こんにちは、20年以上スノーボードやっている元イントラの、らくスノです。
- 機能性が高くて安いゴーグルありますか?
- 初心者だけどおすすめモデル教えてもらえませんか?
- 最新のゴーグルの機能教えてもらえますか?
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
でも、ゴーグル選びは注意すべき点がたくさんあります。
選びを間違えると、曇りの原因になることも…
今回はおすすめゴーグルモデルはもちろん、選び方のコツや注意点についてもお話したいと思います。
この記事を最後まで読めば、きっとあなたにぴったりのゴーグルに出会うことができるはず!
目次
ゴーグルを購入する際のチェック項目
いざゴーグルを購入しようと思っても、一体何を基準にすればいいか分かりませんよね。
この項では、ゴーグルを購入する際にチェックすべき8つの項目についてお話したいと思います。
■ゴーグルを購入する際のチェック項目
次項から順番に解説していきます。
フィット感
出典:スミスホームページ
※左がアジアンフィット、右が海外モデル。スポンジ部分の角度の違いが顕著ですね。
ゴーグルを購入するうえで、一番大事なのがフィット感。
ゴーグルがフィットしてないと、使用中ズレたり曇りの原因になります。
店舗で購入するにしろ、インターネットで購入するにしろ、できれば一度試着をしたほうがいいと思います。
どうしてもフィッティングできないという方は、日本ブランドやアジアンフィットモデルを選ぶと失敗するリスクを回避できます。
レンズの色
出典:https://item.rakuten.co.jp/aila/
フィット感の次に注意しなければならないのがレンズの色。
なぜなら天候により推奨されるレンズの色が異なるからです。
ちなみにブランド・モデルによっては2色のレンズが付属していることもあります。
【ミラー、グレー】
サングラスと同じような役割のレンズで、晴天時に使用します。
太陽や雪からの光の反射を防いでくれます。
【オレンジ、ピンク、ブルー、イエローなど】
晴天・荒天時やナイターでも使用できる、オールマイティなレンズ。
初めて購入する場合は、こちらの色のレンズが付属したゴーグルをおすすめします。
【クリア】
文字通り透明なレンズです。
主に荒天で視界が悪い時や、ナイターで使用します。
透過率
出典:スワンズ
前項に付随する項ですが、レンズには透過率というものがあります。
0%に近いと暗く見え(ミラー・グレー色のレンズ)、100パーセントに近いほど明るく見えます(クリアレンズ)。
初めて購入する場合は、バランスの良い40~60%程度の透過率がおすすめです。
バックルの有無
ゴーグルのバンド部分は、上から被るタイプとバックルでジョイントできるタイプがあります。
女性の方は髪の毛が長かったりすると装着しづらいので、バックルタイプがオススメ。
また、ヘルメットを着用される方も、バックルタイプのほうが使い勝手がいいですね。
シングルレンズとダブルレンズ
ゴーグルにはシングルレンズと、より曇りにくくするためレンズが二重になったダブルレンズがあります。
現在の主流はダブルレンズで、安価なゴーグルでもシングルレンズを見なくなりましたが、購入する際は注意しましょう。
球面レンズと平面レンズ
レンズには球面タイプと平面タイプがあります。
- 球面タイプは曇りにくいが、視界が狭く歪みやすい。
- 平面レンズは視界が広く歪みにくいものの、球面レンズよりも曇りやすい。
一般的には球面レンズの方が高価ですが、どちらがおすすめということはありませんので、お好みで購入してください。
また最近は球面と平面をミックスしたレンズも発売しています。
メガネ対応の有無
出典:オークリーホームページ
モデルによってはメガネに対応しているゴーグルもあります。
元インストラクターとしては基本的にコンタクトの使用をおすすめしてますが、眼病などやむを得ない理由でメガネを着用したい方もいるでしょう。
そういった方は、メガネ対応のゴーグルをチョイスしてください。
→元イントラが教える!メガネでスキー、スノボを滑る際の5つの注意点
UVカットレンズ
紫外線・環境保護マニュアルによると、高度1000mで紫外線が地上の10〜12%も強くなるそうです。
とはいえ最近はよほど安価なものでない限り、UVカットレンズを使用しているゴーグルがほとんどです。
気になる方は念の為チェックしてみましょう。
スキー、スノーボードゴーグルおすすめモデル11選
今回紹介するのは以下のモデルになります。
- ハイマスマニア
- OCスタイル
- セイバーILL MATIK
- オークリーFlight Deck
- アノンM4TORIC
- エレクトリックEG2-T
- スパイMARAUDER
- ドラゴンPXV
- スミス4Dマグ
- スワンズRIDGELINE
- ダイスBANK
次項から順番に紹介します。
スキー・スノボ初心者におすすめのゴーグル
スキー・スノボ初心者の方が選ぶべきは、安価なゴーグルです。
ゴーグルの中には4万円を超えるものもありますが、ゲレンデで滑るだけなら、そんなにハイスペックなものは必要ありません。
この項で紹介するゴーグルは、安いのにダブルレンズやベンチレーション(空気循環)機能を備えているので曇り知らず。
ファッション性も高いので、ぜひチェックしてみてください。
激安なのにカスタムできる!ハイマスマニア
「ちょっと1万円以上するゴーグルは敷居が高い…」
そんな方におすすめなのがハイマスマニアのゴーグル。
なんと本格的なゴーグルが4,980円〜購入できます!
