ知っていれば、誰でも1時間で連続ターンをマスターできる!

たった1時間練習しただけで、ほとんどの方は上のGIFのように滑れます。

自転車と一緒で、運動神経なんてまったく関係ありません。

■1時間で滑れるようになる7ステップ

  1. 滑る前に利き足を決めておく(0分)
  2. 基本姿勢を覚える(5分)
  3. 安全な転び方を覚える(10分)
  4. 曲がり方を覚える(20分)
  5. リフトの降り方を覚える(5分)
  6. 横滑りを覚える(10分)
  7. 大回りで滑る(10分)

私はイントラ時代に老若男女たくさんの方を教えましたが、お金をいただいている以上、レッスン時間内に滑れるようにしないといけません。

そこで編み出したのが上記のメソッドというわけです。

スノボを練習する前に利き足を決めておこう!

スノーボードはボールを蹴りやすい方が利き足(後ろ足)

スノボを練習する前に、まずは利き足を決めておきましょう。

結論からいえば、スノーボードはボールを蹴りやすい方が利き足(後ろ足)になります。

「ケンケンしやすい方の足」「背中を押してもらって踏み出した方の足」等、他にも利き足の決め方はありますが、結局最後は滑ってみないと分からないんですよね。

  • レギュラースタンス(右が利き足)…進行方向に対して左足前
  • グーフィースタンス(左が利き足)…進行方向に対して右足前

いずれにしろ、なんとなくでOK!

もし違和感があっても、レンタルボードならすぐ交換できますからね。

スノボの利き足を判断する方法→ボールを蹴りやすい方が利き足(後ろ足)

基本姿勢はひざを曲げるだけ!

スノーボードの基本姿勢はひざを曲げること。ひざを曲げ重心が低くなることで姿勢が安定、さらにひざ関節がサスペンションのように衝撃を吸収して転倒しづらくなります。

滑り出す前に、まずは基本姿勢を覚えましょう。

とはいえ、いきなりいろいろなことを教えても覚えきれないと思うので、まずは「滑走中はひざを曲げる」ということだけ徹底してください。

たとえば揺れる電車内では、棒立ちよりひざを曲げたほうが倒れにくくなります。

なぜなら重心が低くなることで姿勢が安定、さらにひざ関節がサスペンションのように衝撃を吸収してくれるからです。

スノーボードも一緒。ひざを曲げると姿勢が安定し、逆エッジ(雪につまずくこと)の防止にもなります。

ひざを曲げるだけで、転倒する回数が劇的に減りますよ!

超簡単にできるよ!スノーボードで逆エッジを防ぐ方法はひざを曲げるだけだった!

しゃがむだけで安全に転べる

転ぶ時はしゃがむとだけ覚える。直立姿勢よりもしゃがんだほうが、転倒時に受ける衝撃が減少します。

安全を確保するうえでも、正しい転び方を覚えることが重要です。

とはいえ、「あごを引いて頭を保護し、垂直に手を付くことなく…」なんて言っても覚えられませんよね。

頭では理解したつもりでも、滑走中はそれどころではなくなります。

だから「転ぶときはしゃがむ!」とだけ覚えてください。

【GIF】直立したまま転倒すると危険!
【GIF】直立したまま転倒すると危険!

上記のGIFのように直立したまま転倒した場合、雪面までの距離が遠いため衝撃が増します。

【GIF】転倒する前にしゃがむと安全!
【GIF】転倒する前にしゃがむと安全!

