これから購入する方必見!スノボバインディングの機能・スペックの違いを徹底解説します!

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こんにちは、20年以上スノーボード滑っている、らくスノです。

この記事にたどり着いたということは、「今まさにバインディングを探している」なんて方も多いのではないでしょうか。

でも、バインディングって

  • ヒールカップ
  • ハイバック
  • ラチェット
  • フォワードリーン

「ドラクエの呪文か!」って突っ込みたくなるくらい専門用語のオンパレード(笑)

これでは、なにが重要なスペック・機能なのか分かりませんよね。

かといって、知らないまま購入した挙句、自分に合わないバインディングだったら最悪です。

でも、ご安心ください!

今回はバインディング7つのスペックについて、初心者の方にも分かるように優しくお話したいと思います。

この記事を最後まで読めば、誰でもバインディングのスペック・機能の違いがわかるようになりますよ。

バインディングの機能・スペックの違い

スノーボードのバインディングの機能・スペックの違いは以下の通りです。

  1. バートンESTと4×4ディスク
  2. ストラップ型とリアエントリー型
  3. ハイバック
  4. ストラップ
  5. ラチェット
  6. ヒールカップ
  7. ベースプレート

購入する際は、1から順にチェックしてみてください。

「すでに言ってる意味がわからないんですけど…」

これから専門用語は極力排除して説明するので、今は意味が分からなくても大丈夫ですよ!

バートンESTと4×4ディスク

まず最初に確認しなければならないのがバインディングの規格。

なぜなら、ボードとバインディングをジョイントする規格は2つあるからです。

スノーボード板の現行モデルには、ESTと4✕4(フォーバイフォー)ディスクという2つのジョイント規格が存在します。

iPhoneのアダプターでアンドロイドは充電できないですよね。

スノーボードも一緒。

規格を間違えると板に装着できないので、必ず確認してから購入してくださいね。

バートンEST

出典:バートン

 

バートンは一部バインディングでESTという独自の規格を採用しています。

ESTを購入するとバートン以外の板には取り付けることができなくなります。

商品説明には必ず「EST」と記載されていますが、他ブランドの板をお使いの方はご注意ください。

4×4ディスク

現在バインディングのジョイント規格として主流になっているのが、4つのネジで取り付ける4×4ディスクです

最近のモデルだと、バートンとエンデバーというブランド以外はすべてこの規格と思ってください。

また、バートンでも4×4ディスク規格のバインディング(Re:Flex)を販売していますので、前述のESTと混同しないように注意してください。

なお、古いモデルには3Dディスクとよばれる規格のバインディングもあります。

3Dディスクは現行のモデルに使用することはできません。

中古やもらい物のバインディングは念のため確認しておきましょう。

バートンの板に他社バインディングは設置できますか?の疑問にお答えします

ストラップ型とリアエントリー型

ディスクの規格が決まったら、バインディングの装着方法を確認しましょう。

装着方法はストラップとリアエントリーの2種類あります。

2種以外にステップインタイプのバインディングもありますが、あまり流通してないないので解説は省略させていただきます。

■ストラップ型【GIF】

おそらくほとんどの方が、スノーボードのバインディングというとストラップタイプを思い浮かべるはず。

つま先と足首を大小のストラップで固定する装着方法ですね。

現在主流となっているのが、この装着方式です。

■リアエントリー型【GIF】

リアエントリータイプは、スリッパのように後ろから装着するバインディングです。

現在主力商品でリアエントリータイプを扱っているのは、フロー・SPユナイテッドの2ブランドだけですので、そのメーカーだけ注意してください。

ディスク規格と違い、誤って購入しても装着できないということはありません。

しかし、ストラップ型・リアエントリー型それぞれメリット・デメリットがあるので、確認してから購入することをおすすめします。

リアエントリータイプのビンディングってなに?メリット・デメリットは?

バインディング各部品の名称とスペックの違い

ディスク規格と装着方法について確認したら、いよいよモデル選びとなります。

この項では、バインディングの各部品とスペックの違いについてお話しします。

①ハイバック

バインディングの背もたれのような部分のことをハイバックと言います。

実は、バインディング選びで一番重要な部分がこのハイバックなんです。

■硬さ

ハイバックは、硬さによってハード、ミディアム、ソフトの3段階に分かれます。

ハードはレスポンスが良いですが遊びがないため、一般的には上級者向きとされています。

ですので、初心者・初級者の方はミディアムかソフトを選ぶようにしましょう。

バインディングの遊びとは?

