こんにちは、20年以上スノーボードやっている元イントラの、らくスノです。
- スキー・スノボ用のグローブを探しているけど、どんなブランドがおすすめですか?
- 選び方のコツはありますか?
- 1日しか使わないので、安いグローブないですか?
そんな疑問を抱えている方も多いと思います。
確かにスキー・スノーボードのグローブってどんなブランドが人気なのか、よく分かりませんよね。
それにグローブの選び方を間違えると、水が染みてきたり寒さで指先が冷えてしまうことも…
今回は人気のグローブブランドはもちろん、選び方のコツや注意点についても詳しくお話したいと思います。
この記事を最後までご覧いただければ、あなたにピッタリのグローブが見つかりますよ!
目次
スキー・スノーボード用グローブは3種類ある
グローブは大きく分けて3種類あります。
それぞれメリット・デメリットを知ったうえで購入すれば失敗がありません。
5本指のグローブ
出典:http://item.rakuten.co.jp/locohiqu/lh-10000279/
もっともスタンダードな5本指のグローブ。
保温性が高く、指も動かしやすいのが特徴です。
ミトングローブ
出典:https://www.snowinn.com/%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC
5本指よりも保温性は高いですが、指を単独で動かせないので、グローブを付けたまま細かい作業ができません。
パイプグローブ
出典:http://item.rakuten.co.jp/54tide/cel-70016419/
文字通りハーフパイプやキッカー(ジャンプ台)での使用を目的としたグローブ。
一般的なグローブより生地が薄いものの、ハンドプラントやグラブトリックなどがやりやすいのが特徴です。
ハーフパイプやキッカー以外でも、春スノボで使用される方が多いですね。
グローブを購入する際にチェックすべき7項目
グローブを選ぶときは下記の7項目をチェックしましょう。
これだけは必要という機能があれば、購入前に必ず確認してください。
生地の厚さ、中綿の量
やはりグローブは生地の厚さ、中綿の量が一番大事ですね。
生地や中綿が厚いと、2つのメリットがあります。
- 手が冷えず、快適にスキー・スノーボードを楽しむことができる。
- コケた時に手を保護してくれる。
上級者になると動きやすさ重視で薄手のグローブを選ぶ場合もありますが、初心者の方は厚手がおすすめです。
防水透湿性生地の有無
出典:https://www.goldwin.co.jp/
ゴアテックスやコロンビアのオムニテックが有名ですね。
防水透湿性の高い素材を使用していると、春先のシャバ雪でも快適に過ごすことができます。
当然あったほうがいい機能ですが、防水透湿性生地を使用したグローブは高額なので、お財布と相談する必要があるかもしれません。
デザイン
出典:https://www.salmonarms.com/product-category/classic/
ある意味もっとも大事なのがデザインですよね!
私もグローブ選びは機能性より見た目から入りますよ(笑)
各ブランドでデザインに特色がありますので、ウェアに合わせてチョイスしてみてください。
サイズ
グローブは店舗で試着するのがベストです。
でも、どうしても試着に行けない場合は大きめサイズをチョイスしましょう。
大きい分には薄手のフリース手袋など別途購入して、ダブルグローブにすればサイズ調整可能です。
コードの有無
出典:https://item.rakuten.co.jp/peace-price/snj-122/
コード付きのグローブは、リフト乗車中の落下や紛失を防ぐ役割があります。
リフト券、小物入れの有無
出典:https://ebisuknit.com/net/
リフト券や小物を入れるポケットが付いたモデルもあります。
特にリフト乗車がICチップのゲレンデの場合、グローブにポケットが付いていると重宝します。
インナーグローブの有無
もし寒さが不安な場合は、インナー付きのダブルグローブがおすすめ。
トップシーズンは-20度になることもありますからね。
シングルグローブよりも暖かく快適にスキー・スノボを楽しむことができますよ。
スキー・スノーボード用グローブ17ブランド紹介します!
今回紹介するグローブブランドは以下のとおりです。
- OCスタイル
- ハイマスマニア
- ワークマン
- エビス
- ボリュームグローブ
- バートン
- クラブグラブ
- サーモンアームズ
- コンビ
- ボルコム
- ハウル
- レベルグローブ
- ダカイン
- アシュラム
- ヘストラ
- ヒマラク
- テムレス
次項から順番に紹介します。
初心者・初級者の方におすすめのブランド
今は感染症対策でグローブレンタルを休止しているスキー場も多いです。
とはいえ1日しか行かないのに、高価なグローブは買えませんよね。
この項では、そんな初心者・初級者の方におすすめする激安グローブを紹介したいと思います。
OCスタイル
グローブが税込2,970円から、ゴアテックスグローブ税込5,940円から購入できる激安ブランド。
デザイン性も高く、カラーも豊富なので選ぶ楽しみがあります。
「お金はかけられないけど、おしゃれなグローブが欲しい」という方はぜひチェックしてみてください。
ハイマスマニア
1,980円〜のリーズナブルな価格帯とシンプルなデザインでおすすめのブランド。
私の友人はウェアに合わせて3セットも購入してました。
ゴアテックスこそ無いものの、肉厚の中綿や落下防止コード・滑り止めなど基本的な性能はバッチリ!
