こんにちは、スノーボード歴20年以上で元イントラの、らくスノです。
家にあるユニクロのフリースやヒートテックをスキー・スノボに代用できたら安上がりですよね。
結論からいえば、スキー場内であればユニクロでも問題なく滑ることができます!
でも、スキー・スノーボード専用ではない以上、着用に際しては注意すべき点も多いです。
今回はスキー・スノーボードにおすすめのユニクロ商品や、ウェアにするときのコツ・注意点についてお話ししたいと思います。
この記事を最後まで読めば、家にあるユニクロ製品で賢く節約することができますよ。
※当コンテンツはメーカーから一切報酬を得ていません。評価・選定基準のガイドラインに関してはこちらを参照ください。
目次
ユニクロのヒートテックをインナーにするなら底冷えに注意
出典:ユニクロホームページ
冬のインナーといえば世界で10億枚以上売れているヒートテック。タイツも販売されてますので、ヒートテックで上下揃いますね。
でも、ヒートテックは「日常の少ない運動量でいかに効率よく発熱・保温するか」を重視して作られています。
ヒートテックをスキー・スノボで使うと保温性・保湿性が高すぎるため、汗をかくような状態では底冷えの原因になることも…いわばサウナスーツ状態になってしまうんですね。
実は吸湿速乾性の高いエアリズムのほうがスキー・スノボのインナーに向いています。
汗をかくような状況では、保温・保湿性より吸湿速乾性のほうが大切。だからインナーは吸湿速乾性を優先して、重ね着で保温するというわけです。
もしもヒートテックしかない場合は、着替え用の予備を持参すると、汗をかいたあとも安心ですよ。
詳しくは以下の記事にまとめたので、合わせて参照ください。
→ユニクロのヒートテックでスキー、スノボ滑れますか?→エアリズムのほうがおすすめ
コットンNG!おすすめは速乾性が高いポリエステルのスポーツインナー
ウール | ポリエステル | コットン |
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ポリエステルで作られた吸湿速乾性の高いスポーツインナーもおすすめです。ユニクロのカテゴリーでいうとスポーツユーティリティーウェアです。
実は上記のように生地によって特性があります。コットン(綿)素材は肌触りこそいいものの、吸水性が高いうえに乾きが遅い。
それこそユニクロではコットンTシャツ・コットンボクサーブリーフ等…たくさんのコットン製品がありますが、スキー・スノボで使用するのはおすすめしません。
滑っているうちに汗や雪で濡れて、不快感が半端ではありません(笑)特に肌着でコットン素材を着用するのは控えたほうがいいです。
これから購入するならワークマンのインナーがおすすめ!
「家に適当なインナーがないので、これから購入しようと思います!」
そんな方にはユニクロよりワークマンをおすすめします。街着に特化したユニクロよりアウトドア寄りのワークマンのほうがスキー・スノボ向きですからね。
- 吸汗肌着…980円
- メリノウールインナー…1,900円
- スポーツインナー…980円
- パーカー…1,500円
- フリース…1,900円
たとえばメリノウール長袖なんてユニクロで3,990円、アマゾンの最安でも5,000円以上しますからね。
コスパ良すぎるので、筆者の友人のプロやイントラさんも普通に使ってます。
日常使いもできることを考えるとコスパは最強です。以下筆者が購入して使ってみたレビュー記事ですので、気になる方は合わせて参照ください。
→ネットショップより安い!?ワークマンでスキー・スノボに使えるインナー買ってみた
雪で濡れるから、中間着は乾きやすい素材がおすすめ
出典:ユニクロホームページ
中間着はフリースかスウェット、パーカー1枚で十分。スキー・スノーボードはスポーツ、厚着しすぎるとかえって汗をかき底冷えの原因になることもあります。
ユニクロではポリエステル素材で乾きやすいドライスウェットパーカーやフリースがおすすめ。
気温が低い時、吹雪いている時はさらにもう1枚、長袖のストレッチドライクルーネックTシャツやメリノクルーネックを着込めばOKです。
ちなみにインナー・中間着は汗・雪で濡れますので、泊まりで行かれる方は予備の用意もお忘れなく。
「どれくらい着込めばいいか分からない」という方は、以下の記事も参照ください。
→スキー・スノボウェアの下はタイツだけで寒くない?→問題ないです
ウルトラライトダウンは中間着に向かない
出典:ユニクロホームページ
中間着にユニクロの大ヒット商品、ウルトラライトダウンを使おうと思っていた方も多いと思います。
実はダウンはスキー・スノボ向きではありません。
- 保温性が高く運動中は汗をかき過ぎてしまう
- 水分に弱い(濡れると保温力が下がる)
- 濡れると中のダウンが駄目になる
- 吸湿性があるので乾きづらく、ウェア内が蒸れる
基本的にダウンはスキー・スノボ中の中間着ではなく、休憩中に羽織る保温着です。
できればフリース、もしくはドライパーカーを着るようにしましょう。
ジャケットはワンサイズ大きいものをチョイス
出典:ユニクロホームページ
ユニクロではブロックテックパーカなる物が販売されております。
防水性・通気性を考えると、ほぼスキー・スノーボードウェアではないかと思うほどのクオリティ!
