こんにちは、20年以上スノーボード滑っている、らくスノです。
皆さん「スノーボード滑っているうちに水がブーツへ染みてきた…」なんて経験はないでしょうか?
もしかすると、スノーボードブーツに防水スプレーしてないからかもしれませんよ。
しっかり防水スプレーを塗布すれば、べちゃ雪でも水が染みにくくなります。
しかも防水スプレーには、
- 汚れがつきにくい
- ブーツの寿命が延びる
- 色あせしにくい
なんて効果もあるんです。
「でも、どうやってやったらいいか分からない…」
安心してください!
この記事を参考に正しく防水スプレーすれば、新品はもちろん、使い古したブーツでも撥水効果がよみがえります。
目次
ブーツを購入したら防水スプレーをしよう!
まずスノーボードブーツを購入したら、使用する前に防水スプレーを塗布しましょう。
なぜならブーツの表面に汚れや傷ができてしまうと、撥水効果が半減してしまうからです。
なんとなく想像できると思いますが、せっかく防水スプレーでコーティングしても汚れの上からでは意味がありません。
だから使用前に防水スプレーを塗布する必要があるというわけですね。
また防水スプレーは汚れを弾く効果もあります。
特に土や油で汚れやすい人口雪や春のシャバ雪で滑る場合は、あらかじめ防水スプレーすることをおすすめします。
→10、11月に早期オープンするスキー場の人工雪を滑る際の注意点とは
使用済みのブーツでも撥水効果はよみがえる
すでに使用済みのブーツでも、撥水効果を高める方法はあります。
いったんブーツの表面に付いた汚れを落とし、再度防水スプレーすることで水濡れに強くなるのです。
詳しい方法は、このあとの項でお話したいと思います。
スノーボードブーツにはフッ素系防水スプレーがおすすめ
防水スプレーには、シリコン系とフッ素系の2種類が存在します。
シリコン系はブーツ全体をコーティングして撥水。フッ素系は生地に細かい粒が付着して水を弾きます。
それぞれのメリット・デメリットは以下のとおりです。
■シリコン系スプレーのメリット
- 安価に購入できる
- 持続性が高い
■シリコン系スプレーのデメリット
- 油を弾くことができない
- 通気性が悪くなる
- 本革・合革には使えない
■フッ素系スプレーのメリット
- 水・油を弾くことができる
- 通気性が良い
- 革製品全般にも使える
■フッ素系スプレーのデメリット
- 価格が高い
- シリコンよりは持続性が落ちる
100円均一などで売っているシリコン系スプレーは油性なので、革のブーツに使用すると変色する可能性があります。
だからスノーボードブーツでいえばフッ素系スプレー一択なんですね。
正しい防水スプレーの塗布方法とは
ここからは正しい防水スプレーの方法についてお話ししたいと思います。
まずはブーツの表面についた汚れやホコリを洗剤で洗い流しましょう。
使用済みブーツはもちろん、新品のブーツでも一度洗ったほうが高い撥水効果を得られます。
個人的に一押しなのが、世界で一番売れているというイギリス発の防水スプレー「クレップ」のクリーナーセット。
逆に安価なシューズクリーナーは研磨剤が入っており、ブーツが傷つきやすくなるのでおすすめしません。
洗剤でブーツを洗う
まずはボールにぬるま湯を溜めてブラシを浸します。
液剤を適量付けて全体をくまなくブラッシング。
特に隙間や凹凸部分はていねいにブラッシングしましょう。
ブラッシングが終わったらマイクロファイバータオルで拭いて、直射日光の当たらない風通しの良い場所でしっかり乾燥させます。
防水スプレーを散布する
ブーツが完全に乾いたら、20cm程度離れたところから全体にまんべんなくスプレーを吹きかけましょう。
30分ほど放置し、乾いたところで再度防水スプレーを吹きかけます。
これで防水スプレーの塗布は完了。
ちなみに、クレップの場合は3~4週間効果が持続します。
インナーブーツにも防水スプレーすると、さらに効果が高まります。
インナーブーツは手前に引っ張ると取り出しやすいです。
撥水能力を実験してみた
ここまで説明しても、やらない方はやらないと思うんです(笑)
だって、イマイチ効果が見えないじゃないですか。
口だけで「防水スプレーしたほうがいいよ!」なんて言っても説得力が無いので、スプレーをしなかった場合とどう違うのか実験してみたいと思います。
【GIF】
違いを検証するため、片方のブーツには防水スプレーを施してません。
…10秒後
もう答えを言わなくても、どちらに防水スプレーしたかお分かりですよね。
防水スプレー未使用
スノーボードブーツは通気性を向上させるために無数の穴が空いていますが、そこに水が溜まってしまうのです。
防水スプレーをしないと、穴から水が浸入して内部が濡れてしまいます。
防水スプレー使用
防水スプレーをすれば、表面の水を弾いてくれるので内部が濡れにくくなります。
【GIF】
もちろん、水をかけるだけで汚れもサラッと落ちます。
私もクレップは何度となく使っているのですが、あらためて効果の凄さを実感しました。
劇的に滑りが変わる!おすすめのブーツブランド・モデル
「今履いているブーツは自分のスタイルに合ってないのではないか?」
そう悩んでいる方も多いと思います。
自分のスタイルに合っていないブーツを履いていると、いつまで経っても上達は望めません。
下の記事では私のイントラとしての経験はもちろん、友人のショップ店長やプロライダーの意見を総合しておすすめブランド・モデルをピックアップしてみました。
この記事を読めば、きっと運命のブーツに出会えるはずです!
→今シーズンのおすすめは?人気スノーボードブーツ15ブランド大集合
→本気で上達したいならこれ!スノボ歴22年のベテランがおすすめするグラトリ用ブーツ10選
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後に今回の記事をまとめてみたいと思います。
- 防水スプレーは撥水だけでなく、ブーツの寿命を延ばす効果もある
- スノーボードブーツにはフッ素系のスプレーを使う
- 撥水効果を高めるなら、スプレーする前に洗剤を使ってブーツを洗う
- 防水スプレーはクレップがおすすめ
しっかり防水すれば、春のシャバ雪でも快適にスノーボードを楽しむことができますよ。
面倒なんて思わずに(笑)ぜひ防水スプレー試してみてくださいね!
この記事が参考になれば幸いです。
【関連記事】
→スキー・スノボウェアには防水スプレーしたほうがいい?効果的に散布する方法は?