デザイン・種類も豊富なので、どんなウェアにも合わせやすいですね。
ワークマン
「いくら安いと言ってもワークマンって…」
いえいえ、私の友人のプロライダーやイントラさんも普通に使ってます。
そもそもグローブって消耗品だし、ファッション的にもあまり見える部分では無いので、ガチ勢も愛用してますよ。
実際、780円で買ったワークマンのグローブは、保温性はもちろん頑丈で3年間ノートラブル!
もちろん防水透湿素材ではありませんが、なるべく安く抑えたいなら、選択肢としてアリだと思います。
ワークマングローブの使用感については下の記事にまとめてますので、気になる方は参照ください。
→2年間ワークマンの防寒グローブを使って分かった6つのメリット
中級者の方におすすめのグローブ
シーズン複数回ゲレンデに通う中級者の方におすすめのブランドを紹介します。
中級者の方はファッション性の高いブランドが気になりますよね。
前項のブランドより価格こそ高いものの、ゲレンデで目立つこと間違いありません。
エビス
日本が世界に誇るグローブブランド。
可愛いデザインからアダルト向けの本格的なゴアテックスグローブまで、老若男女問わず人気があります。
国内ブランドなので、日本人の手に馴染むよう設計されているのも魅力の一つです。
ボリュームグローブ
ゲレンデでの使用率も高いジャパンブランド、海外でも人気を博しています。
説明もなにも、写真を見てもらえば一発ですね!
- 完璧な防水性
- あたたかくて濡れない
- 柔らかいはめ心地
ボリュームグローブは3つをテーマにものづくりを続けています。
デザインはもちろん、機能性も妥協したくないボーダーさんにピッタリのブランドです。
バートン
ご存知、スノーボードブランドとしては最大の規模を誇るバートン。
オリンピアンをはじめ、世界のトッププロからフィードバックを受け高品質のグローブを販売しています。
メンズ、レディース、キッズ…他のブランドを圧倒するモデル数、機能性も抜群です。
クラブグラブ
アメリカで創業、ラインナップの大半がミトングローブという珍しいブランド。
「もはやグローブじゃないでしょ!」っていうくらい斬新なデザインが興味をそそります。
ウェアのワンポイントとしてもおすすめのデザインです。
サーモンアームズ
この記事でご紹介するブランドの中で、一番ぶっ飛んだデザイン!
ビールから浮世絵、果てはポ○モンやノースフェイスのパロディーまで、POPなイラストがゲレンデで目立ちます!
他のボーダーと差をつけたい方は、ぜひチェックしてみてください。
コンビ
カナダ発のグローブブランド。
防水透湿性素材として有名なゴアテックスと、グローブメーカーとして初めて提携したブランドです。
ラインナップはダークカラー主体なので、派手なグローブが苦手な方におすすめ。
上級者の方におすすめのグローブ
この項では、アダルトボーダーに使って欲しいグローブブランドを紹介します。
確かに値段は高いですが、防水透湿性・強度等それ相応の価値を提供してくれます。
個人的には高級感があり、ベテランボーダーの風格を与えてくれるレザーグローブがおすすめ。
しっかりメンテナンスすれば長く使えるうえ、独特の風合いも魅力的です。
ボルコム
3Sシーンで大人気のブランド。
サーフやスケートブランドとしても認知されていますが、ルーツはスノーボードです。
一見でボルコムとわかる独特のデザインは、多くのファンから支持を得ています。
世界的なバックカントリーボーダーが使用するなど、機能性も高いです。
ハウル
ストリートファッション好きな創業者が、「ゲレンデでもファッションを楽しみたい」との思いで誕生したブランド。
シンプルだけど高級感があり、印象に残るデザインですね。
レベルグローブ
イタリアで創業した、スノーボード専門ブランド。
メインの価格帯が1万円超えなので、どちらかといえば上級者の使用率が高いです。
もちろん価格相応の機能性も有しており、アルピニストも使用するなど信頼性の高いブランド。
サイズのラインナップも豊富なので、男女問わず装着できます。
ダカイン
ハワイ発、サーフやスケートボード用のバックパックブランドとして有名です。
どちらかといえばバックパックが有名ですが、海外を中心にグローブの人気も高い。
私も以前ダカインのゴアテックスグローブを使用してましたが、耐久性が高く3年間使ってノートラブルでした。
アシュラム
スケートやクラブカルチャーをバックボーンに、質の高いグローブをラインナップしているブランド。
様々なスポーツとアウトドアのテイストを盛り込んでデザインしているそうです。
もう画像を見るだけで他ブランドとの違いが分かりますよね。
まだまだつけている人も少ないので、ゲレンデで目立つこと間違いなし!