反対に「やばいコケる!」と思ったら、早めにしゃがんでお尻または手を付くと衝撃が緩和されますよ。

うつぶせになると立ち上がりやすい

【GIF】うつ伏せになると立ち上がりやすい
【GIF】うつ伏せになると立ち上がりやすい

ちなみに滑っていると「コケたあと、なかなか立てない…」なんてことがよくあります。

そんなときは、うつぶせになってから立ち上がりましょう。

簡単に起き上がることができます。

元スノボイントラが教える!安全な転び方と立てない時の対処法

曲がるときは顔と手を進行方向に向ける

【GIF】進行方向に顔と手を向ければ自然に曲がる!
【GIF】ひざを落した状態で進行方向に手と顔を向けると、自然に曲がる

基本姿勢と転び方を理解したら、実際に板を履いてスノーボードの曲がり方を覚えます。

もちろんいきなりリフトに乗るのではなく、まずは緩斜面をハイクアップ(歩いて斜面を登る)で練習です。

曲がり方も、いたってシンプル。

手と顔(視線)をターンしたいほうに向ける、たったこれだけでOK!

しっかりひざを曲げていれば、自然に行きたい方向へ進みます。

実際は視線を進行方向へ向けることによってボードに荷重され曲がるのですが、そんなことはまったく覚える必要はありません(笑)

止まり方を覚える必要はない

止まるのも曲がり方の延長なので、わざわざ別々に覚える必要はありません。

「止まり方を覚えなくていいのですか?」なんて疑問があるかもしれません。

しかし、結局止まるのも曲がり方の延長なので、わざわざ別々に覚える必要はありません。

曲がり方のコツさえつかめば、自然に止まり方もマスターしてます。

曲がり方をマスターすれば、自然に止まり方も覚えます。

スケーティングはつま先側・かかと側どちらで蹴り進んでもOK!

スノーボードを装着した状態で移動する時は、つま先側・かかと側どちらで蹴り進んでもOK

ボードを装着したまま移動することをスケーティングと言います。

基本的にはつま先側・かかと側どちらで蹴り進んでもOKです。おそらく一番最初はつま先側のほうが移動しやすいと思います。

ただし、体重をボードに乗せやすいので、かかと側で蹴り進んだほうがよりスムーズに移動できます。

もし余裕があったら、かかと側で進む練習も挑戦してみましょう。

スノボ片足の歩き方→スケーティングはかかと側で蹴り進んだほうがスムーズだよ

リフトの降り方はソファーから立ち上がるのと一緒

リフトの降り方のコツは、ソファーやベンチから立ち上がる要領で、板を進行方向へ向けてすっと立ち上がればいいだけ

さて曲がり方を覚えたら、いよいよリフトに乗車します。

とはいえ「乗車はともかく降車が恐い」なんて方も多いのではないでしょうか。

実はリフトの降り方って、ソファーやベンチから立ち上がる要領で、板を進行方向へ向けてすっと立ち上がればいいだけなんです。

【GIF】コツさえ知っていれば、初リフトでもコケずに降車できる
【GIF】コツさえ知っていれば、初リフトでもコケずに降車できる

ほら、GIFを見れば分かるとおり、初めてのリフトでも板を進行方向へ向けてスッと立ち上がるだけで、コケずに降車することができます。

片足でボードをコントロールするのは上級者でも難しい

そもそも片足でボードをコントロールするのは上級者でも困難。

だからリフトから降りる前に、板を進行方向へ向けておく必要があるんですね。

もし隣の人とぶつかりそうになったら「ごめんなさい!ぶつかるかも〜」と声をかけ警告してください。

そして相手の背中などに手を添えるようにします。

くれぐれも相手につかまったり押したりしてはダメですよ。

スノーボードリフト降り方のコツはソファーから立ち上がるのと一緒だよ!

横滑り(サイドスリップ)をやってみよう!

【GIF】サイドスリップ(横滑り)の練習をしてみよう!
【GIF】サイドスリップ(横滑り)の練習をしてみよう!

