バックカントリー初心者でも分かる!スキー・スノボ用バックパックの選び方

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20年以上スノーボードやっている元インストラクターの、らくスノです。

  • バックカントリー用のバックパックって登山用と何が違うの?
  • 容量選びの基準は?
  • どんなギミックがあるの?

そんな疑問をお持ちの方にぴったりの内容になっています。

実はバックパックを選ぶときは7つの項目だけチェックすれば大丈夫なんです。

今回は筆者の知り合いの山岳ガイドやショップ店長に聞いた、正しいバックパックの選び方について解説したいと思います。

この記事を最後まで読めば、もうバックパック選びで失敗することはありません。

バックカントリースキー・スノボのバックパック選びのコツ

いきなりおすすめモデルを紹介されても分からないと思うので、まずはバックパック選びのコツについてお話します。

■バックカントリー用バックパック選びのコツ(デイハイク)

  1. 容量選びの基準は歩行距離と荷物
  2. 容量が20㍑未満ならデザインで選んでOK
  3. 板が取り付けできるボードキャリーは必須
  4. シャベル、プローブ用ポケットをチェック
  5. ゴーグルポケットがあると便利
  6. 背面や側面から物がとれると出し入れが楽
  7. ヘルメット用アタッチメントがあると外付けできる

他にもバックパックの機能はありますが、とりあえず上記さえ抑えておけば問題ありません。

バックパックの容量選びの基準は歩行距離と荷物

〜40㍑、またはそれ以上(上級者向け) 〜30㍑(中級者向け) 〜20㍑(初級者向け)
  • ハーネス・ロープなどレスキューギアも持参したい。
  • チームリーダーなので、同行者の予備用にゴーグルや補修セットも持っていく。
  • 長い距離をハイクするので、より多くの食料・水を携行する。
  • 予備のグローブやアイゼンも持参したい。
  • 自分のギアだけを持参。
  • 1〜2時間しかハイクしない。

まずは容量選び。デイハイクなら40㍑までを基準としてください。

バックカントリーに必要なギアは基本20㍑前後あれば十分です。

念のため食料や水を多く持っていきたい。

もしくは予備のグローブやアイゼン、ハーネス・ロープなどレスキューギアも持参したいということであれば、上図のように30㍑または40㍑を目安にすると良いでしょう。

ただし、荷物が多くなればなるほどハイクや滑走時に負担がかかるので注意してください。

容量が20㍑未満ならデザインで選んでもOK!

容量が20㍑未満ならデザインで選んでもOK!

本来ならフィッティングしてから購入するのがベストです。

ただ、20㍑未満ならそれほど重い荷物にはならないので、あまりフィッティングにこだわらなくでも良いでしょう。

好きなデザイン、カラーからバックパックを選んでみてください。

板が取り付けできるボードキャリーは必須

バックカントリー用バックパックのメイン機能と言っても良いでしょう。

スキー・スノボはもちろん、スノーシューを取り付けるのにも必要です。

逆にボードキャリーがないバックパックは絶対に選ばないでください。

スキーやスプリットボードの方でも、状況により板を脱いで歩くシーンはありますからね。

シャベル、プローブ用ポケットをチェック

プローブやシャベルポケットがあるかチェックしてみましょう。

「別にポケットがなくても困らないのでは?」

たしかにポケットなしでも収納可能ですが、アバランチギア(雪崩救助道具)はすぐ取り出せないと意味を成しません。

バックパック内のポケットでアバランチギアが整理整頓されていれば、いざという時もすぐ取り出すことができますね。

ゴーグルポケットがあると便利

よほど吹雪いてなければ、降雪時もサングラスを着用してハイクすることが多いです。

なぜならゴーグルだとハイクアップによる発汗で曇るから。

ゴーグルポケットがあれば、滑走時に素早くゴーグルに付け替えることが可能になります。

背面や側面から物がとれると出し入れが楽

背面や側面から内部にアプローチできるバックパックがおすすめです。

単純にスノーシューやボードを装着しているときに、上部のジッパーだけだと出し入れしづらいんですよ。

それに、あまり使わない保温着やレスキューキットは底にパッキングする方が多いと思います。

でも、いざ必要になったとき、いちいち最下部から取り出すのは面倒ですよね。

背面や側面から取り出せれば、タイムロスなく使用できます。

ヘルメット用アタッチメントがあると外付けできる

出典:アークテリクス

ヘルメットをカラビナで留めている方も多いと思いますが、ふらふら揺れるのが気になりますよね。

ヘルメット用のアタッチメントがあれば、揺れや落下の心配がありません。

まとめ

■バックカントリー用バックパック選びのコツ(デイハイク)

  1. 容量選びの基準は歩行距離と荷物
  2. 容量が20㍑未満ならデザインで選んでOK
  3. 板が取り付けできるボードキャリーは必須
  4. シャベル、プローブ用ポケットをチェック
  5. ゴーグルポケットがあると便利
  6. 背面や側面から物がとれると出し入れが楽
  7. ヘルメット用アタッチメントがあると外付けできる

各社他にも個性的なギミックを備えていますが、とりあえず上記さえチェックできていれば問題ありません。

なお、山岳ガイドやプロライダーも愛用するバックパックについては別記事にまとめています。

気になる方は関連記事も参照ください。

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。