こんにちは、20年以上スノーボードやっている、らくスノです。
「なかなかグラトリでF360の壁を突破できない」なんてお悩みの方も多いのではないでしょうか。
実際180まではオーリーが不十分でも回せますが、360以上になるとそうもいきませんよね。
ここでグラトリを挫折する方も多いはず。
でもね、最初から完璧に360度回す必要はありません。
たとえば160度くらいずらしてから回っても360なんですよ。
それが「なんちゃって360」というわけです。
今回は簡単にフロントサイド360をマスターできる練習方法についてお話したいと思います。
この記事を最後まで読むだけで、すぐに360を回すことができるようになりますよ!
目次
なんちゃって360とは踏み切りをずらすこと
【GIF】
ちょっと一瞬なのでわかりづらいと思いますが、よ~く見ると踏み切りが怪しい…
そう、120度くらいスライドさせてからオーリーして回ってます。
これを360と言ってしまうとちょっと微妙かもしれません…
だからなんちゃって360なんです(笑)
なんちゃって360なら回転不足による逆エッジを防ぐことができる
そもそも360ができない理由は360度回しきれないことなんです。
たとえば回転不足で着地した場合どうなるでしょうか?
そう、逆エッジになってコケます。
でも「なんちゃって360」なら逆エッジのリスクを回避しながら練習することができるのです。
360はタメが重要
まずはF360の基本の動きをおさらいしてみましょう。
かかと側にターンしている時に、ひざを落とし腕を振りかぶります。
いわゆる”タメ”ってやつですね。
180より回転数が増える360では、このタメが重要になります。
youtubeなんかを見るとわかりますが、上級者ほどタメからのオーリーがうまいです。
そして腕を一気に斜め上へ、ものを放り投げるイメージでタメたエネルギーを放出します。
このとき、ボードではなく先に上半身が動きます。
そのあとにオーリーで足が付いてくる感じですね。
オーリー後は上半身の回転を止める
さて、360の後半ですが、オーリーしたら上半身の回転は止めます。
なぜなら、上半身まで回してしまうとバランスを崩す原因になってしまうからです。
実際、写真でも板は360回ってますが、身体は後ろを向いてますね。
そして、着地はもちろんかかとのエッジ(ヒール)。
最後に身体がついてきます。
まずは160度くらいずらしてからオーリーしてみる
ここまで説明してきてなんですが、最初は「360のコツ」を意識しなくてOK(笑)
だって、意識してもできないですから…
まずは「なんちゃって360」だけに集中してください。
160度くらいずらしてから跳んでみましょう。
意外とあっさり360回せたはず。
こうやって練習していくうちに、逆エッジへの恐怖心がなくなりオーリーの精度も上がってきます。
徐々に130度、90度、50度とずらす角度を減らしていきます。
すると、いつの間にかビタ着のF360が完成しているというわけです!
10カテゴリー48種グラトリ技ハウツー動画まとめ
当ブログでは気軽に挑戦できる「グラトリ」を1つの柱として情報発信しているわけですが、一口にグラトリと言ってもたくさん種類がありますよね。
以下の記事では、図の通り10カテゴリー48種のグラトリ技のハウツー動画をまとめてみました。
読むだけで、世の中にあるほぼすべてのグラトリ技を知ることができますよ。
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初心者でもできる!グラトリ初級技ハウツーまとめ記事
以下の記事では、グラトリハウツーの中でも、初心者・初級者の方向けのトリックをまとめてみました。
しかも「なんちゃって360」「引っかけ180」「リバースピボット450」など、youtubeを探しても見つからない当ブログのオリジナルトリックばかりです。
180だけで7つのバリエーションを解説しているので、詳しく知りたい方はチェックしてみてください。
→グラトリ初心者でも簡単にできるトリックや 最短でマスターするコツまで記事まとめ
業界のプロ達に聞いた!グラトリにおすすめのボード、バイン、ブーツ
筆者にはスノーボードショップ店長やプロライダー、イントラの友人・知人がたくさんおります。
以下の記事では、そんなプロ達への取材を元に、グラトリにおすすめのボードやビンディング、ブーツを特集してます。
グラトリはギアがめちゃくちゃ重要ですからね。上達を促進してくれるのも、足を引っ張るのも、ギアしだい。
気になる方は、以下の記事も参照ください。
→グラトリにおすすめのビンディング→329人に聞いたらフラックス、バートン、ユニオンでした
→【最新版】プロライダーやショップ店長に聞いた!グラトリにおすすめのブーツ10選
まとめ
たかが180から半回転増えただけで一気に難しくなりますよね。
最終的にビタ着でメイク(成功)できるようになるにはそれなりに練習が必要ですが、「なんちゃって360」なら簡単に感覚をつかむことができます。
ぜひゲレンデで試してみてくださいね!
【GIF】
もし「なんちゃって360」でもつまずくようなら、ジャンプしなくてもオーリーのタイミングがつかめるフロントサイドピボット360から練習してみましょう。
→憧れの360が簡単にできる!?ピボットスピン360のコツ教えます