こんにちは、20年以上スノーボードやっている元イントラの、らくスノです。
- バートンの板に他ブランドのビンディングは取付可能ですか?
- バートンのビンディングに他ブランドの板を取り付けできますか?
- バートンと他ブランドのジョイントシステムの違いって何?
確かにバートンはChannelという独自のジョイントシステムを採用していますが、現行モデルなら他ブランドでも取り付け可能なことが多いですよ。
ただし、バートンESTビンディングや中古・型落ち品は設置できない場合もあるので注意が必要です。
今回はバートンと他ブランドの互換性についてお話したいと思います。
この記事を最後まで読めば、購入後に「取り付けできなかった」なんてトラブルがなくなりますよ。
目次
バートンと他ブランド、板とビンディング互換性の早見表
結論から知りたい方のために早見表を作ってみました。
- バートンのESTビンディングは他社の板に取り付けることができない
- 現行モデルならほとんどのブランドと互換性がある
- 旧モデルは年式により設置できないことがある
次項から詳しく説明していきます。
バートンCHANNELシステムと4✕4ディスクの違いはネジの本数
出典:バートン
スノーボード板の現行モデルには、CHANNEL(チャンネル、チャネル)と4✕4(フォーバイフォー)ディスクという2つのジョイント規格が存在します。
そしてバートンと一部のブランドを除き、ほとんどのメーカーは4✕4ディスクを採用しているのです。
今回主題では無いので、細かい仕様の違いについては省きます。
とりあえずCHANNELは2つネジ、4✕4ディスクは4つネジで固定するとだけ覚えておいてください。
現行モデルならバートンの板に取り付け可能なブランドが多い
出典:ユニオン
現行モデルなら、多くのビンディングブランドがchannelシステムにも対応可能なマルチディスクを採用しています。
■代表的なマルチディスク採用ブランド
- ユニオン
- フラックス
- K2
- ライド
- NOW
ただし、Channel対応のディスクは別売りだったり、下位モデルにはマルチディスクを採用してないブランドもあります。
購入前にショップ店員さんに聞くか販売サイトで確認してみましょう。
それでも不安なら、全てのモデルにマルチディスクを採用、なおかつモデル数が多いユニオンかフラックスが無難です。
特にこだわりがなければバートンのビンディングがおすすめ
でもね…バートンEST以外のビンディングはセンタリングの微調整ができないんですよ。
つまりChannel本来の「自由自在に調整できる」というメリットが生かせないんですね。
バートンはモデル数も多いし、これから購入するなら「わざわざ他ブランドを選ぶ意味もないのかなぁ」とは思います。
※センタリングに関しては下記の記事を参照ください。
→日本一分かりやすい!スノーボードバインディングの付け方、外し方教えます
中古・型落ち品のビンディングは年式により設置できない
さて問題は中古・型落ちのビンディング。
なぜならChannelシステムに対応しているビンディングは、年式によって異なるからです。
たとえばフラックスは18-19シーズンよりChannelシステム対応のマルチディスクを導入してますが、それ以前のモデルは標準装備されてません。
とりあえず中古で購入する際は、必ず出品者・販売店に確認しましょう。
不安なようであれば、中古・型落ちのビンディングは買わないことをおすすめします。
ビンディングがもらい物ならディスクの確認
出典:フラックス
「いやいや、ビンディングはもらい物なんです…」
今持っているバートンの板に、譲ってもらったビンディングを付ける場合もありますよね。
そんな時は、まずディスクを確認してみましょう。
画像のように通常の4✕4穴の他、ディスクの十字方向にも穴が空いていたらChannel対応のマルチディスクです。
逆に十字方向に穴が空いてなければ、Channel非対応のディスク。
別売りのディスクを購入しなければなりません。
別売りディスクで設置できる場合もある
「〇〇(ブランド名)+channel対応ディスク」なんかで検索すると、そのブランドの別売りディスクが出てきます。
ただし、今販売しているChannel対応ディスクが、お持ちのビンディングの年式に合うとは限りません。
ディスクをマイナーチェンジしているブランドもありますからね。
その点はあらかじめ留意が必要です。
Re:Flexなら他社の板にバートンのビンディングが取り付け可能
出典:バートン
最後は逆パターン、他社の板にバートンのビンディングは取り付けできるのかという疑問です。
バートンのRe:Flexならどんなブランドのボードでも設置可能です。
現在バートンはESTとRe:Flexという2つの規格のビンディングをラインナップしてます。
EST規格のビンディングはChannelシステム専用なので、4✕4のボードに取り付けることができません。
すでに他ブランドの板を持っていて、バートンのビンディングを購入する場合はESTとRe:Flexの違いに注意してくださいね。
見分け方は画像の通り、ESTはビンディングの左右、Re:Flexはベースプレートの真下にネジの取り付け箇所があります。
初心者でもできる!スノーボードのセッティング・調整方法
カービング、グラトリ、パウダー…スタイルはどうあれ、スノーボードを滑るうえで大事なのがセッティングです。
セッティングが間違っていると、どれだけ高性能なギアを揃えても上手く滑ることができません。
以下の記事では、
- ハイバックローテーションの調整方法
- フォワードリーンの調整方法
- 最適なスタンス幅に調整する方法
- 最適なバインディングの角度に調整する方法
- 効果的にセットバックを使う方法
- ドラグを防ぐ方法
などについて、初心者の方でも分かるように解説しています。
バートンビンディングの設置方法が分かったら、セッティングを調整してみましょう。
→初心者でもできる!スノーボードのセッティング・調整方法教えます
まとめ
バートンのChannelシステムって便利なのはわかりますが、ちょっとややこしいんですよね(笑)
私自身、購入時に混乱したことがあるので、今回記事にしてみました。
- バートンCHANNELシステムと4✕4ディスクの違いはネジの本数
- 現行モデルならバートンの板に取り付け可能なビンディングブランドが多い
- 取り付けられるか不安ならバートン、ユニオン、フラックスの現行モデルを選ぶ
- 中古・型落ち品のビンディングは年式により設置できない
- Re:Flexなら他社の板にバートンのビンディングが取り付け可能
とりあえずChannelシステムを購入する時は、この5つを覚えておいてください。
よくわからなければバートン、ユニオン、フラックスの現行モデルを購入、中古・型落ちは買わない。
このルールさえ守っていれば、設置できないということはありませんよ。