こんにちは!20年以上スノーボードを滑り続けている元インストラクターのらくスノです。
突然ですが、皆さんは「自分が今、スノーボードでどのくらいのレベルに達しているんだろう?」と気になったことはありませんか?もし自分の実力を知る明確な基準があれば、これからの上達目標やモチベーション維持にも繋がりますよね。
ですが実は、カービングターンであれ、キッカー(ジャンプ)やグラトリ(グランドトリック)であれ、スノボ業界において初心者・中級者・上級者を明確に分ける公式の基準って存在しないんです。
とはいえ、それでは自分の立ち位置が分からなくて困ってしまいますよね。そこで今回は、元イントラである筆者独自の判断基準をベースにした、ジャンル別の「初心者・中、上級者のレベル比較表」を作ってみました!
私自身のイントラ経験はもちろん、現役で活躍しているプロやインストラクターの友人たちの意見もたくさん盛り込んでいるので、世間一般のリアルな評価・スキル感ともバッチリ一致しているはずです。
この記事を最後まで読めば、今の自分がどのレベルにいるのかが簡単に理解できるようになりますよ!
基礎、カービングの滑走レベル一覧表

今回は、日本スノーボード協会(JSBA)が定める公認基準をベースに、スノーボードの基本となる滑走レベルの一覧表を作成してみました。
グラトリやキッカーとは違い、基礎(フリーライディング)やカービングターンの分野には、公式が定めた明確な技術基準があるので自分の実力を測りやすいのが特徴です。
たとえばスノボ仲間に「JSBAのバッジテスト1級を持っているよ!」と言うだけで、どれだけ高い滑走レベルにいるのかが一瞬で相手に伝わります。
「今の自分のライディング技術が、客観的に見てどのくらいのレベルなのか知りたい!」という方は、ぜひ日頃の成果を試すためにバッジテストに挑戦してみてはいかがでしょうか?
グラトリのレベル一覧表

続いては、ゲレンデでも大人気のスタイルである「グラトリ(グランドトリック)」の滑走レベル分けについて解説していきます。
グラトリには公式の全国統一基準がありませんが、今回は筆者とも親交が深い尾川慎二プロが立ち上げたグラトリの技能認定団体「SGTA」の評価基準をベースに、分かりやすくレベルを算出してみました。
「そもそもプレッツェルやコンパスってどんな技のこと?」と気になった方は、グラトリの基本トリックや専門用語を分かりやすく解説している別記事を合わせてチェックしてみてくださいね。
→【永久保存版】10カテゴリー48種!グラトリ技のハウツーyoutube動画まとめ
ジブ・パークのレベル一覧表

続いて、スノーボードの花形とも言えるスノーボードパーク(キッカー・ジブなど)の滑走レベル分けについて解説します。
パークでのライディングは、空中でのグラブの掴み方や、個々のスタイル(ポークなどの見せ方)によってもオシャレさや見え方がガラリと変わるため、客観的なレベル分けが非常に難しいジャンルです。今回は、専門雑誌『FREERUN(フリーラン)』などの特集を参考にしながら、分かりやすくレベル基準をまとめてみました。
トリックの回転数(スピン)の進化についても触れておきますね。それこそ一昔前であれば、キッカーで720を回せれば大きめの大会でも上位入賞を狙えるレベルだったんです。
ですが今は、オフシーズンでもジャンプの練習ができるオフトレ施設(キングスやクエストなど)が全国に普及したこともあり、現代のパークシーンでは900をしっかり着地できてようやく上級者と言える時代になっています。
バックカントリーのレベル一覧表

最後に、手つかずの大自然を滑る「バックカントリー(BC)」のレベル基準についてお話しします。
バックカントリーは、ゲレンデのように単純な滑走スキルだけでレベル分けできるものではありません。元イントラの筆者個人としては、滑りが上手いかどうかという技術面よりも、「雪山に対する安全知識がしっかりと備わっているかどうか」が最も重要な判断基準だと考えています。
一歩間違えて遭難してしまうと命の危険に直結するシチュエーションだからこそ、アバランチギア(雪崩対策装備)であるビーコンやプローブ、ショベルの正しい使い方をマスターしていることは絶対に欠かせません。
それに加えて、自分の実力に合わせた無理のないルート選び、事前の天候の判断、日々の体調管理などが的確にできるかどうかが、バックカントリーにおける真の上級者を見極めるポイントになります。
よくある間違ったスノーボード中・上級者の基準

よくゲレンデで耳にするのが、「上級者コースを転ばずに滑り降りられるから、自分はもう上級者でしょ?」という声です。
確かに、各スキー場のマップには「初級コース」「中級コース」「上級コース」という分かりやすい表記がありますよね。しかし、ゲレンデにあるこの案内は、あくまでもその斜面の最大斜度や凸凹(コブ)といった「コースの難易度」を示しているに過ぎません。
そのため、斜度のきつい上級者コースをなんとか滑り降りられるからといって、一概に「ライディング技術がスノーボード上級者レベルに達している」とは言えないのが現実です。
同じように、「スノーボードを長く続けているから上級者だ」とも限らないのがスノボの面白いところであり、奥が深いポイントでもあります。
- 10年前から毎年1回だけゲレンデに行くスノーボーダー(スノーボード歴10年・滑走日数10日)
- 今シーズンから始めたばかりだが、すでに20日以上山にこもって滑っているスノーボーダー(スノーボード歴1年・滑走日数20日)
この2人を比べたとき、どちらの方がスノーボードが上手い(技術が高い)かは、もう明白ですよね。
まとめ

そもそも、スノーボードというスポーツ自体がスケートボードやサーフィンから派生して誕生したカルチャーです。
スケートやサーフの世界は、オリンピックのようにストイックに採点や順位だけを競い合うというよりも、独自のスタイルやファッション、音楽といった「ストリートカルチャー」としての側面を強く持っています。
たとえば、有名なポップアートの巨匠であるキース・ヘリングとジャン=ミシェル・バスキアの絵を見比べて、「どちらの絵が上手いか?下手か?」なんて誰も争いませんよね。
実はスノーボードもこれと全く同じです。今回の記事でご紹介したレベル比較表も、あくまでも筆者が独自の視点で分かりやすく基準を設けてみただけに過ぎません。
たとえば、パークやグラトリの基本技であるただの「180(ワンエイティ・半回転)」であっても、滑り込んでいる上手い人が繰り出す180はスタイルが出まくりで圧倒的にカッコいいものです。そのため、単純に技の難易度(回転数の多さなど)だけで「初心者」や「中・上級者」を綺麗に切り分けることは絶対にできないんです。
周りのスノーボーダーや自分自身が、その滑りを見て「めちゃくちゃカッコいい!」「滑りがすごくキレイ!」と思えれば、それだけで十分素晴らしいことだと私は思います。
そう考えると、スキルやレベル分けなんて、実はそこまで大きな根拠も意味も無いものなのかもしれません。
「自分はまだまだ下手くそな初心者だから…」
「もう中級者レベルくらいには名乗ってもいいのかな…」
なんていう小さな枠にとらわれて悩む必要は一切ありません!ぜひ皆さんも、自分のスタイルを大切にしながら、真っ白な雪山でのびのびとスノーボードを楽しんでくださいね!






























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