こんにちは、20年以上スノーボードやっている、らくスノです。
「これから車でスキー場に行きます!」なんて方も多いのではないでしょうか。
でも雪道に慣れてないと、運転が不安ですよね。
それこそスリップ事故やスタック(タイヤがはまり動けなること)を起こしては大変。
今回は数百回車でスキー場に行った経験のある筆者が、雪道運転に心得についてお話したいと思います。
この記事を最後まで読めば、雪道運転の不安が消え去るはず!
目次
スキー場までの雪道を運転するときのポイント・注意点とは
スキー場までの雪道を運転するときのポイントや注意点とはどんなことでしょうか。
- SNSで路面状況をチェック
- 2WDより4WD
- 車間を空ける
- 急加速・急ブレーキはNG
- アイスバーンに注意
- 他車の走行跡を避ける
- なるべく停車しない
- 降雪で視界が悪い時は早めのライト点灯
次項から順番に解説していきます。
SNSで情報収集
出発前にSNSで情報収集をしましょう。
特にツイッターはタイムリーな情報を入手できるのでおすすめです。
スキー場の公式アカウントはもちろん、前日にゲレンデへ行ったユーザーの情報はとても参考になります。
2WD(二輪駆動)より4WD(四輪駆動)
レンタカーを借りる予定の方は、2WD(二輪駆動)より4WD(四輪駆動)がおすすめです。
現在、一般的な乗用車で主流となっているのが、FF車と呼ばれる前輪駆動の2WD車。
FF車は4WD車にくらべ走破性に劣るため、スタッドレスタイヤでもスリップやスタックの可能性が高くなります。
その点4WD車であれば、慣れない雪道運転でも安定した走行ができます。
車間を空ける
雪道ではいつもの倍以上、車間距離を空けてください。
制動距離(ブレーキをかけてから停車するまでの距離)が伸びるので、前を走ってる車が急ブレーキしたときに対応できなくなります。
「ちょっと空き過ぎかな?」くらいがちょうどいいですよ!
急加速・急ブレーキはNG
急加速・急ブレーキは要注意です。
スリップはもちろん、ABSが作動して制動距離が伸び、前方の車に追突してしまう可能性も…
後続車に追突される危険もありますね。
特に坂道ではフットブレーキだけでなく、エンジンブレーキを活用することでスリップを防ぐことができます。
アイスバーンに注意
雪道のコンディションには、新雪、圧雪、シャーベット、アイスバーンの4種類があります。
その中でも一番注意が必要なのが、グリップの効かないアイスバーンです。
特にトンネルの入口・出口付近や樹木の影など、日陰はアイスバーンになりやすい。
とはいえアイスバーンを100%避けることはできませんので、急加速や急減速・車間距離には十分注意してくださいね。
他車の走行跡を避ける
他車の走行跡など、踏み固められた道も凍結する場合があり危険です。
制動性が悪いようなら、あえて他車の走行跡を避けてみましょう。
なるべく停車しない
極力坂道では停止しないようにしましょう。
特にアイスバーンの坂道などでは、いったん停車すると発進できないことがあります。
そのためにも車間距離が大事なんですね。
降雪で視界が悪い時は早めのライト点灯
街でも視界不良の時はライトを点灯しますよね。
同じように、降雪や霧がかかるような状況下では、早めのライト点灯で視界の確保や後続車に自車の存在を知らせましょう。
駐停車時の注意点
続いては駐停車時の注意点についてお話したいと思います。
- エンジンのつけっぱなしに注意
- ワイパーを上げておく
- 雪を下ろしてから走行
次項から順番にお話していきます。
エンジンのつけっぱなしに注意
特に車中泊されるされる方は、エンジンのつけっぱなしに注意してください。
降雪でマフラーが塞がれると、排気ガスが車内に逆流し一酸化炭素中毒の原因となります。
やむをえぬ事情でエンジンをかけっぱなしにする場合には、マフラー周辺の雪に注意してください。
ワイパーを上げておく
ワイパーを上げておかないと、凍結して使用できなくなります。
宿泊施設などに到着したら、ワイパーを上げる癖をつけておきましょう。
雪を下ろしてから走行
車に雪が積もっている場合は、必ず取り除いてから走行してください。
そのまま発進すると、雪が落下して視界を塞いだり他車の運転を阻害する可能性があります。
雪道運転のとき車に積んでおくと便利なもの
最後は雪道運転のとき、車に積んでおくと便利なものを紹介します。
■チェーン
個人的にはチェーンは積んでおくべきだと思います。
雪道のコンディションはだれにも予測できません。
いざ豪雪になったとき、チェーンがないとスタックする可能性もありますからね。
くわしくは下記の記事を参照ください。
→スキー場までの雪道にチェーンは必要?スタッドレスタイヤで行けますか?
■いらないタオル
車がスタックした時に、雪面とタイヤの間にタオルを挟むと脱出できる可能性があります。
■スノーブラシ
宿泊する場合は、スノーブラシを積んでおくと重宝します。
※宿の方が貸してくれることもあります。
■水、食料、ガソリン満タン
豪雪に起因する渋滞で長時間車にいなければならないこともあります。
出発前はガソリン満タン、多少の水や食料も積んでおくと安心ですね。
立ち往生(スタック)してしまったときの対処法
もし立ち往生(スタック)してしまったら、どのように対処すればよいのでしょうか?
①ハザードで後続車に知らせる
追突の危険があるので、ハザード等で後続車にスタックを知らせましょう。
②JAFはもちろん、スキー場にも連絡
目的地が近い時は、スキー場にスタックした旨を連絡しましょう。
場合によってはスキー場のスタッフが交通整理や救助してくれるかもしれません。
救急車やJAFはすぐには着きませんからね。
③車内で待機
外にいると体が冷えるうえ、後続車に轢かれる危険もあります。
救助が来るまで、車内で待機しましょう。
運転に自信がないなら公共交通機関を使う
運転に自信がないなら、無理せず新幹線やツアーバスを使いましょう。
事故に遭ってはせっかくの楽しいスキー・スノボ旅行が台無しです。
運転しなくていい分、体への負担も減りますよ。
下記の記事にレビューをまとめましたので、合わせて参照ください。
→初めて行くスキー、スノーボードバスツアー!メリットや裏技、注意点などまとめてみた
→初めてのJRスキー、スノボツアー!新幹線で行くメリットや裏技、注意点などまとめてみた
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私の住んでいる地域も雪が降らないので、最初に雪道を運転した時はだいぶ戸惑いました。
あらかじめコツや注意点を知っておくだけでも、事故やトラブルに見舞われる可能性が低下します。
スタックやスリップすると、ご自身だけでなく周りの車も巻き込むことになりますので、くれぐれも安全運転で走行してくださいね。
この記事が参考になれば幸いです。
→スキー場までの雪道にチェーンは必要?スタッドレスタイヤで行けますか?
→冬のスキー・スノボ旅行におすすめ!車にあったら便利なグッズ・カー用品ベスト22選
→スキー場へはどうやって行く?6つの交通手段の特徴まとめてみた