こんにちは、20年以上スノーボードしている元イントラの、らくスノです。
「トゥーエッジ(つま先側)に荷重したとき、ブーツのかかと浮きが気になる」なんて方多いのではないでしょうか。
ターンやトリック時にかかとが浮くと、力がうまくボードに伝わりません。
そうなると上達の妨げになるのはもちろん、靴擦れを誘発してしまいます。
今回はかかと浮きの原因と、防止する6つの方法をまとめてみました。
この記事を最後まで読めば、もうブーツのかかと浮きに悩むことはなくなりますよ!
目次
スノーボードブーツのかかと浮きの原因は4つ
スノーボードブーツのかかとが浮く原因は以下のとおりです。
- ブーツのサイズ・フィット感が合ってない
- 下位モデル・激安ブーツを履いている
- ブーツのへたり
- ひもの締め方が弱い
ブーツのサイズ・フィット感が合ってない
ブーツのサイズ・フィット感が合ってないと、かかと浮きの原因になります。
よくフィッティングせずに購入するとこういった問題が起こりますね。
下位モデル・激安ブーツを履いている
下位モデルや激安ブーツは柔らかく遊びが多いので、かかと浮きが発生しやすくなります。
またハイエンドモデルに比べ、締め分けができないのもかかと浮きの原因です。
ブーツのへたり
ハイエンドブーツでも、経年により締めつけが弱くなります。
ひもの締め方が弱い
特に女性の方は、ひもが強く締められずかかと浮きの原因になります。
6つの方法でスノボブーツのかかと浮きを防ぐことができる
スノーボードブーツのかかと浮きを防止する方法は以下のとおりです。
- 専用のインソールを使用する
- ブーツパットを使用する
- パワーライドを使用する
- フィッティングしなおす
- BOAブーツを購入する
- ヒモの締め分けができる上位モデルを購入する
順番に説明していきます。
専用メーカーのインソールを使用する
一番手っ取り早い方法が、インソール(中敷)を変えることです。
要は分厚いインソールでかかとの隙間を埋めてしまおうという作戦。
そもそもブーツ購入時に付いているインソールは、ペラペラであまり良いものとは言えません。
中上級者なら、ほとんどのボーダーが別売りのインソールを使ってます。
多少のフィッティングの違いによるかかと浮きなら、インソールで十分対応できますよ。
私のおすすめはオーダーのインソール…と言いたいところですが、普通に2万くらいします。
そこまで出せないという方は、スーパーフィートかシダスというインソールがおすすめ!
→スノボが上達したいなら必須!スポーツ用インソールを使用すべき6つの理由
ブーツパットを使用する
インナーブーツにかかと浮き防止用のパットを貼ります。
1,600円前後と値段もリーズナブルなうえに、装着も簡単。
今使っているブーツでなんとかしたい方は、かかと浮きパットとインソールの合わせ技が最強だと思います。
楽天・アマゾンの評価も高いので、ぜひ試してみてください!
バートンではJbarというかかと浮き防止用のグッズを販売しています。
こちらは2,000円前後で、特にバートンブーツとの相性が良いです。
パワーライドを使用する
ある程度滑れる方なら、パワーライドもおすすめです。(楽天・アマゾンで8,000円くらい)
パワーライドは足の甲に着けるサポーターで、ブーツの締め付けが格段にUPします。
ただし、基本的にはテクニカル・カービング思考の方が使用するアイテムです。
ブーツに遊びがなくなるので、グラトリ・パーク中心のボーダーや初心者・初級者の方にはおすすめできません。
ブーツをフィッティングしなおす
根本的に解決するなら、やはりブーツを買い換えるしかありません。
フィッティングが合っているか不安な場合は、購入するかどうか別にしてショップで試し履きすることをおすすめします。
もし今お持ちのブーツよりかかとが浮かないモデルが見つかれば、購入を検討しても良いかと思います。
またブーツがヘタっている場合は、残念ながら買い換えるしか方法はありません。
使用頻度やブランドにもよりますが、おおむね購入から5年が買い替えの目安ですね。
特に中古やもらい物は経年劣化している場合もあるので、怪我を防止する観点からも、新しく購入することをおすすめします。
→元イントラが教える!正しいスノーボードブーツの試着方法と選び方
BOAブーツに買い替える
特にシューレス(ひも)タイプを使用している方は、強く締められるBOAブーツに買い替えることでかかと浮きが解決することがあります。
BOAブーツはダイヤルを回すだけで強く締め上げることができるので、特に女性におすすめしたいブーツです。
ヒモの締め分けができる上位モデルを購入する
スノーボードブーツの上位モデルは、すねや足首など部位で締め分けることができます。
だから、これを機会に上位モデルに買い換えるのもアリだと思います。
下位モデルから上位モデルに買い換えると、フィット感の違いにびっくりしますよ!
→もう迷わない、初めてバインディングとブーツ購入!自分のベストが見つかるたった3つの基準
つま先浮きを防ぐ3つの方法
つま先浮きに関しても、基本的にはフィッティングの問題です。
以下、つま先浮きを防ぐ方法についてお話します。
食器用スポンジをつま先に詰める
食器用スポンジを適切なサイズにカットしてつま先に詰めるだけ。
スポンジは100円均一でも買えますし、お金をかけずに対処する方法としておすすめです。
トゥーグリッパーを使う
「つま先が余る=つま先にうまく力が入らない」ということだと思います。
そんな方におすすめなのがトゥーグリッパー、つま先に力が入れやすくなるアイテムです。
私も10年くらい愛用してます。
ただし、つま先余りを根本的に解決する手段ではないので、その点は留意してくださいね。
ブーツを買い換える
つま先のあまり具合は、メーカー・モデルによって様々ですからね。
「ジャストサイズなのにつま先だけが余る…」なんてのはよくある話。
私自身買い換えるときは、神田のスポーツ用品店街を巡って、売っているブーツを片っ端から試着します。
色々なブランド・モデルを試着すれば、必ずあなたにピッタリのブーツがありますよ!
試着効率を求めるなら、スノボフェアなどに行ってみるのもいいですね。
→スノーボード天国と冬スポの違いは?どちらのほうが安い?現地に行って比較してみた
劇的に滑りが変わる!おすすめのブーツブランド・モデル
自分の足に合っていないブーツを履いていると、いつまで経っても上達は望めません。
下の記事では私のイントラとしての経験はもちろん、友人のショップ店長やプロライダーの意見を総合しておすすめブランド・モデルをピックアップしてみました。
この記事を読めば、きっと運命のブーツに出会えるはずです!
→今シーズンのおすすめは?人気スノーボードブーツ15ブランド大集合
→本気で上達したいならこれ!スノボ歴22年のベテランがおすすめするグラトリ用ブーツ10選
まとめ
最後に今回の記事をまとめてみたいと思います。
■かかと浮きを防止する6つの方法
- 専用のインソールを使用する
- ブーツパットを使用する
- パワーライドを使用する
- フィッティングしなおす
- BOAブーツを購入する
- ヒモの締め分けができる上位モデルを購入する
私も現役時代は足元をすべてガチガチに固めていたので、ちょっとでもかかとが浮くと気になるタイプでした(笑)
ブーツが合っていないと上達にも影響してくるので、かかと浮きには注意したいですね。
ただし、いくら気になるからと言って、あまりガチガチに固めてしまうと足を痛めてしまいます。
少しかかとが浮くくらいは許容範囲です。
もしも不安なら専門店の店員さんに相談することをおすすめします。
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