【23-24最新版】カービングからグラトリまで!ハイキャンバーボードおすすめモデル9選

※本ページは広告が含まれています。

こんにちは、20年以上スノーボードやっている元イントラ、らくスノです。

キレのあるカービング、高さのあるオーリー、高速時の安定感…今も昔も究極を目指すならキャンバーボード一択でしょう。

とはいえ現在は様々な形状が存在します。

もはや純粋なハイキャンバーボードを探すこと自体が難しくなっていますよね。

今回は知り合いのショップ店長やプロライダーの中で評判が良かったハイキャンバーのみを厳選してチョイスしました。

この記事を最後まで読めば、あなたにピッタリのキャンバーボードを知ることができます。

※当コンテンツは独自の評価基準を元におすすめギアをピックアップしてます。評価・選定基準のガイドラインに関してはこちらを参照ください。

スノーボード板の形状別の特徴に関しては以下の記事にまとめています。

日本一わかりやすい!スノーボード板の種類・形状をくわしく解説します

おすすめのキャンバーボード9選

この項で紹介するボードはローキャンバーや可変キャンバーは含まれておりません。

すべて究極のパフォーマンスを有するハイキャンバー。

次項からオールラウンド、グラトリ、カービング・ラントリのスタイル順におすすめキャンバーボードを解説します。

オールラウンドに遊べるキャンバーボード

まずは地形、パーク、グラトリ、カービング等…オールラウンドに遊べるキャンバーボードを紹介します。

キャンバーボード自体がスノーボード黎明期から存在するシェイプなので、どれもブランドを代表するモデルばかりです。

バートン/カスタム

スノーボードの歴史そのものと言っても過言ではないモデルがバートンカスタムです。

世界のトップライダーが愛用してきた、名品中の名品。私自身も現役時代、メインで使っていました。

カスタムは癖がなく乗りやすい。それでいて踏み込むとパワフルな反発がかえってくるチートボードに仕上がっています。

そもそもシグネチャーモデル出せるクラスの大物ライダーが、あえてカスタム乗ってる時点で、完成度の高さが伺えますよね。

キャンバーボードのことを知らないのであれば、答えはカスタムにあります。

アライアン/プリズム

アライアンのフラッグシップモデル、プリズムを紹介します。

キャンバーボードはとにかく乗り方が難しいので売れないんですよ。

ほとんどのボーダーは初・中級者なので、乗りやすいダブルキャンバーやハイブリットキャンバー買いますよね。

実際サロモン、K2など大手ブランドも、純粋なハイキャンバーは出さなくなっちゃいました。

だからこそ、決して大手ではないアライアンが愚直にキャンバーボードを発表するのは好感が持てるんですよ。

プリズムはカーボン入りで、高速時もバタつきを感じません。

メインはパークですが、地形のRやギャップを使ったジャンプ、圧雪でのカービングもキレるモデルです。

ヨネックス/スムース(レディースモデルあり)

ヨネックスを代表するオールラウンドモデル、スムース。ヨネックスがサポートする五輪代表選手が愛用していることでも知られています。

何を隠そう、現在筆者がメインで使っているボードです。

ヨネックスといえばオールカーボン。

カーボンは軽量化と振動吸収性に優れており、航空機の材料としても使用されています。

いわずもがなスムースも軽量で、高速時の安定感も抜群。

たとえばパーク、地形、圧雪問わず、午後になるとコンディションが悪くなってくるじゃないですか。

スムースなら午後のデコボコバーンでも安定した滑走ができます。

まさにSMOOTH(円滑)の名に恥じないキャンバーボードといえるでしょう。

グラトリにおすすめのキャンバーボード

続いてはグラトリにおすすめのキャンバーボードを紹介したいと思います。

オールマウンテンボードにくらべ低速で滑ることが多いグラトリは、よりキャンバーボードのデメリット(低速に弱い)が際立ちます。

とはいえ低速でもキャンバーボードのメリットは変わりません。

もし低速下でもキャンバーボードを操ることができれば、オーリーの高さ、回転数、滞空時間等…ライバルに圧倒的な差をつけることができます。

ノベンバー/デザイア(レディースモデルあり)