さらにゴーグル(30種類超)とバンド(50種類超)を自由に選べるので、お好みに合わせてカスタマイズも可能。
- ベンチレーション
- バックル
- ダブルレンズ
- 滑り止めバンド
等々…安いのに機能性も抜群です。
今は感染症対策でゴーグルのレンタルを中止しているショップも多いので、ハイマスマニアの激安ゴーグルを検討してみてはいかがでしょうか。
楽天公式サイト→スノーボードとスポーツのPeace
ヤフーショッピング公式サイト→スノーボードとスポーツのPeace
3千円以内で買える激安・高機能ゴーグル!OCスタイル
コスパ&機能性を兼ね備えたOCスタイルのゴーグルをご紹介します。
- Wレンズ
- 球面レンズ
- 3層スポンジ
- ベンチレーション
- バックルバンド
- ヘルメット対応
- 収納袋
- UVカット
これだけ高機能でフィット感抜群のゴーグルが税込2,860円〜と激安で購入できます。
ジュニアモデルもあるので、お子さん用に買ってもいいですね。
さらに数秒でレンズ交換ができる、最新のマグネットシステムを備えたゴーグルが驚異の5,280円!※価格は時期により変動します。
長年スノースポーツやってますが、この価格帯では間違いなく最強のゴーグルです。
楽天公式サイト→スポーツ&スノーボードのOCSTYLE
※実際に購入してレビュー書きました!
→3千円で買える!高機能スキー・スノボ用激安ゴーグルご紹介します!
かっこいいゴーグルと言えばこれ!セイバーILL MATIK
「制御不能な鋭利な牙」という意味を持つカリフォルニア発のブランド、SABRE(セイバー)。
このフォルムを見てもらえば、もうイルマティックの説明は終わりです。
他のブランドと一線を画す、おしゃれなデザイン。
なにより1万円前後で購入できる価格帯が魅力的ですよね。
- 曇りにくいレンズ
- ベンチレーション
- マグネットバックル
スペアレンズこそ付属してないものの、基本的な機能はすべて満たしています。
しかもセイバー自体まだまだ使っている人は少ないので、ゲレンデで被ることもありません。
まさにファッション性とコスパを兼ね備えた逸品と言えるでしょう。
中級者におすすめのゴーグル
滑走時間が長く運動量が増える中級者の方には、よりベンチレーション機能や曇り止め効果の高いモデルをおすすめします。
呼吸や発汗でどうしても曇りやすくなってしまいますからね。
またハイコントラストレンズは、通常のゴーグルよりも鮮明に雪面の凹凸が見えるので、転倒事故が予防できる。
やや高いですが、一度着用するともう安価なモデルには戻れなくなりますよ。
どんなコンディションでもクリアな視界!オークリーFlight Deck
五輪ハーフパイプの金メダリスト平野歩夢選手をはじめ、トッププレイヤーが愛用していることで有名なオークリー。
とりわけ戦闘機パイロットのヘルメットバイザーにヒントを得たというフライトデックは、ファッションアイテムとしても人気が高いです。
出典:オークリー
フライトデック最大の特徴は、どんなコンディションでも雪面のコントラストがはっきり見えるプリズムレンズでしょう。
- 荒れたバーンでのカービング
- バックカントリーでのブッシュ、デブリ、クラック等の視認
- パークのアプローチ・リップを確認
色調を強調してくれるので、危険な状況下ほど真価を発揮します。
肌に触れるスポンジ部分にはフリース素材を使用するなど、つけ心地も抜群。
