こんにちは、20年以上スノーボード滑っている元イントラの、らくスノです。
ゲレンデでスキー・スノーボードを楽しんでいて、ふとスマホをみると「そんなに使ってないのに充電が残り10%になってた!」なんてことありますよね、
実はスマホのバッテリーって寒さに弱いんですよ。
とはいえ「携帯カイロをスマホに貼って保温」なんてのは、結露を誘発するのでNG。
スマホはウェアの内ポケットやインナーのポケットへ入れて保温しましょう。
今回はスキー場でスマホの充電を保つ方法やバッテリーが急激に減った時の対処法についてお話します。
目次
スマホは0℃以下でバッテリーの駆動時間が極端に短くなる
iOS デバイスは周囲の温度が 0° ~ 35℃ の場所でお使いください。(中略)極端な低温下で iOS デバイスを使うと、バッテリーの消耗が早くなったりデバイスの電源が切れたりすることがあります。より温度の高い場所にデバイスを戻すと、バッテリーの駆動時間も通常の状態に戻ります。
引用:アップルサポート
たとえばiPhoneの場合、0~35℃が最適な使用環境の範囲。
0℃以下になると、バッテリーの駆動時間が極端に短くなったり、ひどい時は故障の可能性もあります。
携帯カイロでスマホを保温するのはNG→結露を誘発する
低温下でバッテリーの減りが早くなるのは、わりと皆さん知っていると思うんです。
だから「携帯カイロをスマホに貼り付けて保温すれば解決!」と考える人が多いんですよ(笑)
実際、私の友人のイントラさんとかバックカントリー仲間など、ベテラン勢でもやってる人は多いです。
ただし、このやり方はメーカー側も推奨してないのでおすすめはしません。
そもそも携帯カイロは最高で60℃にも達しますので、普通に結露を誘発するおそれがあります。
いくら寒いからとはいえ、人肌以上に温めると故障のリスクが高まるので注意してください。
次項からはスキー場でスマホを保温する方法について解説します。
スマホを保温するならウェアかインナーの内ポケット!
スマホを保温するなら、できる限り人肌に近い位置をおすすめします。
スキー・スノーボードウェア(ジャケット)の内ポケットやインナー(フリースなど)のポケットなどがベストですね。
実際、私はウェアの内ポケットに入れてますが、スマホはまったく冷えません。
ただし、パンツのポケットは転倒時に破損したり怪我のリスクがあるのでおすすめしません。
クッションケースなら保温&破損防止で一石二鳥
スマホ用のクッションケースに入れるのもおすすめですね。
保温はもちろん、転倒時の破損も防ぐことができます。
スマホのクッションケースは100円均一でも売っているので、心配な方はあらかじめ購入しておきましょう。
→100均で買える!ゲレンデに持っていくと便利なグッズ18選
すぐに使用しないなら機内モードON
スキー場は電波が不安定なので、バッテリーが減りやすくなります。
すぐに使用しない場合は、こまめに機内モードをONにしておきましょう。
スマホの車内放置はOK?→大丈夫だけど心配ならロッカーがおすすめ
デバイスは -20° ~ 45℃ の場所に保管してください。(中略)デバイスが高温または低温になりすぎると、特定の機能が一時的に無効になる場合があります。極端な状況では、デバイスが一時的に無効になる場合があります。
引用:アップルサポート
「スキー場ではスマホを使わないから、車内に放置してもOKですか?」
iPhoneの場合、-20°までOK。トップシーズンでも-20°以下になることはまれですから、車内放置しても大丈夫です。
筆者自身、車内放置でスマホが壊れたことはありません。
ただし、アップルサポートも注意喚起してますが、低温化では自動的に電源が切れ、スマホ本体の温度が上がらないと起動しないことがあります。
心配ならセンターハウスのロッカーなどに預けることをおすすめします。
スマホのバッテリーが急激に減った時は人肌で温めて再充電
もしもゲレンデでスマホのバッテリーが急激に減ってしまった場合は、いったん人肌で温めてから再充電してください。
バッテリーが減っているからといって低温のまま充電すると、データの消失やスマホ自体の故障につながる恐れがあります。
またドライヤーや暖房・携帯カイロでスマホを温めると、結露などを誘発し故障の原因になるので注意しましょう。
すぐに充電できない時はバッテリーを省エネモードにしよう!
すぐに充電できない状況にある時は、スマホを省エネモードにしましょう。
電池の消耗を抑えることできます。
- 画面の明るさを調整
- 低電力モードを有効にする
- バックグラウンドをOFF
- 位置情報サービスをOFF
- 通知設定をOFF
- 圏外と低信号
- Wi-FiとBluetoothをOFF
次項から設定方法を解説します。
※設定方法はiPhoneです。
画面の明るさを調整
「設定→画面表示と明るさ」で省エネが可能です。
明るさの自動調整をOFFにして、画面の明度を調整しましょう。
低電力モードを有効にする
「設定→バッテリー→低電力モードをON」この設定にすると、一部の機能が制限されますが省エネすることが可能です。
バックグラウンドをOFF
バックグラウンドとは、操作中のアプリの裏で動いているアプリのことです。
メールしてる時に音楽を聴いていれば、音楽アプリがバックグラウンドとなります。
実は、自身が気づかないところでアプリがバックグラウンドとして動いている場合があります。
「設定→一般→APPのバックグラウンド更新」で、アプリのバックグラウンド更新をOFFにして省エネすることができます。
位置情報サービスをOFF
アプリの位置サービスが有効になっているとバッテリーを消耗します。
「設定→プライバシー」で位置情報サービスをOFFにしましょう。
通知設定をOFF
受信通知でスリープが解除され、バッテリーが消費されます。
「設定→通知」から個々のアプリの通知設定をするか、機内モードをONにして全ての受信を制限しましょう。
圏外と低信号
圏外or電波が弱いとバッテリーの消耗が激しくなります。
機内モードをONにして電波の受信を制限します。
Wi-FiとBluetoothをOFF
「設定」からWi-FiとBluetoothをOFFに変更しましょう。
スキー場って電波あるの→基本は通じるけど不安定
「そもそもスキー場って電波あるの?」なんて気になっている方も多いと思います。
基本的にほとんどのスキー場は電波があります。
だから「リフトに乗りながらインスタへ写真をアップする」なんてことも可能です。
ただし降雪時や山陰では電波が不安定なこともあります。
キャリア別の各スキー場の電波状況については以下の記事にまとめてますので、気になる方は合わせて参照ください。
→スキー場の電波状況は?→SNS・通話は可能!でも降雪中や山の陰では通じにくい
まとめ
とりあえず「スマホはできるだけ人肌に近い位置で保温する」とおぼえておきましょう。
これだけでバッテリー減少のリスクを大幅に減らすことができます。
通話、SNS、写真撮影など、スマホはスキー場の必需品ですよね。
しかし、トップシーズンは氷点下で過ごすことになるので、スマホにも負担がかかります。
充電はもちろん、大切なデータを守るためにも使い方を工夫したいですね。