こんにちは、20年以上スノーボードやっている、らくスノです。
「木の枝に乗り上げたり、友人のボードと接触してスノーボードの板を破損した」なんて方も多いのではないでしょうか。
でも、修理に出すとお金も時間もかかりますよね。
今回はデッキ剥がれ、ソールの傷、エッジ欠け…破損したスノーボード板のセルフ補修のやり方について解説します。
この記事を最後まで読めば、もうスノボ板の修理で迷うことはなくなりますよ!
目次
ソールの深い傷の修理方法
ソール(裏面)はとにかく傷つきやすいですよね。特に早期オープンや春スノーボードは石や木の枝がむき出しになるので、より破損するリスクは増します。
そんな時に使える簡単補修テクニックです。
①リペアキットを用意する
ソールのリペアキットは800円前後で購入できます。もしリペアキットがない場合はホットワックス(グリーンなど硬めのワックス)でもいいです。
②リペアキットに火をつけ、患部に垂らす
リペアキットに直接ライターで火をつけ、傷が塞がるまで患部に垂らして下さい。
③スクレーパーで平らにして、軽くブラッシング
最後は凹凸部分をスクレーパーで削って、ブラッシングすれば完成です。
デッキのトップシートが剥がれた場合の修理方法
「友達の板と接触してデッキ(板の表面)が剥がれちゃった!」
そんな時使える簡単な補修方法をお教えしましょう。
①乾燥させる
まず患部を乾燥させます。できれば数日間、直射日光の当たらない屋内で自然乾燥させください。
②エポキシ接着剤を塗る
続いて患部にエポキシ接着剤を塗ります。エポキシは透明で接着力が高く、水濡れにも強いのでおすすめです。(100円均一でも買えます。)
③乾燥するまで洗濯バサミで挟んでおく
そのままにしておくと剥がれてきてしまうので、洗濯バサミで挟んでおきます。接着剤が乾いたら完成です。
※接着後も中の木材などがむき出しの場合は、さらに接着剤を厚塗りして下さい。
ただし、板のコア(中心)部分に水分が入ると木材が腐食して強度が保てません。中心までえぐれてしまった場合は、ショップ修理に出すことをおすすめします。
エッジが欠けてしまった時の修理方法
エッジが欠けてしまった時は、エッジ研ぎ(エッジシャープナー)を使いましょう。2〜3回程度研ぐだけで、エッジの凹凸が平らになります。
エッジシャープナーは1,500円〜購入できます。
「ちょっと値段が高い…」と思われる方は、100円均一の金属ヤスリでもできます。ただし、根気がいるというか、エッジシャープナーより平らにするのが難しいので注意してくださいね。
傷が深いときは購入店やチューンナップショップで修理してもらう
セルフ補修はあくまで応急処置になるので、傷が大きい場合はシーズン終わりにでも修理してもらいましょう。
保証書があれば購入店で対応してくれます。
傷の程度や店舗によって違いますが、だいたいの相場は以下のとおりです。
- エッジ曲がり・割れ…10,000円
- ソールリペア…5,000円
- デッキ剥離…4,000円
- チューンナップ13,000円
私も深くえぐられた傷は、写真のように修理してもらいました。
修理依頼はチューンナップショップでも対応可能!
- 保証書を紛失してしまった…
- 中古品なのでそもそも保証書がない…
- 販売店が潰れてしまった…
そんなときはチューンナップショップへ持ち込みましょう。
インターネットで検索すればたくさんの出てくるので、修理対応可能なショップを探してみてください。
元イントラが厳選!スタイル別おすすめの板92選
修理といっても、破損具合によっては1万円以上かかる場合もあります。
修理代を考えたら、新しい板の購入を検討しても良いかもしれません。
以下の記事では、
- グラトリにおすすめの板
- カービングにおすすめの板
- ラントリにおすすめの板
- 軽量な板
- オールラウンドに乗れる板
…等、ジャンル別のおすすめ板をまとめています。
具体的なモデルを検討したい方は以下の記事を参照ください。
→元イントラが厳選!ジャンル別おすすめのスノーボード板92選!
初心者でも簡単!スノーボードギアの正しいメンテナンス方法
スノーボードを正しくメンテナンスできてますか?
世の中では間違った情報が流布していることも多いんですよね。
たとえば、「ワックスは滑走毎に塗る」なんて言われてますが、そんなことはありません。
以下の記事では、スノーボード日本代表をサポートするチューンショップ店長から聞いた話を元に正しいスノボギアのメンテナンス・保管方法についてまとめました。
自分が今やっている保管方法が正しいのかどうか気になる方は、合わせて参照ください。
→初心者でも簡単!スノーボード、バイン、ブーツ、ウェアの正しいメンテナンス方法
まとめ
修理に出すとお金もかかりますし、早くても引き渡しまで一週間前後はかかります。
お急ぎの際は、ぜひ今回ご紹介した補修方法を試してみてください。
とはいえ応急処置なので、大きなキズはシーズン終わりにでも修理してもらいましょう。