必需品からあったら便利なギアまで!バックカントリースキー・スノーボードの持ち物

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こんにちは、元スノーボードインストラクターの、らくスノです。

バックカントリースキー・スノーボードってとにかく荷物が多いですよね。

とはいえ忘れ物をすると、ギアによっては命に関わることもあります。

今回はバックカントリースキー・スノーボードの持ち物や、アイテム選びのコツについてお話したいと思います。

この記事を最後まで読めば、もうバックカントリーでの忘れ物はなくなります!

バックカントリースキー・スノーボードの持ち物一覧

歩行・滑走具 レイヤー・防寒具 アバランチギア エマージェンシーキット その他
  • ブーツ
  • ビンディング
  • ヘルメット
  • ポール
  • スノーシュー・シール
  • アイゼン
  • ザック
  • ゴーグル
  • サングラス
  • アウターシェル
  • ミッドレイヤー
  • ベースレイヤー
  • ドライレイヤー
  • 保温着
  • グローブ
  • ソックス
  • 帽子
  • バラクラバ
  • ビーコン
  • プローブ
  • ショベル
  • ツエルト
  • ファーストエイド
  • 地図・コンパス
  • ヤマップ
  • ココヘリ
  • ヘッドライト
  • リペアキット
  • ハーネス・ロープ
  • 水筒
  • 食料
  • 撮影機材
  • タオル
  • トイレットペーパー
  • ウェットティッシュ
  • リップ
  • 日焼け止め
  • ガスバーナー

※スマホでご覧の方は画面を横にすると見やすくなります。

今回はアイゼンを必要としない日帰りのルートを想定してギアをまとました。

バックカントリーツアーでは最低限赤字のギアがあればOKですが、ルートによっても変わってきます。

不安なときは利用予定のガイドクラブに確認してくださいね。

歩行・滑走具

まずは歩行・滑走具を紹介します。

とはいえこれらのギアをすべてそろえたら数十万円かかります。

ガイドクラブによっては貸出も行っているので、バックカントリー初心者の方はレンタルも検討してみましょう。

板・ビンディング

さすがに板・ビンディングを忘れる方はいないと思いますが(笑)パウダーボードをお持ちでない方も多いと思います。

せっかくのバックカントリー。ガイドクラブによってはレンタルもできるので、ぜひパウダー板も検討してみましょう。

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ブーツ

板やビンディング以上に大事なのがブーツです。

なぜならバックカントリーの9割は歩行ですからね。

正直歩行時間が短ければ、ゲレンデ用のブーツでOKだと思うんです。

ただし、長時間ハイクするならやはり専用のブーツをおすすめします。

■ゲレンデ用ブーツとバックカントリー用ブーツの違い

  • 歩きやすい
  • 防水・保温性が高い
  • 自然に立っていられる
  • 雪面で滑りづらい
  • 耐久性が高い

ゲレンデ用とバックカントリー用のブーツの違いは長くなるので別記事にしました。

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ヘルメット

ゲレンデでのヘルメット使用には賛否両論ありますが、バックカントリーでは持参しましょう。

整備されたスキー場とは違い、どこに岩や崖があるかも分かりません。

個人的にはより安全性が高いMIPSヘルメットがおすすめです。

【最新版】元イントラがおすすめする!スキー・スノボ用ヘルメット11選

トレッキングポール

スキーヤーはともかく、ボーダーの方はトレッキングポールなんて持ってないですよね。

でも、安定して歩行するためにもトレッキングポールは必須です。

スノーシュー・シール

スキーヤー・スプリットボードの方はシール。

ボードを担いでハイクする場合はスノーシューが必要です。

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アイゼン

バックカントリーのメジャールートで言えば、ほとんどがスノーシュー・シールで歩行が可能です。

私の場合はスノーシューが壊れたときの予備として持参してます。

ザック

なんとなく想像できると思いますが、バックカントリー専用のザックが必要です。

■バックカントリー用バックパックの特徴

  • 板が取り付けできるボードキャリーがついている
  • シャベル、プローブ用ポケットがある
  • ゴーグルポケットがある
  • 背面や側面から物が出し入れできる
  • ヘルメット用アタッチメントがある