車のアクセルやブレーキの「遊び」を想像するとわかりやすいですね。

足の動きに対する反応が良すぎると、初心者の方には乗りづらいものになってしまいます。

そのため、入門モデルはわざと遊びを作ることによって乗りやすくしているのです。

■素材

アルミ、プラスチック(ナイロンなど)、カーボンがハイバックの主な素材となります。

現在はプラスチックが主流ですが、剛性があり反応が良いとされているアルミ・カーボンも根強い人気があります。

ただし、アルミは重量がある、カーボンは軽量だけど高価なのがデメリットですね。

■フォワードリーンの有無

フォワードリーンとは、ハイバックに傾斜をつける事によってブーツとの隙間をなくし、レスポンスを向上させるシステム。

しかし、フリースタイル志向の方はあまり使いません。

だから、もともとフォワードリン自体がないモデルもありますが特に問題ないです。

劇的に滑りやすくなる!バインディングのセッティング方法教えます

②ストラップ

ハイバックを確認したら、次にストラップの違いについて説明したいと思います。

ストラップには足首側に付けるアンクルストラップと、つま先側に付けるトゥストラップがあります。

下記のアンクルストラップの写真を比較してみましょう。

出典:フラックスホームページより

上の写真が上位モデル、下の写真が下位モデルですが、クッションやカーブの違いがお分かりいただけると思います。

上位モデルは、極限まで肉抜きされており、足首に合わせるようにストラップがくびれています。

一方、下位モデルはクッションがしっかりしており、くびれもありません。

確かに、レスポンスや軽さでいうと上位モデルのほうが優れていますが、クッションや可動域に遊びが無いので足が痛くなるというデメリットも…

上位モデルだから良い」という話ではなく、ご自身のレベルに合わせてチョイスしましょう。

③ラチェット

【GIF】

ラチェットとは、ストラップを留める金具のこと。

そうです、上下にキコキコやるやつです(笑)

モデルごとに大きな差はないですが、中には力を入れなくてもスムーズに着脱できるモデルがあります。(バートンやフラックスなど)

④ヒールカップ

【GIF】

ヒールカップとは、その名の通りブーツのかかとに当たる部分です。

特に最近のモデルなら各ブランドまったく合わないということはありません。

しかし、心配な方はご自身が履く予定のブーツと合わせてみることをおすすめします。

私もバインディングを購入する際は、お店にマイブーツ持参してヒールカップに隙間がないかチェックしてます。

店員さんもそういったことには慣れているので、快く応じてくれますよ。

⑤ベースプレート

ベースプレートは足を乗せる部分のこと。

一般的には、厚いプレートのほうがクッション性が高く初心者の方向きとされていますが、このスペックは過度に気にする必要はありません。

また、カントと言ってベースプレートに傾斜をつけたモデルも存在しますが、劇的に滑りやすくなるわけではないので好みで選んでください。

カントとは

ベースプレートに角度を付けることによって、ボードを踏みやすくする機能です。

購入するブランドのサイズに注意

最後にひとつ注意すべき点があります。

それは、ブーツとバインディングのサイズです。

私は以前、インターネットでMサイズのバインディングを購入しました。

しかし、すでに持っていた他ブランドのブーツが大きすぎて装着できなかったのです…

特に初めて購入する方は、店頭に持参して直接合わせるか、ブーツ・バイン同じブランドで揃えることをおすすめします。

劇的に滑りが変わる!おすすめのバインディングブランド・モデル

「おすすめのブランドやモデルはありますか?」

下の記事では私のイントラとしての経験はもちろん、友人のショップ店長やプロライダーの意見を総合しておすすめブランド・モデルをピックアップしてみました。

この記事を読めば、きっと運命のビンディングに出会えるはずです!

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まとめ

  • サイズが合わなかった…
  • 板とジョイントできなかった…
  • 足が痛くなった…

…なんて失敗したくないですよね。

バインディングを購入する際は、以下のことを順番にチェックしてみてください。

  • ディスクの規格
  • 装着方法
  • 各スペックの確認
  • ブランド毎のサイズ

きっと、自分にベストなバインディングが見つかるはず!

なお、購入のコツについては関連記事も参照ください。

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。