スノーボードブーツかかと浮きの原因と防止する5つの方法

こんにちは、20年以上スノーボードしている、らくスノです。

「トゥーエッジ(つま先側)に荷重したとき、ブーツのかかと浮きが気になる」なんて方多いのではないでしょうか。

ターンやトリック時にかかとが浮くと、力がうまくボードに伝わりません。

そうなると上達の妨げになるのはもちろん、靴擦れを誘発してしまいます。

今回はかかと浮きの原因と、防止する5つの方法をまとめてみました。

この記事を最後まで読めば、もうブーツのかかと浮きに悩むことはなくなりますよ!

スノーボードブーツのかかと浮きの原因は3つ

そもそもかかとが浮く原因とは、どんなことが考えられるのでしょうか?

ブーツのサイズ・フィット感が合ってない

ブーツのサイズ・フィット感が合ってないと、かかと浮きの原因になります。

よくフィッティングせずに購入するとこういった問題が起こりますね。

入門モデル・下位モデルのブーツを履いている

入門モデルや下位モデルはブーツが柔らかく遊びが多いので、かかと浮きが発生しやすくなります。

なぜ入門・初心者モデルが柔らかく遊びが多いかというと、力の抜きどころがわからない初心者の方がしっかりフィットしたブーツを履くと足を痛めるからです。

すね・足首など部位ごとにヒモの締め分けができないのも、入門・下位モデルの特徴です。

ブーツのへたり

上級者用のブーツでも、経年劣化すると締めつけが弱くなります。

5つの方法でかかと浮きを防ぐことができる

では、スノーボードブーツのかかと浮きを防止するには、どうすれば良いのでしょうか?

  1. 専用のインソールを使用する
  2. ブーツパットを使用する
  3. パワーライドを使用する
  4. ブーツを買い換える
  5. ヒモの締め分けができる上位モデルを購入する

順番に説明していきます。

専用メーカーのインソールを使用する

一番手っ取り早い方法が、インソール(中敷)を変えることです。

要は分厚いインソールでかかとの隙間を埋めてしまおうという作戦。

そもそもブーツ購入時に付いているインソールは、ペラペラであまり良いものとは言えません。

中上級者なら、ほとんどのボーダーが別売りのインソールを使ってます。

多少のフィッティングの違いによるかかと浮きなら、インソールで十分対応できますよ。

私のおすすめはオーダーのインソール…と言いたいところですが、普通に2万くらいします。

そこまで出せないという方は、スーパーフィートかシダスというインソールがおすすめ!

スノボが上達したいなら必須!スポーツ用インソールを使用すべき6つの理由

ブーツパットを使用する

インナーブーツにかかと浮き防止用のパットを貼ります。

1,600円前後と値段もリーズナブルなうえに、装着も簡単。

個人的にはかかと浮きパットとインソールの合わせ技が最強だと思います。

楽天・アマゾンの評価も高いので、ぜひ試してみてください!

パワーライドを使用する

ある程度滑れる方なら、パワーライドもおすすめです。(楽天・アマゾンで8,000円くらい)

パワーライドは足の甲に着けるサポーターで、ブーツの締め付けが格段にUPします。

ただし、基本的にはテクニカル・カービング思考の方が使用するアイテムです。

ブーツに遊びがなくなるので、グラトリ・パーク中心のボーダーや初心者・初級者の方にはおすすめできません。

ブーツを買い換える

根本的に解決するなら、やはりブーツを買い換えるしかありません。

フィッティングが合っているか不安な場合は、購入するかどうか別にしてショップで試し履きすることをおすすめします。

もし今お持ちのブーツよりかかとが浮かないモデルが見つかれば、購入を検討しても良いかと思います。

またブーツがヘタっている場合は、残念ながら買い換えるしか方法はありません。

使用頻度やブランドにもよりますが、おおむね購入から5年が買い替えの目安ですね。

特に中古やもらい物は経年劣化している場合もあるので、怪我を防止する観点からも、新しく購入することをおすすめします。

ヒモの締め分けができる上位モデルを購入する

スノーボードブーツの上位モデルは、すねや足首など部位で締め分けることができます。

だから、これを機会に上位モデルに買い換えるのもアリだと思います。

下位モデルから上位モデルに買い換えると、フィット感の違いにびっくりしますよ!

もう迷わない、初めてバインディングとブーツ購入!自分のベストが見つかるたった3つの基準

【追記】つま先浮きを防ぐ3つの方法

先日「つま先が余る…」という相談があったので追記させていただきます。

■食器用スポンジを使う

食器用スポンジを適切なサイズにカットしてつま先に詰めるだけ。

スポンジは100円均一でも買えますし、お金をかけずに対処する方法としておすすめです。

■トゥーグリッパーを使う

「つま先が余る=つま先にうまく力が入らない」ということだと思います。

そんな方におすすめなのがトゥーグリッパー、つま先に力が入れやすくなるアイテムです。

私も10年くらい愛用してます。

ただし、つま先余りを根本的に解決する手段ではないので、その点は留意してくださいね。

■ブーツを買い換える

つま先の余り具合は、メーカー・モデルによって様々ですからね。

「ジャストサイズなのにつま先だけが余る…」なんてのはよくある話。

私自身買い換えるときは、神田のスポーツ用品店街を巡って、売っているブーツを片っ端から試着します。

試着効率を求めるなら、スノボフェアなどに行ってみるのもいいですね。

スノーボード天国と冬スポの違いは?どちらのほうが安い?現地に行って比較してみた

劇的に滑りが変わる!おすすめのブーツブランド・モデル

「今履いているブーツは自分のスタイルに合ってないのではないか?」

そう悩んでいる方も多いと思います。

自分のスタイルに合っていないブーツを履いていると、いつまで経っても上達は望めません。

下の記事では私のイントラとしての経験はもちろん、友人のショップ店長やプロライダーの意見を総合しておすすめブランド・モデルをピックアップしてみました。

この記事を読めば、きっと運命のブーツに出会えるはずです!

今シーズンのおすすめは?人気スノーボードブーツ15ブランド大集合

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まとめ

最後に今回の記事をまとめてみたいと思います。

■かかと浮きを防止する5つの方法

  1. 専用のインソールを使用する
  2. ブーツパットを使用する
  3. パワーライドを使用する
  4. ヒモの締め分けができる上位モデルを購入する
  5. ブーツを買い換える

私も現役時代は足元をすべてガチガチに固めていたので、ちょっとでもかかとが浮くと気になるタイプでした(笑)

ブーツが合っていないと上達にも影響してくるので、かかと浮きには注意したいですね。

ただし、いくら気になるからと言って、あまりガチガチに固めてしまうと足を痛めてしまいます。

少しかかとが浮くくらいは許容範囲です。

もしも不安なら専門店の店員さんに相談することをおすすめします。

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。