へストラ
1936年スウェーデンで創業した歴史の長いブランド。
伝統的な皮革素材と機能的な素材を最適に組み合わせることで、シンプルモダンなのに高機能なグローブを提供してくれています。
特に玄人バックカントリーボーダーさんに使っていただきたいブランドです。
ヒマラク
ほとんどのグローブは香川県の職人さんの手によって作られているそうです。
まさに日本の職人のこだわりが詰まった高品質なグローブ。
革製品なので、使い込むほど味が出てくるのも魅力的です。
テムレス
ゴム手袋で有名なテムレスの雪山専用ゴム手袋はコスパも耐久性も最高です。
2,000円台で購入できる価格帯はもちろん、ゴム手袋なのでまったく濡れません。
しかも、スキー・スノボ以外に洗車や除雪にも使えますからね。
特に人口雪や春スキーで重宝するグローブ。
こちらも実際にゲレンデで使ってみたので、気になる方は下記の記事を参照ください。
→スキー・スノボ用ゴム手袋!?絶対濡れないテムレスの防水防寒グローブ使ってみた
グローブの洗い方※革を除く
最後はグローブの洗い方についてお話したいと思います。
表面の汚れや匂いはもちろん、防水効果を持続させるなら定期的に洗うことをお勧めします。
まず、グローブを洗うにあたっては生地を傷めないことが大切です。
手洗いする場合
バスケットにぬるま湯をためてグローブを浸しもみ洗い。
洗剤は少なめで、もみ洗いと言っても軽く押す感じですね。
洗い終わったら軽く絞って、指側を洗濯バサミで挟んで吊るし陰干しをします。
乾燥機でも良いですが、私の場合はお風呂で浴室乾燥してますね。
乾燥した後は撥水スプレーを全体に散布して保管してください。
洗濯機で洗う場合
洗濯機で洗う場合は、ファスナーやボタンを閉じて洗濯ネットに入れて洗います。
手洗いと同じく、洗剤の使用量は少なめにしてください。
※防水透湿性生地はデリケートなので、洗濯機は手洗いコース的な弱い水流でセットしましょう。
暖房やドライヤーでの乾燥はNG
よくやってしまいがちなのが、暖房などで直接乾燥させる方法。
しかし、暖房やドライヤーを使用すると生地が傷みやすくなってしまいます。
急いで乾かしたい時は、乾いたタオルでグローブの水分を拭き取り乾燥室などに吊るして干します。
また直射日光に当てると、やはり生地が傷みやすくなりますので気をつけてください。
革製グローブの洗い方
革製のグローブは特に手入れがデリケート。
基本よほど酷くなければ、表面の汚れだけ布で落として革用クリームを塗ればOKです。
しかし、そうは言っても汗をかいたりしたときは洗いたくなりますよね。
その場合は、革用の洗剤を使用して手洗いします。
まず、グローブをもみ洗いして軽く絞ります。
その後、布で水気を拭き取り陰干しして終了です。
乾いたら、クリームを塗布します。
まとめ
思ったよりも、グローブのブランドってたくさんありますよね。
まずは3種のグローブからお好みに合ったものをチョイスし、
- 生地の厚さ、中綿の量
- 防水透湿性生地の有無
- デザイン、サイズ
- コードの有無
- リフト券、小物入れの有無
この基準で選べばグローブ選びで失敗することはありません!
グローブはゲレンデを快適に過ごすうえで重要なアイテム。
今シーズンのグローブ選びの参考になれば幸いです。
なお他のギアに関しては、関連記事も参照ください。
【関連記事】
→今シーズンの流行は?最新スノーボードウェア人気85ブランド紹介します
→今シーズンおすすめの人気ネックウォーマー・フェイスマスク30ブランド紹介します
→今シーズンのおすすめは?スキー、スノーボードゴーグル人気25ブランド大集合