こんにちは、20年以上スノーボードやっている元インストラクターの、らくスノです。
- 今年はじめてスノボギア買ったけど、保管方法が分かりません…
- スキー場から帰ってきたら手入れはどうするの?
- ボードの汚れはどうやって落とせばいいの?
中には帰宅後「そのままスノボケースに入れっぱなし…」なんて方も多いのではないでしょうか。
せっかく高いお金を出して買ったのに、保管状態が悪いと来シーズン乗れなくなることも…
とはいえスノーボードに対するモチベーションは人それぞれ。
「面倒なことはやりたくない」という気持ちもよくわかります。
今回は超簡単なスノーボード道具の保管方法についてお話したいと思います。
この記事を最後まで読めば、最低限の作業で正しくスノボギアを保管することができるようになります。
目次
スキー場から帰宅したらやってみよう!超簡単なスノボ道具の手入れ方法
最初に言っておきますが、ギアを手入れ・保管するのは20年以上スノーボードやっている私でも面倒です(笑)
とはいえ、しっかりやらないとギアが劣化してしまいます。
そこで今回は、最低限やっておくべきことだけを4ステップに厳選してレクチャーしたいと思います。
- 板からバインディングを外す
- 乾燥させる
- ワックスを塗る
- 直射日光の当たらない屋内に保管
次項から詳しく説明していきます。
ステップ①板からバインディングを外す
まずは、スノーボードの板からバインディングを外します。
なぜなら、付けたままだとサビや板が変形する原因となるからです。
できればスノーボードに行く毎にしたほうがいいですが、面倒ならせめてシーズン終わりだけは外しましょう。
バインディングはベースプレート(足置き)のカバーを外し、ドライバーでネジを回すだけで簡単に外れます。
バインディングの付け外しについては下の記事を参照ください。
→日本一分かりやすい!スノーボードバインディングの付け方、外し方教えます
ステップ②乾燥させる
バインディングを外したら、しっかり乾燥させましょう。
なぜなら、湿ったまま保管するとギアの変形(劣化)やサビ・匂いの原因になるからです。
特にブーツが臭くなったら最悪ですよね。
スノーボードケースは密閉性が高いので、そのまま放置しても乾きません。
必ずバッグからギアを取り出して、屋内の風通しの良い場所で乾燥させてください。
ちなみにドライヤーでは完全に乾かないのでNG。
また天日干しも変色・変形の原因になるので、乾燥させるなら屋内が無難です。
ステップ③ワックスを塗る
ワックスは帰宅後すぐに塗布できると良いですね。
なぜならワックスは滑りをよくする以外に、汚れを落としたりソール(雪と接する面)を保護する役割もあるからです。
ペーストワックスなら塗るだけなので簡単!
値段も1,000円前後で購入できます。
超簡単なワックスの方法については別記事にしてますので、合わせて参照ください。
→アイロン不要!初心者でも簡単に本格的なワックスができる方法
ステップ④直射日光の当たらない屋内に保管
ワックスまで終わったら、直射日光が当たらない屋内に立てた状態で保管してください。
スノーボードギアは温度変化に弱いので、直射日光が当たるベランダや物置などの屋外保管は厳禁!
またスノーボードケースで保管する場合、完全に閉めてしまうと内部が湿ってしまうので、ジッパーを少し開けておきましょう。
乾燥剤を入れておくと、さらに安心ですね。
スノーボードギアの汚れの落とし方
基本的にトップシーズンは汚れることが少ないので、しっかり乾燥させてワックスすればOK。
でも、人口雪や春スノボでは、土・油・木片などで汚れることも多いですよね。
ギアに付いた汚れはシャワーで流し、それでも落ちなければブラシや激落ちくん(メラミンスポンジ)等で磨きます。
またスノボ用クリーナー(リムーバー)を使えば、ボードの奥に浸透してしまった汚れまで落とすことができますよ。
新品スノボギアの手入れ方法
購入したばかりのギアは、チューンナップすることでより性能を発揮します。
とはいえ本格的なチューンナップをショップに依頼すると、1万円前後はかかりますよね。
実はセルフでお金をかけず簡単にできる手入れ方法があります。
- 板をダリングする
- ビンディングを調整する
- ブーツに防水スプレーをする
次項から順番に説明します。
板をダリングする
ダリングとは滑るときに使用しない余分なエッジを削ること。
なぜダリングするかというと他人の板を傷つけたり、雪面のちょっとした凹凸に引っかかり転倒してしまうからなんです。
実は100円均一のヤスリで簡単にできます。
詳しくは下の記事を参照ください。
→板を購入したらやってみよう!100円でできる超簡単ダリングの方法教えます!
ビンディングを調整する
ビンディングは角度以外にも様々なセッティングができます。
たとえば初めて運転する車だったら、バックミラーや背もたれを調整しますよね。
スノーボードのバインディングも同じことが言えます。
セッティングが合っていないと、コントロールしづらかったり上達の妨げになることも…
まだやったことの無い方は、下の記事を参考にセッティングしてみましょう。
→劇的に滑りやすくなる!バインディングのセッティング方法教えます
ブーツは防水スプレーをする
ブーツに防水スプレーを塗布すれば、べちゃ雪でも水が染みにくくなります。
しかも防水スプレーには、
- 汚れがつきにくい
- ブーツの寿命が延びる
- 色あせしにくい
なんて効果もあるんです。
インターネットだと1,000円前後で購入できるので、ぜひ試してみてください。
→ブーツを買ったら防水スプレーしよう!古いブーツの撥水能力がUPする方法も伝授します
まとめ
最後にもう一度おさらいしてみましょう。
■最低限やっておくべき4ステップ
- 板からバインディングを外す
- 乾燥させる
- ワックスを塗る
- 直射日光の当たらない屋内に保管
せっかく買ったスノーボードギアを長く使うためにも、ぜひできる作業から試してみてくださいね!
なお、オフシーズンの保管方法については下記の記事も合わせて参照ください。
→オフシーズンのスノーボード道具正しい保管方法教えます【板、ブーツ、バインディング、ウェアまで】
【関連記事】
→スキー、スノーボードウェアの洗い方は?毎回洗濯しないといけないの?の疑問に答えます
→スキー・スノボウェアには防水スプレーしたほうがいい?効果的に散布する方法は?