長時間つけていてもストレスを感じることなく滑走できます。
レンズの着脱が簡単!アノンM4TORIC
バートン傘下のブランド、所属ライダーが多数愛用していることでも有名です。
アノンのフラッグシップモデルM4トーリックの最大の特徴は、マグネット式交換システムによる脱着のしやすさです。
たしかにマグネット式交換システムを採用しているブランドは他にもありますが、最後にクリップでロックしなければなりません。
その点M4トーリックは本当にレンズをはめるだけ、ゴーグルを装着したままでも交換が完了します。
しかも、激しくクラッシュしても外れない構造になっているので、安心して攻めた滑りができますね。
今は調光レンズが主流になっていますが、コンディションに合わせるならレンズ交換に勝るものはありません。
常にベストな視界を保つなら、レンズ交換しやすいM4トーリックが一番です。
歪みのない視界!エレクトリックEG2-T
イナズマのロゴでおなじみのエレクトリック。
297通りの組み合わせができるカスタムゴーグルを発表するなど、機能とファッション性が融合したブランドです。
ベストセラーモデルだったEG2の進化系EG2-Tは、装着していることを忘れるくらいリアルな視界を提供してくれます。
冒頭で説明した通り、球面レンズは視界が広い反面、景色が歪むというのがデメリット。
水晶玉を通して見ると景色が歪むイメージですかね。
出典:エレクトリック
EG2-Tは平面と球面のレンズをミックスすることで、広い視野と歪みのない視界を提供してくれます。
ゴーグル酔いの経験がある方、少しでもリアルな視界を求める方はぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
最新機能を詰め込んでるのにリーズナブル!スパイMARAUDER
他のブランドとは一線を画すレンズシルエット、バンドデザインが特徴のスパイ。
どうしても似たようなデザインが多くなる中、スパイのゴーグルは選ぶ楽しみがあります。
スパイの人気モデルMARAUDERの特徴は、最新機能をリーズナブルな価格で提供してくれることです。
- マグネット式レンズ交換システム
- アジアンフィット
- スペアレンズ
- メガネ対応
- 調光レンズ
普通これだけの機能を有していると、3万円は越えてきますからね。
とりわけマグネット式レンズ交換システムまで搭載して、2万円台前半で購入できるのは魅力的です。
上級者におすすめのゴーグル
ゲレンデ内はもちろん、バックカントリーなどの使用も想定するなら、この項で紹介するモデルがおすすめです。
- ベンチレーション機能
- フィット感
- レンズ交換システム
- ハイコントラストレンズ
どこを取っても一級品のゴーグルばかり。
確かにミドルクラスのゴーグルよりさらに1〜2万円高くなりますが、どんなコンディションでも快適に滑りたい上級者の方にはぜひとも使っていただきたいです。
フレームが見えないくらい広い視界!ドラゴンPXV
ドラゴンはスキー・スノーボードゴーグル界のトップブランドの一つ。
日本人向けのレンズの開発やワンタッチで交換ができるスウィフトロックテクノロジーなど、品質・機能も高いです。
出典:ドラゴン
とりわけ顔面を巻くように設計されたフラッグシップモデルのPXVは、フレームの隅が視界に入らないパノラマビューレンズを採用。
実際私も愛用してますが、滑走中はゴーグルをしていることを忘れてしまうくらいの視界の広さ!
