こんにちは、元スノーボードインストラクターの、らくスノです。
せっかくスノーボードを買ったのに、「そのまま放置してる」なんて方も多いのではないでしょうか?
購入後にしっかりメンテナンスしないと、ボードの寿命が短くなってしまいます…。
- でもメンテナンスなんて面倒くさそう…
- やり方がよく分からない…
- メンテナンスするほどお金がありません…
安心してください!
今回は超簡単にできるスノーボードのメンテナンス方法をまとめました。
お金もかからないので、できることから気軽にはじめてみてください!
目次
シーズン中のスノーボードのメンテナンス
シーズン中のメンテナンス方法はダリングしてワックスを塗るだけです。
次項から順番に解説していきます。
余計な引っ掛かりを防ぐためにダリングしよう!
滑るときに使用しない、余分なエッジを削ることを「ダリング」と言います。
ダリングしないとエッジが雪面に引っ掛かりやすくなったり、リフト待ちなどで他人の板に接触したときボードを傷つける恐れがあります。
「でも、なんだか面倒くさそう…」
いえいえ、やるのは一回だけですし、何より私が超簡単なやり方を伝授するので安心してください!
まずは100円均一で金属用のサンドペーパーを購入、ノーズ・テール(板の前後)の不要なエッジを削ってください。
床に置いたとき、反り上がりから指一本分外側が削り始めの目安となります。
爪でエッジを擦ったときに粉をふかなければばっちりダリングできてます。
ダリングは数分で終わる作業なので、スキー場へ行く前に済ませておきましょう。
→板を購入したらやってみよう!100円でできる超簡単ダリングの方法教えます!
板にWAXを塗って汚れの除去と劣化を防ごう!
「初心者だからスピード出さないし、ワックスはいらないですよね?」なんて方も多いと思います。
しかし、ワックスには滑りをよくする以外にも、汚れを取り除いたり、サビや劣化を防ぐ効果があるのです。
だから、スピードを出す出さない以前に、ワックスを塗らないと、どんどん板が劣化していきます。
とはいえ毎回ワックスするのも面倒ですよね。
そこでおすすめなのが、塗るだけ簡単なペーストワックス。
ドライヤーで軽く温めてから塗布すると、さらに効果が上がります。
最後に100円均一で売ってるブラシで余計なワックスカスを除去すれば、お手軽・簡単ワックスの完成です!
→アイロン不要!初心者でも簡単に本格的なワックスができる方法
シーズン後のスノーボードのメンテナンス方法
シーズン後のメンテナンスは4つあります。
- バインディングを外す
- ボードのキズを修理する
- サビ止めしてワックスを厚塗り
- 屋内で保管する
次項から順番に解説していきます。
バインディングを外して変形やサビを防止しよう!
購入してからずっと板にバインディングをつけっぱなしにしてませんか?
バインディングがつけっぱなしだと、板の変形やサビの原因になります。
次のスノボまで間が空くときは、必ず外しましょう。
やり方はとっても簡単、5分で終わります。
ベースプレート(足を置くクッション部分)をペラッとめくって、ネジを外すだけで完了です!
「バインディングを外すのはともかく付けるときが不安…」という方は、下記の記事も参照ください。
→日本一分かりやすい!スノーボードバインディングの付け方、外し方教えます
ボードのキズは程度によってセルフ修理できる
気がついたらトップシートが剥がれているなんて時ありますよね。
デッキ面(表面)が剥がれている場合は、しっかり自然乾燥させたあと木工用ボンドを塗布して洗濯バサミで留めます。
デッキ面は滑りに影響が無いので、よほど深い傷や見た目が気にならなければボンドでOK!
ソール部分もよほど深いキズでなければ、ワックス厚塗りで大丈夫です。
凹みが大きい場合はリペアキットというのが1,000円くらいで売っているので、ご自身で補修してみてください。
ライターで炙って塗り込むだけなので、素人でも簡単です。
ただしボードのコア(芯材)部分までえぐれている場合は、腐食して強度が弱まるので、やはり修理に出した方が良いと思います。
→壊れても自分で修理できるよ!スノーボード(板)の簡単な補修方法とは
アルコールで油分を落としワックス厚塗り
エッジがサビる原因は油分です。
手の脂はもちろん雪にも油分が含まれていることがあるので、保管前に取り除く必要があります。
アルコールティッシュでエッジを拭きましょう。
最後にサビ止めやWAXを厚塗りすれば、空気が触れることによる腐食を防げます。
基本は屋内保管!密閉するのはNG
一通りメンテナンスが終わったら保管です。
スノーボードは温度差に弱いので、屋外の物置やベランダなどはNG。
高温にならない屋内に、立てた状態で保管してください。
またボードケースを密閉してしまうと湿気で痛むので、チャックは開けた状態がベストです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
いくら簡単とはいえ、いきなりすべてメンテナンスするのは面倒ですよね(笑)
まずはできることから試してみましょう。
せっかく購入したギアですから、ぜひ可愛がってくださいね!
なお、スノーボードギアの正しい保管方法については、下記の記事も参照ください。
→オフシーズンのスノーボード道具正しい保管方法教えます【板、ブーツ、バインディング、ウェアまで】
この記事が参考になれば幸いです。
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