バックカントリー用のザックの機能やおすすめモデルは別記事にまとめてますので、合わせて参照ください。

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ゴーグル・サングラス

「ゴーグルはともかく、サングラスは必要なの?」と思われるかもしれません。

実は降雪時でも登りは暑いので、ゴーグルだと曇りの原因になります。

サングラスなら涼しく快適にハイクアップできますよ。

レイヤー・防寒具

バックカントリーにおいて防寒具はとても大事です。

ハイクアップ、停滞、滑走…ゲレンデ滑走と違い、うまく体温を調整しないと汗冷えや体調不良の原因になることもありますからね。

「ユニクロやワークマンじゃダメなの?」

個人的にはおすすめしません。

もちろん穏やかな天候であればユニクロでもワークマンでも問題ないでしょう。

ただし、突然の天候不良や自分・仲間の怪我で停滞せざるを得ないとき、登山用のレイヤーを着てないと命に関わります。

先にこだわるべきは、滑走具よりも防寒具です。

アウターシェル

私はノースフェイスのパウダーガイドを使用してます。

雪山ではウェアの機能性の差が、生死を分けた事例は数多く存在するんです。

いつもスキー場ではワークマンの激安ウェアで滑っている私も、バックカントリーでは絶対に使用しません。

■バックカントリー用ウェアの特徴

  • 動きやすさ
  • レイヤリングのしやすさ
  • 軽量コンパクト
  • 徹底的に作り込まれた機能
  • 高い防水透湿性

おすすめのウェアに関しては長くなるので別記事で解説してます。

【最新版】スキー・スノーボードバックカントリーにおすすめのウェアブランド

ミッドレイヤー

保温力があって乾きやすいフリースやインサレーション(中綿入行動着)を着る方が多いです。

特にこだわりがなければ、最初はモンベルで十分。

もちろんお金に余裕があればパタゴニアやノースフェイスもおすすめです。

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ベースレイヤー

汗を吸収してさらに放出するのがベースレイヤーの役割です。

ベースレイヤー選びの中で、保温性を重視するならウール混紡生地。速乾性を重視するならポリエステル生地がおすすめです。

モンベルのジオラインやスーパーメリノウールが大人気ですね。

ドライレイヤー

雪山で凍える原因は、汗による底冷えなんです。

アルコール消毒のとき肌がすーっと冷たくなるのと同じ原理。

肌着が汗でベタついていると、気化熱で体温が奪われてしまいます。

ドライレイヤーは汗を素早く吸い上げ拡散、気化熱による体温低下を防いでくれます。

ベースレイヤーだけでもいいのですが、さらにドライレイヤーを着るとさらに快適。

ミレーのドライナミックかファイントラックのドライレイヤーが人気です。

保温着

停滞中体温を逃さないために保温着が重宝します。

軽量で小さくたためるライトダウンを持参する方が多いです。

グローブ

基本的にはダブルグローブをおすすめします。

ハイク時はとにかく暑い…アウターグローブをつけていると蒸れるのでインナーグローブだけでも十分です。

また個人でバックカントリーする方は、予備も持参することをおすすめします。

片方だけでも紛失したら行動不能に陥りますからね…

私は

  • インナーグローブ
  • テムレス(ゴム手袋)
  • 厚手ウールグローブ
  • アウターシェルグローブ

4枚持参します。

ソックス

基本的には履いているものだけでOK!