ちなみに、購入する際はワンサイズ以上大きい物をチョイスしてください。
スキー・スノーボードはジャストだと動きづらいうえ、重ね着をするのである程度サイズに余裕が必要だからです。
体温は重ね着(レイヤリング)で調整する
出典:ユニクロホームページ
「でも、こんなペラペラの生地で寒くないのですか?」
スキー、スノボといったウインタースポーツはレイヤリングで体温を調整します。レイヤリングとは、中間着の脱着で体温を調整すること。
とりあえずアウターは防水(できれば透湿も)ができればOK!
あとは中間着であるパーカーやシャツで体温調整すれば、寒さを感じることはありませんよ。
実際筆者は一時期ワークマンのペラペラのレインウェアをスノボで使ってましたが(笑)着込んでいたので、トップシーズンでもまったく寒くなかったです。
→ワークマンのレインウェアでスキースノボできる?→問題なく滑れます(実験済み)
パンツはすそをブーツに被せる想定で選ぶ
出典:ユニクロホームページ
ユニクロではヒートテックウォームイージーパンツが一番理想的ですね。
パンツについても、ジャケットと同じくワンサイズ以上大きい物を購入してください。
なぜなら動きやすさはもちろん、雪が入らないようにブーツの上からスソを被せる必要があるからです。
もしウエストが大きい場合は、中間着をズボンにインすれば問題ありません。また、できればスソ部分がゴムかファスナー付きの物が望ましいですね。
ジャケット・パンツをスキー・スノボで使うなら防水スプレーはマスト
スキー・スノボ専用ウェアは防水加工がされているので、基本的に防水スプレーは必要ありません。
でも、ユニクロのジャケットやパンツは濡れやすいので、防水スプレーの使用をおすすめします。
以下の記事で効果的な使い方やおすすめの防水スプレーについてまとめてますが、読むのが面倒ならとりあえずアメダス買ってください。
いろいろな防水スプレーを使って得た結論なので、間違いありません!
→スキー・スノボウェアに防水スプレーは必要?効果はどのくらい続くの?
プロテクター代わりになるグローブは厚手がおすすめ
出典:ユニクロホームページ
最初はたくさん手をつくので手袋はとっても重要です。なるべく厚手の物を用意しましょう。
ユニクロではファンクショングローブが最適ですね。
厚手の手袋は、防寒の他に転んだ際のプロテクターの役割も果たします。
大きめの手袋を購入し、中にもう一枚フリース手袋を着けるという方法もありますよ。
グローブはレンタルをしてないショップが多いので注意
グローブレンタル | |
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苗場スキー場 | ー |
石打丸山スキー場 | ー |
ニセコアンヌプリ | 各2,200円 |
蔵王温泉スキー場 | ー |
野沢温泉スキー場 | ー |
丸沼高原スキー場 | ー |
「いやいや、グローブくらいレンタルするよ」なんて考えている方も多いのではないでしょうか。
でもね、実は感染症対策や衛生面の問題でグローブレンタルをやめちゃったショップが多いんですよね。
そもそもレンタルグローブって毎回洗っているわけでもないので、不衛生でしたからね(笑)
実際、上記は有名スキー場のレンタル状況をまとめた表ですが、ほとんどレンタルやってないです。
だから代用するにしろ買うにしろ、あらかじめ準備するしかありません。
これから購入するならワークマンの780円から買える防寒グローブもおすすめです。
→2年間ワークマンの防寒グローブを使って分かった6つのメリット
厚手のハイソックスはつま先・すねを保護してくれる
出典:ユニクロホームページ
靴下はハイソックスで厚手の物を選びましょう。ユニクロだとヒートテック靴下がおすすめですね。
厚手の靴下は防寒の他、つま先などを保護する役割も果たします。
ここで裏技をご紹介。靴下二重履き!暖かいですよ~
よく「二重履きするとブーツから板へ力が伝わりづらい」なんて言いますが、初心者の方なら特に気にする必要ありません。
→スキースノボって普通の靴下じゃだめ?→家にあるソックスでOK!