011/ダブル、ヨネックス/アクセ、FNTC/TNT、グレイ/トリックスティック等…

有名なグラトリボードは数あれど、いまだに純粋なキャンバーボードでリリースしてくれているのはデザイアしかありません。

まぁ当たり前ですよね。低速に弱いキャンバーボードよりも、乗りやすいダブルキャンバーや可変キャンバーのほうが顧客の評価は高くなります。

でもね、そんな時代の流れにあって、いまだにハイキャンバーボードを出し続けているノベンバーのこだわりには本当に感謝です。

デザイアはセンターを薄くシェイプすることで、粘り強いのに弾きやすいという異次元の板に仕上がっています。

迷ってるならデザイアを買ってください。乗りこなすことができれば、確実に景色が変わりますよ。

デスレーベル/デスシリーズ

デスシリーズはミドルフレックスのグラトリ上級者向けの仕様になっています。

正直540くらいだったらパワーだけで無理やり回すこともできるんですよ。

でも720を目指すなら、ボード最大限のフレックス・トーションを使わないと回しきれません。

ソフトフレックスだと、やはり反発が弱くて高く飛べないのは確かなんですね。

デスシリーズなら外側にせり出したエッジがしっかり雪面を捉え、圧倒的な高さを提供してくれます。

さらに高速のラントリやカービングも大得意。

乗り手は選びますが、ポテンシャルをすべて引き出せれば最高のパートナーになるでしょう。

バタレオン/Fun.Kink

「キャンバーは難しい」って言われるほど乗りたくなる方も多いと思うんですよ。

そんなボーダーにおすすめのキャンバーボードがバタレオンのファンキンク。

キャンバーのデメリットは低速と逆エッジ。

でもファンキンクはボードを船底のように丸くすることで(3BT形状)、低速時のアンコントローラブルや逆エッジのリスクが減少しました。

「そんな機能聞いたことないけど…?」

それもそのはず、バタレオンが特許を取っているので他のブランドは使えないんですよ。

ハイキャンバーのメリットを享受しつつ、デメリットを究極に抑えたモデル。

フレックスも柔らかいので、グラトリ初級者から上級者まで満足できる仕上がりになってます。

カービング・ラントリにおすすめのキャンバーボード

最後はカービング・ラントリにおすすめのキャンバーボードを紹介したいと思います。

高速時の安定感がもっとも高いキャンバー形状は、まさにカービング・ラントリスタイルにぴったりと言えるでしょう。

近年は可変キャンバーが主流になっていますが、さらにキレのあるカービングをしたいなら、ぜひキャンバーボードを検討してみてはいかがでしょうか。

グレイ/デスペラードTiC(レディースモデルあり)

カービングガチ勢御用達のモデルがデスペラードTiCです。

足下のカーボン&チタンリボンが高速下での吸収振動や安定性、踏み込んだときの反発力を高めてくれます。

キャンバーの面白さってバネ感だと思うんですよね。

カービングで踏み込んだときの沈み加減、切り返したときの跳ねる感触。

これってフラット系ハイブリッドキャンバーやダブルキャンバーでは絶対味わえない浮遊感です。

カービングの楽しさを再認識させてくれる1枚です。

オガサカ/FC(レディースモデルあり)

オガサカのフラッグシップモデル、FCも昔ながらのキャンバーボードです。

バートンカスタムもそうですが、歴史あるモデルが愚直にハイキャンバーをリリースし続けてくれるのは素直に感謝ですね。

セミハンマーでハリのあるフレックス。決して乗りやすいボードとは言えません。

とはいえいったん乗りこなすことができれば、エッジが抜けやすいターン後半でもしっかり雪面をグリップ。

ボードへの信頼感が生まれるので、どんどん体を倒していけます。

自分の実力をネクストステップにいざなってくれる、そんな信頼のおけるボードがFCです。

ライス28/RT7

ラントリの第一人者、いぐっちゃんも使用するモデル。

いぐっちゃんのブランド、WRXのMK-Sがトリック寄りのラントリボードとすれば、RT7はカービング寄りのラントリボード。

ちょっと表現が難しいですが(笑)

あくまでカービングメインで、たまにグラトリする方はRT7がおすすめです。

いわゆるカービングボードとRT7の違いはフレックスバランス。

ゴリゴリのカービングボードって板が硬すぎて弾きづらいんですよ。

でも、RT7はフレックスバランスを調整することで、粘りがあるのに弾きやすいボードに仕上がりました。

いぐっちゃんのようなラントリスタイルを目指すなら、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

現在はボーダーの志向も多様化しているので、純粋なキャンバーボードは減っています。

とはいえ、グリップ力、レスポンス、安定感、反発力はどんな形状よりも優秀です。

  • 今シーズンこそは720を回したい
  • 今年はお手つきカービングがしたい
  • 誰よりも上達したい

そんな向上心のあるボーダーさんはぜひキャンバーボードを選んでみてはいかがでしょうか。

その他の形状別おすすめの板

その他の形状別の特徴とおすすめのボードに関しては以下、順番にまとめています。

自分のスタイルに合うボード選びの参考にください。

可変キャンバー

近年トレンドになっているのが可変キャンバー形状です。

その名の通り、通常はキャンバー形状ですが、踏み込んで板がたわむとノーズ(先頭)・テール(後方)がせり上がり可変します。

この可変する形状により、キャンバーのようなグリップ・反発力を保ちつつ、操作性が格段に向上しました。

ターンのしやすさから、入門〜上級者モデルまで多くの板に採用されている形状です。

【最新版】元イントラが厳選!おすすめのハイブリッドキャンバーボード11選

ダブルキャンバー

ダブルキャンバーボードは、1枚のボードに2つのキャンバー(アーチ)があるボードを指します。

飛び抜けた特徴こそないものの、全てにおいて平均的な性能を有するボードです。

グラトリ、カービング、パーク等…色々なスタイルを楽しみたい方にピッタリの形状ですね。

元スノボイントラが厳選!グラトリにもおすすめのダブルキャンバーボード11選

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

※日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。