ただし、歩行時間が長いと汗で濡れることもあります。

念のため予備も持参すると安心ですね。

帽子・バラクラバ

帽子・バラクラバはメーカーごとに大差がないので、何でも良いと思います。

私もバラクラバはワークマン使ってます。

アバランチギア

アバランチギアとは雪崩が起きたときに救助する(される)ためのアイテムです。

雪山には絶対に必要なギアなので持参してください。

ビーコン・プローブ・ショベル

アバランチギアの重要性はともかく、使い方が分からないという方も多いと思います。

各ガイドクラブでは初心者講習を行っており、アバランチギアの使い方も教えてくれます。

バックカントリーに挑戦したい方、まずは初心者講習を受けましょう。

エマージェンシーキット

緊急時に必要なアイテム。個人とツアーで持っていくかどうか分かれると思います。

ツアーで行く場合はガイドさんが全部持っているので、必須ではないです。

もちろんガイドツアーでも遭難することはありますから持参してもいいですが、ザックが重くなりますからね。

不安なときは各ガイドクラブに問い合わせてみましょう。

ツエルト

怪我で停滞せざるを得ないときや、やむを得ずビバーク(野営)する場合の簡易テント。

ファーストエイドキット

私は消毒液や包帯、ガーゼ、ロキソニンなどを持参してます。

もちろん雪山でできることは限定的ですが、最低限の処置をすれば生還率も高まります。

あと個人的におすすめなのが胃腸薬。急な腹痛にも安心です。

地図・コンパス

とりあえず地図読みができなくても地図やコンパスは持っていったほうが良いです。

最初は読めなくても、「読もうとする姿勢」が大事だと思います。

ヤマップ

私の父親をはじめ、山での電子機器使用に懐疑的な人も多いんですが(笑)ヤマップは絶対に入れておいたほうがいいです。

GPSでの位置の把握はもちろん、遭難したときに場所を特定してもらうこともできます。

実際ヤマップ側が警察にGPS情報を開示して救助された例もありますよ。

ココヘリ

遭難したときに場所を特定、ヘリで救助してくれるサービスです。

有料なので「絶対入れ」とはいいませんが、私は年間数千円で安心が買えるなら安いものだと思ってます。

ヘッドライト

雪洞を掘ったり、救助者に居場所を見つけてもらうときに必要です。

リペアキット

ひもやダクトテープが1つあると、

  • ブーツのひも切れ
  • ウェアの破れ
  • スノーシューの故障

トラブル時に応急処置ができます。

ハーネス・ロープ

クラック(裂け目)やクリフ(断崖)に落ちてしまったときに救助するアイテムです。

その他

その他バックカントリーで持参すると重宝するアイテムをピックアップしました。

水筒

水筒の中身はお湯がおすすめ。

熱い分には雪で冷やせますからね。

食料

小腹が空いたときはもちろん、緊急用としても多少の食料はあったほうが良いです。

チョコレートやナッツ類など高カロリーな食品がおすすめ。

撮影機材

インスタ360やゴープロですね。

タオル

特に春先はとても暑いので、タオルは必須です。

私は頭に被って日差しを防いでます。

トイレットペーパー・ウェットティッシュ

単純に鼻をかんだり、食事後に口を拭きます。

また万が一もよおしたときにも安心です。

リップ・日焼け止め

雪山は遮るものがないので、ピーカンだと日に焼けます。

乾燥対策としてもリップ・日焼け止めを持参しましょう。

ガスバーナー

雪山で食べるカップラーメンは最高にうまい(笑)

また万が一のためにもガスバーナーがあると安心です。

ちなみにガスを購入するときは、必ず寒冷地対応の物を選びましょう。

また火種として寒冷地仕様のライターや防水マッチがあると良いですね。

モバイルバッテリー

遭難した際の救助要請やヤマップでGPSを使用するためにもスマホは必須アイテムです。

実際、近年の山岳遭難では、スマホで救助されることが多いですからね。

モバイルバッテリーがあれば、電池切れを心配することがありません。

忘れ物をしないコツはチェックリストを作ること

これだけ荷物が多いと忘れ物が心配ですよね。

私は忘れ物チェックリストを作るのがベストという結論に至りました。

今はスマホのメモ機能やアプリでも簡単にチェックリストが作れますからね。

ぜひ当記事を参考にバックカントリー用チェックリストを作ってみてください。

まとめ

歩行・滑走具 レイヤー・防寒具 アバランチギア エマージェンシーキット その他
  • ブーツ
  • ビンディング
  • ヘルメット
  • ポール
  • スノーシュー・シール
  • アイゼン
  • ザック
  • ゴーグル
  • サングラス
  • アウターシェル
  • ミッドレイヤー
  • ベースレイヤー
  • ドライレイヤー
  • 保温着
  • グローブ
  • ソックス
  • 帽子
  • バラクラバ
  • ビーコン
  • プローブ
  • ショベル
  • ツエルト
  • ファーストエイド
  • 地図・コンパス
  • ヤマップ
  • ココヘリ
  • ヘッドライト
  • リペアキット
  • ハーネス・ロープ
  • 水筒
  • 食料
  • タオル
  • トイレットペーパー
  • ウェットティッシュ
  • リップ
  • 日焼け止め
  • ガスバーナー

いきなりこれだけのギアを揃えるのは難しいと思います。

まずは赤文字のアイテムだけそろえて(またはレンタルして)ガイドツアーに参加してみましょう。

バックカントリーにハマったら、徐々に買い増していくことをおすすめします。

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。