さてリフトを降りたら、いよいよターンの練習です。

しかし、いくら初心者コースとは言え、いきなり滑るのは怖いですよね。

そんなときは、横滑り(サイドスリップ)で緩斜面まで移動します。

サイドスリップとは、斜面に対して板を真横にして滑ること。スピードコントロールも容易で、エッジを使う練習にもなる。

サイドスリップとは、斜面に対して板を真横にして滑ること。

超簡単なうえ、エッジを使う練習にもなるので一石二鳥。

正面のサイドスリップに慣れたら、反対側にも挑戦してみよう

慣れてきたら逆向きでも練習してみてください。

この時も常にひざは曲げたままですよ。

いきなり上級者コースはNG

ときどき「いきなり上級者コースへ行って気合で滑る!」なんて都市伝説を耳にしますが、まったくのデタラメです。

必ず初心者コースで練習してくださいね。

連続ターンのコツは大回り

大回りターンを意識すると、板をまっすぐにして加速しても、横に滑っている間に減速します。速度に慣れることが上達への近道。

さて、ある程度緩い斜面まで降りたら、いよいよターンの練習です。

ターンのコツは、ずばり大回りで滑ること!

上級者の滑走ラインはひたすら加速していくだけなので、コントロールが難しい

普通スノボのターンというと、だいたい写真のような滑走ライン(進行ルートのこと)をイメージすると思います。

実際、中・上級者はこの滑走ラインで滑ります。

しかし、このラインだとひたすら加速していくのでコントロールがめちゃくちゃ難しんですよ。

大回りに滑ると、板を真っ直ぐにして加速しても、横に滑っている間に減速します。つまりスピードがコントロールしやすくなる。

反対に大回りに滑ると、板を真っ直ぐにして加速しても、横に滑っている間に減速します。

速度をコントロールできるようになると、恐怖心が減りどんどん上達していきます。

元イントラが教える!スノボ初心者が10分で連続ターンできるようになるコツ

木の葉落し(滑り)は練習しないでOK!

「初心者は木の葉落し(滑り)」なんて聞いたことがあると思います。しかし、木の葉落しを練習する必要はありません。

なぜなら、本来スノーボードはあのような滑り方をしないからです。

横滑りで基本的なスノーボードの動作は練習できるので、あえて木の葉落しをする必要はありません。

なるべくバランスを崩してもコケずに我慢する!

バランスを崩しても、なるべくコケずに我慢しよう。

6つのステップを順番に練習すれば、誰でも1時間でターンすることができます。

さらに余裕があれば、あと1点だけ意識してみてください。

それは、バランスを崩してもなるべくコケずに我慢すること。

これだけで、上達の速度が一気に上がりますよ。

業界のプロたちに聞いた!初心者におすすめのスノボウェア40選

ショップ店長、ライダー、イントラ等…業界のプロたちの評判や展示会で触れた100ブランドの中からランキング化。もっともおすすめのウェアをまとめました。

総合ランキング、クオリティー、デザイン、コスパの各カテゴリーでTOP3をまとめています。

激安ウェアだけで10ブランドを特集してます。

最新のトレンドやジャンル別でスノーウェアを検討したい方は、以下の記事を参照ください。

元イントラがおすすめ!おしゃれなスノボウェアブランド40選

元イントラが厳選!スノボ初心者におすすめの板92選

以下の記事では、初心者の方におすすめの板はもちろん、ジャンル別に人気のスノーボード板をまとめています。

ボードを探している方は、ぜひ以下の記事もチェックしてみてください。

元イントラが厳選!ジャンル別おすすめのスノーボード板92選!

まとめ

■最速でスノーボードを滑るための7ステップ

  1. 滑る前に利き足を決めておく(0分)
  2. 基本姿勢を覚える(5分)
  3. 安全な転び方を覚える(10分)
  4. 曲がり方を覚える(20分)
  5. リフトの降り方を覚える(5分)
  6. 横滑りを覚える(10分)
  7. 大回りで滑る(10分)

特に滑走中は、ひざを曲げて大回りで滑るということだけに集中してください。

私自身たくさんの初心者の方を教えてきましたが、この手順でほぼ全ての人が滑れるようになります。

当記事のコツをスクショしても全然OKです!

ぜひ友達や家族同士で、滑るコツをチェックしながら滑ってみてください。

2 件のコメント

    • コメントいただきありがとうございます!この記事を読んで滑れるようになっていただければ幸いです。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。