ネックウォーマー・ニット帽で防風&防護対策
出典:ユニクロホームページ
実はスキー場で凍える原因は、気温だけでなく風の影響もあるんです。実際、風速1m/s強くなるだけで体感温度が1℃下がると言われています。
さえぎるものが何もないゲレンデでは、平気で風速5m/sを超えることもありますからね。風の侵入を防ぐためにも、特に首元の防寒はしっかりしましょう。
ネックウォーマーはポケットに入るので、なにかと重宝しますね。また、ニット帽は防寒の他、転んだ際に頭を保護する役割もあります。
気温に関係なく着用することをおすすめします。
ゴーグルだけはユニクロで購入できない→ネットで買っておく
ゴーグルレンタル | |
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苗場スキー場 | ー |
石打丸山スキー場 | ー |
ニセコアンヌプリ | 各2,200円 |
蔵王温泉スキー場 | ー |
野沢温泉スキー場 | ー |
丸沼高原スキー場 | ー |
ゴーグルだけはユニクロで販売していません。サングラスでの代用も可能ですが、転んだ際に目を怪我する可能性があるので、初心者の方には不向き。
また上表のように感染症対策や衛生面の問題でゴーグルレンタルをやめてしまったショップが多いので、あらかじめインターネットなどで購入しておきましょう。
とはいえ、普通に買うと10,000円くらいします。
筆者がおすすめしているAmazonの激安ゴーグルは、
- Wレンズ
- 曇り止め加工
- 3層スポンジ
- ベンチレーション
- ジャパンフィット
- ヘルメット対応
- 収納ケース
- 100%UVカット
- ジュニア/男女兼用
- メガネ対応
これだけの機能がついて1,980円と超低価格!Amazon評価4.5で、元イントラも太鼓判を押すゴーグルです。
→Amazonのスキー・スノボゴーグルOMATA/ジュニア/男女兼用/税込1,980円
【あまりに良いのでレビュー記事書きました!】
→高機能なのに1,980円!アマゾンでスキー・スノボ用激安ゴーグル買ったら最高でした
24-25シーズンのスノボウェア(平野歩夢モデル)の販売はないかも
実は23-24シーズンは、歩夢くん自身NEWユニクロウェアを着ていたのにもかかわらず、一般販売されませんでした。
2024年8月の執筆時点で、まだユニクロのスノーボードウェアの販売は告知されていません。
例年12月中旬までには販売がスタートするので、今シーズンも12月までに告知がされなければ、中止となる可能性が高いです。
情報が入りしだい記事を更新します。
スキー・スノボウェアの代用ならワークマンもおすすめ
スキー・スノボウェアに代用するならワークマンもおすすめ。
実際にワークマンウェアを着て5年間、ニセコ(北海道)、川場(群馬)、栂池高原(長野)等でスノーボードしてきましたが、まったく問題なし。
- ジャケット2,900円
- パンツ1,900円
- フェイスマスク499円
- グローブ780円
すべて合わせても、6,079円!(税込)コスパ良すぎませんか。
たとえばガーラ湯沢の場合、ウェア上下の1日レンタルで5,500円。
単純に2日間以上、もしくは2回以上スキー・スノボに行けばレンタルより安い!
詳しくは下の記事にまとめてますので、合わせて参照ください。
→レンタルより安い!?5年間ワークマンウェアをスキー・スノボで着まくった感想
ユニクロだけじゃない!代用・兼用できるギア
ユニクロ以外にも、
- ワークマンのレインウェアでスキー・スノボ
- 100円均一のパスケース
- ゴム手袋
- タオルで簡易プロテクター
…等、私は様々なアイテムをスノーボードに代用してます。
「少しでも節約したい」という方は、ぜひ下記のまとめ記事もチェックしてください。
→賢く節約しよう!スキー、スノボ専用じゃなくても代用・兼用できるウェア・小物
元イントラが厳選!今シーズンおすすめのウェアブランド40選
ショップ店長、ライダー、イントラ等…業界のプロたちの評判や展示会で触れた100ブランドの中からランキング化。もっともおすすめのスノーボードウェアブランドをまとめました。
メンズ、レディース、クオリティー、コスパの各カテゴリーでまとめています。
最新のトレンドやジャンル別でスノーウェアを検討したい方は、以下の記事を参照ください。
→元イントラがおすすめ!おしゃれなスノボウェアブランド40選
まとめ
交通費、リフト代、レンタル代、宿泊代…ただでさえスキー・スノーボードはお金がかかります。
せめてウェアくらいは節約したいですよね。
とはいえさすがにユニクロで滑るのは不安に思う方も多いでしょう。
元イントラから言わせれば、最低限防寒・防水対策さえできていればユニクロで滑ってもまったく問題ないですよ。
スキー・スノボが楽しいと思ったら、徐々に専用のウェアを買い増していけばいいだけです。
ぜひ、今シーズンは家にあるユニクロ製品でスノースポーツを楽しんでくださいね!