雑誌フリーランの人気ゴーグルアンケートでも、毎年ぶっちぎりの1位を獲得しています。
他にもドラゴンPXVが評価されている理由はたくさんあります。
- 圧倒的な視界の広さ
- 半球面レンズで歪みがない
- 抜群のコントラスト
- どんな顔型にもフィット
- 雪を取り除きやすいベンチレーション
トッププロをはじめ、様々なスキーヤー・ボーダーが愛用しているゴーグルです。
→大人気スキー・スノボ用ゴーグル!ドラゴンPXVが評価を得ている7つの理由
曇らないから1日中快適!スミス4Dマグ
今では常識となっているダブルレンズを開発するなど、新しいテクノロジーに定評のあるスミス。
現行のモデルで特に人気なのが4Dマグです。
とりわけ評価が高いのがマグネットでレンズを着脱するMAG。
出典:スミス
MAGシステムによって、曇ったレンズをさっと外して水で洗うなんてことも可能になりました。
またアンチフォグ・インナーレンズは、通常より5倍曇りづらくなっています。
今までレンズの曇りに悩まされてきた方は、ぜひ試してみてください。
もうリフトやゴンドラでレンズを拭いていた日々とはおさらばです。
日本人のために作られたゴーグル!スワンズRIDGELINE
他メーカーのOEMを手がけるなど高い品質を誇る山本光学のブランド。
スワンズの特徴は、日本人向けに作られているのでフィット感が抜群なことです。
当然ですが海外ブランドは欧米人向けに作られているので、人によっては隙間が空いてしまうなどフィット感に難があります。
出典:スワンズ
でも、スワンズはリアルジャパンフィット、愛用者が多いのもうなずけます。
スワンズの大人気モデル「リッジライン」はフィット感はもちろん、あらゆる天候でレンズの明るさを自動調整できるフォロクロミック・テクノロジーを採用するなど、日本の雪山に特化したゴーグルです。
その他にも、
- メガネ対応
- 換気システム
- 傷つきにくいレンズ
- 曇り抑制
などなど、最新の機能が詰め込まれた名品。
前述のドラゴンPXVやスミス4Dマグより1万円ほど安い価格帯も魅力的です。
日本が産んだ名品ゴーグル!ダイスBANK
ダイスはスワンズと同じ山本光学のブランドです。
筆者の勝手なイメージだとアダルト層がスワンズ、ヤング層がダイスといった感じ。
デザイン的にもダイスのほうが遊び心が垣間見れます。
先日あるショップの店長とお話しましたが、BANKはドラゴンPXVやスミス4DMAGと争うくらい人気モデルだそうです。
- 日本人の骨格に合わせたフィット感抜群のフレーム
- あらゆる状況下で明るさを自動調整する全天候レンズ
- ワンタッチでレンズがポップアップし、ゴーグル内の空気を循環
- ゴーグル内の湿気をレンズが吸収
- 傷つきにくいミラーレンズ
BANKの良さを取り上げるとキリがありません。
ドラゴンPXVやスミス4DMAGより1万円ほど安い価格帯も魅力的ですね。
ゴーグルが曇らなくなる8つの方法
いざゴーグルを購入しても、取り扱いを間違えると曇りの原因になります。
実はゴーグルが曇らなくなるコツがあるんです。
■ゴーグルが曇らなくなる8つの方法
- ゲレンデ内ではゴーグルを外さない
- 隙間を作らない
- 濡らさない
- 曇り止めを使う
- 装着前に外気にさらす
- 新品を購入する
- ターボファン、空気循環機能付きゴーグルを使用する
- サングラスを着用する
基本的にゴーグル内の結露を防ぐことができれば、ゴーグルは曇らなくなります。
上記のコツを実行すれば、どんなコンディションでもいっさい曇らなくなりますよ。
快適にスキー・スノボを楽しむためにも、ぜひ8つのコツを試してみてくださいね。
ゲレンデでも使える!人気スキー・スノボ用サングラス
快晴のスキー場では、ゴーグルより曇りづらくムレにくいサングラスが重宝しますよね。
また、有害な紫外線に起因する雪目の予防にも役立ちます。
下の記事ではサングラスの種類や購入時のコツ・注意点、おすすめのサングラスブランドをピックアップしてみました。
早期オープンや春のゲレンデで滑る方は、サングラスも合わせて検討してみてはいかがでしょうか。
→【最新版】ゲレンデで使える!人気スキー・スノボ用サングラス20ブランド紹介します
まとめ
ぜひ、今回ご紹介したチェック項目を参考に、ご自身にぴったりのブランドを探していただければと思います。
ただし、文中でもお話した通り、できれば一度フィッティングしてみてください。
もし試着が難しいようであれば、ダイス・スワンズなどの国内ブランドかアジアンフィットをチョイスしましょう。
他のギアに関しては、関連記事も参照ください。
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